憲法守って国滅ぶ? [2020年04月13日(Mon)]
憲法守って国滅ぶ?
国会議員の腰抜け状態! 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国会でも密閉・密集・密接の「3密」回避が課題となっている。一部には、オンラインを活用した「遠隔投票」による採決実現を求める意見が出ているが、機運は高まっていない。憲法が議員の国会への「出席」を前提としていることが背景にある。 自民党若手議員は9日、衆院議院運営委員会の高木毅委員長(自民)と面会し、「ネット中継視聴やウェブ会議への参加も出席と見なす」ことなどを求める国会改革を提言。オンラインによる採決実現も掲げた。高木氏は「皆さんの思いはもっとも。できるだけの対処はしたい」と応じた。 しかし、実際にはハードルが高い。日本国憲法には本会議開会に「総議員の3分の1以上の出席」を求める規定があるためだ。自民党中堅は「ここで憲法改正と言い出せば悪のりになる」と指摘。採決に関しては不正や間違いの防止、セキュリティー確保などの課題もあり、立憲民主党中堅が「システム整備に費用がかかる」と語るなど、与野党とも腰は重い。 |