次期総理に誰を? 世論は [2025年05月28日(Wed)]
次期首相は高市氏が4割占め圧倒、
2位は小泉氏、 3位は玉木氏 −産経新聞:産経ニュース− 産経新聞グループのマーケティング会社「産経リサーチ&データ」は、支持率低迷が続く石破茂内閣が夏の参院選前後に退陣した場合、次期首相は誰になってほしいかを調査した。 その結果、 高市早苗前経済安保相が40・8%で、 2位の小泉進次郎前環境相(5・1%)、 3位の玉木雄一郎・国民民主党代表(4・8%)、 4位の野田佳彦・立憲民主党代表(4・6%) に大差をつけてトップとなった。 石破首相は4・2%で5位だった。高市氏を選んだ人は自民支持層の過半数を占めていた。 百田氏が6位、吉村氏は9位 同社のウェブ上のアンケートモニターサイト「くらするーむ政治部!」の登録者を対象に4月25日午後〜4月28日午前まで実施、全国の1943人(男性1311人、女性566人)から回答があった。自民党の有力議員だけでなく、他党の党首クラスや非国会議員も含めた25人を選択肢に入れた。 非国会議員では百田尚樹・日本保守党代表が、 小林鷹之元経済安保相と並ぶ2・9%で全体の6位、 吉村洋文・日本維新の会代表が2・2%で9位だった。 高市氏を選んだ人の理由(2つまで回答)は 「保守系の考え方の強い人だから」(64・6%)、 「政策に期待が持てるから」(63・8%)、 「現状の政治を大きく変えられそうだから」(37・2%)の順で、 小泉氏を選んだ人の理由は「現状の政治を大きく変えられそう」(73.7%)、「政策に期待が持てる」(48・5%)「リーダーシップがある」(33・3%)だった。 玉木氏は「政策に期待が持てる」(72%)、「現状の政治を大きく変えられそう」(65・6%)「自民党ではない人から選びたいから」(26・9%)。野田氏は「自民党ではない人から選びたいから」(60%)、「現状の政治を大きく変えられそう」(43・3%)、「政策に期待が持てる」(42・2%)だった。 ◎ 高市氏は公明、維新、国民、参政、保守でもトップ 自民支持層の中で 高市氏を選んだ人は50・5%で過半数を占め、 小泉氏(8・5%)、 石破氏(8・2%)、 小林氏(5・6%)、 林芳正官房長官(3・8%)を圧倒した。 全体で3位だった玉木氏は1・6%で10位だった。 高市氏を選んだ人は他党支持層にも多く、 公明党(33・3%)、 日本維新の会(39%)、 国民(51・9%)、 参政党(66・7%) 日本保守(62・5%)でいずれもトップ。 維新支持層で吉村氏を選んだ人は20・3%、前原誠司共同代表は4・1%、国民支持層で玉木氏を選んだ人は26・5%だった。 立憲支持層では野田氏(46・8%)、石破氏(8・9%)、枝野幸男・立憲最高顧問(7・6%)の順。共産党、れいわ新選組支持層は、それぞれ自党の代表が1位だった。 男女別では上位5人に順位の変化はなかったが、高市氏は男性が48・1%、女性が25・5%と差が大きく、小泉氏は男性3・8%、女性7・8%、玉木氏は男性4・7%、女性5・1%だった。高市氏は年代別でもいずれもトップだった。 石破内閣支持層でも高市氏支持 石破内閣については「支持する」「どちらかと言えば支持する」が計25・8%、「支持しない」「どちらかと言えば支持しない」が計74・2%。「支持する」「どちらかと言えば支持する」を選んだ人の中でも最も多い21・8%が高市氏を選び、石破氏を選んだ人は2位の15・8%だった。 調査で上げた25人のうち、自民では森山裕幹事長、加藤勝信財務相、野田聖子元子ども政策担当相、他の政党では斉藤鉄夫公明党代表、小池晃・共産党書記局長、小川淳也・立民幹事長を選んだ人は少なかった。 通常の世論調査は、調査エリアごとの性別・年齢構成になど合わせて、電話番号を無作為に発生させるRDD方式で電話をかけ、回答数が得られるまで調査を行うなどの手続きを踏むが、「くらするーむ政治部!」ではインターネットアンケートのみに限定、国民の「今感じていること」に焦点をあて、スピード感を持った調査に取り組んでいる。今回調査の年齢の割合は60代35%、70代24%、50代21%、40代10%、80代以上6%、30代以下5%で50代以上が多かった。 |