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IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]

「地球上のすべての生命にとって調和的で民主的な発展のために」を設立目的に、「社会事業家のマネジメント支援」、「ビジネスと市民生活を通じた環境問題・社会的課題の解決」、「2020年の地球への行動計画立案」に取り組むNPOです。


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「非営利組織のガバナンスに関する現状調査」(21年12月実施)概要報告 [2022年05月30日(Mon)]
 日本の非営利セクターのガバナンスは、理事会、総会・評議員会、監事が、本来の役割を発揮できていないために、潜在的な可能性や力を発揮できずにいるケースが数多くあると感じられます。また、市民セクターや公益・非営利、社会的事業の担い手でありながら、自律的に改善・拡充を進めることができておらず、結果として、行政主導で設けられた枠組みに受動的に従っているに過ぎない、という指摘も少なくありません。
 このような「2つの危機」を放置することなく、事例やノウハウの共有を相互に学びあえる環境づくりを通じて、非営利セクター自らによるガバナンス拡充を促すことを目的に、有志による「非営利セクターガバナンス拡充プロジェクト」の準備会(※)を発足しました。

※「非営利セクターガバナンス拡充プロジェクト」準備会メンバー(五十音順、2021年11月)
NPOの社会責任取り組み推進プロジェクト(NSRプロジェクト)
社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク(NNネット)
全国NPO事務支援カンファレンス
一般社団法人非営利組織評価センター

 その最初の一歩として、昨年末に「非営利組織のガバナンスに関する現状調査」を実施したところ、146件のご回答をいただきました。ご回答くださったみなさまに、深くお礼申し上げます。甚だ遅ればせながら、その簡単な集計結果を、下記に添付いたします。
21-22_governance_research_summery_digest.pptx

 この集計結果をもとに、日本における非営利組織のガバナンスの拡充をどのように進めるべきかについて、プロジェクト準備会のメンバーに加えて、全国コミュニティ財団協会の山田健一郎さんをお迎えして、報告と討論する機会を設けました。ぜひ、そちらもご参照ください。

 今回はご回答の数が少ないことから、詳細な分析まではできておらず、集計結果のみを紹介しております。ここから読み取れる傾向や、求められる対策などについては、今後も報告や考察の機会を設けたいと願っておりますので、ぜひ、お声がけください。

 現在、準備会のメンバーにて、次の一歩の進め方について協議中です。みなさまにもぜひ、この準備会や、その後の取り組みにご参加いただき、日本の非営利セクターのガバナンスの拡充を、ともに進めていただけますよう、お願い申し上げます。
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