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いけもとメール

2006年5月より、私が本で読んだり、人から聞いた話の中から、「これは勉強になった、皆さんにも共有したい」と思った事を、毎週一回仲間にメール(いけもとメール)で共有しています。
このブログは、そのアーカイブです。

【いけもとメールのコンセプト】
・自分が勉強になったことの共有。学びのおすそ分け。
・アウトプットは最強の勉強。
・(一時中断していましたが)継続は力なり。


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#327〜今うまくいってることは?〜 [2012年10月29日(Mon)]
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いけもとメール #327 《 2012.10.29 》 

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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おはようございます。池本です。

「パナソニックの田中、世界最高峰リーグへ」
(10月27日 日経新聞より)

何のこっちゃ?でしょうか(笑)
いやいや、すごい話なんです。

これ、ラグビーの話。

ラグビー日本代表の田中史朗選手が、ラグビーで
世界最高峰リーグでプレーすることが決まりました。

野球やサッカーでは海外でプレーするのは
もう珍しい話ではありませんが、ラグビーでは
まだまだ珍しい話。

そしてこの「スーパーラグビー」という、ニュージーランド、
オーストラリア、南アフリカのトップ3か国のチームで
構成されるリーグでプレーするのは日本人初。

どんな大男?と思いきや、身長166p、体重75s。
みためも、ちょっとかわいらしいくらい。

今後の活躍が楽しみです!

ラグビーなんてテレビでもほとんどやらないし…
という方、毎週月曜日の夜にこんな番組が
ありますのでぜひ!

ラグビーウィークリー
 BS朝日 23:15〜0:00
 http://www.bs-asahi.co.jp/rugby/

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★今日の話

 いま、うまくいってることは?

 まずは、気持ちを向上させる質問を!
 今日もいいムードで仕事をスタートさせましょう。

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(以下、著書より引用)

「いま、なにがうまくいっている?」

ふだん、これを聞いてくれる人はほとんどいません。
まず、人に聞いてあげて自分にも聞いてもらう。
これだけでムードががらりと変わります。

ある女性が、いつもグチを言っているお母さんに
「なにがうまくいってる?」と聞いたら、
とたんに明るい感じになって
「そうそう、田舎から新米が送られてきたのよ!」
と答えたそうです。

聞くと、日常の生活にある「うまくいっていること」
が返ってきます。

難しい問題について話すときも、「まず、うまくいってる
ことから3つずつ言いあおう」、「お互いのいいところを
3つずつ言ってから、その問題について話そう」
とやってみます。

(すごいやり方 大橋禅太郎+蔵園佳三著 扶桑社 より)


「この問題点はなんだろう」
「今日はどこがまずかったかな」


日常の仕事のシーンでは、今後更によくしていくために、
まずは反省から入ることが多いのではないかと思います。


私の場合、自分で反省する時や、問題点を質問
されたときに最初に出てくるのが


「うーん」


という言葉。


そして「そうですねぇ…」「そうだなぁ…」という
言葉が続き、腕組みし、眉間にはしわがより、口はへの字。
(鏡は見ていませんが、多分)


反省はとても大事だと思います。
今日より明日をさらに良くするためには
反省し、改善していくことが大切です。


問題があればそれを一緒によくしていきいたい。
そんな思いから、仲間、後輩と話をするときでも
問題点について話すことが多いと思います。


出来ていない点、問題点。


これらを考えることを「マイナス」とは言いませんが、
人って、つい「悪いところ」が目につくんですよね。


あそこが出来ていない、ここがダメ。
他人に対しても、自分に対しても。


それを跳ね返すくらい強くいられたらいいですが、
人間ですから、時に弱ることもあります。


「一緒に考えようか」と、問題について一緒に考えて
もらえるのはありがたいですが、なかなかいい考えは
浮かびませんし、すぐに気持ちがすっきり晴れることは
ないような気がします。


でも、「何がうまくいってる?」と聞かれると、
「よくぞ聞いてくれました!」と、気持ちが
上向きになる気がします。


同じ反省をするにしても、問題について考えるにしても、
まずはこの質問で気持ちを上向きにしてからのほうが
いい発想が出てきそうですね。


今日やらなければならない重要な仕事、考えなければ
ならない課題があるとしたら、まず自分自身に


「いま、うまくいってることは何?」
「自分のいいところってどんなところだっけ」


と質問し、気分を向上させてから、その問題に
とりかかってみませんか?


今週で10月も終わり。
木曜日からもう11月ですね。


やばい、早すぎる。あれもこれもやらなくちゃ!


と思ったら…


まずは今日の質問を。



では、今週も楽しくいきましょう!


#326〜運命が与えてくれるもの〜 [2012年10月23日(Tue)]
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いけもとメール #326 《 2012.10.23 》 

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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ジェイカレッジのお知らせ

 No.77 鬼丸昌也さんに聞く
 〜こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した〜

どうしようかな…と迷っている方、ぜひ。
その一歩があなたの未来を変えるかも!

(こんな人にオススメ)
・人の役に立ちたいけど、何をしていいかわからない方
・世界で何が起こっているのか、またその原因を知りたい方
・社会に貢献する夢を持っている方

 日時 :2012年10月24日(水)19:00〜 (18:30開場)
 場所 :野村不動産天王洲ビル(旧JALビル)14階 会議室
 参加費:5,000円(協賛・協力企業の方は1,000円)
     ※当日受付にてお支払い下さい。
 詳細 :http://jcollege.jp/2012/seminar_77_onimaru/
 申込 :http://kokucheese.com/event/index/51723

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おはようございます。池本です。

週末はとても天気が良かったですが、
どのように過ごされましたでしょうか。

私は、はじめて「アメフト」の観戦に
行ってきました。

会社の後輩がアメフト社会人チームの
コーチをやっていて、チケットをもらったので
息子と一緒に応援に行ってきました。

場所は横浜スタジアム。
チアあり、音楽ありで盛り上がっていて、
いつものラグビー観戦とは一味違う感じ。

試合は前半最後のビックプレーから流れが変わり、
後半、見事なタッチダウンも観られてとても
楽しめました。

先日のJAZZライブもそうですが、初めての
経験はいいですね。

誘ってくれた、オフェンスコーチのYさん、
ありがとう!

ブルザイズ東京 HP
 http://www.bullseyes.net/index.html

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★今日の話

 出会う機会までは運命が用意してくれます。
 でも、それを活かせるかどうかは自分次第。

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今日は

『「心のブレーキ」の外し方』などの著者、

石井裕之さんが薦めている本からご紹介します。


その本は


 「あなたは7年ごとに生まれ変わる」
  西川隆範著 河出書房新社


という本ですが、本の中に「運命とは機会」という話が
出てきます。


「運命が出会いまでは用意してくれるけど、
 その出会いをどうするかは、私たちの自由だ」


ということが、男女の出会いを例に出して書かれています。


ある会合で「素敵だなぁ」という人に会うとします。
その人も自分の方を見て、目が合うものの、
特にこちらから話しかけることはしませんでした。


数日後、お店でコーヒーを飲んでいたら、偶然その人も
そのお店に入ってきました。


再度の出会い。


でも、そこでも軽く会釈をするだけ。
話しかけるまではしません。


やがて、その人が待ち合わせていた友達がやってきて、
時間もだいぶ経ったので、そのまま店を出る。


それからまた何日か経ち、通りを歩いていたら、
みたびその人と出会う。


その時、だまって通り過ぎることもできる。
そしてそれ以降、もう二度と会わないかもしれない。


でも、話しかけることもできる。
声をかけて話が弾んで、今度一緒に遊びに行こう、
なんて発展することもあるかもしれない。


という例を紹介して、


「運命が準備するのは、二人が出会う機会までである。
 その機会をどうするかは、私たちの自由だ」


と言っています。


出会う機会は運命が用意してくれる。
でも、その先は自分次第。


目の前に現れたチャンスをどうするか。
そもそも、それがチャンスと気づくかどうか。


この本は男女の出会いを例にしていますが、
仕事でもなんでも、全てに対して言えそうですよね。


たまたま会議で隣に座った人、新しく自分が
任されることになった仕事、届いた一通のメール、
他部署からの依頼、


「なにこれ、面倒くさいなぁ」と思うかもしれない
ようなことも、もしかしたらその先に素晴らしい
発見や出会いが待っているかもしれません。


運命が与えてくれる機会。
それに対してどのようなアクションを取ることも
できるわけですよね。自分次第で。


それを、当たり障りなく処理してすませるか、
それともその機会を活かす行動をとるか。


日々の仕事では、小さなことから大きなことまで、
本当にたくさんの判断をしていますよね。


それらすべてに対して何か変化を起こそうと
思ったら時間がいくらあってもたりませんが、
数あるささいな事の中から

「あ、これは運命が用意してくれた機会かも」

と、思える感性を磨いておきたいですね。


そして、その機会かも、と思ったら、ほんの
ちょっとでもいいから勇気を出して、
「どうしようかな」と思った行動をとってみる。


恐らく、今日もそういう機会があると思います。


何もしなくても、恐らく問題ありません。
何事もなく今日も1日終わると思います。


でも、何か一つ、「お、これは」と思ったことに対して、
これまでと違った対応をしたら…
もしかしたら、劇的に未来が変わるかも。


たとえ結果はダメだったとしても、何も変わらなかった
としても、「あの時声をかけとけばなぁ」と、後で
振り返って後悔する人生は、今日を境にもう
終わりにしましょう。


明日のジェイカレッジも、もしかしたら運命が
用意してくれた機会かもしれませんね。


ジェイカレッジで聞いた話、出会った人から
縁がつながって、自分が、未来が変わるかも。


迷っている方、一歩踏み出してみませんか?

#325〜何が正しい?〜 [2012年10月19日(Fri)]
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いけもとメール #325 《 2012.10.19 》 

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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ジェイカレッジのお知らせ

 No.77 鬼丸昌也さんに聞く
 〜こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した〜

(こんな人にオススメ)
・人の役に立ちたいけど、何をしていいかわからない方
・世界で何が起こっているのか、またその原因を知りたい方
・社会に貢献する夢を持っている方

 日時 :2012年10月24日(水)19:00〜 (18:30開場)
 場所 :野村不動産天王洲ビル(旧JALビル)14階 会議室
 参加費:5,000円(協賛・協力企業の方は1,000円)
     ※当日受付にてお支払い下さい。
 詳細 :http://jcollege.jp/2012/seminar_77_onimaru/
 申込 :http://kokucheese.com/event/index/51723

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おはようございます。池本です。

日中、私のデスクはよく陽があたるので
暖かいんですが、朝晩は秋の深まりを感じますね。
夕方、暗くなるのも早くなりましたし。

そう言えば先日、職場の人たちと一緒にランチを
とっていたら、スポーツの話になりました。

みんなでテニスをやろう、ゴルフもいいね。
お台場でみんなで走ろうよ。
お、駅伝大会なんてどう?などなど。

秋はスポーツをやるのも観るのも気持ちいいですよね。

(私を含めて)運動不足の皆さん、一歩を踏み出す
いい季節ですよ!

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★今日の話

 何が正しいですか? 

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今日ご紹介するのは

 
「患者様」が医療を壊す
 岩田健太郎著 新潮選書


という本。


ある方に紹介されて読み始め、まだちょっとしか
読んでいませんが、冒頭に「なるほどね〜」と
思う箇所がありましたのでご紹介したいと思います。


(以下、著書より)

人と人はなぜ対立するのか。
そのことをずっと前から考えてきました。

例えば、医者と患者の関係です。

「先生は、私の話を全然聞いてくれませんね」

「あなたも私の指示した事を全然聞いてくれないじゃ
 ないですか」

ありゃりゃ…端から見てると険悪な空気が伝わってきますね。

このようなとき、患者は患者、医者は医者で
「俺は正しいのにあの人は間違ってる」
という考えに凝り固まってしまいます。

でも、自分が正しいと確信している世界観が絶対に
正しいという根拠なんて存在しないのです。

資本主義も社会主義も実存主義も構造主義も
ポストモダニズムも、キリスト教もイスラム教も、
ゆとり教育も詰め込み教育も、スイングもモダンジャズも、
大江健三郎も村上春樹も、「つなぐ」サッカーも
「蹴る」サッカーも。

ある事象が「絶対に正しい」ということは「絶対に」
ないのです。

あるとすれば、「正しい場合」があるだけなのです。

(引用ここまで)


著者の岩田さんは、講義で1枚のサッカー選手
(ロナウジーニョ)の試合中のアップの写真を使って
こう問いかけるそうです。


「次にロナウジーニョはどうするのが正しいと思う?」


パスか、ドリブルか、それともシュートか。


でも、そこには「正しい」答えはありません。


勝っているのか、負けているのか。
点差はどれくらいなのか。
試合の残り時間はどれくらいあるのか。
相手チームはどういうディフェンスをしてきているのか。


当然ですが、それによって次のプレーは変わってきます。


著書はこう続きます。


「正しい」振る舞いとは、その与えられたシチュエーションで
ベストのアウトカム(結果)を出せることをいうのです。

つなぐか、蹴るかはその結果を出すための手段に過ぎないのです。

しかし、僕たちの多くは結果を出すという目的を忘れ、
手段のことばかり熱心に語ってしまうのです。

(引用終わり)


私も「いや、それは違うんじゃない?絶対こうした方がいい」
とよく思いますし、つい口に出てしまいます。


仕事だけでなく、子育てや、ラグビースクールのコーチを
やっている場面なんかでも。


でも、ラグビースクールのコーチなんて特に
子どももたくさんいて、みんなそれぞれ抱えている
事情や育ってきた環境も違うし、感じ方も違う。


こう接した方が絶対にいい、なんていうものは
存在しないんですよね。


なのに、つい接し方、声のかけ方、指導方法などに
目が向いてしまいます。


目指す結果、目的は何だっけ。
それを成し遂げるために、そのシチュエーションでは
何を選択するのがベターなんだろうか。
それはいつも同じでいいんだろうか。


答えはたくさんあるはずですし、日によって変わるかも
しれません。


これまで自分がやってきたこと、たまたま成功した事例、
誰かの成功体験などに過度に引っ張られることなく、
冷静な見極めが必要ですね。


まずは「絶対にこうした方がいい」と思ったら、
「本当?」「この場面でもそう言える?いつもそう?」

と、冷静に自分に問いかけられるようになりたいですね。


今週は以上です。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


どうぞよい週末をお迎えください。

#342〜一流の指導力〜 [2012年10月09日(Tue)]
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いけもとメール #324 《 2012.10.09 》 

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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おはようございます。池本です。

先週金曜日、会社の方に誘われて、東北の支援を
されているJAZZシンガー、奥土居美可さんという方の
ライブに行ってきました。

小さなライブハウスで聴くJAZZ。

人から誘われでもしなければ、
わざわざお金を出してまで聴きに行こうとは
これまで思いませんでしたが、
実際に行ってみるととても素敵な時間でした。

自分の趣味、価値観とは違うけど、
人がいいと言っているものを経験してみるのは
いい勉強になりますね。

ちょっと世界を広げていただいたことに感謝。

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★今日の話

 組織を率いるうえで大切なのは…

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今日ご紹介するのは


「一流の指導力」


という本です。


副題は
『日米プロ野球で実践した「潜在力」の引き出し方』。


著書は、大学生の時に怪我でプレーヤーを断念し、
その後スポーツ医学を学び、その後プロ野球チームや
メジャーリーグのコンディショニング・コーチとして
活躍された立花龍司さんという方。


「コンディショニング・コーチ」。
耳慣れない言葉だと思いますが、立花さんは
こう定義されています。


 選手が最高のパフォーマンスを発揮できるように、
 体調(コンディション)やトレーニング方法を
 管理するのが仕事。


こう聞くと、「スポーツは見る専門」という方には
関係ないと思われるかもしれませんね。


では、コンディショニング・コーチの役割を
こう聞くといかがでしょうか。


 選手が最高のパフォーマンスを出すために
 必要なのは、体調の維持やトレーニングだけでは 
 ありません。

 やる気を高めて潜在能力を最大限に引き出すことも、
 コンディショニング・コーチに課せられた重要な
 役割なのです。


「やる気を高める」「潜在能力を引き出す」。


仕事や子育てなどでも通じそうですよね。


著書では、立花さんがコーチとして一緒に関わった、
名指導者である、故仰木彬監督や、ボビー・バレンタイン
監督の、選手の意識の高め方などが書かれていて
とても参考になります。


(以下、著書より引用)

メッツで改めて思ったのは、コーチの仕事の8割は
選手のモチベーションを引き出すところにあると
いう点でした。

私自身は毎年アメリカで学んでいたという事情もあり、
日本で自分がやっていたこととメジャーを比べて、
トレーニング方法やコンディショニングの技術
そのものに大きな差を感じませんでした。

しかし、モチベーションを引き出すことに関しては、
メジャーのコーチたちは日本よりも何倍も
長けていました。

失敗した選手を罵倒したり、馬鹿にしたり
するような言動は一切ありません。

それは、同じ失敗をしないためには、何が必要かを
一緒に考えるのがコーチの仕事だとわかっているからです。

逆にいいプレーをしたときには、「そこまでしなくても
いいだろう」というくらいに徹底的に褒めます。

褒められると誰しもうれしいもの。

最新の脳科学によると、人は感情がともなうと
記憶が強化されるそうですが、これでもかというくらい
褒められて前向きな気分になると、同じようなプレーが
脳にインプットされて繰り返し行えるようになります。

逆に失敗プレーを罵倒されると嫌な気分になりますから、
失敗プレーが脳に刷り込まれて同じミスを繰り返す
危険性があります。

(引用ここまで)


コーチは、チームを勝たせないと自身の契約延長が
厳しくなるでしょうから、「勝つため」に全てを
行うわけですよね。


そのためには最新のトレーニングや、選手の体調管理は
欠かせませんが、それはほんの2割。


残りの8割、仕事のほとんどは
「選手のやる気をいかに高めるか」であり、
日本のプロ野球とメジャーとの違いはそこにある、
とおっしゃっています。


やる気を高める。


言葉で言うと簡単なようですが、これがなかなか
難しいからうまくいかないんですよね。


そもそも人の感じ方はみんなそれぞれ違いますし、
どう言えば、どう接すればやる気になるのかは
決まったものがあるわけではないと思います。


スキルだけに走ると見透かされてしまい、
逆効果になってしまうかもしれません。


大切なのは、やっぱり「想い」なんでしょうね。


その人の事を、そのチームの事を一番大切に想い、
どうすればその人のためになるのかを常に考え、
日々実践し、改善を積み重ねていくか。


すばらしい指導者の接し方に触れるのもいいですよね。


今日ご紹介した本に、仰木監督やボビー監督の
例がたくさん紹介されていますが、しびれますね。
よく、すっとこういう言葉が出てくるな、と。


ドラマや映画などで感動する場面、言葉は
たくさんありますが、あれらの大半は脚本家が
練りに練ったもの。


でも、こうしたノンフィクションの場面で
人が感動する言葉、やる気になるような言葉を
すっと言えるって本当にすごいですよね。


後輩と、部下とどう接すればいいんだろう。


仰木監督、ボビー監督がどのように選手の心を
つかんだんだろう…


気になった方、ぜひ著書を読んでみて下さい。


先ほども書きましたが、ベースは野球です。


でも、それを皆さんと後輩、部下、お子さんとに
置き換えて読むと、とても参考になると思います。


 一流の指導力 
 日米プロ野球で実践した「潜在力」の引き出し方

 立花龍司さん著 ソフトバンク新書

 Amazon  http://goo.gl/navIy

#323〜時間の長さ〜 [2012年10月05日(Fri)]
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いけもとメール #323 《 2012.10.05 》 

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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おはようございます。池本です。

今週もまた金曜日になってしまいましたが…

気がつけばもう10月。
2012年ももう3か月を切っちゃいました。
ほんとに早いですね〜。

ところで、皆さんが夏の終わりや秋を感じる時って
どんな時ですか?

私は夏の夜、家でビールを飲むときは、
シャワーに入る前にビールとビールグラスを
冷凍庫に入れて、シャワーからでていい感じに
冷えたビールをぐいっといただきます。

が…

昨夜、シャワーを浴びようとして、
条件反射のように冷蔵庫のビールを冷凍庫に
入れようとしたんですが、ふと

「そんなに暑くないし、そう冷えてなくてもいいや」

と思って、冷凍庫に入れるのをやめちゃいました。

と同時に、「そうか、もう夏は終わったのね」と実感。

なんとなく寂しさを感じながら、息子が寝ている
姿を見てみると…

おっと、Tシャツと短パン?
しかも布団は蹴飛ばして着てないし。

ここにはまだ夏が残っていたようです^^

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★今日の話

 月日が経つのは早い、と感じていますか?
 それは年を取っているから…!?

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月日が経つのは早いですね〜、


と冒頭に書きましたが、同じ時間の長さでも、
年を取るにつれてだんだん短く感じるようになる、
という事が、心理的にも裏付けされているようですね。


それを「ジャネの法則」というらしいですが
ご存知でした?


10月1日の「みやざき中央新聞」の社説に
載っていたんですが、


「人生の、ある時期における時間の心理的長さは
 年齢の逆数に比例する」


というのが、その「ジャネの法則」なんだそうです。


逆数とは、10だったら「10分の1」、40なら「40分の1」。


10歳の子供と40歳の大人の心理的時間の長さを比べると、


10歳:10分の1 対 40歳:40分の1


となるわけで、


例えば同じ1年でも、10歳の時に1年間と感じていたものが
40歳になると4分の1、つまり3か月に感じてしまう。
1日なら4分の1で6時間。


1日が6時間…


子どもが朝学校に行って、5時間目が終わるころには、
大人の1日はもう終了。


子どもだったら、そこから家に帰って遊んで
ご飯食べて宿題やって、テレビ見てお風呂入って
歯を磨いて寝て…


という時間がまるまるなくて、もう次の日。


そりゃ早く、短く感じるはずですね。


だから1日1日を充実して過ごしましょう、
というのはもちろんですが、みやざき中央新聞では


「年を取ったら、できるだけ若い人と一緒に過ごす
 時間をつくりましょう」


と言っています。


時間の長さが違うだけでなく、育ってきた環境、
価値観の違う人たちと接するのはいろんな意味で
刺激的ですよね。


若い人だけじゃなく、年配の方とでも。


思いっきり若い人と話したりすると


「いやいや、もう全然話が合わないよ」


なんて言ってしまいがちですが、
居心地がいい同年代の人とだけ付き合うんじゃなく、
思いっきり若い人、思いっきり年上の人、
そういう人たちとの交流をたまに意識して作ってみるのも
いいかもしれませんね。


みやざき中央新聞は最後をこう結んでいます。


 異なる時間の流れを持つ年の離れた人と
 友達になると確かに刺激的だ。

 その際、何が必要だろうか、考えてみた。
 持参すべきものは、謙虚、素直、好奇心、かな。

 (引用おわり)


年配の方とだけじゃなく、若い人からも学ぶものは
きっとたくさんあります。


そういう意味で、謙虚さを忘れない、素直な心、は
ずっと持ち合わせていたいですね。
誰と接するにしても。


今日は金曜日。今週ももう終わり。
今週も早かったですね〜。


この週末は連休の方も多いと思いますが、
どうぞ充実した毎日をお過ごしください。

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