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新・日英同盟 [2022年09月21日(Wed)]
「新・日英同盟」

● 日本は「新冷戦」に備えて 英国との連携を強化すべし
・ ロシア・ウクライナ戦争は現在も続いているが、もし今後「新冷戦」があるならば、その主戦場は「北東アジア」であろう。
現に今、世界的には「民主主義VS権威主義」の対立構造が鮮明になっている。

・ そして、「権威主義」陣営の雄として、軍事的・経済的な急拡大を続ける中国と直接対峙している「民主主義」の日本は、新冷戦の最前線にいるのは間違いない。

日本政府は中国との関係を絶ち切っても、経済的に十分やっていける体制をつくることを考える事に活路を!
重要となるのは、強大な力を持つ英国を取り込むことだ。
具体的な施策は
(1)日米同盟を「日米英」の経済・安全保障の同盟に進化させること、
(2)日本、米国、英連邦諸国を股にかけた巨大な経済圏を構築すること

● 英国の連携を強化すれば 経済的にも中国に対抗できる

 日本は2010年に、GDPで中国に抜かれた。現在、中国のGDPは約15兆ドルに拡大し、日本の約3倍の規模に達している。だが、日本、米国、英連邦が一つの経済圏となれば、GDPの合計は約37兆ドルとなり、中国をはるかに上回る。

 しかも、「資源大国」「人材大国」「世界の工場」といえる国々を含む英連邦と一体化できれば、日本はエネルギー安全保障、経済安全保障の確固たる体制を確立することができる。中国を恐れる必要はなくなるのではないか。

 この同盟の進化は、荒唐無稽な話ではなく現在進行形であり、目下、日米英を含む多国間防衛協力が進んでいる。

 また、英国のTPP11加盟が実現すれば、事実上の「日英自由貿易協定」が成り立つといえる。

そして今、米国主導の新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」も交渉が始まっている。これらの動きが組み合わさっていけば、中国をはるかにしのぐ巨大な安全保障同盟・経済圏が誕生することになる。

・ 2016年の国民投票で「EU離脱」が決まって以降、英国は新しい国家戦略として「グローバル・ブリテン」を打ち出した。その戦略の中核が、EU加盟時に薄まりつつあった英連邦との関係を再構築していくことだった。

 また英国は、EU離脱直後から「環太平洋パートナーシップ協定」(TPP11)への加盟を希望している(第192回)。

 TPP11のうち、6カ国(カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、シンガポール、ブルネイ)が英連邦加盟国であり、英国のTPP11への参加は自然な流れといえる。英国のTPP11加入手続きは2021年6月2日に開始され、現在も加盟に向けた作業部会が続いている。

● EUを抜けた英国が インド洋・アジア太平洋に着目する意味

 ・ 軍事的にも、英国はインド洋、アジア太平洋へのプレゼンスを再構築しようとしている。

 これらの地域では、中国の経済的・軍事的急拡大に対応するために、自由民主主義という「価値観」を共有する国による「自由で開かれたインド太平洋戦略」が構想されている。
日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国によるQUAD(日米豪印戦略対話)も開かれている。

 この地域における安全保障の枠組みに、実は英国も加わろうとしている。

 具体的には、英国は米英豪による新たな安全保障パートナーシップ「AUKUS(オーカス)」の立ち上げで主導的な役割を果たした。

 AUKUSとは、潜水艦、自律型無人潜水機、長距離攻撃能力などの軍事分野と、サイバーセキュリティー、人工知能、量子コンピューターを用いた暗号化技術といったテクノロジー分野の共同開発を主目的とした協定である。

 日本はAUKUSに参加していないが(参加を打診されたと今春に報じられたが、松野博一官房長官は否定)、この動きは日本の安全保障においても追い風になり得る。

 日本の立場から見れば、日本の安全保障政策の基軸が「日米同盟」であることは確かだ。だが、中国の軍事的急拡大に対抗するためには、自由民主主義の価値観を共有する他国と安全保障の枠組みを構築することも重要になっている。

 そこに、EU離脱に伴ってインド太平洋へのプレゼンスを強化している英国が接近しているのだ。この動きを「新・日英同盟」と呼ぶ人も出てきている。
Posted by 余生を憲法改正に! at 07:15 | 頑張れ「日本」 | この記事のURL | コメント(0)
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