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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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10メートルの津波から薪ストーブ工場再開 [2011年07月16日(Sat)]
以前紹介した、釜石にある薪ストーブ工場に行ってきました。
津波から4カ月経っていることもあり、普通に営業というか、ワカメ洗浄機の復興需要で大忙しでした。
しかし、実は、この工場は10メートルの津波にさらされ、2階までやられて、OA機器や図面や書類を失ったところだったのです。


黄色い線の所まで津波が来た。



ここまで海水が来たと語る石村社長


幸い社員は全員無事で、石村社長は被災した工場を見て、クレーンが大丈夫だから復興できると確信し、見事に工場を再開した。
今回の震災で、数日にわたる大規模停電を経験したユーザーからは、電気が無くても暖をとれる薪ストーブが確約したとのお礼のメールや手紙がたくさん寄せられ。
パソコンやOA機器は全て中古で揃え。
製造途中の薪ストーブを拾い集め、ひとつひとつ、点検し、さび止めをし、出荷を始めた。


クレーンと瓦礫の中から救出された製造途中のストーブたち


今、大量に生産しているのが、三陸の復興のカギとなる。水産物の加工のための機械の生産。


ワカメ洗浄機


原理的には巨大な洗濯機。
これがあるから、おいしいワカメが食べられる。

港湾施設が復旧し、水産加工の工場が復旧すれば、三陸の大きな産業が大きく復興することになる。
10メートルの津波に遭った工場が、三陸の復興に貢献している。

同時に生産される薪ストーブは、災害に強い暖房器具として多くの人の命を守る。


デモ機の出荷待ちのトラックに「負けねぞ 釜石!」と書かれていた。



■参考ページ クラフトマンストーブ http://www.craftman-pe.com/
東北から戻ってきました。 [2011年07月15日(Fri)]
いろんな人にあって、プロジェクトの事について話しましたが、岩手県内で活動を始められる見込みがつきました。
日はまた昇る。東の海から太陽が昇る、つまり希望の光が差し始める。そんなイメージです。
中長期的な活動になると思われるので、岩手の冬をどのように越す事が出来るかを前提に、テスト的な導入を繰り返しながら、プロジェクトを組み立てて行く予定です。
今後、1週間単位のボランティア、1カ月単位とかそれ以上の常駐スタッフがが必要になったり。機材関係は揃いつつあるのですが、運転していく資金をどうするかなど、問題は山積みなのですが。なんとなく、わくわくというか、おもしろい事になりそうな予感がしています。
現地レポートなどは追々・・・。
ボランティアが認められないために退社する人々 [2011年07月09日(Sat)]
東日本大震災から4カ月経とうとしてますが、先日、ボランティアに行かせてくれないために会社を辞める決意をした方に遭った。
東日本大震災は阪神大震災に比べボランティアが少ないと言われています。
被災地と大都市との距離が遠いということもあり、団体でしかボランティアを受け入れないという地域がたくさんありました。
これは、これで、合理的な理由があるのですが、結果としてボランティアに行きたい人からすれば大きなハードルとなっています。
この方は、ボランティアに行きたいが、ボランティア団体に所属していなかったために、被災地に受け入れられないだけでなく、ボランティアに行くという公的な証明が出ず、会社のボランティア休暇がもらえなかったそうです。
そして、そこから職場への不信感が増し、会社を辞める決意をしたのだそうです。

以前、プーケットで、職場に被災地に行くのを拒否されたために、退職し被災地でボランティア活動をするようになった女性の事を思い出した。
彼女の場合は、被災地では伝染病の危険性があるからという理由で、職場にタイの被災地に入る事を制限された。
実際はそうでないのに・・・・
これも風評被害ですよね。

ツナミクラフトとして活動しているから、そういう境遇の人が寄ってくるという面もあるでしょうが。実はけっこう多いんじゃないかという気がしてなりません。

ボランティア休暇を取らせない事で、人材を失っている職場ってけっこうあるかもしれません。
たとえ、退職しなくても、職場に対する不信感を持たれるでしょうね。

参考

この映像の15分30秒あたりに出てきます。
夏フェスでさをり織りのリストバンド販売 [2011年07月08日(Fri)]
東海・関西方面が梅雨明けしたとのことで。いよいよ夏本番です。
夏といえば、夏フェス。
今年の夏フェスにて、津波復興支援のさをり織りのリストバンドを販売します。


夕張のTシャツと
タイの津波被災者たちが作ったPRAY FOR JAPANさをり織りリストバンド


2007年5月に、代々木公園で開催されたタイフェスティバルで、タイの人気ロックバンド「モダンドッグ」の応援に使われたスマトラ島沖地震の支援のためのさをり織りのリストバンド。

その後、その年の6月末に、当時財政破たんした北海道の夕張を支援しようと開催されたキュー・ミュージック・ジャンボリー in 夕張で、GLAYが身に付けた夕張の施設「清水沢学園」が作ったさをり織りリストバンドに魂が引き継がれました。

そして、昨年はアメリカでハイチ支援のためにと、タイの津波被災者が作ったさをり織りのリストバンドが販売され。

今年、3.11を受け、東日本大震災の日本の津波被災者支援のために、タイの津波被災者の作ったさをり織りのリストバンドが作られました。

今回、ap bank fesとフジロックの二つのロックフェスティバルで販売されます。

「ぐらするーつ」ブースにて販売されます。本日、納品してまいりました。
フジロックの方では、民族楽器店の「アバロンスパイラル」でも販売予定です。

是非足を運んでください。
朝日新聞掲載の反響 [2011年07月08日(Fri)]
東京では読めなかったのですが。昨日朝日新聞関西版に記事掲載され、問合せの電話がかかってきています。
資材を提供したい、ボランティアをしたいという方です。
とてもありがたいです。
来週、岩手県に入り、現地調整してきます。
震災から4カ月、避難所解消の目標達成の一方で、実際は戻りづらい状況がある人も多いため、かなり混乱してますが。仮設住宅が安定してきたら、定期的なボランティアも入り易くなるかと思われます。



まだ、現物は手にしてませんが、記事が読めていないとのことで、記事をデジカメで撮って送っていただきました。みなさん、ありがとうございます。


と記事を書いたところ「ピンポーン」



さをり織りの織り機が届きました。

目が悪くなって、使わなくなり、押し入れに入っていたのだそうです。

ありがとうございます。
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ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」