小西文書事件 [2023年03月27日(Mon)]
小西文書事件
『「高市糾弾文書」「行政文書」真相究明により追い込まれる立憲民主・総務官僚・マスコミ』で、以下に引用します。 −美しい日本ブログー ◇ 爆弾が落とされた 三月三日、立憲民主党の小西洋之参議院議員が国会へ持ち込んだ計七十八枚の総務省の内部文書なるものは、想像を遥かに超える波紋をもたらした。総務省内部に、永田町に、マスコミに、それぞれ全く異なる意味の大津波を引き起こしたのだ。 ポイントは七十八枚の中の四枚に、当時の高市総務大臣が登場しており、そこに放送法をめぐってテレビの政治的公平性を問題視する発言が記されていた。小西氏は、それを掲げて高市氏に「ここに出ている会話は事実か」と問うたのである。 高市氏は、「事実ではありません。全くそれは捏造文書だと考えております」と答え、小西氏は、「捏造の文書でなければ大臣、そして議員を辞職するということでよろしいですね?」と問い、「結構ですよ」というやりとりになったのは、周知の通りである。 この瞬間、文書は、さまざまなものを炙り出す“爆弾”となった。なぜ捏造か。 それは、高市氏が他とは全く異なる大臣であることに尽きるだろう。 高市氏は官僚の書いたものを単に朗読する大臣ではない。自分自身で案件を咀嚼し、理解した上で答弁する。風呂敷を抱えて資料を自宅に持ち帰り、納得いくまで勉強して答弁することで知られる政治家だ。 自分が登場する四枚の文書を読んだ高市氏は即座に「これは事実でない」と気づいた。官僚文書の”朗読大臣“なら八年前のことを思い出すことはできないが、案件をいちいち頭に叩き込む高市氏は「自分の意見と違う内容」「絶対に口にしない言葉」が記されている文書の中身が虚偽であることを悟った。そして、小西氏と冒頭のやりとりをおこなったのである。 ◆ 郵政省vs自治省 総務大臣を都合三度も経験している高市氏は、総務省の特殊事情”を知っている。 旧郵政省、旧自治省、旧行政管理庁の官僚たちが集まった総務省は、常に内部で熾烈な権力抗争が行われている。特に「旧郵政」対「旧自治」の争いは知る人ぞ知る。 旧逓信省の郵政省、旧内務省の本流・自治省は互いにブライドが高く、情報共有もないほど対立している。 ◆ 今回の文書には、配布先に「大臣」も、旧自治省出身の「事務次官」も入っておらず、旧郵政トップ・桜井俊総務審議官ほか、「旧郵政の部署にしか配布されていない」ことを見てとった高市氏は“旧郵政官僚の手”による“旧郵政のための文書”が流出したことを即座に感じとったのだ。そしてなぜ今、この文書が国会に出されたのかもわかったに違いない。 大手紙の政治部デスクによれば、「三月二日に小西氏が国会で記者会見をしてこの文書を明らかにしたのですが、マスコミの一部は、その日が大分県参議院補選の立候補者を決める自民党大分県連の候補者の公募が始まる日だったことにすぐ気づきました。大分では野党系参議院議員が知事選立候補のため議員辞職し、補選が行なわれるのです。公募には前回の参院選で落選した礒崎陽輔・前参議院議員が名乗りを挙げることが取り沙汰されていたのです」 それと文書がどう関係するのか。 ◆ 「これらの文書には当時、総理補佐官だった磯崎氏が頻繁に登場します。磯崎氏は偏向放送を続けるテレビ番組に対して放送法を用いて改革を促すべきだと考えており、折々に総務省の旧郵政系官僚と衝突していた。磯崎氏は旧自治出身で旧郵政の官僚たちにとっては許しがたい存在。この政界復帰は阻止したかった。 ◆ さらに高市氏は自民党奈良県連会長で、奈良県知事選にも旧自治の元総務官僚・平木省氏が出馬する。礒崎、高市を糾弾し、そして平木当選を阻止するための旧郵政側の意図的リークだったと言われています。放送法で地上波に政治的公平を実現させるなど考えてもいなかった高市氏は文書を捏造と判断したわけです」 高市氏の予想外の反撃で、逆に文の信憑性が注目され、小西氏に内部文書を渡したのは誰かという国家公務員の守秘義務違反や、さらには公文書偽造の疑いまで出てきてしまったのだ。つまり第二の外務省機密漏洩事件(西山事件)の恐れが出てきたのである。 ◆ 高市氏は親中・親韓メディアにとって、かねて頭の痛い存在だ。経済安全保障の法整備、機密情報に触れる個人の資格を審査する【セキュリティクリアランスなど】、彼らが警戒する政策を打ち出している中心人物。オールドメディアは、この問題で必死に高市叩きを続け、一方、ネットメディアは次々と新たな事実を探し出し、両者の激しい攻防がくり広げられた。 その中で高市氏は確実に“ポスト岸田”への国民の期待度と知名度を上げた。親中・親韓勢力にとって“やぶ蛇” になってしまったのは日本にとって素晴らしい。 ◇ 国会で立憲民主党の石垣のり子議員が、岸田首相に「高市大臣をいつ罷免するのか」とバカな質問をしましたが、岸田首相は「行政文書の正確性に疑義が呈され、総務省が確認作業をし『正確性は確認できなかった』との結果が出されているのが現状で、引き続き正確性の議論が必要な段階。その段階でいきなり更迭云々と仰るのは、あまりに論理が飛躍している」と答えています。当然でしょう。 これで分ることは立憲民主党は党を挙げて、違法に持ち出された捏造した文書でもって、高市氏を貶めようとしている意図が明確となったことです。今後は逆にこの文書の作成と持ち出しの経緯を明らかにし、関係者の処罰を厳正に進めることが必要でしょう。省庁と野党議員のグレーな結びつきを解明するためにも。 |