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IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]

「地球上のすべての生命にとって調和的で民主的な発展のために」を設立目的に、「社会事業家のマネジメント支援」、「ビジネスと市民生活を通じた環境問題・社会的課題の解決」、「2020年の地球への行動計画立案」に取り組むNPOです。


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2022年度の年次統合報告書を発行しました。 [2023年04月04日(Tue)]
遅ればせながら、2022年度(1月から12月まで)の
年次報告書ができあがりました。
AIR22.pdf

18年度以降、事業と社会的な側面とを統合的に報告する
統合報告書として発行しています。

IIHOEが1994年の設立時に掲げた「地球上の
すべての生命にとって、民主的で調和的な発展」の実現の
目標年とした2020年を過ぎて、世界は、感染症の影響下から
ようやく抜け出しながらも、ロシアのウクライナ侵攻や、
世界の主な穀物生産地における旱魃や豪雨などが重なり、
エネルギーや食糧の価格が高止まりし続けるなど、
持続可能性も、日々のくらしも、脅かされています。

IIHOEの力不足は改めて痛感し続けていますが、しかし、
これまでと同じことを同じように繰り返し続けても、安定も、
持続可能性も、向上しません。
武力行使の長期化によるさらなる脅威の抑制を働きかけると同時に、
その背景にある社会的な不安定を促す要因を、
市民・企業・行政が、前例や制度を守ることにとらわれず、
状況の深刻化を防ぐための「判断とくらしの進化」を促すことの
重要性は、さらに高まっています。

その具体的な実践として、小規模多機能自治や、持続可能性の
向上に積極的に取り組む企業経営、非営利組織のガバナンスなど、
IIHOEが世界に先駆けて働きかけてきたテーマについて、
その重要性を共有し、主体的に動き出してくださっている方々を、
しっかりと支えるとともに、新たに動き出してくださる方々を
増やせるよう、新たな試みも織り込みながら、働きかけ続けます。

上記のファイル内にでは、各事業分野の2022年度の実績の記録と
23年度の方針に加えて、例年通り、
IIHOEにおける主な環境負荷・社会的側面と取り組み、
気候変動による影響、5年間の推移をご覧いただける会計報告、
ISO26000に基づく社会責任への取り組み、
SDGsへの基本方針、設立以来の経過と予定・見通し、
一昨年からは、設立以来の主な取り組みについてのふりかえりと、
1990年から2050年までの俯瞰、
そして21年度報告から新設した、気候関連財務情報開示タスクフォース
(TCFD)のガイドラインに基づく、温室効果ガス排出と気候変動への
対応に加えて、22年度は自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の
試案も参照して、「グレーで低成長」な「3.0℃上昇&年3%成長」ではなく、
「グリーンで安定成長」な「1.5℃上昇&年5%成長」を実現するために
と題した項目についても、開示いたしました。

社会に挑むからこそ「できたこと」だけでなく「できなかったこと」も、
また、社会のための組織であるがゆえに、事業の経済的側面と
社会・環境的側面を、統合的に情報開示すること、そして、
持続可能性を高めるための取り組みであるからこそ、
日本と世界の「これまで」と「これから」を俯瞰することを、
念頭に置いて作成いたしました。

ぜひご一読いただき、ご意見などお聞かせください。
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