自民党総裁選は総理大臣としての資質を問うものである [2024年09月10日(Tue)]
自民党総裁選は総理大臣としての資質を問うものである
二つの観点が極めて重要 1.【 総裁選候補者で「理念」という明確な「土台」を示した方はおられたか? 】 ■高市氏の政策理念は? 高市氏は自身の総裁選特設サイト、以下の政策理念を示しています。 日本の力を今こそ結集する 日本の国は、今を生きている私達だけのものではありません。 長い歴史の中で、田畑を耕し、産業を興し、躾(しつけ)と教育を重んじ、地域社会と伝統文化を育み、 時には尊い命を懸けて美しい国土と家族を守って下さった祖先達の国でもあります。 そして、これから生まれてくる子供達の国でもあります。 一時代をお預かりしている私達には、 偉大な祖先から受け継いだ精神文化と価値を守り抜き、 「美しく、強く、成長する国」を創り、 次の世代に「確かな未来」を贈る責任があります。 私達なら、必ず成し遂げられます。 私は、日本と日本人の力を信じています。 共に行動してまいりましょう! 2.【 なぜ? 何のため? 具体的政策を語った方はおられたか? 】 □ 高市氏は9月9日に出馬会見を開き、以下のように話しました。□ ・私は、国の究極の使命は、国民の皆様の生命と財産、領土・領海・領空・資源、そして国家の主権と名誉を守り抜くことだと考えます。 ・その究極の使命を果たすために、今、「総合的な国力」の強化が必要です。それは、「外交力」「防衛力」「経済力」「技術力」「情報力」、そしてすべてに共通する「人材力」です。この6つの力をそれぞれに伸ばし、互いに伸ばし合う相乗効果を狙っております。 ・日本には底力がございます。若い方々が伸びたいと考えて、今この瞬間にも意欲に燃えているからです。しかし、若い才能にチャンスを与え、6つの力をしっかり伸ばしていくためには条件がございます。なによりも経済成長が必要です。 ・私は経済成長を、あくまでもどこまでも追い求めます。経済を伸ばすのは、私たち一人ひとりです。そして、人を前進させるものは希望です。夢を追いかけて寝る間も惜しんでがんばっておられる方々に働き甲斐を与えること、そうやってできてくる技術やサービス、これが成長の起爆剤です。エンジンになります。日本をもう一度世界のてっぺんに押し上げたいと考えています。 ・初めて投票する18歳の若者は22世紀を生きる方々です。彼らに日本の未来を信じてほしい。希望を抱いてほしい。私の政策は、その一点を出発点とし、帰着点とします。 ・大胆な「危機管理投資」と「成長投資」で「安全・安心」の確保と「強い経済」を実現。 様々なリスクを最小化し、先端技術を開花させるための「戦略的な財政出動」は私たちの安全や安心を確保するとともに、雇用と所得を増大し、消費マインドを改善し、税率を上げずとも税収を増やす「強い経済」を実現する取組です。この恩恵は、未来の納税者にも及びます。 ☆☆☆☆☆ 特に、私が力を入れたい分野は5点 ☆☆☆☆☆ @食料安全保障の強化 Aエネルギー・資源安全保障の確立 B「現在と未来の生命」を守る令和の国土強靭化 Cサイバーセキュリティ対策の強化 D健康医療安全保障の構築 ・第二に、「全世代の安心感」を日本の活力にしたい。シニア世代が幸せで輝いて見えることは、若い世代の将来への安心感に直結し、消費マインドの改善にもつながります。 ・「経済的事情によって進学を諦めない」「結婚や出産・子育ての夢を諦めない」「介護離職等でキャリアを諦めない」「更年期や高齢期特有の不調、障碍や難病によって社会活動を諦めない」で済む社会を創ります。 ・在職老齢年金制度の見直しなど「働く意欲を阻害しない」「努力をした人が報われる」制度を整備します ・第三に、「防衛力」と「外交力」の強化で、日本を守り抜きます。宇宙・サイバー・電磁波領域、無人機、極超音速兵器、自律型AI兵器、こういった新たな戦争の態様にも対応できる国防体制を構築します。 ・安倍晋三元総理が提唱し、構築してこられた「自由で開かれたインド太平洋」にアメリカを強く関与させ続けることが日本の責任です。受け身ではなく、主体的な外交で、同盟国や同志国の絆をさらに強くします。 ・北朝鮮による拉致問題の解決と、国連安保理改革に向け、行動します。 ・第四に「令和の省庁再編」に挑戦します。かなり厳しい環境変化の中で生じる複雑な課題を、広い視野でスピード感をもって解決していくためにはどうしても必要です。議論を尽くした上で、政治がリーダーシップを発揮しなければならない大きな案件です。 ・インテリジェンス関係省庁の司令塔としての「内閣情報局」と、最高意思決定機関として閣僚からなる「内閣情報会議」を設置。 ・懸念国からの投資を精査する「対日外国投資委員会」を設置。 ・能動的サイバー防御やセキュリティ対策に一元的な責任と権限を担う機関を設置 ・復興庁設置法を改正し、東北地方に加えて全国各地の復興にも携われる機関へと強化する ・「情報通信省」や「環境エネルギー省」への改編 ・第五に今を生きる日本人と次世代への責任を果たします。具体的には、日本国憲法の改正と「皇統」をお守り申し上げるため、「皇室典範」を改正します ・信頼される自民党、強い自民党をつくっていく。お金の入りと流れから属人性を徹底的に排します。会計・財務の専門家などの協力を得て、使途の公平性と公正性を担保できる仕組みをつくります ・自民党は、専門人材の宝庫です。「適材適所の人事システム」を早期に整備します ・「世代間対立」ではなく、「全世代総力結集」の強みを生かして全世代の安心をつくれる政策の構築を行っていく ・日本列島を、強く豊かに。これが今回の私の総裁選挙のスローガンです。47都道府県どこに住んでいても、安全に生活することができ、必要な医療や福祉をうけることができ、質が高い教育を受けることができ、働く場所がある。私が目指す日本の姿です。地方には大きな伸びしろがあります。日本列島の隅々まで活発な経済活動がいきわたる国を創ります。 ※ 他の候補者とは雲泥の差、夢物語、ポエムの世界ではないです。 思い付きや、意味不明のワンフレーズのみで、生徒会会長レベルの方たちが総裁を目指すところに存在すること自体、余りにも情けなさすぎるではありませんか! 世界を見据えた政策まで構想、戦略まで理路整然と示した方は高市さんだけです。 まさに皇国の興亡この一戦にあり・・・ |