Before Winter Comes[2017年11月13日(Mon)]
ある秋晴れの日に件の絵画のお届けと共に約10年ぶりの再会と相成った。
現地に着くなり工房案内が始まった。作業場隣のギャラリーに案内されて
一通り作品を眺め、絵画を搬入した。親子再開、記憶が蘇った様子から責任を果たした。
そして感謝の意と共にお茶の時間。
そこで彼女が切り出した10年前のウェットな「告り」。
「いつもみっちり怒られた・・・。
後になって怒られた意味を知る場面に何度も出会ったさ・・・。」
「・・・効きの悪い薬。」
その他、トリッキーな「告り」が多々出てくるものだから10年前の記憶に戻るのはそんなに難しいことではないが過ぎる時間も同じく早い。とかく起業は想いが先行し勢いで飛び出しがちだが詰まる所、成功率10%以下。昔も今も変わらないよう。下手すれば信用とお金を失いかねない。だが未だに後ろで起業を煽る団体が存在するのは本気なのか、惰性か?。当時はブームも相まって雨後の筍状態で設立した。サラリーマン時代に少なからずの人間模様に触れてきた故の小言はネガティブ志向に捉えられしばらく浮いた存在。
彼女とてこれまでの道程に紆余曲折を重ねたことは想像に難くない。それでも今の立ち位置にたどり着いたことはそれまでの人との出会いを大事にした結果でありこれからの生き様(ストーリー)を描くチャンスだと思う。
10年前も伝えたはずだ、これまでの経験から体に染みついたと思う。
「一人で生きているのではない、周りに生かされて生きているのだよ。」と。
・・・10年後に再開できれば上出来。