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いけもとメール

2006年5月より、私が本で読んだり、人から聞いた話の中から、「これは勉強になった、皆さんにも共有したい」と思った事を、毎週一回仲間にメール(いけもとメール)で共有しています。
このブログは、そのアーカイブです。

【いけもとメールのコンセプト】
・自分が勉強になったことの共有。学びのおすそ分け。
・アウトプットは最強の勉強。
・(一時中断していましたが)継続は力なり。


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#54〜相手の興味はどこに?〜 [2007年05月28日(Mon)]
おはようございます。池本です。

先週はいろんなことがありました。

来年度入社予定の学生と飲んだり、取引先の
新入社員と飲んだり。。。

そして週末は2件の結婚披露パーティ。

なんだかとってもフレッシュな気持ちになった
1週間でした!

しかし週末は暑かった・・・
 
■今日の話、一言で言うと?

 自分の話したいこと≠相手が聞きたいこと。

 自分が興味を持っていること、伝えたいことを
 話すのではなく、相手が興味のあること、
 聴きたがっていることを話すように心がけよう。

 まずは「相手が何に興味をもっているか」
 を知ろうとするところから。
    
■ もうちょっと詳しく
 
 今日はこの本から。

 「チャンスがやってくる15の習慣」
 レス・ギブソン、渋井真帆
 ISBN:4478770247

 とってもシンプルで、一気に読めます。
 書かれてあることもシンプル。

 冒頭にこんな言葉があります。

  人間とは、
  もともと自分のことしか考えない生き物です。
  関心があるのは自分自身であて、
  そもそも他人に興味はありません。
  これが人間の本性です。

  (中略)

  あなたの目の前にいる相手は
  自分自身のことに関心を持っているのであって、
  自分以外の人、
  つまりあなたのことには関心がないのです。
  このことをしっかりと胸に刻んでおきましょう。

 なるほど・・・

 こうストレートに書かれると、一瞬「そうかなぁ」と
 思うものの、改めて考えてみると、確かに
 おっしゃる通り。

 ついつい自分の考えていること、やったことを
 知って欲しかったり、教えようとしたり。。。

 それがめちゃくちゃ面白かったり、また聞く人に
 とって ものすごくためになる、まさにそれで悩んで
 いたんだよ!という話であればまた違ってくるんで
 しょうが、人の話を聞いている時も、自分の事を
 考えていることが多かったりしますね。。。

 まさに自分中心。
 
 と書くと悪いことのようですが、自分がかわいいのは
 当たり前で、悪いことじゃないですよね。
 
 肝心なのは、そう思っているのは自分だけじゃなく、
 まわりの人もみんなそうだという事を認識するか
 どうか。

■今日の小さな一歩  「いい話」で終わらせないために

 冒頭にも書きましたが、先週、学生や新入社員の
 人と飲みました。

 最近の学生はこんなこと考えてるんだ、と勉強に
 なった半面、つい「社会人ってこうなんだよ」と、
 「教える」モードに。。。

 それって彼らが一番聞きたかったことなのかなぁ。
 と、この本のことを振り返り、反省。

 本にはこうも書かれていました。
  
  あなたが何に興味があるのかではなく、
  聞き手が何に関心を持っているかです。

 おお、耳が痛い・・・
 
 とは言え、一方的に先輩たちに教えてもらうことも大事。

 私も飲み屋で先輩方からいろんな指導を受けてきました。
 時には生意気にも反論したり・・・

 そういうのも大事であることは間違いないです。
 
 ただ、コミュニケーションをはかる上で、相手、聞き手の
 目線になることもとっても重要。

 まずは相手が何を欲しているのか、聞きたがっているのか、
 何に興味があるのか。 

 そうやって相手の立場にたって「みようとする」ことから
 でしょうか。

 いきなり相手の考えていることが全部わかるなんて
 ことは難しいでしょうから、「相手のことを考えようとする」
 ことから。

 そのためには、相手の話をまずはじっくり聴くことから
 なんでしょうね。

 そういえば今読んでいる本で、先週取り上げた
 「なぜ会社は変われないのか」にもこんなシーンが
 でてきました。

 「同じ職場の人なのに、どんな生い立ちなのか、どんな
 人生を歩んできたのか、どんなことを考えているのか、
 まったく知らなかった・・・」

 コミュニケーションって大事!
#53〜自発的だからこそ〜 [2007年05月21日(Mon)]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ジェイカレッジNo26 5月30日(水) 小田真嘉さん

〜「成功する人しない人」、「人の成長の法則」とは〜

 http://www.webook.tv/jcollege/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おはようございます。池本です。

昨日はとっても気持ちがいい日でしたね。

今朝の朝焼けもすごくきれいでした!

澄み渡ったきれいな空っていいですね。
 
■今日の話、一言で言うと?
  
 とにかくやってみよう。
 修正はいくらでもできるんだし。

 やってみて初めて「何がまずかったか」がわかる。
 次からそこを修正して、違う案を試してみればいい!

 会社として、じゃないからこそできることがある。
    
■ もうちょっと詳しく
 
 来週は、同期みんなで集まっていろいろ話そう会(仮称)
 の第2回目が行われます。

 集まって何をやろうか・・・なんて話にもなりましたが、
 そんなときにKから「こんな本があるよ」というメールが。

 「なぜ会社は変われないのか」柴田昌治 著

 早速仕入れて読み始めました。
 
 ということでまだ1/4くらいしか読んでいないんですが、
 冒頭の前書きから考えさせられることが多かったので
 今日はこの本から。

 以下、まえがきより。

  初心にかえって本質的なこと、青っぽいことを議論
  したりできる場をトップからボトムにいたるまで、
  社内にもっている企業は規模が多くなればなるほど
  見あたらないのではないでしょうか。

  (中略)

  会社で責任あるポジションにいる人が、こういう
  企業風土・体質をなんとか「変えたい」と思っても、
  人の気持ちに関することだから指示とか命令では
  なんともなりません。

  しかし変える方法というのがないわけではないのです。

  唯一、ひとの気持ちが変わっていくのは「変えよう」
  とするだけでなく、責任あるポジションにいる人が
  先頭にたって「一緒に変わろう」とするときなのです。

  「変わろう」と「変えよう」が絶妙のバランスで作用
  するとき、会社の企業体質は根本的に変わっていきます。

■今日の小さな一歩  「いい話」で終わらせないために

 この本は小説風になっていて、いわゆるビジネス本
 とはちょっと違っています。

 100ページほど読み進めましたが・・・
 
 結局は会社として取り組んで、トップも含めて考え方が
 変わらないとだめ、という感じかな、と。

 この「まえがき」にも「責任あるポジションにいる
 人が先頭にたって・・・」とあります。

 みんなで集まって話そう!ということになった同期。
 それなりに「責任あるポジション」かもしれませんが、
 マネージャーではないし、会社の組織として進むわけ
 でもなく、自発的なもの。

 それぞれの職場は違うし、みんなそれなりに忙しく
 なってきた中で、自分の仕事を抱えている。
 
 でも会社に対して危機感をもっていて、何が
 できるのか、同期で集まって話しあおうよ、という
 ことになりました。

 ただ、それゆえに何ができるのか、どう進めれば
 いいのかがわからない・・・

 過去にも今回の本に似た本を読んだことがありますが、
 いずれも「会社として」組織を立ち上げ、進んでいくものが
 ほとんどでした。

 たくさんヒントはありあそうですが、そのままあてはまる、
 なんてことはもちろんないと思います。

 じゃあ何ができるのか・・・

 とにかく考え続けよう。
 で、考えたことを試しにやってみる。

 でも考えれば考えるほど「これじゃだめかなぁ」と、
 いろんなことを気にしてしまいがち。
 
  こんなんじゃみんな徐々に集まらなくなりそう。
  議論が発展しなさそう。
  忙しい中、時間を作って集まるんだから・・・
  俺が関心のあるこんなこと、みんな興味あるかな。
  独りよがりでは・・・

 たぶん「同期で集まろうよ」と言い出したKも頭を
 悩ませているのでは・・・(笑)

 まだ始まったばかりだし、考えることは重要だけど、
 それ以上に「やってみる」ことが大切ですね。

 試行錯誤を繰返し、ちょっとずつでも前に進んで
 いければいいかな、と。

 必要なのは「やってみる」こと。
 やらずにネガティブな思考になるのだけは避けたい
 ですね。

 もしちょっと違っても、修正はいくらだってできるんだから。

 無責任になるわけではなく、会社としてやっるわけじゃない
 強みがそこにありそう。
#52〜みんながハッピーに!〜 [2007年05月14日(Mon)]
おはようございます。池本です。

GW明けの先週から、生活パターンを朝型に
変更することにしました。

まだ色んな問題はありますが、やっぱり仕事は
朝の方がはかどる気がします!
 
■今日の話、一言で言うと?
 
 キーワードは「みんながハッピーに」。
 
 嫌だなぁ、面倒くさいなぁ、と思っていること・・・
 またはどうしてもやらなければならないこと。

 それらを「みんながハッピーになるように」考えて
 やり方を変えてみよう。
   
■ もうちょっと詳しく
 
 今日は、以前ジェイカレッジにもお越しいただいた
 ことがある、佐藤伝さんの本から。

 「シンプルなのに、運がよくなる習慣」 佐藤伝著
 ISBN:4569658938

 全部で45の「運がよくなる」習慣がとってもシンプルに
 書かれています。
 
 以下、本文より。

  損得で生きている人は、自分に
  「それって、トクかなあ?ソンしないかなあ?」
  とたえず自問しているわけです。

  どんな質問を自分に用意しているかで、運命は
  大きく変わってきます。

  運がよくなる自分への質問コードは、これです。

  「それって、わくわくするかしないか?」

  自分をふくめたみんながハッピーになるような
  行為に対して、人はわくわくするようになって
  いるのです。

■今日の小さな一歩  「いい話」で終わらせないために

 「損か得か」。

 先週ご紹介した高萩さんも
 「『損か得かではなく、好きか嫌いか』で選ばれるように」
 とおっしゃっていますが、損得はついつい考えてしまいます。

 それをやると自分は損をするのか、得をするのか・・・。
 そこにあるのは常に「自分視点」。
 
 そうではなくて「わくわくするか、しないか」。

 一見単純そうですが、仕事に当てはめて考えると、
 結構難しいです。

 毎日の仕事、楽しいことばかりじゃないですよね。
 面倒なこと、つらいことも結構あります。

 わくわく=楽しいことばかりをやって、そうじゃない
 ことをやらなくていいかというと、そんなことはない
 わけで。

 「わくわくすることは何か」を自分で探して、それ
 だけをやればいい、なんていう人は少ないですよね。

 ただ日々の仕事で、もしそれが面倒だったり、
 しんどい仕事だったりする場合でも、
 「どうしたらもっと簡単にできるのか、もっと楽しく
 出来るのか」
 と考えることはできるはず。

 それも自分だけでなく、関わる人みんながハッピーに
 なるように。

 そう考えるのは個人的に大好きなんですよね。
 とは言え・・・試行錯誤の繰返し。
 一歩進んではちょっと下がって・・・の連続ですが(笑)

 やり方なんてどんどん変えちゃえばいいんですよね。
 自分が、そしてそれに関わる人みんながハッピーに
 なれるように。

 何をもって「みんながハッピー」と言えるかどうか、
 はちゃんと考えなければならないですが。

 前例を踏襲してずっとやってきていること、ちょっと
 考えればいろいろありそうです。

 もちろんそれらの中でいいものはたくさんあると
 思いますが、まずは普段の仕事を振り返って、
 なんとなく気ノリしない仕事、面倒な仕事を
 さがしてみよう。

 仕事以外でもいいですね!
 なんに対しても当てはまりそう!
#51〜感動を与える仕事〜 [2007年05月07日(Mon)]
おはようございます。池本です。

昨年のGW明けに職場の仲間へ「これから毎週
月曜日にメールをお送りします」とメールしてから
今日で1年。

ちょっとずつお送りする人を増やしてきましたが、
2年目に突入するこれからも当面続けていく予定
ですので、今後ともどうぞよろしくお願いします!

■今日の話、一言で言うと?
 
 普段あまり気にしていない日常の仕事に
 「感動」を与えられるものがきっとあるはず。
 
 それを再認識し、できればお客さまにも伝えたい!
   
■ もうちょっと詳しく
 
 先日ご紹介した高萩徳宗さんの著書。

 『売れるサービスのしくみ』 明日香出版
 ISBN: 4756910815

 サービスに対して、営業に対して気付きが
 たくさんありました。
 
 じゃあ、今何が出来るのか・・・
 色々と考えさせられる本です。
 おすすめですので、皆さんぜひ読んでみて下さい!

 ということで今日はその本の中から。
 (今日は長くなりましたので、お手すきの際にどうぞ)

 以下、本文からの抜粋ですが、高萩さんがある
 鉄道会社の若手社員研修を行った際のお話。

  ご存知でしたか。線路って左右の高さが
  2ミリずれると、乗り心地に影響するんだそうです。

  そして、深夜、機械を使っても1日200メートルしか
  検査を前に進められない。

  こんな地味な作業を毎晩200メートルずつ行うプロ。

  サービスにおける本当の感動と言うのは、
  サプライズよりも、誕生日に歌を歌って差し上げる
  ことよりも、線路を、しっかりと事故のないように
  メンテナンスする。

  これを365日休まずに続けること。

  感動を創造できる会社はリッツカールトンや
  ディズニーランドだけではありません。

  彼らがいるから、乗り心地のいい電車が事故も
  なく、定時運行されている。

  この事実に参加者一同が「感動」したのです。
 
■今日の小さな一歩  「いい話」で終わらせないために

 ディズニーランドやリッツカールトンの本を読み、
 講演を聴き、どうすればああいったサービスが
 できるようになるのか・・・

 そんな想いをもって高萩さんのセミナーを聴きに
 行ったのが1年前の4月。

 いわゆるサービスの現場での経験がないので
 まだまだ実際のサービスがどんなものなのかは
 わかっていませんが、高萩さんのお話を聴き、
 そしてこの本を読んで改めて思ったこと。

 それは
 こっちから「感動を与えてあげよう、すばらしい
 サービスを差し上げよう」、と思わなくてもいいと
 いうこと。

 もちろんそういうマインドはあったほうがいいと
 思います。
 
 でも、そういった表面的なものではなく、安全や
 安心、快適性など、もっと深いところでお客さまに
 日々提供しているものをしっかりすることが大事。

 先ほどの、線路の保線区の方、飛行機の整備の
 方々。

 それらに携わっている人たちは当たり前のように、
 日々黙々と安全を守るためにプロとして仕事を
 している。

 お客さまは、目の前を動く電車や飛行機の裏側で、
 びっくりするようなメンテナンスが行われていることを
 知らないでしょうし、いちいち意識してません。

 そういったことをもっとお客さまにお伝えしても
 いいんじゃないかな。

 お客さまだって安心するでしょうし、うれしくなるんじゃ
 ないでしょうか。

 自分が乗る飛行機に、これだけの人がこんなに
 手間をかけてメンテナンスしてくれているんだ、と。

 こういう、あまり知られていないけど、知るとびっくり
 するようなこと、感動するようなことってまだまだ
 ありますよね。

 現場だけでなく、事務系の仕事にも。

 仕事上、文章の校正をすることが最近多いん
 ですが(そのわりに誤字が多い・・・?(笑))、赤字を
 入れて修正しては、また確認し・・・の繰返し。
 なんどもなんどもチェック。嫌になることもしばしば。

 大した量じゃない文章に結構時間がかかったりして、
 それを考えると、1冊の本や雑誌、それも毎週出ている
 雑誌なんてほんとすごい!と思っちゃいます。

 どれだけ多くの人が関わって、苦労してこの1冊が
 出来上がっているんだろう、と。

 日々、自分たちがやっている仕事を振り返って、そういう
 「表には出ないけど、ちょっとすごい事」を探してみるのも
 いいですね。
 
 今日はずいぶん長くなっちゃいました。

 最後までお読みいただきありがとうございました。
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