軟弱私心「岸田総理」 [2022年01月09日(Sun)]
昨日の、手厳しい産経抄を掲載している。
▼森(喜朗)氏が「女性は話が長い」と語ると、マスコミは一斉に人種や性別、宗教などでの差別を禁じる五輪憲章違反だとたたいた。 朝日新聞は社説で「暴言・妄言」「女性全般を侮辱」と決めつけたが、少数民族を弾圧し、ウイグル人女性に不妊手術まで実施しているとされる中国に対しては、もっと非難してしかるべきだろう。 ▼新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止を求める声も強かった。 「世界の変異株の展示会みたいになり…」。 立憲民主党の枝野幸男前代表の意見が典型例だろう。 ならばなぜ、新変異株「オミクロン株」が世界的な大流行の中で、複数の都市が封鎖されている中国での開催はオーケーなのか。産経抄は「政界もマスコミも内弁慶で、相手が中国となるとおとなしくなる」とし、「経済・軍事両面での脅威に抗せず、すっかり膝を屈しているようにみえる」と批判している。 岸田政権は「膝を屈する」以前に「なるべく触れない」ことで長期政権を作ろうとしているのだろうが、そんなことをしていれば、自民党の岩盤支持層が持つ不満は高まる一方で、今年の参院選も危ないのではないか。 ◆ 岸田総理の取るべき一手は、産経抄の最後の文章に凝縮されている。 ▼日本は中国の現状に責任がある。せめて17日召集の通常国会では、真っ先に中国による人権侵害非難決議案を採択すべきである。 岸田氏は、おそらくやりたがらないだろうし、やるとしても北京ジェノサイド五輪の終了を待ってのことになるのではないかと思う。そのような腑抜けた政権運営に終始するなら、私はこの政権は信任しない。 |