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いけもとメール

2006年5月より、私が本で読んだり、人から聞いた話の中から、「これは勉強になった、皆さんにも共有したい」と思った事を、毎週一回仲間にメール(いけもとメール)で共有しています。
このブログは、そのアーカイブです。

【いけもとメールのコンセプト】
・自分が勉強になったことの共有。学びのおすそ分け。
・アウトプットは最強の勉強。
・(一時中断していましたが)継続は力なり。


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#261〜言葉をどう使っていますか?〜 [2011年06月12日(Sun)]
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いけもとメール #261 《 2011.6.12 》 

https://blog.canpan.info/ikemoto/

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おはようございます。池本です。

昨日、息子と図書館に行ったら、小学校1年生の次男が
「ここはりんごとジュースはだめなんだね」と。

ん?なぜにりんご?と思ったら…

なるほどなるほど。
飲食禁止と書いてある掲示を見てみると、確かに
リンゴとジュースの絵にバツが書いてありました。
その絵をそのまま素直に受け止めたわけですね。

子供って、たまに大人が「えっ?」と思う発言をしますよね。
こういう発言を集めると楽しそうです♪

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★今日の話

 言葉をどう使っていますか?

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今日も先週に引き続き、マグロ船のお話です。


マグロ船、かなりハードな労働を強いられる、という
イメージがある一方で、給料は結構いいんじゃないの?
と思っていました。


確かに景気のいい時代はあり、中学を卒業して2年しか
経っていないのにひと月に100万円もらっていた、という
時代もあったようです。


ところがそれも今は昔の物語。
今では廃業が後を絶たないそうで、厳しい経営を強いられて
いる船が大半のようです。


そういう環境では、若い人にいい給料は支払えません。
かつ労働条件も厳しい。


そんな中、船長が言った言葉。


「お金はあまりあげられないけど、言葉ならいくらでも
あげられる」


お金ではなく、言葉を贈る。
なんとも素敵ですよね。


じゃあ会社は言葉だけあげればいいのか、というともちろん
そんなことはないんですが、お金以外にも部下や後輩に
あげられるものはたくさんあるんだよ、という気持ちは
大切だと思います。


なかなか気の利いた言葉は言えないものですが、
言葉の持つチカラってすごいですよね。


何気ない一言でやる気がでたり、またはその逆もあったり。


朝ちょっとかけられた一言がとってもうれしくて、
その日は一日中気分が軽く、仕事もはかどる、なんてこともあります。


齊藤さんは著書で、
「マグロ船と多くの企業とでは、言葉を交わす目的が違う」
とおっしゃっています。


多くの企業の場合

 @状況を説明する
 A指示や命令をする
 Bミスをしたら怒る


マグロ船の場合

 @自信をつけさせる
 A部下の働きを認める、褒める
 Bアドバイスをする

→みんなに気持ちよく働いてもらうために使う。


日々を振り返ってみていかがでしょうか。
言葉をどんな風に使っていますか?


職場だけでなく、家族や愛する人に対しては…?


せっかく相談してくれたのに、
「それはあなたが悪いよ」と、正論をばしっと言って、
しゅんとさせていないかどうか。


「あの時のあの一言、とってもうれしくてやる気が出ました」


そう言ってもらえるような言葉を日々使いたいですね。


ただ、それらは決してテクニックではなく、大切なのは
相手に対する思いやり。


本に書いてあった言葉をそのまま使う、テクニックを駆使して
人の心を動かそうとする、では恐らく心に響かないと思います。


うまい言葉じゃなくても、相手を思う気持ちがあればきっと
伝わりますね。


 マグロ船仕事術 齊藤正明さん著(ダイヤモンド社)
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