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いけもとメール

2006年5月より、私が本で読んだり、人から聞いた話の中から、「これは勉強になった、皆さんにも共有したい」と思った事を、毎週一回仲間にメール(いけもとメール)で共有しています。
このブログは、そのアーカイブです。

【いけもとメールのコンセプト】
・自分が勉強になったことの共有。学びのおすそ分け。
・アウトプットは最強の勉強。
・(一時中断していましたが)継続は力なり。


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#357〜乾いたタオルからでも水はでる〜 [2013年09月27日(Fri)]
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いけもとメール #357 《 2013.9.27》

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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おはようございます。いけもとです。

このたび、ついにiPhoneを購入することにしました。

迷ったのは5Sと5C、どちらにするか。

どうせ買うなら5Sでしょ、と思っていたんですが、
お店の人にいろいろと聞いた結果、5Cにしました。

高度に動画を編集したり、音楽や動画を大量に
持ち運ぶのでなければ5Cで十分、ということで。

そもそもiPhone初心者なので、そこまで高度な
機能があっても使いこなせないだろうな、と。

ただ1点、モバイルSuicaが使えないのが
痛いんですよね。

手元でいつでもチャージできるあの便利さが
なくなるのは残念ですが、ビューカードの
オートチャージ機能を使ってカバー予定。

■ビューカード オートチャージ
http://www.jreast.co.jp/card/function/autocharge/index

2年ちょっと使ったAndroidからの切り替えで、
しばらく楽しい試行錯誤が続きそうです。

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★今日の話

 乾いたタオルからでも水は出る

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9月17日、トヨタ自動車最高顧問だった
豊田英二さんがお亡くなりになりました。
享年100。


海外メディアも「トヨタを世界的な大企業に
転換させた人物」と、豊田さんの訃報を大きく
報じたようですね。


先週末のTV番組「サンデーモーニング」(TBS)で
豊田英二さんの特集をやっていました。


「現場での創意工夫や、それを生み出す優秀な
 人材が、日本のものづくりの強さのカギとして
 世界に紹介された」


「『“ものづくり”の前に“人づくり”』というのが
 豊田英二さんの基本的な考え方だった」


と、「現場」、「人」にフォーカスし、ものづくり日本の
礎を築いた豊田さん。


その豊田さんが生前残したのが


「乾いたタオルでも知恵を出せば水が出る」


という言葉。


いやいや、
いくらなんでも乾いたタオルから水は出ませんよ、
と言いたくなりそうですが、

現場と常に向き合い、日々考え抜いて経営を行って
「カイゼン」「トヨタ生産方式」などを世界に広め、
トヨタをここまで大きくした方の言葉だけに重いです。


仕事でもなんでも、常に「どうありたいか」
「どうしていきたか」という目標、理想をもっていないと
すべてが当たり前になってきて、進化がとまってしまいます。


不便だと感じていることにも、不平不満はいうけど、
そこから向上させようとしなくなってしまう。


そうなったら黄色信号ですね。いや、赤かな。


乾いたタオルからですら知恵を絞れば水はでるんだ。
そう信じて知恵を出し続ける。
壁にぶつかっても、きっといい方法があるはずだ、と
あきらめずに考え続ける。思考停止しない。


そういう心意気が戦後日本の繁栄を支えてきたはず。


インターネットが発達し、携帯、メールなども普及し、
情報量・仕事量は以前と比べ物にならないほど
増えていて、毎日やることはたくさんです。


でも、
「いろいろ考えたけど、時間もないし、しょうがないよね」
と思考停止してしまったらそこで終わりですね。


今いる場所での自分の使命はなんなのか。
目の前の与えられた仕事をこなすだけでなく、
もっと大きな視点で果たすべき役割は。
自分は会社に、社会にどう貢献できるのか。


一人の“個”でも、それが集まれば大きなうねりを
起こすことができるはず。


でも、最初の小さな一歩がなければ小さなうねりも
生まれません。


なかなかじっくり考える時間が作れない…
というのが現状かもしれませんが、
気持ちの良い今の季節、公園のベンチで空を眺めながら
日常と切り離して15分でも30分でも考える、
思いを馳せてみる絶好の機会です。


この週末も好天のようですし、ぜひ一度お試しを。


でもさぁ…
とは言っても…


と思った人、黄色信号ですよ!


iPhoneを買ったばかりの私が言うのもなんですが、
なんとなくスマホ、テレビを見ている時間、
ボーっとしている時間、削ってみませんか?


#356〜自分で自分を磨く〜 [2013年09月20日(Fri)]
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いけもとメール #356 《 2013.9.20》

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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おはようございます。いけもとです。

昨夜の月はきれいでしたね。
空気も澄んでいて、他の星もたくさん見えました。

オリオン座が見えたときは
「あぁ、もう夏は終わったんだな」と実感。

今朝も気持ちのいい青空が広がっていますが、
朝晩も涼しくなりましたし、本当に気持ちの良い
季節ですよね。

食べ物もおいしくなってきますし、今の季節は
大好きです。

ただ、急に涼しくなってきたので体調を
崩している人も多いようです。

よく食べ、よく寝て、体調をしっかり整え、
このいい季節を満喫したいですね。

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★今日の話

 自分のクセを知り、自分で自分を磨いていく

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今日は中司祉岐(なかづか よしき)さんの言葉を
ご紹介します。


(以下、著書より引用)

人間の能力というのは、自分自身で発見し、
磨いていくものです。

「発見」は英語で「discover(ディスカバー)」
ですが、これは「覆い隠しているもの(cover)」を
「打ち壊す(dis)」というところからきています。

私がこれまでに出会った「できる人」は例外なく、
自分の持つ能力をいち早く発見し、引き出せた人。

その能力、持ち味を磨き上げることを怠らない人でした。

そして、私がこれまで日報を通じて関わり、
成果を存分に上げてきた人もやはり、自分で自分の
良さ、隠された能力を発見し、磨き上げてきたのです。

もし、あなたがいま、うまくいっていないと
感じるとしたら、それは自分自身の良さ、能力を
ディスカバーできていないだけ。
たったそれだけのことなのです。

あなたの良さを覆い隠しているものを取り除いて、
本当の良さ、能力を知ってください。

あなたの中に眠る「すごさ」をもっと引き出して
いただきたいのです。

(引用ここまで)

※著書『小さなひらめきが成果に変わる A4マイ日報で
「勝ちパターン」仕事術』より


 仕事が忙しい。
 朝から晩まで毎日がんばっているけど、これといった
 成果が出ているわけではない。

 何かを変えたい。
 だけど、何をどう変える?

 日々効率よくがんばっているし、いまさら何かを
 変えると言ったって。


という悩みを持っている方、多いのではないかと思います。


冒頭にご紹介した中司さんの著書に

「あなたの良さを覆い隠しているものを取り除いて」

とありましたが、何が自分を覆っているのかなんて
わからないですよね。


自分を知る。日々の自分を客観的に見る。


これが出来ている人は意外と少ないのではないでしょうか。


人のことは気づくんですけどね。


「あーあ、こういうやり方すればいいのに」と。


でも、自分のことは意外とわからないものです。
効率よく仕事をこなしているつもりだし、
朝早く出社して、夜遅くまでがんばってますし。


でも、だからこそ、今の自分がそれでいいのか、
もっといいやり方はないのか、客観的に振り返ってみて、
日々の気づきを明日につなげていけると、もっともっと
成長していけるし、成果も出るんでしょうね。


自分のクセって自分ではわからないですよね。
ついやってしまう動作、行動。


仕事のやり方にもクセはあるはず。
それに気づけると、何かがガラッと変わりそうな気がします。


そのために中司さんが提唱されているのが、
「自分のための、自分だけの報告書」である「マイ日報」。


「日報」というと、会社で書かされる面倒なもの、
というイメージが強いですが、そうではなく、
自分を変えていくために、自分の意思で書くもの。


1日の予定を立て、その日の自分を観察し、行動、
気づいたことなどを書き留める。
そして、気づいたことをちょっと実践してみる。
その繰り返し。


と書くと簡単なようですが、なかなか続かないんですよね。


でも、自分を変えてみたいなぁ… と思った方、
ぜひこの著書を読んでみてください。
とても具体的で細かく解説されていて、実践的な本になっています。


私も以前の職場では毎日書いていたんですが、今の職場が
不規則な時間・仕事ということもあり、最近続けられて
いなかったので、改めて本を読み、書き始めたところです。
一緒にちょっとずつ成長していきましょう!


【紹介した著書】

 小さなひらめきが成果に変わる A4マイ日報で
 「勝ちパターン」仕事術

 著者:中司 祉岐さん

 Amazon:http://goo.gl/H4gwmX



今日は金曜日、今週も今日で終わりですね。


今日一日がんばって、どうぞよい週末をお迎えください。


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先週ご紹介した、高萩徳宗さんが、久しぶりに
東京でサービスのセミナーを開催されます。

予定のつく方、ぜひ参加してみてください。
きっと目からぼろぼろと鱗が落ちるはず!

計3回の実施ですが、どれか1回だけの参加もOK。
私も10月2日は参加予定です。

『売れるサービスのしくみセミナー【東京】』

 http://www.beltempo-kyoso.com/セミナー-勉強会のご案内/

会場 東京都中小企業会館 8階 C会議室

 ・第1回 2013年10月2日(水) 18:45〜20:45
   何かおかしいぞ、日本のサービス!? 
   〜すべてを値下げで片付けていないか〜

 ・第2回 2013年11月6日(水) 18:45〜20:45
   何かおかしいぞ、そのクレーム対応!?
   〜 クレーム対応のコツとヒント 〜

 ・第3回 2013年12月4日(水) 18:45〜20:45
   何かおかしいぞ、その接客!?
   〜 現場対応 基礎知識 〜

#355〜プチストレスを解消させる〜 [2013年09月09日(Mon)]
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いけもとメール #355 《 2013.9.9 》

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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おはようございます。いけもとです。

実は8月の上旬から家のPCを修理にだしていたため、
1か月半ほどいけもとメールをお休みしていました。

前回メールをお送りしたのが7月23日。
子供たちの夏休みが始まった、と思っていたら
もう9月。早いですね〜。

ということで今日からまた復活しますので
時間のある時に読んでいただければと。

それにしても昨日は東京オリンピック開催が
決まり、日本中が盛り上がりましたね。

招致活動に携わった皆さま、お疲れさまでした!
7年後が楽しみですね。

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★今日の話

 誰の心も痛めず、
 プチストレスを解消する方法を考える。

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今日は、高萩徳宗さんの新刊


 「サービス」を安売りするな
 「誠心誠意」という思考停止に陥っていませんか?
  

をご紹介します。


仕事をされている方は、直接接客をしていなくても、
誰かにその商品・付加価値を買っていただいている
わけですから、全ての仕事が「本当のサービスとは」
について考えなければならないと思います。


そういう意味で、働いている人全員に読んで
欲しい、と思うのがこの高萩さんの本。


一般的な、よく言われる「サービス」とは違った
切り口でサービスの本質にせまっていて、目から鱗が
ぼろぼろ落ちるわけですが、それでいてこの本、
値段が550円。はい、安いんです。


本のタイトルが「サービスを安売りするな」
なのに安売りしてるじゃないですか!と
突っ込みたくなりますが、この値段で
多くの気づきが得られるこの本、本当に
おススメですのでぜひ読んでみてください。


サービスに対する考え方に加え、参考になる
事例もたくさん載っているんですが、
中でも「なるほど」と思った話をご紹介します。


それは、ちょっとした工夫で利用者の
プチストレスを解消しているお店の話。


静岡県・御殿場にある人気のチャイニーズ
ダイニングのお店。


人気店なので週末のランチタイムなどは長い
行列ができるそうです。


通常行列ができていたら、順番待ちのリストに
名前を書いて、お店の前で待たされますよね。


ずらっと並んでいるリストをみて「あぁ、20組も
いるんだ」「時間、どれくらいかかるのかな」
と思ってあきらめた経験はないでしょうか。


本当はそこで食べたいものの、子供がいたりすると
待っている間に退屈しちゃいますし、あきらめて別の店へ。


だけど別の店も混んでいて、だったらさっきの店で
並んだ方がよかったね、と思うものの、戻ってさらに
行列が伸びていたりすると損をした気分になりますし、
仕方がないからまた違う店を探すか、そのまま2店目に並ぶ。


そんな経験、少なからずあるのではないかと思います。


せっかく楽しみにしていたのに、ちょっと残念なお昼を
過ごすことになるわけですが、この本で紹介されている
お店はちょっと違います。


なんとこのお店では、満席の際に携帯電話の番号を聞いて、
いったんお店を離れてもらいます。


そしてその際伝えるのが

「待てなかったら、ほかのお店に入っていただいても構いません。
 もしほかのお店に入られたら、電話をしたときにそう
 おっしゃっていただければ大丈夫です」

という一言。


これってすごいですよね。


待っている間、他の店を探すもよし、ちょっと買い物をするもよし。


別の店に入る人もいるかもしれません。
でも、それって「客を逃がす」ことになるのでしょうか。


では、別の店に行かれないようにお店の前でずっと待って
もらうことが、客を逃がさないことにつながるのでしょうか。


自分が待たされる身だったら?


冒頭に書いたような「プチストレス」を感じると、
いくら人気の店でも、知らず知らずのうちに足は
遠のいてしまいますよね。


高萩さんはこうおっしゃっています。


(以下、著書より引用)

お客の側からしたら、名前を言ってウェイティングを
つけたら、黙って消えるのはちょっと気が引けます。

でも、待っている間に子どもがお腹を空かせて待ちきれずに
泣き出すかもしれません。

待ち時間が長くなるなら、ほかの店で食べる可能性も
探りたいのがお客の側の本音です。

いずれも大切なのは「誰の心も痛まない」。

お客にとってハッピーな状態であり、経営もハッピーな状態、
スタッフも仕事がしやすい状態だということです。

どこかに無理が生じると、こういったオペレーションは
長続きしません。

「満席時の案内」一つとっても、近江商人の三方よしの
原則は使えるのです。

ちょっとした工夫でお客が喜び、売り上げも伸ばせるのです。

(引用ここまで)


いかがでしょうか。


自分がサービスを受ける立場で、自分でも気づかないような
プチストレスを感じるケース。


そんな時、「しょうがないよね」ではなく、自分の気持ちに
素直になって、「これ、ストレスだよね」と感じることは
サービスのセンスを磨くのにとても大事だと思います。


そして「こうだったらいいよね」を、利用者の目線になって
考えてみる。


身の回りのプチストレス。
解消して、三方よしにつなげられること、
たくさんありそうですね。


■本日の本

 「サービス」を安売りするな
 「誠心誠意」という思考停止に陥っていませんか?

 高萩徳宗さん著 成美文庫

 Amazonはこちらから  http://goo.gl/qG6G4m


では、今週も張り切っていきましょう!

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