地方分権と言うまやかしが国を亡ぼす。 [2022年02月16日(Wed)]
地方分権と言うまやかしが国を亡ぼす。
コロナ禍に見る責任回避「転嫁」姿勢! 国と地方の責任分界を明らかにせよ https://shurakudokugo.com/blog-entry-799.html 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、蔓延(まんえん)防止等重点措置の適用を政府に要請するか検討している 兵庫県の斎藤元彦知事は19日、要請の判断について明言しなかった。 病床使用率などの基準は設けず、「総合的に判断する」と十数回繰り返した。 この日、兵庫県が発表した新規感染者数は2514人、死者は1人だった。重症者は3人。 斎藤知事は先週ごろまで、感染者の急増を受けてもコロナ禍で疲弊した経済の立て直しなどを重視し、人流抑制策に消極的だった。だが、最近ではほぼ連日、新規感染者数が過去最多を更新していることから方針を転換し、重点措置の適用を検討。一方、重症者が少ないことなどから、 「国は自治体にオミクロン株への対処方針を示してほしい。 国が考えてほしい」と強調している。 ひと頃地方分権がトレンドになっていた時期がありましたが、最近はあまり聞きません。上記記事にあるように兵庫県知事は、自分では判断に余ると考えたのでしょう。それが発言に現れています。 今般、コロナ禍に際して、各都道府県知事の発言が、頻繁にメディアで報道されるようになりました。各知事は、それぞれ考え方が異なり、置かれている状況も異なることから、意見が一致する場合もしない場合もあるのは当然だと思います。 でも今回の兵庫県知事のように 自らの判断に困難を覚え、国に判断を委ねる方もいらっしゃるのですね。 そして、国の方も蔓延防止措置などは、自治体首長からの要望を受けて判断しているようです。 ◆ コロナ禍を通じて明らかになったのは、一部の個性的な首長を除き、 自治体も国も責任を回避する姿勢を明らかにしたことでしょうか。 これは由々しき事態だと思います。特に国を代表する政府が、自ら方向を示さず、自治体首長の判断を尊重するよう姿勢と、 それに伴って政府の責任を放棄するような態度は、国を危地に陥れる由々しき事態だと思います。 ◆ 特に国家の危機の場合、判断を他者に依存するよう風潮は、危機管理が立ち往生し、外交安全保障に重大なミスが発生する可能性があると思うからです。 ◆ 国も地方も相手方を尊重するような言い回しで、 自らの判断と責任を回避するよう状況は、 責任の所在が不明で、 結果として、我が国を崩壊に導くこと必定でしょう。 ◆ 国と地方の在り方を、この際徹底的に議論して明らかにするべきだと思います。 ◆ 江戸時代は、封建時代ですから、地方分権が基本だったのですが、 ・幕府は公儀として日本全体の方針を示していました。必要最小限ではありましたが。 ・各藩主は、藩内の施政について責任をもって実行していたのです。どちらに偏重しても国家としてはよろしくないと思います。 ◆ 国家の責任と地方の責任をはっきりさせなければ、 「無責任政府と無責任自治体」ができてしまいます。 ・自治体首長としての判断と責任を放棄する知事もいれば、 ・自治体の権限を逸脱してまで国家に反逆しようとしている知事までいるのです。 ◆ 国家崩壊の兆しです。有権者は声を挙げるべきだと思います。 |