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いけもとメール

2006年5月より、私が本で読んだり、人から聞いた話の中から、「これは勉強になった、皆さんにも共有したい」と思った事を、毎週一回仲間にメール(いけもとメール)で共有しています。
このブログは、そのアーカイブです。

【いけもとメールのコンセプト】
・自分が勉強になったことの共有。学びのおすそ分け。
・アウトプットは最強の勉強。
・(一時中断していましたが)継続は力なり。


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#362〜新鮮な気持ち〜 [2013年10月27日(Sun)]
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いけもとメール #362 《 2013.10.27》

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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おはようございます。いけもとです。

11月2日(土)は注目の日。

なんと、あの世界最強の名をほしいままにしている、
ラグビーニュージーランド代表、オールブラックスが
日本にやってくるんです。

ラグビーを知らない人でも、オールブラックスの
名前くらいは聞いたことがあると思いますが、
とにかく速い、強い、そしてかっこいい。
まさに最強。

そのオールブラックスに、日本代表が挑戦します。

過去の対戦時は…まったく歯が立たず、大人と子供の
試合のようでしたが、今の日本代表はちょっと
期待できそう(かな?)。

とはいえ、オールブラックスの強さはけた外れ。
残念な結果になるかもしれませんが、
最強軍団のオールブラックス、ぜひお見逃しなく!

残念ながらチケットは完売ですので、ぜひテレビで観戦を。

(11月2日 テレビ放映)
 ◇日本テレビ 15:00〜
 ◇J SPORTS  13:45〜(生中継)

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★今日の話

 同じことを言われても、
 新鮮な気持ちで聞けるように。

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今日は、ある元プロテニスプレーヤーの方の
著書からご紹介します。


(以下、著書より)

ジュニア選手に指導するとき、よく言うことがあります。

「二度同じことを言われても新鮮に聞けるようになれ!」。

たとえばテニスプレーヤーとして世界に出るには、
「早く構える」ことが大事です。
とても大切なことなので、何度も言い聞かせます。

このとき、「早く構えることは大事なことだ」と毎回、
新鮮な気持で耳を傾けることができれば成長します。

テニスだけでなく、人が成長するために大切なことは
それほど多くありません。

親、上司、先輩、同僚などから何度も同じ事を
言われる機会があるでしょう。

そのとき、
「そんなことわかっているから、何度も同じことを言うなよ」
と思ってしまったら、せっかくの成長できるチャンスを
逃がすことになります。

新鮮に聞くためには素直さが最も大切です。

素直さがあれば、同じことを言われたときに
「できていないんだ」と自分をしっかり
振り返ることができると思います。

また、言葉は同じでも、聞いたときの状況は
異なるはずです。

場所、天候、季節、何より自分が変わっています。

そこにいるのは、過去に同じ言葉を聞いたときの
自分から確実に時間を積み重ねた自分のはずです。

(引用終わり)


同じ話を聞いても、同じ本を読んでも、
その時の状況によって感じ方がちがったりします。


以前マーカーを引いていた個所と違うところが
気になったり。


それは、著書にもある通り、それまで積み重ねた
時間があり、成長しているから感じ方が
異なるんだと思います。


それを

「あ、この話ね。知ってるよ」
「はい、わかってますよ」

で片づけてしまうのはもったいないですよね。


というより、「はいはい、その話なら知ってます」
と思ってしまうということは、自分が
成長してないんです、と言っているのを同じかも
しれません。


著書にもありますが、人として本当に大切なこと、
仕事をするにあたって重要なことなどは、
そんなに多くないんだと思います。


だからこそ、同じような話を何度も耳にすることが
あるわけですが、それらの話を聞いたときに

「あ、そうだった!」

と思うのか、それとも「はいはい」と思うのか。


どっちに受け止めても、大切な普遍の真理が
変わるわけではありません。


でも、受け止め方でその後の自分の成長は
変わるんでしょうね。


「いつでも素直に感動できる心」
「新鮮な気持ちで、同じことからも新しい発見を
 見つけられる心」

をずっと持ち続けていたいですね。


あ、著書の紹介を忘れてました。


松岡修造さん著 『人生を変える 修造思考!』



なんだ、修造か、と思った人。
素直に受け止める気持ちを忘れてないですか?


では、今週も新鮮な気持ちで1週間を楽しみましょう!

#361〜今日もバンザイ〜 [2013年10月21日(Mon)]
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いけもとメール #361 《 2013.10.21》

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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おはようございます。いけもとです。

メジャーリーグの上原選手、すごですね。
これぞまさに快投。

スポーツニュースで彼の投球を見ていると
こっちまでわくわくしてきます。

シリーズのMVPにも輝きましたが、
チームのオーナーは
「この惑星で最高の投手だ」と絶賛しているようですね。

こういう活躍をみて子どもたちは
「野球やる!」「上原みたいになる!」と思うんだろうなー。

子どもに夢を与えるだけでなく、大人の我々にも
夢というか希望を与えてくれる存在、すごいです。

ワールドシリーズでも活躍してほしいですね。

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★今日の話

 今日もバンザイ。

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みなさんは落ち込んだ時など、
どうやって気持ちをリセットしていますか?


食べる。飲みに行く。
友人に話す。
お笑いを見る。
思いっきり愚痴る。
何か楽しいことをやる。
スポーツで発散する。


人によってさまざまだと思いますが、
自分の中で「これが効果的」というものを
もっておけるといいですね。


「バンザイ」の著者、松本えつをさんは
こうおっしゃっています。


 そんなふうに、心が何かに触れて強く反応したときに、
 わたしはよく「バンザイ」をします。

 うれしくても、楽しくても、
 かなしくても、苦しくても、
 くやしくても、せつなくても、
 なぜか「バンザイ」\(^-^)/です。



この「バンザイ」という本は、私の人生に大きく
影響を与えてくださったある方が教えてくれたんですが、
先日、久しぶりに手に取ってみました。


かわいらしいイラストと、気持ちがほんわか
してくるバンザイの例が載っていて、
一日を締めくくるときに読むのにおススメです。


そうだそうだ、今日もいろいろあったけど、
これでいいんだ。
よし、バンザイ!と、心の中で思えてきます。


ということで、私は枕元にこの本を置くことにしました。
1日一つのバンザイを読んで寝ようかなと。


バンザイ、といっても、壮行会だとか、政治家が
当選した時のような、大声で両手をあげての「バンザーイ!」
ではなく、心の中で小さく唱える「バンザイ」。


ちょっと勇気が湧いてくるというか、
笑顔になってきます。
うんうん、これでいいんだ、という自己肯定感を
満たしてくれるんですよね。


ただ「何があってもいいんだよ、前向きに考えよう」
という訳ではなく、反省して次に生かすことも含めて、
次の行動を踏み出す勇気を与えてくれる、そんな「バンザイ」です。


著書の「おわりに」にはこうあります。


 もし、あなたのもとに、うれしいことや、
 楽しいことが訪れたら、
 さっそく「バンザイ」をしてみてください。

 もし、あなたのもとに、かなしいことや、
 つらいことが訪れたとしても、
 ためしに「バンザイ」をしてみてください。

 うれしいこと、かなしいこと、
 そのどちらに出会っても、“本気”で心が揺れ動いたのであれば、
 それは、あなたが「心から生きている」という大きな
 しあわせの証です。

(引用おわり)


そう、いろいろ悩むこともうれしいことも、
心から本気で今を生きている証。


「うん、今日も充実した1日だった。バンザイ」

「いや〜、やっちゃった…
 でも、次に生かせるってことで、バンザイ」


そう心の中で小さく唱えて明日を迎える。
そして、明日はもっと有意義な1日にする。

その1日を終えたら
「有意義な1日になったことにバンザイ!」
「また反省点はあったけど、一歩踏み出したことにバンザイ」


これ、おススメです。


具体的な、小さなバンザイのやり方がわからない人、
1日の締めくくり、癒されて眠りにつきたい人、
ぜひこの「バンザイ」を読んでみてください。


 バンザイ 松本えつを著
 サンクチュアリ出版
 
 Amazon : http://goo.gl/hEjLbY


では、今週もすばらしい1週間がまた始まったってことで
バンザイ!
#360 〜見ようとしないと始まらない〜 [2013年10月15日(Tue)]
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いけもとメール #360 《 2013.10.15》

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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おはようございます。いけもとです。

先日、小学3年生の次男が学校の図書館で
本を借りてきました。

次男「『おだのぶなが』を借りてきたよ!」

私「おお、信長か〜、いいね〜」

次男「これね、多分のぶながだと思う。みんな言ってたし」

私「どれどれ?」

借りてきた本を見ると… 「武田信玄」

武田信玄 
織田信長

うーん、惜しい…

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★今日の話

 まずは思うことから。

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見えないと始まらない。
見ようとしないと始まらない。

(ガリレオ・ガリレイ)


先週、ふとテレビをつけたら、NHKで宇宙の特集を
やっていて、そこで紹介されていた言葉。


300年以上もの昔、自らの手で望遠鏡を作り
天体観測を行い、多くの発見を行ったガリレオ・ガリレイ。


その原点がこの言葉に凝縮されているように思います。


「見ようとしないと始まらない。」


その行動をとろう、変えよう、
そう思わないと何も始まらないんだよ。
まずは思うことから。


こう言われているような気がしました。


「こうだったらいいのにな」


そう思っていることがあれば、何も考えていない人より
一歩先に出ているということ。


次は、それを実現するための一歩を踏み出してみましょうか。



明日、また台風が関東に上陸しそうですね。
しかもかなりの大型。
朝の通勤にも影響が出そうですが、どうか何事もなく
通り過ぎてくれますように。


では、今週も張り切っていきましょう!
#359〜自分のテーマ・軸を決める〜 [2013年10月11日(Fri)]
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いけもとメール #359 《 2013.10.11》

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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おはようございます。いけもとです。

以前、「エレベーターを待つ間、どうしていますか?」
という話を書いたことがありましたが、先日、気が付くと
携帯をいじっている自分に気が付きました。

先月から携帯をiPhoneにかえたこともあって、
携帯を見る時間がとても増えた気がします。

確かに便利ですし、ちょっとした時間にメールや
色んな情報をチェックするのも確かに有意義なんですが、
中谷彰宏さんいわくの「左脳人」になってしまって
いたなぁ、と反省。

【いけもとメール#338】〜左脳人?右脳人?
https://blog.canpan.info/ikemoto/archive/345

なんとなく携帯を見る、のではなく、「すきま時間」を
意識した時間にしたいですね。

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★今日の話

 10年単位で自分のテーマ・軸を決める。
 少なくとも1-2年単位ではっきりしたテーマを
 決めれば迷わない。

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今日は俣野成敏さんの著書

 入社3年目までに知っておきたい
 プロフェッショナルの教科書(PHP)

をご紹介します。


俣野さんは東証一部上場企業に入社しましたが、
30歳の時に早期退職制度の募集対象になってから
一念発起。社内ベンチャーに応募して実績をあげ、
33歳でグループ会社の最年少役員に抜擢された
すごい方。


著書に「プロフェッショナルサラリーマン」があり、
ベストセラーになったので読んだ方も多いと思います。


この本はタイトルに「入社3年目までに」とあったので
若干違和感を持ちつつも、読んでみることにしました。


この本は、著者の俣野さんのこれまでの経験を踏まえ、
ある実在する25歳の男性に向けて書かれたアドバイス。


俣野さんが多くの失敗も経験し、たどりついた現在の位置。
その位置にたどりつく効果的な方法をアドバイスしていて、
かつ単なるハウツーではなく「考え方」ですので、とっても
参考になります。


最初は「あぁ、なるほどね、そうそう」と、ちょっと軽い
感じで読み始めたんですが、内容がどんどん深くなり、
気が付いたら本が付箋だらけになっていました。


中堅の方にもベテランの方にもおススメの本です。
ぜひ読んでみてください。


著書の中に「期限を決めて目標を立てる」という話があります。


これは、何か仕事をやる際に期限を決めて、という話ではなく、
人生を生きる上で、10年ごとに期限を決め、テーマを設定する、
という話。


10年が難しければ、1年単位でもいいので、
「今年はこれをやりきる、これしかない」と「やること」を
決めて、迷わずエネルギーを一つのことに集中する。


(以下、著書より)

今年の目標はとにかく人と出会うことだと決めたら、

「貯金がない。なんでこんなに使っちゃったんだろう」
「今月は飲みすぎた」
「ちょっと名刺代かかりすぎ。やっぱり貯金したほうがいいかな」

とはならないはずです。

テーマがはっきりしていれば、そんなことで迷わない。

そうやって集中して取り組んでいった成果が積み重なったとき、
それが夢の第一歩になるはずです。

(引用ここまで)


要は、ぶれない自分のやりたいテーマ・軸を決め、
それに集中する、ということですね。
それがあれば迷わない。


「今年はこれをやろう」などと年初に考えたりしますが、
そこに覚悟がないことも多く、軸がぶれてしまいがちです。


まずは「自分は今年、これをやるんだ」という、
ぶれないテーマ・軸をつくる。


そして、迷いそうになったらその軸を思い出し、
そこに向かっているのであればよし、向かっていないので
あれば軌道修正する。


軸を作るのが難しいかもしれません。
ただ、そこがないとどうしても人間ぶれてしまいます。
あっちもこっちも気になります。


そうならないためにも、覚悟をもって
「自分はどこに向かいたいのか」「何をやりたいのか」
というものを、少なくとも1年単位で持っていたいですね。


ちなみに俣野さんが設定していたテーマはこちら。


20代 徹底して実験する
   自分に何ができるのか、どこで勝てるのかを実験する
30代 何かで実績を残す
40代 実益。稼ぐことに焦点を絞る。
50代 今まで得たものを後進に伝え、社会に還元していく 
  (まだ40代なので、そうしていきたいと考えている)


そのテーマに対して強い意志があれば、迷いはなくなります。


今年も残り3か月をきりました。
軸を、テーマを作るのにもう遅い…なんてことはありません。


今からでも改めて考えて、そこに向かって毎日の行動を
チェックしていきましょう。


今夜、著者の俣野さんと、以前ご紹介したことがある
日報コンサルタントの中司祉岐(なかづかよしき)さんの
コラボセミナーが開催されますので行ってきます。


みなさんもぜひ…と思ったら満員御礼になっていたので、
セミナーの様子はまたご紹介しますね。


 入社3年目までに知っておきたい
 プロフェッショナルの教科書
 俣野成敏さん著 PHP

 Amazonはこちら http://goo.gl/jrUIk6


最近金曜日にお送りすることが多くなりましたが、
今日も充実した一日になりますように!

#358〜感動?自己満足?〜 [2013年10月04日(Fri)]
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いけもとメール #358 《 2013.10.04》

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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おはようございます。いけもとです。

今週、長男が小学校の修学旅行で
日光に行ってきました。

関東に台風が近づいてきて天候が荒れるのでは、
と一時心配していましたが、雨もほとんど降らず、
仲間と一緒に楽しい思い出を作ってきたようです。

事前にネットで訪問地を調べてくるのが宿題に
なっていましたが、小学生の息子がパソコンで
調べているのを見て、時代は変わったなぁと
しみじみ感じました。

息子たちがお父さんになる頃はどうなっているんだろう。

じゃ、修学旅行で月に行ってくるよ、
なんて時代になってたりして^^

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★今日の話

 そのサービスで感動しているのはお客さま?
 それとも自分?

 自己満足サービスになっていないか、
 冷静になって自問自答する。

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一昨日、『「サービス」を安売りするな』の著者、
高萩徳宗さんのセミナーに行ってきました。


セミナーでお話を聞くのは久しぶりでしたが、
いろんな気づきがありました。


ライブで話を聞くのはいいですね。
たとえ同じ話を聞いたとしても、その時の
仕事の状況やおかれた環境が違えば、感じ方、
気づきも変わってきます。


■そのサービス、誰のため?


今日は、そのセミナーで話があった


「自己満足になっていないか」


という点を考えてみたいと思います。


「仕事を通じて感動を与えたい」といった
言葉を耳にすることがありますよね。


その言葉自体悪いものではありませんが、
この「お客さまを『喜ばせたい』」という思いが
空回りして、「自己満足になっていませんか?」
という点を冷静に考える必要があると思います。


なぜなら、
サービスは提供者からの一方通行ではなく、
お客さまとの双方向で成り立つから。


 サプライズでこんなサービスを用意しました!
 こんなところまで気をまわしました!
 さあ、喜んでくれますよね?


これらの主語は「私」であって、
肝心なお客さまの気持ちは置き去り。


その過剰な?気遣い、本当にお客さまが望んでいる
ものなのでしょうか。


■誕生日のサプライズ


お客さまの誕生日の例で考えてみたいと思います。


ある飲食店での話(たとえ話です)。


来店されたお客さまは会員登録していて、
そこに生年月日が入っていたとします。
(でも、実はスタッフの入力ミスで、1か月間違えた
誕生日が入力されていた)


今日がその方の誕生日だと気づいたスタッフのAさん、
(本当は1か月後なんですが)
お客さまを感動させようと、ケーキを用意しました。


そして、お客さまがお手洗いに立たれたすきに、
周りのお客さまに

「この方は今日お誕生日なので、席に戻って
 2-3分したら私がケーキをお持ちします。
 そうしたら皆さんで一緒に歌って祝ってください」

と伝えました。


そしてお客さまが席に戻り、予定通り3分後に
お店の照明を消し、ケーキをお持ちして…

お店は大合唱。


「○○さま、お誕生日おめでとうございます!」


さあ、どうですか!と、Aさんのボルテージは上昇。



でも、本当の誕生日は1か月後なので、
お客さまは「???」。


とは言え、まわりは盛り上がっていますし、いまさら
「いや、あの・・・私の誕生日は1か月後なんですが」
とは言えず。


なんか気まずい。
でも、これだけ用意してくれたお店の方の手前、
びっくり感動して、喜んでいるふりをしなきゃ
いけないんじゃないだろうかと、逆に気を遣う。


来月の誕生日にまたお店に来ようと思っていたのに、
これじゃもういけない…


■どうするべきだったか


この話、笑えないですよね。


では、Aさんはどうすればよかったのでしょうか。


そもそも、サプライズで感動を与えたいのは

「サービスに喜んでもらい、次も来店してもらうため」
「うちの店のファンになってもらうため」

であり、「私がお客さまを感動させたんだ!」という
自己満足で終わっては意味がないですよね。


でも今回のケースは、次に来てもらうどころか
気まずい思いにさせ、来月の誕生日に来る予定も
キャンセルしてしまっています。
まさに本末転倒。


ではどうすればよかったのか。


正解は一つではないと思いますが、
「お客さまに聞いてみる」。


そのサービスをお客さまが本当に望んでいるのか。


聞かなくても、何らかの理由で確証がもてていれば
聞く必要はないかもしれません。


また、そんなこと聞かずに、お客さまの立場に立って
考えなさい、という話ももちろんあると思います。


通常提供しているサービスの流れであれば、
プロとしてお客さまの求めていることを察知して
一歩先まで考えるべきだと思いますが、、
プラスアルファを提供するのであれば話は別。


データから、今日が誕生日だと気づいたタイミングで
お客さまだけに


「今日はお誕生日ですよね、おめでとうございます。
 お祝いにケーキをお召し上がりいただきたいのですが
 お好みはございますか?」


と、さらっと聞くだけでこのケースはすべてうまく
いったのではないかと思います。


事前に聞いたらサプライズにならないからダメ、でしょうか。


でも、事前に聞かれて感動が薄くなってしまうような、
そんな奇をてらったサプライズだったらいらないと思います。
仲の良い友人や家族に対してならサプライズもありだと思いますが。


「びっくりさせよう、感動させよう」と、提供側の思いだけが
先走ってしまうと、提供された側に
「ここまでしてもらったし、感動したふりでもしなきゃ申し訳ない」
と思わせてしまうことになりかねません。


まずは相手が求めている本来のサービス、当たり前のことを
当たり前に、完璧に提供することに集中したいですね。


その上で、当たり前のその先にあるものを提供する際には

「これ、自己満足サービスじゃない?」
「100%相手のことを思ってる?押し付けじゃない?」

と、冷静に自問自答する。


その結果、心から喜んでもらえると嬉しいですよね。


■高萩さんのセミナー


高萩さんのセミナー、年内に東京であと2回開催されますので、
興味のある方、ぜひ参加してみてください。


どちらか1回だけの参加もOKです。


『売れるサービスのしくみセミナー【東京】』

 http://www.beltempo-kyoso.com/セミナー-勉強会のご案内/

 会場 東京都中小企業会館 8階 C会議室


 ・第2回 2013年11月6日(水) 18:45〜20:45
   何かおかしいぞ、そのクレーム対応!?
   〜 クレーム対応のコツとヒント 〜

 ・第3回 2013年12月4日(水) 18:45〜20:45
   何かおかしいぞ、その接客!?
   〜 現場対応 基礎知識 〜


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