「ウクライナ」からの教訓〜来たるべき“有事”にどう備えるか?〜
[2022年06月21日(Tue)]
「ウクライナ」からの教訓〜来たるべき“有事”にどう備えるか?〜
【藤井聡】 「ウクライナ」からの教訓〜来たるべき“有事”にどう備えるか?〜 「新」経世済民新聞 https://38news.jp/economy/22118 外務省の重鎮、東郷和彦氏 岸田氏のロシアに対する態度は、完全に「敵国」に対する態度そのものであり、その帰結として、ロシアが日本を単なる「非友好国」以上の「敵国」と見なすことが真剣に危惧されるということを指摘されています。 そうなれば、日本は遙か彼方のウクライナ問題についての首相の「リップサービス」で、北方領土交渉が全てご破算になることは当然のこと、来たるべく「日中有事」において、ロシアが明確に中国を支援する公算が高くなってしまうわけです。そうなれば、中国はますます尖閣を侵略し易くなる一方、米国は日中有事、台湾有事の際に、中露両国と事を構えることに怯え、参戦しなくなるリスクがグンと高まってしまうわけです。 そしてそれを予期した中国が、ますます台湾、尖閣を侵略する可能性が高くなってしまう事になるわけです。 つまり、勧善懲悪だけを信じこんだ愚かな岸田文雄は、世論とアメリカに媚びるためだけにリップサービスを繰り返し、ロシア外交官を追い出し、あまつさえNATO首脳会談に出席し、それを通して、ロシアを敵国化させ、尖閣有事のリスクを高め、アメリカから見捨てられるリスクを拡大してしまっていることが真剣に危惧されるのです。 ……日本の安定的な安全保障環境を守るためにも、愚かな岸田首相によってもたらされるこうした最悪の事態は是が非でも避けねばなりません。 |