ロシアは民主化できるが中国は民主化できない [2022年03月21日(Mon)]
ー比野庵 本館ー さまブログから転記させていただきました・・
小説家で歴史研究家の井沢元彦氏 「ロシアは民主化できるが中国は民主化できない」 井沢氏は、キリスト教、すなわち神の存在を認めることによって民主主義の母体が出来ると述べています。 ◆ つまり、人間を超越した存在である神の御前では、人間同士の優劣など誤差にしか過ぎない、故に「一人一票」でよい、民主主義の母体が出来上がる。 ◆ 他方、中国の朱子学は無神論であるが故に、人の優劣が絶対となり、優れた人が国を治めることに正当性が与えられる。 万人平等の思想がないが故に、民主主義は出来ないというのですね。 畢竟、無神論国家である中国は民主主義国家にはなれないという訳です。 井沢氏は、ロシアについて、一時期共産主義にかぶれたものの、根本にキリスト教があるが故に、今の民主主義レベルは低いものの、キリスト教の「万人平等」の思想により、時間はかかるけれども民主主義国家に生まれ変わるなると述べています。 鋭い指摘です。 井沢氏は、台湾、香港が民主化できた理由を、外国に占領されたことで外国のマインド、キリスト教の思想が移植されたからだとし、 そして日本については、徳川家康が朱子学を導入したのに民主国家になれたのは、 明治に天皇陛下を神の座に押し上げることで、陛下の臣民という形で「万人平等」の思想を定着させたが故だと述べています。 ・・・・日本文化独特の「良い事取り」・・・つまり他国の文化風土を取り入れて「日本文化に融合させる」感性のなせるところですかね〜 |