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IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]

「地球上のすべての生命にとって調和的で民主的な発展のために」を設立目的に、「社会事業家のマネジメント支援」、「ビジネスと市民生活を通じた環境問題・社会的課題の解決」、「2020年の地球への行動計画立案」に取り組むNPOです。


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すべてを失った人たちを、支えぬこう! [2011年03月16日(Wed)]
このたびの地震・津波・原発事故の被害に遭われた方々には、
重ねて、心からお見舞い申し上げるとともに、微力ながら、
お手伝いを続けることを、改めてお約束申し上げます。

寒さ、水・食料や燃料の不足など、避難先での厳しいくらしを、
助け合いながら続けていらっしゃる50万人以上のみなさま、
どうか引き続き、力を合わせて、がんばりぬいてください。
寄付やボランティアの申し出も、まだ十分ではないにせよ、
着実に増え続けています。
交通環境と燃料供給の改善が進めば、みなさまのもとにも
届きやすくなりますので、今しばらく、お時間をください。

さて、被災されなかったみなさまには、先日、
(1)5%の寄付とボランティアを
(2)同業者への体系的・継続的支援を
(3)25%以上の節電を!
という3つのお願いを申し上げました。

その関連で、もう少し踏み込んだお願いを、申し上げます。

まず、各地でお集めいただいているご寄付について。

阪神・淡路や中越などの前例から、義捐金として、
それが被災者のお手元に渡されるまでには、数か月の
時間を要します。もちろん、それも生活の再建や復興には
重要な資金ですが、しかし、現状では、その前の段階の
避難先での厳しいくらしを支えるための資金として、
生かすことができません。

中央共同募金会などによって構成されている
「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議」や、
海外での緊急支援活動の実績がゆたかで、国内でも
中越震災の際の集落支援が高く評価されたJENなど、
現場での効果的な緊急支援活動に使われることが
明らかなところに、ぜひ、第1次のご寄付をお願いいたします。
(もちろん、生活再建のための第2次のご寄付も、よろしくお願いします!)

もし、「選ぶのが難しい」「自分で情報を集めるのは大変」とおっしゃる方は、
IIHOEが阪神・淡路や台湾、中越などの震災や、口蹄疫などのさまざまな
被災者のお手伝いをするために設けた、
「被災者支援情報センター」(ICCDS)に、ぜひ、ご寄付をお寄せください。
当方で、最も適切な支援先を対して、随時、資金を提供してまいります。

郵便振替口座 00140−3−563548
または、
ゆうちょ銀行 019店 当座 0563548
加入者:被災者支援情報センター

※誠に恐れ入りますが、
 領収書はお送りできませんので、ご了承ください。
 また、振替手数料はご負担くださるよう、お願いします。
※ご寄付者のお名前をご紹介してもよい場合、
 「通信欄」に「名前の紹介可」とお書きくださるよう、お願いいたします。

なお、遅ればせながら、外国人や難病患者など、少数ながら特別な
ニーズをかかえた被災者を支援するために、専門性を持つNPOと政府が
連携し、私たちの敬愛する(特)せんだい・みやぎNPOセンターにご協力いただく
「仮称:被災者をNPOとつないで支える(官民)合同プロジェクト」
(略称:つなプロ)も、近日中に正式に発足します。
IIHOEは、この「つなプロ」の構成メンバーとして、物心両面で支援します。

次に、同業者への体系的・継続的支援について。
すでに、電力・ガス・鉄道などのライフライン関係企業では、これまでの災害時と
同様に、支援の人員や物資の派遣を迅速に進めていらっしゃいます。
しかし、病院や福祉(高齢者介護や障碍者介助・支援)、そして自治体(特に市町村)
では、物資も人員も、絶望的なほど、不足しています。
被災されていない地域でも、ゆとりがあるとは決して思いませんが、
しかし、同じ分野で仕事をしている方々が、筆舌に尽くしがたい厳しい状況の
もとで、自らの家族などを顧みずに、他の被災者の支援にあたっていらっしゃる
状況を、どうか支えていただきたいのです。

特に、自治体、特に市町村長と自治労におかれては、ゆかりのある被災地の
自治体を支える人材と物資を、急いで派遣し続けてくださるよう、
重ねてお願いします。

そして、25%以上の省エネについて、すでに首都圏のみなさんは、東京電力の
「無計画停電」のために、憤っていらっしゃる方も多いかと思いますが、
そんな方々も含め、全国のみなさまにお願いしたいのは、自動車と灯油の
使用抑制です。
現地での燃料の不足は、道路の寸断や渋滞だけが原因ではなく、
そこに派遣することができるタンクローリーなど輸送車両の数的制約も
大きな要因の一つです。
もし、みなさんが、車の使用を10%控え続けていただけるなら、その分、
輸送用車両も、現地へと継続的に派遣することができます。
寒さは徐々に和らぐとはいえ、八戸で桜が咲くのは例年5月になってから。
それまでの間は、朝晩、まだまだ冷え込みが続くことを、ぜひご理解ください。


最後に、東京電力福島第1原発で、消火や冷却など、最前線の対応に
あたってくださっているみなさま。自らの危険を顧みず、全力を尽くして
くださっていることに、心の底からの敬意を表します。
みなさまだけが頼りです。どうか引き続き、よろしくお願いします。
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