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拉致被害者奪還を誓う会で居眠りをする首相 [2025年05月26日(Mon)]
拉致被害者奪還を誓う会で居眠りをする首相

「突破口を開く」を信用しろという方が無理だ

−私的憂国の書さん− 2025/05/25

(口先政治)



 昨日24日、北朝鮮による拉致被害者の救出を求める国民大集会が都内で開かれた。年2回開かれることが慣例となっているが、2月に有本恵子さんの父、明弘さんが亡くなってからは初めてで、。親世代の被害者家族会メンバーで存命なのは横田めぐみさんの母、早紀江さんだけとなってしまっている。

◆ 集会に出席した石破茂首相は、「何としても突破口を開くべく、(日朝の)首脳同士で率直に話し合う。これまで行ってきたさまざまなルートでの働きかけを一層強める」と強調。6月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)を念頭に、「米国をはじめ、国際社会に対して一層の協力と理解を求める」とも述べた。

? 石破首相はこう語っているが、何ら新しいことはない。もともと2002年に発足した拉致議連の初代会長をしていたのに、日朝国交正常化推進議連が発足したら、拉致議連とは恐らく真反対の外交スタンスを是とする日朝議連に移籍するという、文字通りの離れ業をやってのけた人物だ。許しがたいのは、この態度である。

◆ 石破は首相であり、同時に拉致被害者奪還のための最高司令官だ。ことばだけでなく、心血を注いでこの問題に取り組み、結果を求め、拉致被害者家族らからの信頼を得なければならない立場である。

どんな理由があっても拉致被害者奪還のための集会で居眠りをするというようなことが許されていいはずがない。たるんでいるのだ。



Xユーザーの穂積茂行さん: 「炎上覚悟️ 怒りを込めて拡散を希望する! 拉致被害者国民大集会において横田早紀江さんの悲痛な訴えの中、終始目を閉じ居眠りをする石破首相。 国民の一人として問う!! 国民の生命と財産を守る覚悟がなければ即刻辞めろ!! https://t.co/f7G5JIhaA6」 / X



このたるみに一石を投じたのが、日本保守党の代表、百田尚樹氏だ。百田氏は壇上で、美辞麗句を並べて挨拶する国会議員らに疑問を呈し、こう語っている。

総理大臣あるいは官房長官、そして素晴らしい国会議員の皆さんが、まぁ非常に素晴らしい、美しい、あるいは強いことを話しておられます。しかしながら今日、私は皆さんの話聞いてて、なんかこれ問題解決しそうだな、なんか進展しそうだというようなもんが全く見えません。非常に皆さん言いますよ、これ大変な国家的な問題だと。国際協力も必要だ、何よりも優先課題だと、皆さん言いますね。でも全然優先課題になってないじゃないですか。

 百田代表は、国会議員たちの言葉に進展や解決への道が見えない現状を批判しつつ、徹底した経済制裁こそが唯一の手段だと主張している。

● 加えて百田氏は、最優先課題であるという言葉の裏付けの無さを、

日朝国交正常化議員連盟に多くの議員が所属し、

特に石破や岩屋、中谷防衛相臣がその関係者であることを指摘している。

Posted by 暗愚不才老児 鎌田勇 at 06:25 | 日本大丈夫か? 国民の危機! | この記事のURL | コメント(0)
「備蓄米5s2000円を目指す」コメ担当大臣でも値段は下げられないワケ [2025年05月26日(Mon)]
「備蓄米5s2000円を目指す」コメ担当大臣でも値段は下げられないワケ

このままでは来年秋までコメの値段は下がらない

−ヤフーニュース−

 コメの値段の水準は市場全体の需要と供給で決定される。備蓄米をいくら安く売ろうが、全体の供給量が増えない限り、コメの値段は下がらない。

 もちろん備蓄米の放出は市場全体の供給量を増やすという目的がある。問題は、それが達成できるかどうかである。

 JA農協は今年の秋に農家に支払う仮渡金(概算金)をすでに玄米60キログラム当たり2万3000円前後で提示している。これにJA農協の諸経費を足すと卸売業者への販売価格(米価、相対価格と言われる)は2万7000円になる。これは現在の史上最高値の米価の水準である。これより現実の米価が下がるとJA農協は農家に低下分の返納を要求することになるが、そうなると農家は次の年からJA農協に出荷しなくなる。したがって、JA農協は、今年産が供給・販売される来年秋まで2万7000円の米価を維持する必要がある。

 備蓄米の放出で供給量が増えると、この米価は維持できない。しかし、JA農協は通常卸売業者への販売していた量を備蓄米の放出量に見合う分だけ減少させればよい。そうすれば、備蓄米が放出されても供給量は増えず、2万7000円の米価は維持できる。



■石破首相の指示はJA農協との全面対決

 このような中でコメの値段を下げることは、JA農協、それの支持を受ける農林族議員と真っ向から対決することを意味する。

 消費者が購入するコメの値段を3000円に下げるためには、卸売業者が購入する米価2万7000円を2万円に下げる必要がある。備蓄米を安く売っただけではJA農協は痛くも痒くも感じないが、石破政権が米価を下げるような政策を打ちだせば、JA農協と全面対決になる。

 すでに、石破首相をけん制するかのように、選挙でJA農協の組織票をあてにする自民党農林族議員はJA農協の代弁を始めている。農林族のドンとなっている森山裕幹事長は、5月24日、「生産者がいてはじめてコメができることを忘れてはいけない」「米価は安ければいいというものではない」とし、農家が再生産できる価格で売買されることが重要だとの考えを強調した。



■コメの値段を下げる方法

 コメの値段を下げる方法は二つある。

 国内産のコメ供給を増やして米価を下げようとするなら、減反を廃止して生産量を増やせばよい。米価低下で影響を受ける主業農家には、EUが行っている直接支払いを政府から交付すればよい。これによって零細な兼業農家が退出し、主業農家の規模が拡大するので、米価はさらに下がる。

 しかし、既に今年産のコメの作付けは終わっている。来年の秋まで待たなければならない。

 今年、コメの値段を下げるために供給を増やすなら、輸入の増加しかない。これが河野太郎氏の主張である。

 過去に私は何度も主張しているが、そのための一つの方法は、ミニマムアクセス米77万トンのうち主食用米10万トンの輸入枠を30万トンなどと拡大することである。ただし、備蓄米と同様、輸入量の拡大分だけJA農協が市場への供給量を制限してしまえば、米価は下がらない。

 より確実な米価引き下げ方法は、1キログラム当たり341円の関税を削減することである。消費者が購入する「精米価格5キロ3000円」に相当する「卸売業者がJA農協から仕入れる玄米価格を60キログラム2万円」とすると、これは精米では「キログラム370円」になる。卸売業者が購入するカリフォルニアからの輸入精米価格150円に220円の関税をかければ同じ値段になる。つまり、関税を220円まで35%削減すればよい。その価格で輸入が行われることにより国内の価格もその水準まで低下する。精米価格をさらに低下させようとすると、もっと関税を下げればよい。

■“Time is on your side(時はあなたの味方だ)”

 恒久的に関税を削減するとすれば、JA農協や自民党農林族議員は強硬に反対するだろう。

 したがって、この措置は来年9月までの暫定的な措置だとすればよい。輸入自体に反対するかもしれないが、平成のコメ騒動の時は260万トンものコメを輸入して危機を凌いだ。あのときJA農協や自民党農林族議員は反対したのだろうか?

 小泉農水大臣は恵まれている。小泉純一郎氏は、無風状態から郵政民営化の風を自分で起こした。今回は、コメの値段高騰で大多数の国民は農政トライアングルが実施してきたコメ政策、減反・高米価政策に怒りを感じている。起こさなくても風が吹いてくれている。改革に絶好の絶好のチャンスが到来した。

 もちろん、コメの値段の引き下げ自体にJA農協は反対するだろう。JA農協が組織する農業票を失うのではないかと地方の自民党議員は怯えるかもしれないが、2%の支持を失っても98%の国民はコメ政策の改革を支持する。小泉純一郎氏的に、JA農協対国民全体という構図にすればよい。戦後最強の圧力団体JA農協といえども勝ち目はない。

 小泉農水大臣は大衆へのアピールを意識した変な発言は控えて、地道に改革を実現しようとすべきだ。小石河連合で風に乗るのだ。時はあなたの味方だ(“Time is on your side”)。
Posted by 暗愚不才老児 鎌田勇 at 06:04 | 頑張れ「日本」 | この記事のURL | コメント(0)