にほんご指導ボランティア養成講座
(基礎編)本日は第2回目が開催されました!今日は
、「異文化コミュニケーション」という主題での講座です。
講師の船見和秀氏(国際交流センター日本語教師養成講座)のレジュメから少し抜粋させて頂きます。
【1】異文化コミュニケーションとは
◆自分が常識だと思っていることは、他人にとって”非常識”かも知れません。・・・・
◆常識とは・・・・
(文化背景が異なる人々の間では、常識が非常識になることがある)
《お互いを知る・・・》
「2分間使って、未知の間柄で互いの事を伝え合ってみる。」
いきなりですが、すぐに会場は自己紹介と伝え合いが始まり活気づきました。やはりこの講座に参加される方々は積極的だなぁと感じました。
本講座の主催者 NPO法人ユニバーサルデザイン同夢(孫美知代表)さんの案内より、
<学習目標>として
1、定住外国人の現状と理解を深め、多文化共生の理念を身につける。
2、定住外国人に日本語を教えるための知識と技術を身につける。
3、定住外国人とのコミュニケーション能力を身につける。とありますが、
この趣旨に賛同し、講座に参加される市民のみなさんの積極性に触れ、改めてその関心の高さに良い意味で驚きました。
私は業務があり、講座風景の写真撮影時に教室にお邪魔しただけですが、
頂いた本日講座のレジュメの最後に
【5】文化をイメージで分類してしまうことは・・・・の項目があり、興味深いことが書かれていました。
要約しますが、
「一般化された思い込み、紋切り型のイメージ」が、⇒事実を把握する時の妨げになることがある」とあり、『目の前にいる人物や事実をしっかりと見て判断』しないと、いつの間にか、根拠なくある集団の悪口を言ったり、忌避・無視、差別や政治的権利の剥奪ひいては襲撃、虐殺など、現代社会になお存在する、マイノリティに対する排外主義的な攻撃に至る危険性があることを示唆していました。
にほんご指導ボランティア養成講座を受講し、勉強したことを活かそうとしている参加者が多く地域に存在することによって、このような一種の「イメージがつくりあげる怪物」の存在を許さず、無理解からくる対立や非共生の感覚を生み出さないことにつながると感じます。
異文化間のコミュニケーションを図ろうとする思いは、そういう「怪物」を生み出さない人間関係の大事な要素なのかなぁと想像しました。
来週9月24日㈯のみ講座はお休みで、次の10月1日㈯以降11月5日㈯まで、毎週土曜日の連続講座開催予定です。次回以降は2階・大会議室が教室になります。