• もっと見る

STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
<< 2011年01月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
月別アーカイブ
タグクラウド
アジアカップの決勝点シーンを見て想う。ついでにベストキッド [2011年01月31日(Mon)]
サッカーのアジアカップの決勝戦。日本対オーストラリアは、途中出場した日本に帰化した在日韓国人の李選手のゴールが決勝点となり、日本が優勝しました。
それにしても、このアジアカップ。アジアの複雑さというか、国境や国籍、どこまでがアジアかなど、様々な線引のことに気づかされました。
李選手は、かつて、韓国代表を目指していたそうですが、その時、韓国で在日韓国人をさげすむ「パンチョッパリ」という悪口まで言われたりしたそうです。日本でも、在日ということで差別を受けやすいのに、韓国に行っても差別されるというのはなんとも言えません。
結果としてU-19韓国代表の選考に落ち、今度は日本に帰化し、日本で北京オリンピックを目指す事に。
韓国戦で、長谷部が怪我をしなければ、出てきていたはずだったのですが。出てきたら、出てきたで、ご家族や親戚はどのような気持ちになったのでしょう。
先日、関西に戻っていたのですが、関西には在日専門の介護ヘルパーの派遣業者を見かけました。在日一世も、普段は日本語で生活しているわけですが、痴呆が始まると母語しか話せなくなり、日本語でコミュニケーションを取れなくなるそうです。そうなると、在日、2世、3世、4世は家庭内での介護が困難になってしまうそうです。そこで、その問題を解決するための専門の介護ヘルパーが必要になってくるのだそうです。
在日の2世、3世、4世って、どこにアイデンティティを持っていくのか、単純にはいかないようです。

一方、オーストラリアの方ですが。こちらも、複雑。今回はだいぶん減ったのですが、旧ユーゴのクロアチア系の選手が多いチームだったんです。オーストラリアのサッカーのレベルを上げたのは旧ユーゴから亡命してきたクロアチア系のおかげと言われるぐらいです。
クロアチア系のおかげで実力が上がり、FIFAワールドカップに出やすいように、オセアニアでなく、アジアサッカー協会に加盟し、なんでアジアカップにオーストラリアが・・・という事になっています。ヨルダンとオーストラリアでは地球の裏側って言いたいほどの距離があります。
決勝の審判は、旧ソ連のウズベキスタン人。アジアなんですが、ヨーロッパ的な所もある。その一方で、ヨルダンに近いトルコはヨーロッパなんですよね。
そして、決勝トーナメントの最初に当たったカタールですが、アフリカや南米から帰化した選手が出場。

帰化と言えば・・・
さっき、たまたま、映画「ペッストキッド」の1作目をDVDで見ていたのですが。
あの作品は、いじめられていた少年を、年老いた日系アメリカ人が空手を教えて、いじめた相手に自分を認めさせるという内容。
この中に、ミヤギが妻と子供の命日に酒を飲むシーンがある。
沖縄からハワイの開拓民として移民したミヤギは、第二次大戦中に、日系人にも関わらずアメリカ軍の軍曹として日本と闘っていた。その一方で、身ごもっていた妻は、日本人の収容所に送られ、満足な医療を受けられなかったため、出産の時の合併症でおなかの子供と共に命を落とす。
帰化して国のために戦っても、国は最低限の医療を保障してくれない。
それを知った少年は、なにも出来ない。
これを見ていると、帰化するって、メリットってなんなんだろうという気になってしまう。
エンターテイメント作品の中に、マジョリティが知らない、マイノリティの問題を織り混ぜたことで、作品に深みが出てきたように思う。
ちなみに、ジャッキーチェンの出てくるリメイク版も良くできています。アクションシーンは見事。近代化の象徴としての自動車に翻弄される人々というのが興味深い。

余談ですが。アジアカップの試合前の国家が流れるシーンでも注意してみると、国家を口ずさんでいない選手が多いチームがけっこうありました。帰化した選手はたいがい口ずさめていません。
日本は、中田英寿選手が歌わなかったと右翼から攻撃を受けた事件があって以降、口パクはしているのですが、よく聞くと歌っている声も聞こえます。他の国に比べて音程を外し方が少ないです。日の丸のメロディーの音域は日本人成人男性の音域とあっていないそうで、7割がうまく歌えないという話を聞いたことがありますが。けっこう頑張っているかも。
いっぽう、他の国は歌えても音痴がけっこう多い気がします。

国家とか民族とか、地域の境目って本当に複雑。


代表初ゴールが決勝点…帰化5年目の李忠成(読売新聞 - 01月30日 21:38)

 青いサムライたちが苦しい戦いを次々に乗り越え、アジアの頂点に立った。

 日本代表がオーストラリアを下した30日未明のサッカー・アジア杯決勝戦。延長で決勝ゴールを決めたのは、帰化してまで代表ユニホームにこだわり、人一倍の努力を重ねてきた李忠成(りただなり)選手(25)だった。

 延長後半の109分、長友佑都選手(24)が左からクロスを送った時、突如としてゴール前に李忠成選手が現れた。満員の観衆の視線を浴びた背番号「19」は体を右へ傾け、左足で正確に球をとらえた。「あんなきれいなゴールは一生取れないと思う」。日本のサッカーファンの心に長く記憶されるだろう鮮やかな代表初ゴールが値千金の決勝点となった。

 大歓声がわき起こる中、Jリーグの試合と同じ、矢を射るパフォーマンスを披露した。左足ボレーは「小学生の時から繰り返し練習してきた」得意技だった。

 20日前の初戦ヨルダン戦に出場してから、プレー機会がなかった。だが、気持ちを切らさず、練習に打ち込んだ。試合後、「もう1回チャンスが来ると思っていた」「最後に俺がヒーローになると、毎日、思い続けていた」と興奮した様子で打ち明けた。

 J1・柏で出場機会に恵まれず、広島へ移籍したのが2009年。そこでもベンチを温めたが、昨秋、主力の負傷で巡ってきた機会に得点を重ねた。これがザッケローニ監督(57)の目に留まり、代表に呼ばれた。

 在日韓国人4世。韓国の19歳以下代表候補に招集されたこともあるが、代表からは漏れ、日本代表でのプレーを目指して06年に帰化申請した。翌年、認められて08年の北京五輪に出場した。「日本の中で、日本の文化で育った。日本代表のメンバーとしてアジアを制覇し、最後に自分が決勝点を取った。誇りに思います」。苦労を乗り越え、一夜でシンデレラボーイとなった若者は喜びをかみしめた。(ドーハ 大塚貴司)


<アジア杯>李忠成、日本を勝利に導く
(中央日報 - 01月30日 10:04)

李忠成がやり遂げた。
在日同胞で日本サッカー代表チームの李忠成は30日(韓国時間)にカタール・ドーハで開かれたアジアカップ決勝戦対豪州戦で、延長戦後半に値千金の決勝ゴールを決め日本を優勝に導いた。
延長前半に投入され最前方に就いた李忠成は、延長後半4分、長友の左クロスを左ダイレクトシュートにつないで決勝ゴールを決めた。決勝戦前まで1失点にすぎなかった豪州のGKシュウォーツァーも身動きできずにやられてしまった。李忠成は自身を選んだザッケローニ監督に走り寄り厚い抱擁を交わした。国際Aマッチ2試合目で入れたデビューゴールだ。
李忠成は2004年U−19(19才以下)韓国代表チーム候補として国内でテストを受けたがチーム入りはできなかった。在日韓国人をさげすむ「パンチョッパリ」という悪口まで耳にした。祖国の冷たい扱いは彼には大きな衝撃だった。その後日本で実力を認められた李忠成は、オリンピック代表に名前が挙がると、2006年9月に日本への帰化申請をして2007年に日本国籍を取得した。2008年の北京五輪では日本代表のレギュラーとして出場した。彼は当時、「大きな舞台でゴールを入れ世界に在日韓国人の可能性をアピールしたい」と話していた。帰化から4年で夢をかなえたのだ。
日本は2004年の優勝に続き2の大会ぶりに優勝カップを取り戻した。また、通算4回(2011年・2004年・2000年・1992年)の優勝で最多優勝国となった。






「カミングアウト」見てきました [2011年01月28日(Fri)]
GID(性同一性障害)を題材にした劇団「トランス☆プロジェクト」第六回公演『カミングアウト』を見てきました。
二日目で平日の昼の公演、しかもトークイベント無しと言うことでしたが、けっこうたくさんの方が見に来ていました。
吉祥寺にある武蔵野市の吉祥寺シアターの設備が、けっこう立派でびっくり。20年ほど前、関西地区の公共の小劇場で、いくつかの小さな劇団の公演の舞台周りの仕事を何度かしたけど、いろいろと大変でした。それから比べると、十分すぎますね。オーソドックスではなく、ちょっと癖もあるけど、自由度も高そう。その分、照明のプログラムを組むのも大変そうだけど・・・。

ストーリーは、三人兄弟の一番末の少女が、自分の性に違和感を持っていたのですが、ある日カミングアウトした。その直後あたりから話が展開してゆきます。
チラシのイラストには、ビリヤードの玉の上に、人が立っている絵が描かれていますが。カミングアウトをきっかけに、身の回りの多くの人々に、いろんな影響を与えてゆきます。
その身の回りの人の中にも、カミングアウトをしていないGIDの人も混じっています。カミングアウトを切っ掛けに、GIDであることをシェアする人もいれば、そうでない人もいる。立場上、カミングアウト出来ない人もいるし。なんとなく、自分もそうだというメッセージを送る人もいる。
急激な変化に対応できない、家族の姿もある。
そういや、四谷の家に住んでいた時、家から徒歩10分のところに、同性愛者の家族の心のケアをする所がありました。さすが新宿二丁目というところ。
カミングアウトは、当事者もすごくエネルギーがいるけど、周りもすごくエネルギーがいる。

さてさて、この舞台でのGIDは、女性であるけど、自分の性に違和感というパータンが多かったわけですが。それだけでも、いろんなカタチがあるということが、キャラクター設定されていたのが興味深かったです。
女らしいけど、女の人しか好きになれない、同性愛と言われるパターン。(同性愛の場合も、相手がトランスジェンダーの女性でないとダメというパターンもある)男性と結婚し女として生活しているけど、男勝りな感じで仕事に打ち込んでいる。などなど。

よく、●●障害とかなんとか、一つの名前がついてしまうと、一つのパターンにまとめてしまう傾向というのがありますが。●●について困っているということでは一つのグループとして捉える事が出来るが、実際は様々なパターンがある事が多い。
けっこう、このあたりは、伝わっていない事だと思うんですよね。

人間って、女性ホルモンと男性ホルモンを両方持っているわけですが。
男性と女性との境目って、グラデーション状という話があります。
そして、自分のアイデンティティとしての性、社会的な位置づけでの性も、男女の境界は、様々なカタチがあるし、それぞれのパラメーターの上でグラデーション状なのではないかという感触があります。
ってことは、多かれ少なかれ、ほとんどの人がGIDの要素を持っているんじゃないかと思っちゃうのよね。

その自分に対する違和感を感じやすいか、そうでないかは、社会的な要因も大きいように思うんですよね。
オカマちゃんの多いタイでは、生活が厳しく、しかも、男性らしさを求める傾向の強い地域で、けっこうオカマちゃんの割合が高いと言われています。
自分を守るために、性の違和感を一気に表面に出してしまうってのもあると思います。
ジェンダーからの解放って感じでしょうか。
性別が逆ですが、フェミニズムというか、女性の解放運動と共通した要因ではないかと思われます。表現方法はずいぶんと違いますが・・・・。

なお、タイのオカマちゃんの一部には、貧困のため、ショービジネスの仕事を得るためオカマやニューハーフになるパターンも存在します。こちらは、GIDとは言えないかも・・・。

その一方で、社会的な要因でなく、気がつけば、体の性と、心の性が違っていて。第二次性徴期になって、その違和感に、ショックを受けてしまうって事もある。
こちらは、前述のジェンダーからの解放って感じとかなりニュアンスが違う。

どっちがどうのとは言えない面もあるけど、カミングアウトは大変だと思うわけです。
タイのオカマちゃんの場合は、カミングアウトしたら、男性らしさから逃れられるという大きなメリットがあるから。社会的なデメリットはあるけど、デメリットよりメリットが大きいようにおもうけど。
後者は、体の性と、心の性が違っているデメリットの方が、大きく感じてしまうように思えてなりません。
この場合、思春期の第2次性徴を一時止めるため抗ホルモン剤は有効だと思います。
どちらの性を選ぶのか、ありのままを受け容れるのか、どのように判断するのかは、本人次第ですが。体の性徴の現れを抑える事で、自分のアイデンティティを判断する時間が稼げるメリットは大きいように思います。

てなことで、語り出すと止まらなくなりそうな、GIDという命題。

約90分の舞台で、ちょいとまじめに、ちょいとくすっと笑って、役者さんの鍛えた演技を見つつ、みなさんも、考えてみませんか。

新しい自分や視点、社会と出会えるかも。

あと2日ありますよ。


最近、関連するニュースも報じられました。

小6男児に抗ホルモン剤=性同一性障害、小児で初−大阪医科大

 心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)と診断された兵庫県内の小学校6年の男児(12)に対し、大阪医科大ジェンダークリニック(大阪府高槻市)が、思春期の第2次性徴を一時止めるため抗ホルモン剤を用いた治療を始めることが20日、分かった。GIDの治療で小児に抗ホルモン剤を投与するのは国内初とみられる。
 男児の主治医で同クリニックの康純准教授によると、男児は来月から月に1回、抗ホルモン剤「LHRHアゴニスト」を注射する治療を受ける。ホルモンの分泌を抑制する薬剤で、第2次性徴が早い思春期早発症の小児に投与されることもあり、重い副作用の例は少ないという。
 GID学会理事長の中塚幹也岡山大教授によると、GID治療では数年前に岡山大が当時16歳の女子高生に投与した例があるが、中学生以下では国内初とみられる。
 男児は昨年8月以降、男性ホルモンが増加し、第2次性徴が始まった。大阪医科大は10月から抗ホルモン剤の投与について学内で審議を重ね、最終的に倫理委員会で承認され決定した。(2011/01/20-11:36)時事通信



トランス☆プロジェクト 第6回本公演
「カミングアウト」
構成・演出 花房徹



<ストーリー>
ある日、ある家族の中で「カミングアウト」があった。
それから奇妙な時間、日々が流れた。
カミングアウトには勇気が必要。
それを受け取った人々は自分の中のカミングアウトを探すのかも知れない。
そう、ビリヤードのように、一つ一つの玉は八方に散り、一人一人孤独と向き合った。

<日時>
2011年1月27日(木)〜30日(日)

<会場>
吉祥寺シアター
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-22
TEL 0422-22-0911

<タイムスケジュール>
 27日(木) 19:30 ★
 28日(金) 15:00/19:30
 29日(土) 15:00
 30日(日) 15:00
※受付時間は開演の1時間前です。開場は開演30分前
★…アフタートークあり
 【アフタートークゲスト】
  ◎針間克己(はりまメンタルクリニック院長)
  ◎上川あや(世田谷区議会議員)
  ◎杉山文野(「ダブルハッピネス」著者)

<料金>
※全席指定
前売予約  一般:3500円 (当日3800円)
        学生:2500円 (当日共・要学生証提示)
        ペア:6300円 (前売・予約のみ取り扱い)

<チケット販売開始>
2010年12月6日(月) 13:00

<チケット購入方法>
電話予約:080-3580-3103
メール予約:ticket.transproject@gmail.com
こりっち予約:PC用 https://ticket.corich.jp/apply/24262/携帯用 http://ticket.corich.jp/apply/24262/

※メールでご予約の際は件名を「チケッと予約」とし、本文に「お名前・観劇日時・枚数・ご連絡先」をご明記の上お申し込みください。
※前売り予約の受付は公演日の前日23時までにお願いします。
※受付は開演の10分前までにお済ませください。10分前を過ぎますと、ご予約を頂いてもお席をご用意できない場合もあります。

<キャスト>
月嶋紫乃 冴瑪悠 原田夕遠 アサト SHIGERU

水谷誠司 あづみれいか 山崎ここ
中山由佳 にいみ花帆 おおたにっち

三浦ゆかり 荒木さち 池田理枝
佐藤昌枝 国枝昌人

<スタッフ>
舞台装置:志田原貴子
照明:田向澄男
音響:上田道崇
舞台監督:小嶋次郎
ヘアメイク:山口勇
制作:増坂由夏 岡田美奈子

<協賛>
ソフトバンクモバイル株式会社

<企画・製作>
トランス☆プロジェクト

<お問い合わせ先>
トランス☆プロジェクト
【メール】info_transproject @ yahoo.co.jp 
【HP】http://transproject.web.fc2.com/

「稽古日誌」公開中!
http://translesson.blog85.fc2.com/
携帯電話が契約できないことが人身売買に繋がる [2011年01月28日(Fri)]
携帯電話が一般に普及しだして15年が経過しました。高校生の必需品がポケベル(死語)から携帯に移行し干支が一巡しました。既に必需品と言えましょう。
法律がかわり、今でこそ減りましたが、肉体労働の登録型派遣の仕事にありつくにも携帯電話が必要で、ネットカフェ難民と言われた人も多くが携帯電話を持っていたりします。
そんなこんなで、いつの間にか携帯電話を持たないと、生活が出来ないと思えてしまうような状況があるわけですが。
生活必需品の携帯電話が契約できない人がいるんです。
それが、タイガーマスクで話題になった、児童養護施設で暮らす少年たちだそうです。
全ての会社が契約出来ないわけではないようで、子どもの在籍証明書や施設長の身分証明書などを提出して、施設長が親権を代行する形で契約に応じるところもあるそうですが、最大手のドコモがどうしてもダメなのだそうです。

さて、この児童養護施設ですが、タイガーマスクの連載当時までの昔はいわゆる「みなしご」が多かったらしいのですが。「3年B組金八先生」が流行ったあたりは、いわゆる「家庭内暴力」などで暴れた少年たちが多く。現在は、親からのDVの被害者の子どもが多いのだそうです。
なんとも、トレンドに忠実というか、それぞれの時代の問題がそのまま児童養護施設に現れている感じです。

そんなことで、DVの被害に遭って、命からがら親から逃げてきて、いざ自分で生きて行こうとした場合、携帯電話が必要になってくるわけです。しかし、契約は出来ません。
未成年の契約ですから、民法上、未成年者の契約には親権者などの法定代理人の同意が必要となるわけです。
児童養護施設に逃げ伸びたDV被害者は、施設長が親権を代行する形で契約に応じる携帯電話会社と契約する事が可能になるわけですが。
そうでない、DVから逃げのびた未成年は、親からの追跡を避けるために家から持ち出した携帯電話は使えないし。新たに契約が出来ず。携帯を持っていない状態になってしまいます。

でも、どうしても手に入れたい。
そこで、どのようにして携帯電話を手に入れるかというと。一見、やさしい、怖い方から入手しちゃうんです。
携帯電話を持たせてあげるからと、それを条件に性交渉を強要したり、未成年が働いては行けない仕事につかせたりしたり。携帯電話を持てても、携帯電話代のために体を売るわけです。管理下で体を売る。人身売買の状態です。

で、またもや、命からがらで逃げざるを得なくなるわけです。
DVの次は、人身売買の餌食というケースがあるわけです。

生物多様性とか去年言ってましたが、DVも様々なので、全てのケースでそうなるわけではありませんが。悪循環に巻き込まれるケースが多々あるということです。

人身売買って、2.3年前、映画「闇の子供たち」で、話題になったこともあり、ちょっと離れたアジアの国のものだと思っている人が多いと思いますが。すぐそこで、起こっていたりします。

しかも、企業として、確実に堅実に契約したいとしていたことが、人権的に問題のある事の要因になってしまう。このあたりは、悩ましいところですが。
インフラとして、全ての人に必要となってしまった商品を持つ企業は、自分たちの行っている事が、人々に、どのように影響をしているのかに、様々な面で向き合わなければならないと思います。


そういや、この児童養護施設の子供が携帯電話を契約できないという新聞記事、人身売買を取り扱った本を書いた、大久保真紀さんですね。

おそらく、携帯電話が持てない事で、未成年の少年・少女たちに何が起きるかをわかった上で、限られた紙面に記事を書かれたのでしょうね。

大事なことだけど、普段は地味な話題なので
タイガーマスクで、児童養護施設が注目されている間に・・・と。

児童養護施設の子、ケータイ契約できず「親の同意いる」 
2011年1月24日 朝日新聞

 東京都の児童養護施設で暮らす高校2年の男子生徒(17)が携帯電話の契約をNTTドコモに申し出たところ、親などの法定代理人の同意が確認できないとして拒否されていることがわかった。この高校生は虐待が理由で裁判所の命令で親と分離されており、親の同意をとるのは不可能な状態だ。施設長(58)は「貯金通帳や旅券の発行、住民票の異動、住宅の賃貸など多くの場合は、経験上、施設長が保証人、保護者代行として認めてもらっている。『タイガーマスク運動』が盛り上がる中、企業としてもできることを考えてほしい」と話している。

 この高校生はガソリンスタンドなどでアルバイトをして金をため、昨年暮れ、施設長とともに近くの店舗で携帯電話の購入申し込みをした。しかし、「施設長の同意では受け付けられない」と拒否された。施設長が同社に改善を求める申入書を2度送付したが、事態は変わっていない。

 NTTドコモ広報部は「民法上、未成年者の契約には親権者などの法定代理人の同意が必要とされている。同意が確認できなければお断りしている」と説明する。

 ソフトバンク、auを展開するKDDI、ウィルコムなど他社も「原則法定代理人の同意が必要」とする。ただし、施設によると、子どもの在籍証明書や施設長の身分証明書などを提出して、施設長が親権を代行する形で契約に応じるところもあるという。

 文部科学省の調査で高校2年生の携帯電話所持率は96%。この高校生はクラスで唯一持っていない。アルバイト先からも連絡のために持ってほしいと言われている。高校生は「好きで施設に来たのではない。社会から疎外されていると感じる」と話す。

 施設長は「親の虐待から保護したのに、その親から同意をとれというのは無理難題。ハードルが高すぎる」と訴える。国に対しても「親権について民法や児童福祉法の改正が検討されているが、こうした問題も入れて考えてもらいたい」と話している。(編集委員・大久保真紀)


大久保真紀さんの著書





第三の性の客室乗務員とトランスジェンダーを扱った舞台が初日 [2011年01月27日(Thu)]
タイの新興航空会社が、男性から性転換した人を「第三の性」として、客室乗務員として採用すると報道されました。さすがタイと思えるニュースです。
高校に「第三の性のトイレ」が出来たり、ショービジネス以外に、フラワーアレンジメント、美容師、飲食店などオカマちゃんの働く場所がいろいろあったりと、まだまだいろんな差別や偏見などがあるものの、けっこう社会進出していたりします。

今回、画期的なのは「第三の性」の表示のついた名札を着用するということ。
どうも、すでにタイ国内でオカマちゃんが、スッチーとして働いていたようなのですが。男性の名札を付けていたのだそうです。
彼女たちにとっては、ちょっと辛いところですよね。
これで、少しは気持ちが楽になる出しょうか。

とはいえ、「第三の性」の客室乗務員を採用したのは、ニュース性以外にも、人件費を抑えるという会社経営的な背景もあると推測できます。
P・Cエアーは、格安航空会社ですから。人件費を抑える必要があります。
タイでは、安い美容院は、オカマちゃんが従業員のケースが多くあり。
オカマちゃんたちは、なかなか仕事に就けず、安い給料で働かなければならない事情もあるようです。
その一方で、頭の回転が速いオカマちゃんも多く、経営者からすると、安い人件費で優秀な人材を得られるメリットもあるわけです。

タイのちょっとしたお金持ちの間では、日本旅行が流行っているので、P・Cエアーは、タイ人の中産階級の中と下あたりをターゲットにしているので、他の国の人に比べ、オカマちゃんに対しての慣れがあるために採用で来たのだと思われます。

性同一性障害は、いろんなパターンがあるので、全てにおいて対応しているわけではないでしょうが。多様な生き方の可能性を示したニュースだと思いました。

ちなみに、本日、吉祥寺の「吉祥寺シアター」で、GID(性同一性障害)をテーマにした劇団「
トランス☆プロジェクト」の第6回本公演「カミングアウト」の初日です。
ある日、ある家族の中で「カミングアウト」があり、それから奇妙な時間、日々を描いた作品。今からでも見に行けますよ。

★本文中の「オカマちゃん」という表記ですが、タイ国内で、性転換した方が日本人の私に対し日本語で「ワタシ、オカマちゃん」と言って、話しかけられることがよくあるので、そのように表記しました。


元男性3人スッチー!タイの航空会社が採用
2011.1.27 05:03 産経スポーツ

 タイの新規航空会社「P・C・エア」が26日までに、性転換して女性になった計3人の“ニューハーフ”を客室乗務員としての採用を決めた。地元メディアなどが報じた。3人の中には、日本のタレント、はるな愛(38)が優勝したことで知られる「ミスインターナショナルクイーン」の優勝者もおり、現地で話題を集めている。

 “機上の美女”は元男性。「ニューハーフの先進国」とされるタイから、ホットなニュースが飛び込んできた。

 タイの新規航空会社「P・C・エア」はこのほど、女性17人、男性10人のほかに、性転換して女性になった元男性3人を客室乗務員に採用することを決定した。地元紙ネーションなどによると、元男性3人は「第3の性」であることを示す名札を制服に着けて乗務するという。

 3人の中には、2009年に、はるな愛が優勝したことで知られる「ミスインターナショナルクイーン」の2007年女王、タンヤラットさん(23)もおり、“彼女”は「前に別の会社でもあったように、最初は志願書を受け取ってくれるだけで、正式に採用してくれるとは思っていなかったから、とてもうれしいわ」と感激した。

 タイは性転換に寛容で、これまでも元男性を客室乗務員に雇用する航空会社はあったが、正式にはあくまでも「男性」としての採用だった。

 実際、もう1人の採用者、カセサート大学卒のパンタカンさん(24)は、かつて別の航空会社に応募したが、あえなく不合格。同航空会社で働く友人から、パンタカンさんが性転換者であるため採用されなかった話を聞き、その差別に大きく落胆したという。

 それだけにパンタカンさんは「タイ社会が、性転換者にチャンスを与えてくれたわ」と大喜びしている。

 「P・C・エア」の幹部は「我が社は、性転換者が客室乗務員として働く可能性があるとみなした」と話した。同社のスポークスマンも「(今回は)性転換者の枠を3人にしたが、“彼女たち”の能力により、もっと増やすことも考えられる」と将来的に増員も視野に入れているようだ。

 「P・C・エア」は今春から、バンコクと成田、関西両空港、韓国の仁川空港などを結ぶ路線を運航する予定。ご関心&ご興味のある方(!?)は是非、ご搭乗を−。




トランス☆プロジェクト 第6回本公演
「カミングアウト」
構成・演出 花房徹



<ストーリー>
ある日、ある家族の中で「カミングアウト」があった。
それから奇妙な時間、日々が流れた。
カミングアウトには勇気が必要。
それを受け取った人々は自分の中のカミングアウトを探すのかも知れない。
そう、ビリヤードのように、一つ一つの玉は八方に散り、一人一人孤独と向き合った。

<日時>
2011年1月27日(木)〜30日(日)

<会場>
吉祥寺シアター
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-22
TEL 0422-22-0911

<タイムスケジュール>
 27日(木) 19:30 ★
 28日(金) 15:00/19:30
 29日(土) 15:00
 30日(日) 15:00
※受付時間は開演の1時間前です。開場は開演30分前
★…アフタートークあり
 【アフタートークゲスト】
  ◎針間克己(はりまメンタルクリニック院長)
  ◎上川あや(世田谷区議会議員)
  ◎杉山文野(「ダブルハッピネス」著者)

<料金>
※全席指定
前売予約  一般:3500円 (当日3800円)
        学生:2500円 (当日共・要学生証提示)
        ペア:6300円 (前売・予約のみ取り扱い)

<チケット販売開始>
2010年12月6日(月) 13:00

<チケット購入方法>
電話予約:080-3580-3103
メール予約:ticket.transproject@gmail.com
こりっち予約:PC用 https://ticket.corich.jp/apply/24262/携帯用 http://ticket.corich.jp/apply/24262/

※メールでご予約の際は件名を「チケッと予約」とし、本文に「お名前・観劇日時・枚数・ご連絡先」をご明記の上お申し込みください。
※前売り予約の受付は公演日の前日23時までにお願いします。
※受付は開演の10分前までにお済ませください。10分前を過ぎますと、ご予約を頂いてもお席をご用意できない場合もあります。

<キャスト>
月嶋紫乃 冴瑪悠 原田夕遠 アサト SHIGERU

水谷誠司 あづみれいか 山崎ここ
中山由佳 にいみ花帆 おおたにっち

三浦ゆかり 荒木さち 池田理枝
佐藤昌枝 国枝昌人

<スタッフ>
舞台装置:志田原貴子
照明:田向澄男
音響:上田道崇
舞台監督:小嶋次郎
ヘアメイク:山口勇
制作:増坂由夏 岡田美奈子

<協賛>
ソフトバンクモバイル株式会社

<企画・製作>
トランス☆プロジェクト

<お問い合わせ先>
トランス☆プロジェクト
【メール】info_transproject @ yahoo.co.jp 
【HP】http://transproject.web.fc2.com/

「稽古日誌」公開中!
http://translesson.blog85.fc2.com/
神戸・阪神間の景気が底を打った感触 [2011年01月23日(Sun)]
約一年ぶりに、関西に戻ってきたわけですが。去年とずいぶん変わったという印象。
東京や横浜より、神戸・阪神の方が街が元気な感じがするという感触を得ました。

確かに、経済的には厳しい状況ではあるのですが。
道を歩いている人の服装や持ち物を見たり、ショッピングモールや繁華街を歩いている人の様子をチェックした感じでは、東京や横浜に比べて、ものを買っているという感じがあるのです。

ショッピングモールのテナントの店にも、東京・横浜の店よりちゃんとお客さんが来ているんです。商圏にいる人口が、東京・横浜の店より少ないにもかかわらず・・・。

十日戎の残り福の日の夜の十時に、展示会の展示が終わって、西宮神社に行くと。
えべっさんに行く人がけっこういるのには驚きました。
境内にたくさんの人がいてびっくり。
十日戎の日の午前中は人がいっぱいすぎて、露店の商売があがったり状態というぐらい、人が来ていた。

あるお店の人は、1年前のクリスマスシーズンは、本当にものを買わなかったが。
去年のクリスマスは、単価は低いものの、プレゼントのためにものを買う人が格段に増え、自分のことだけではなく、他人にプレゼントしようという気持ちになれてきているという印象を得たとのことです。

その一方で、いろんなものが入れ替わりつつあります。
新しいコンセプトのショッピングモールの阪急西宮ガーデンズのあおりを受けたと思われる、ららぽーと甲子園は、かなりの店を入れ替えしててこ入れするのか、テナントの閉店ラッシュ。キッザニアを核とした展開を狙うのか、子供を安心して遊ばせるスペースを充実させるようです。
少子高齢化で、人口が多い高齢者向けのビジネスがたくさんある中、子供向けのビジネスが伸びている感じ。子供がいる家庭を狙ったビジネスが元気。
若年者の貧富の差が増え、貧困層が子供を持てなくなり、子供を持てるか、持てないかが明確になってきている。

この傾向は、東京・横浜と関西とは同じはずなのに、本当に東京・横浜の人は、ちょっとした買い物をしないという感触。

神戸のハーバーランド方面も、昨年夏に万葉倶楽部という日帰り温泉施設が出来たせいか、人通りが多くなったという感じ。一日車を駐めても500円という思い切った駐車場の価格が当たっているのかもしれません。
一方で、万葉倶楽部の向かい側のビルのファミリオというショッピングモールは、今月いっぱいでテナントはほぼ閉店するようです。百円ショップも閉店です。

この状態をうまく言い表してる人がいました。
「去年の前半ごろまでの経済状況は最悪で、いろいろ倹約してみたけど。実際に倹約してみたにもかかわらず、生活が良くならなかったので。使っても、使わなくても状況が変わらないのなら、ほんのちょっとだけ、財布のひもを緩めて、ものを買ってみようかという気分になっている」とのこと。
ちなみに、この方の商売は沖縄が好調というか、不景気の影響が少なかったとのこと。

また違う人は
「阪神大震災のあと、建物だけがいち早く復興しただけ状態だったが。16年経って、経済的に苦しいながらも、ようやく本物の豊かさを求めだしたのではないか」
と言ってました。

てなことで、数字には出にくいが、景気は少し改善しつつあるのかなという感触です。

その一方で、東京・横浜の沈滞したままです。
条件的には、神戸・阪神間の方が悪いのに、なぜでしょうね。
1.17 2011 2 [2011年01月17日(Mon)]


さをり織り×シンサイミライノハナ ワークショップ


コトハナの西川さんの指導のもと、来場者とさをり織りの体験織りをした方々と、シンサイミライノハナにメッセージを書きました。

年齢、障がいのあるなし、などいろんな立場の人が、震災についてメッセージを書きました。


さをり織りの体験織り。
「ちちんぷいぷい」という番組で取り上げられたこともあり、さをり織りのワークショップは満員御礼。
さをり織りをファッションに取り込んだファッションデザイナーmiracoさんをきっかけに、さをり織りを知った方も参加。
エシカルファッションとして、さをり織りの広がりを感じました。



黄色い花とカラフルなさをり織りとのコントラストが見事。


いま出来たばかりの花を、会場内に飾ります。
タイの津波被災地で織られたさをり織りと、シンサイミライノハナとの共演も。
1.17 2011 1 [2011年01月17日(Mon)]
シンサイミライノハナとさをり織りのコラボレーション

1月16日と1月17日に撮影。


レジの上の黄色い花 「心意気に感動!」
ほんまに、お買い上げありがとうございます。


近所の人と仲良く。


いつまでも、神戸市が安心して暮らせますように。


一人一人大切だと思った。


水の大切さ。
長田の靴工場から出た、革の端切れと共に
震災17回忌前日の神戸 [2011年01月16日(Sun)]
HDC神戸でのイベントが終わったので、ちょっと外の神戸市内の様子をのぞきに出ました。



みなとのもり公園に咲く3000本のシンサイミライノハナ


みなさのもり公園では、イベントが開催されたくさんの人が集まっていました。
そういや、16年前の1月16日は、成人の日の振替休日。休日明けの17日の早朝に地震が発生しました。



16年前のまま時が止まったままの時計。

東京都庁が出来る前の1年間だけ日本で一番高い建物の役所だった神戸市役所の南側にあります。
このモニュメントのある公園で、地震の直後から3月ごろまで「フラワーテント」という、音楽で街を明るくしようというステージがつくられ。毎日、毎日、いろんなジャンルのいろんな立場のミュージシャンが来て演奏してました。私も、寄せ集めの特設バンドで出演しました。
この公園で、明日の早朝に竹灯籠を点灯するということで、テレビ局やらなにやら、集まっています。



確かに絵になるところなんですが・・・
これだけ一カ所に集まるというのに、少し違和感を感じたりしています。
象徴的なところを一つ押さえれば終わり的な感覚を感じるからでしょうか。

神戸の市役所の近く意外にも、何百もの震災イベントが行われているわけです。
災害は、それぞれの場所によって、被害の内容と規模が違います。
だから、それぞれの場所でそれぞれに行う方が、被災者同士の意識のズレは少ないのかなと思うわけです。

尼崎で被災された方が「尼崎は被災地と思われてないけど、(神戸の災害のイベントに参加するのは)いいんかな」って言ってました。特に甚大な被害を受けたところが報道されやすいわけですが、あまり災害が大きくなかった所は、あまり報道されず被災地と思われていないわけで。しかも、被災者はその地域では少数派。だから、遠慮があるわけです。
大阪の豊中とか池田あたりでも被災している人がいるけど。神戸とかで大々的にやっているイベントを見ると、共感するところもあるけど、違和感も感じるわけです。

だからといって、限られた時間で伝えなければならないテレビで、そこを取り上げろというわけにもいきませんが。災害の一番ひどい地域でないところにも、震災のリアリティがあるということが何かの方法で伝えられないかなと思っいるわけです。



震災の時の火が残されていますが。

象徴的な何かで済ましてしまうのではなく。
多様な形で、いろんな側面の災害のことが伝えられることを願っています。
続きを読む...
震災障害者と震災遺児 [2011年01月14日(Fri)]
備忘録的に・・・ですが。事故、災害の怖さって、突然、普通の生活が一転してしまう事です。ある日、いきなり障害者になってしまったり、遺児になってしまったりするわけです。
てなことで、震災障害者と震災遺児についてのクリップ。

「専門的心のケア必要」 震災遺児アンケート

 兵庫県と神戸市が、阪神・淡路大震災で親を亡くした「震災遺児」に生活実態などを初めてアンケートしたところ、「専門家による心のケアや癒やしが必要だった」と答えた遺児は46%に上り、うち44%が実際に治療や相談を受けていたことが分かった。

 アンケートは、震災当時、0〜19歳だった人が対象。県と神戸市が把握している県内外の419人のうち70人から回答を得た。

 遺児になって困ったことは、「震災のことをあれこれ聞かれるのがいやだった」が41%と最も多く、「親に相談したいことがあったのにできなかった」も27%あった。

 一方、遺児の保護者を対象に養育で困ったことを聞いたところ、約6割が「精神的につらかった」と答えた。

 県などは今後、遺児や保護者21人に聞き取りを行う。

(安藤文暁)

【特集】阪神・淡路大震災

(2010/12/28) 神戸新聞


専門家による心のケアが必要だと感じている人の半数以上が、実際に治療や相談を受けていなかったという事実にびっくり。

遺児になって困ったこととして「震災の事についてあれこれ聞かれるのがいやだった」が4割。わたしも津波被災地を訪ねて気をつけていることは、津波の事をあれこれ聞き過ぎないことです。
仕事上聞かなければならない時は、フォローのできる体制をとります。または、相手が話したくなるまで待ちます。


震災障害者 見舞金支給の拡大を 国などに要請書

 災害で負傷し、後遺症が出た障害者らへの支援で、研究者6人が12日、災害弔慰金法に基づく見舞金支給の対象者を拡大することなどを求め、国や県、神戸市などに要請書を送った。

 震災障害者を支援する神戸大の岩崎信彦名誉教授を代表に、同じく神戸大の塩崎賢明教授ら災害関係の研究に取り組む6人が連名で要請した。

 災害弔慰金法は、災害で重度の障害が残った負傷者に最大250万円の見舞金支給を定めている。しかし、両足の機能喪失など最重度の障害に限定しており、阪神・淡路大震災での受給者は64人にとどまった。

 このため要請書は、見舞金の支給要件を緩和する法改正を提言。障害者の生活を考え、金額を弔慰金と同額の500万円に引き上げるほか、阪神・淡路の被災者にもさかのぼって適用するよう求めた。

 震災障害者をめぐっては、県と神戸市が昨年から阪神・淡路について実態調査を始め、328人(うち121人が死亡)に上ることが判明。負傷が原因で約3割が仕事を失ったことなども分かった。県は国に、支給要件の見直しなどを求めていく方針を示している。

 国も2011年度政府予算案に、支援の在り方を検討する費用約740万円を計上した。

(井関 徹)

【特集】阪神・淡路大震災

(2011/01/13) 神戸新聞


負傷が原因で3割が職を失っています。

16年で、328人のうち121人が死亡。死亡率高いですよね。

両足でないと支給できないって、なんやねん。


震災障害者支援に740万 政府予算案兵庫県関連

 24日に閣議決定した2011年度政府予算案で、兵庫県関係は阪神電鉄甲子園駅(西宮市)の大規模改修への補助金のほか、阪神・淡路大震災で課題となっている震災障害者への支援について検討する費用などが盛り込まれた。

 甲子園球場の玄関口に当たる阪神甲子園駅(西宮市)の大規模改修は、都市部の鉄道交通を円滑にする国土交通省の事業の一環。全国計4カ所で14億3000万円が計上された。個別の予算額は未定。

 甲子園駅の改修は11年度から始まる。ホームや構内通路、改札口などを広げ、タイガース戦や高校野球開催時の混雑を緩和する。改札口近くには車寄せや広場もつくる。

 改修の総事業費は54億円で、国や地元自治体、阪神電鉄などが費用を分担。16年度中の完成を目指し、11年度は現地の調査や設計、準備工事などを予定している。

 また、阪神・淡路大震災で身体や精神に障害が残った「震災障害者」への支援が課題になっている現状を受け、内閣府関係予算では支援の在り方を検討する費用として約740万円が計上された。

 概算要求の1200万円から減額されたが、国が震災障害者対策を検討するのは初めて。阪神・淡路などの事例を収集するほか、医師や被災者支援団体の関係者らの意見を聞く場を設け、支援策を探る。障害者だけでなく、災害で親を失った遺児ら、公的支援が不十分だった被災者への支援策を総合的に検討する。

 阪神・淡路の震災障害者は兵庫県が今年から調査を始め、身体障害者については神戸市調査分と合わせて328人(うち117人が死亡)と発表している。

(磯辺康子、高見雄樹)

 【特集】阪神・淡路大震災

(2010/12/25) 神戸新聞


740万円で何ができるのか・・・。
ハコにお金掛けるけど、一方で・・・って感じ。

語り部10年、障害者となっても 西宮の長岡さん

手作りの資料で、震災の体験を語り続ける長岡照子さん=神戸市中央区脇浜海岸通1、人と防災未来センター

 阪神・淡路大震災で弟を亡くし、自らも足に障害が残った西宮市の長岡照子さん(84)が、人と防災未来センター(神戸市中央区)で語り部活動を続けている。悲しみを振り切るようにボランティアに打ち込んできたが、昨年、震災で障害が残った人たちが集まる場に初めて参加。同じような境遇に心が癒やされた。支え、支えられた16年。センターを訪れる子どもたちには「つらくてもきっといいことがある。だから生き抜いてほしい」と訴える。

 長岡さんは震災時、西宮市枝川町の自宅で家具の下敷きになって左足を痛めた。明石市に住んでいた弟=当時(67)=は倒れてきた書棚で頭を打ち、意識が戻らぬまま、1カ月後に亡くなった。

 弟は大平洋戦争末期、通信兵として従軍していた静岡県の飛行場で爆撃に遭い、片腕を失った。それでも終戦後、建築士として事務所を開いた努力家だった。

 震災の前年に夫が急死したばかり。ショックはあまりに大きかったが、幸い自宅は無事で、「できるだけ人と話しなさい」との医師の助言もあり、仮設住宅でボランティア活動を始めた。かまぼこの板で作った表札を贈ると、入居者に喜ばれた。

 「被災者とボランティア。両方の立場から体験を伝えたい」と2002年春、センター開館と同時に語り部に登録した。

 一方で長年、痛めた左足をかばって歩くうち、右足に激痛が走るようになった。昨年1月に右ひざを手術。障害者手帳を持ち、神戸市内で開かれている「震災障害者の集い」に顔を出した。

 「初参加のとき、ぼろぼろ涙が出た。ボランティアさんに『ここは泣いていいとこですよ』と言われて…」。走り続け、やっと癒やされる場を見つけた気がした。

 センターでの語り部は今年で10年目になり、月の半分以上は通う。「わずか10秒で多くの命が奪われました」「多くの支援をいただき、ありがとうございました」。伝えたいのは、あのときの悔しさと感謝の気持ち、命の尊さ。足は痛むけれど、今年の1月17日もフロアに立ち、来館者を出迎える。

(岸本達也)

 【特集】阪神・淡路大震災

(2011/01/07) 神戸新聞


当時、ご近所さんやったんですね。
寝室にたまたま家具があまりなく、助かったんですが・・・

派手な建物倒壊や火災がなかったので、なかなかピックアップされない地域での被災。
そこでも、震災障害者がいるという事実は知ってほしい。
千羽鶴 [2011年01月14日(Fri)]
「サダコと千羽鶴」の著者が亡くなっていたそうです。海外に原爆の放射能による白血病の事を広く伝えた画期的な作品を書かれた方です。ご冥福をお祈りします。

さて、禎子さんのこともあって、広島に千羽鶴が贈られるようになったそうですが。
それが、年間だいたい5000万羽なのだそうです。
善意で贈っていただいたものですから、捨てるわけにもいかず、保管するのも大変と、処理に困っているそうな。
広島市の大きな悩みでもあるわけです。

もうすぐ、阪神大震災の日ですが、被災地にも善意で贈られてきたものが山のようになります。タイやインドネシアでは、第二、第三の津波と呼ばれていて。救援物資としてやってきた服が住民の需要をはるかに超えて着られることなく10メートル以上も積まれた山がいくつもできたそうです。

いま、すごい勢いでタイガーマスク運動が広がっていますが。
善意の広がりはいいのですが、プレゼントの数が需要を超えたとき、善意が無駄になってしまう可能性を持っています。

たとえ需要を聞いて贈ったとしても、ダブって需要を超える事もあります。
タイ南部では、漁船の津波によるダメージが大きかったということで、いろんなところから船を贈られ、大量の漁船が一斉に漁をしたため、乱獲となり、漁獲高が落ちるということがありました。
だから、相手に需要を聞いただけではだめなんですよね。ちゃんと調整しないといけないわけです。

いずれにしても、贈られたあとに、どうなるのか・・・ 是非考えてほしいですね。

善意が無駄にならないように・・・・


米作家エレノア・コアさんが死去 「サダコと千羽鶴」著者

 「サダコと千羽鶴」の著者で米国の作家、エレノア・コアさんが昨年11月22日、米ニュージャージー州で死去していたことが13日、分かった。88歳。広島市の原爆資料館が明らかにした。

 同資料館によると、コアさんの遺族から連絡があった。コアさんはカナダ西部サスカチワン州出身。近くしのぶ会を現地で開く。

 戦後、新聞記者として広島を訪問し、原爆による惨状を取材した。その後再訪した際、被爆して10年後に12歳で白血病に倒れた佐々木禎子さんを知り、1977年に「サダコと千羽鶴」を出版。米国やカナダの小学校で副読本として読まれるようになり、禎子さんの生涯が世界に知られるきっかけとなった。

2011/01/13 12:23 共同通信







神戸長田の革靴端材とタイのさをり織りがコラボ [2011年01月14日(Fri)]
神戸新聞に記事が載りました。
神戸の長田区の地場産業の革靴の端材が、タイ南部の津波被災地復興のためのさをり織り製品の材料になっています。
本当は去年の1月のイベントで寄付してもらったのですが、デモ騒ぎなどで届けるのが遅れてしまい。東京のタイフェスティバルのために来日したタイ人によって、タイ南部に届けられ、製品化に至りました。
新聞の写真に載っている製品ですが、タイ国内ですごく人気があって、バンコクのショッピングセンターでの販売では、1時間ぐらいで売り切れてしまいました。
そんなこんなで、日本にはわずかにしか入っていませんが、どうにかふるさと神戸に戻ってきました。
今回の製品は、まだまだ、技術的に未熟な所がありますが、今後に期待です。
新しい製品も考えているみたいですよ。


神戸新聞の記事

FAXなのでちときたないです。


実物は、イベント会場で見てください。


「とっておきのさをり展in神戸」
主催 特定非営利法人 さをりひろば
兵庫県下を中心とした障害者施設のさをり作品に加え、タイの「ツナミクラフト」作品を販売いたします。どうぞご来場下さいませ。
2011/1/13(木)〜1/18(火)10時〜17時 HDC神戸B1F ステーション広場

「1.17」2011
主催 特定非営利法人 さをりひろば 協力 Co.to.hana

2011年はCo.to.hana(コトハナさん)のご協力により会場一面に「シンサイミライノハナ」を咲かせます。会期中、メッセージを募集しておりますので、是非ご来場下さいませ。
2011/1/16(日)・1/17(月)10時〜13時 HDC神戸B1F ステーション広場
さをり織ワークショップ 10:00-12:00
   参加費:¥1,500(定員15名・要予約)    
ファッションライブ 12:10-12:30 参加費・入場料:無料
Co.to.hanaワークショップ 12:30-13:00 参加費・入場料:無料
    代表 西川亮さんのお話 &シンサイミライノハナをみんなで作りましょう!



関連記事 本日より神戸展&シンサイミライノハナ [2011年01月13日(木)]
人生を奪われた値段 [2011年01月14日(Fri)]
足利事件の冤罪で17年間拘束された方が、不当な身柄拘束で精神的苦痛ということで損害賠償を請求していたのですが、約8000万円が認められる判決が出ました。
当然の判決だと思いました。

で、思い出したのですが・・・・

札幌で、障がいのある人を4人を30年間にわたって奴隷同然に扱っていたという事件で。
こちらは13年から31年にわたって、4人が無報酬で働かされていた間の未払い賃金が4500万円ということでした。

8000万円は菅家さんの17年間の苦痛に対し、決して多い金額だとは思わないですし、当然の金額だと思いますが。

不当な拘束を受けていたという点だけで同列で比較するのもなんですが、障害者が不当に拘束され奴隷同然に扱われた方の扱いが悪すぎると思うわけです。
いやいや、この件が特別なのではなく、障害者への扱いがもともとその程度のものだったということです。

なんだか釈然としません。


菅家さんに刑事補償8千万円 足利事件で宇都宮地裁 

1990年5月に足利市の保育園児松田真実ちゃん(4)が殺害された足利事件で、2010年3月に再審無罪となった菅家利和さん(64)が不当な身柄拘束で精神的苦痛などを受けたとして請求した刑事補償をめぐり、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)は13日、請求通り約8千万円を支払うとした決定書を菅家さんに交付した。これまでの裁判費用として菅家さんが請求していた費用補償についても地裁は同日、約1200万円の支払いを決定した。

 決定書を受け取った菅家さんは「金額は妥当だと思う。今日で一区切りついた。今後は地道に暮らしていきたい」などとコメントした。菅家さんは刑事補償の一部と費用補償の全額を再審を支援した日弁連に寄付する考えも明らかにした。

 菅家さんと代理人の弁護士は、誤逮捕された91年12月2日から再審請求即時抗告審のDNA型再鑑定の不一致で釈放された09年6月4日までの計6395日が刑事補償対象の身柄拘束期間と判断。1日当たりの補償額は刑事補償法が定める最高額1万2500円で計算し、10年9月に約8千万円を請求していた。

1/14 下野新聞動画ニュース
神戸新聞に神戸展の事が掲載 [2011年01月14日(Fri)]
神戸新聞にツナミクラフトの展示している展示会の関連記事が掲載されました。

関連ブログ記事は  本日より神戸展&シンサイミライノハナ [2011年01月13日(木)]



【特集】阪神・淡路大震災 16年

被災地結ぶ紙の花 神戸に5万人メッセージ

シンサイミライノハナを前に、打ち合わせる西川さん(右から2人目)とスタッフ=大阪市住之江区

 阪神・淡路大震災など国内外の災害被災地で書かれたメッセージ入りオブジェ「シンサイミライノハナ」約1万本が15〜17日、神戸市中央区の東遊園地など9カ所で飾られる。20代前半の若者たちが、震災被災地のほか兵庫県佐用町やインドネシアなどを訪ね、メッセージを集めた。家族を失った悲しみ、助かったことへの感謝、強く生きる決意などの思いが、震災16年を迎える神戸を包む。


 「シンサイミライノハナプロジェクト」で、NPO法人「Co・to・hana(コトハナ)」(大阪市)が取り組む。スタッフは、神戸芸術工科大出身の代表理事西川亮さん(24)=堺市=ら4人。同大や関西学院大、神戸大の学生もボランティアで参加する。

 ミライノハナは、震災の記憶を伝え、つながりを育もうと企画した。長さ約10センチの黄色い花びら状の紙にメッセージを書いてもらい、5枚で一つの花にする。初めて展示したのは昨年1月17日前後。事前に募ったメッセージで作った花を神戸で展示し、訪れた人にも思いを書いてもらい、花を増やしていった。

 昨年8月には県西・北部豪雨で被害を受けた佐用町、9月と12月はスマトラ沖地震(2004年)被災地のインドネシア・アチェなどを、震災メッセージの花を携えて訪問。展示と花作りは共感を呼び、インドネシアでは「幼い娘に夫の死を打ち明けられた」などと感謝されたという。

 今回は、計5万人分のメッセージを集め、東遊園地のほか、みなとのもり公園(神戸市中央区)などでも咲かせる。期間はHDC神戸(同区)のみ13〜18日。会場では、震災メッセージや、昨秋に津波被害を受けたインドネシア・ムンタワイ諸島への支援メッセージを募る。

 西川さんは「被災体験は異なっても、思いは共通する。ミライノハナで被災地を結んでいきたい」と話している。展示会場はコトハナのホームページで紹介している。

(網 麻子)


ツナミクラフトのブースにも、ミライノハナが飾られています。
こちらでも、タイ、スリランカ、インドネシアと作品のコラボをしています。
タイガーマスク運動に想う [2011年01月13日(Thu)]
孤児施設にランドセルや学用品を「伊達直人」などの名前で匿名で贈る「タイガーマスク運動」が話題になっています。
まあ、多くの人が支援する気になることはいいことなのですが、いろいろ想う事が・・・・。

タイガーマスクは、孤児院出身の伊達直人がタイガーマスクと言う覆面レスラーとして戦いファイトマネーを孤児施設に寄付するという作品ですが。
その面のイメージがとりただされて、タイガーマスク運動となっています。
確かに実際は伊達直人が、孤児院のちびっこハウスに寄付をしているのですが。
伊達直人は、普段からちびっこハウスに顔を出し、普段から面倒を見ている人である。
だから、匿名の人ではないということです。
原作では、子どもたちからすると、伊達直人は、目に見えた存在であるわけです。

しかし、タイガーマスク運動の伊達直人は、子どもたちからすると見えない存在である。
これは、あまり良い傾向とは思えません。

私は、タイガーマスクではないけど、津波孤児施設に定期的に顔を出しています。
施設では、支援している人への感謝の気持ちを伝えるように指導していて、子どもたちは自然に感謝の気持ちを表現してくれます。

2年前に図工の先生を連れて絵を描いたり、造形遊びのワークショップをしにいったのですが。その時の事を覚えていて、私がいくと、最新の作品を見せてくれる子どももいます。
これが、なんとも嬉しいです。

ですが、誰からもらったのかわからないものをもらった場合、誰に感謝をすればいいのか、混乱が生じます。それが、つづく事で、有り難味ということがわからなくなる可能性さえあります。

もし、施設の子どもたちのことを思うのなら、出来れば通うことをオススメします。


原作の伊達直人の設定もなかなか奥が深いです。

伊達直人は、海外の企業「虎の穴」に、その才能を買われて、全額負担で、海外留学というか研修に行きます。そして、プロとしての技能を身につけて日本に帰国し、プロレスラーとして仕事につきます。海外の企業「虎の穴」とは契約で、ファイトマネーの半額を上納することになっていたのですが、ちびっこハウスの経営難を知り、上納するお金に手をつけてしまったことで、「虎の穴」との確執が始まった。

これで思い出したのは、奨学金の返済をしていない人が問題になっているという話です。
もし、伊達直人を支援した団体が、虎の穴ではなく、奨学金組織だったとすると。
伊達直人は、奨学金を返済しない悪い人ということになる。

日本の奨学金は、給与式の奨学金が少なく、ほとんどは貸付、つまり借金になるというしくみです。伊達直人の半額という割合ではないが、返済するのが義務である。
その点、虎の穴と似た構造を持っている。
だから、奨学金が返済できない人も、伊達直人も、約束を破った悪い人である。

それにもかかわらず、テレビや漫画を見ていた人の多くは、タイガーマスクが正義の味方だと思っている。

奨学金を返済できていない人とは、大違いの反応です。
イメージとは恐ろしいものです。

まあ、伊達直人は、善意でちびっこハウスに寄付をしたわけですが、同時に、プロレスの多額のファイトマネーを目にして、思いあがってしまった人なんですよね。
お金をたくさん持つと、なんでもできるような気持ちになってしまう、人の心の弱さでしょうね。


また、虎の穴は、お金を稼ぐ場合、かならずしも真っ当な方法だけではないという現実を象徴していると思う。
それに対し、タイガーマスクは、アントニオ猪木やジャイアント馬場などのレスラーと出会い、少しでも真っ当に稼ぐ方法にシフトしていくところに、多くの人が共感し、このドラマの魅力がとなっている。
だから、伊達直人は、奨学金を返済できない人に比べて、いい印象があるのではないでしょうか。

今回のタイガーマスク運動ですが、もしかすると、真っ当な方法で稼いだものでないものも含まれているかもしれません。ですが、伊達直人を名乗ることで、伊達直人に自分重ね、真っ当になろうと思っているのなら、それもいいのかなと思います。


さらに、原作では、伊達直人は、子どもをかばって交通事故で死ぬわけですが。死ぬ前に、タイガーマスクのマスクを捨てます。
人生の最後を意識したとき、伊達直人として死にたかったのでしょうね。
死んでも匿名性を守るというのが、伊達直人のプライドというものなのでしょうか。

今回のタイガーマスク運動ですが、匿名性のために伊達直人を使っていますが。
出来れば、支援の際は、顔が見える関係であってほしいと思うと同時に、一方で、匿名であるなら、死んでも匿名を通すぐらいのものが必要なのではないかと思うわけです。

ちなみに、阪神大震災後に現れた救援物資を配っていたタイガーマスクって、2009年に引退したらしいですけど、一生匿名を通してほしいなと思っています。

今回のタイガーマスク運動ですが、15年続けてきた、阪神大震災後に現れたタイガーマスクのように、できれば続けてほしいですね。

ちなみに、私は、津波の孤児施設にあと10年は通おうと思っています。
ここには、3歳から18歳までの子どもが暮らしているわけですが。
今年が津波から6年目ですから、全ての子どもたちが18歳になる時まで通えたらと考えると、あと10年通わなくては・・・って思っているわけです。

たいした支援ではないですけど・・・・
本日より神戸展&シンサイミライノハナ [2011年01月13日(Thu)]
今日から18日まで神戸ハーバーランドのHDC神戸の地下の広場で「とっておきのさをり展in神戸/1.17 2011」を開催しています。そちらで今年もツナミクラフトの展示販売を行っています。


さをり織りとシンサイミライノハナのコラボレーション


今年は「シンサイミライノハナ」とのコラボレーションです。
「シンサイミライノハナ」は、神戸でデザインを学ぶ若いデザイナーさんが立ちあげたプロジェクトで、“ワタシにとっての震災とは”というコメントを花びら状のカードに記入していただき、5枚組み合わせることで1本のシンサイミライノハナを咲かせ、震災について考えるきっかけをつくり、人のつながりの大切さを訴えるものようというもの。



人のつながりは、阪神淡路大震災の教訓でもあるが、さまざまな社会問題を解決するときにも必要であるの考えで、神戸だけでなく、昨年は津波被災地のインドネシアのパンダアチェでも花を咲かせました。





展示されている花の中に、インドネシア語のコメントもありますよ。
是非探してみてください。

そして、会場には、神戸近辺、大阪近辺のたくさんの作家さんのさをり織りの作品がたくさん展示されています。
展示点数は、昨年の約2倍。

圧倒的な量のさをり織りの展示に、ビルが閉館したあとまで続くなど、無茶苦茶時間が掛っていました。
こちらも見ごたえあります。

そして、ツナミクラフト。



今回は、いつものさをり織りやせっけん、バーンターンナムチャイの子どもたちや被災者の作る作品、パクトリアム村の草木染めなどの製品の他。モーケン族の作品、モーケン族の子どもたちの絵葉書、今まで紹介していなかった2つの津波孤児収容施設、タイの津波被災地に出稼ぎに来ているミャンマー人女性の作品、インドネシアのバンダアチェのバッグ、スリランカの政府の支援が行きとどかない地域で作られた木のおもちゃ、そして、「稲村の火」で有名な和歌山県の広川町のお年寄りが「手塩にかけた」塩など、普段展示していないものも含め展示しております。

また、神戸の地場産業の靴の生産過程で発生するハギレを利用した、タイの津波被災地で作るさをり織りの作品もあります。

会場内では、その材料となった革のハギレも会場内の神戸リザードさんブースで販売されています。
しかも、とてもお買い得です。




ちなみに大きな黒い棚は横浜から持ってきました。
「みなとみらい」から「シンサイミライノハナ」へという感じでしょうか。
横浜も関東大震災で大ダメージを受け、居留地に住んでいた被災した外国人たちは神戸に船で避難し移り住んだそうです。神戸の文化は、そのおかげでパワーアップしたという歴史があります。
神戸の有名なバームクーヘン屋さんは、元は横浜にあったのですが、震災で神戸に疎開し、全国に散らばっていたお弟子さんとともに再興して、全国で有名な神戸ブランドのお菓子となっています。

それと、白いTシャツが掛っていますが。
仙台の「さをり本舗ねこや」さんの作品がヒントになった作品。
仙台のある宮城県は、地震と津波の被害に遭った歴史のある地域。
ここにも繋がりを感じます。


てなことで、「とっておきのさをり展in神戸/1.17 2011」には、書ききれないほどの話題がつまっております。
是非お越しください。


「とっておきのさをり展in神戸/1.17 2011」

「とっておきのさをり展in神戸」
兵庫県下を中心とした障害者施設のさをり作品に加え、タイの「ツナミクラフト」作品を販売いたします。どうぞご来場下さいませ。
2011/1/13(木)〜1/18(火)10時〜17時 HDC神戸B1F ステーション広場

「1.17」2011
2011年はCo.to.hana(コトハナさん)のご協力により会場一面に「シンサイミライノハナ」を咲かせます。会期中、メッセージを募集しておりますので、是非ご来場下さいませ。

2011/1/16(日)・1/17(月)10時〜13時 HDC神戸B1F ステーション広場
さをり織ワークショップ 10:00-12:00
   参加費:¥1,500(定員15名・要予約)    
ファッションライブ 12:10-12:30 参加費・入場料:無料
Co.to.hanaワークショップ 12:30-13:00 参加費・入場料:無料
    代表 西川亮さんのお話 &シンサイミライノハナをみんなで作りましょう!



■さをり織り http://www.saori.co.jp/
■神戸リザード http://www.kobe-lizard.com/
■シンサイミライノハナ http://cotohana.jp/
■HDC神戸 http://www.hdckobe.gr.jp/
ハイチ震災から一年 [2011年01月13日(Thu)]
昨年の1月12日(日本時間1月13日朝6時53分)にハイチで発生した大地震から1年が経ちました。阪神大震災の時は冬の最も寒い時期だったので、死体の腐敗や伝染病の問題が少なく済んだのですが。ハイチではコレラが蔓延しているそうです。
まだ感染源が特定されていないようですが、避難所の衛生の問題が大きいと言われています。日本でも、阪神大震災の避難所はトイレの問題が大きな問題となっていたのですが、タイの津波被災者のための避難キャンプでもトイレが問題となり。ボランティアで働いていた方が病気になったという事も聞いています。
そして、ハイチの復興が遅れている大きな理由のひとつは貧困問題。
かつての独裁政権により出来た多額の債務と、その債務を取り消すためにIMFや世銀からの指導で逆に貧困化が進み同時に新しい借金が出来てしまった。
多重債務者の過払い金請求で、弁護士に頼んだらこれで楽になると思ったら、弁護士費用という新しい借金が出来てしまった的な感覚の巨大バージョンって感じかも。

ハイチの貧困がどのように作られたのかが簡潔に書かれている記事があります。
参考まで。

震災被害者とブラック・ジャコバンたちに情熱と思いを寄せて〜ハイチ大地震と債務帳消し
http://attackoto.blog9.fc2.com/blog-entry-184.html


借金をいつまでたっても返しきれない状態を指摘した報告書

The Debt in Figures  2009
Damien Millet and Eric Toussaint (CADTM)

http://www.cadtm.org/The-Debt-in-Figures,4173

FIGURES RELATING TO THE DEBT FOR 2009
Damien MILLET and Eric TOUSSAINT (CADTM)

http://www.cadtm.org/IMG/pdf/DEF_Figures_relating_to_the_Debt_Vademecum_2009_FEB_2009-2.pdf6.1 途上国は1970年に借りていた額の102倍を返済したが、この間に債務は48倍に増えた。

ナニワ金融道もびっくり。
人間は17万年前から服を着ていた!? [2011年01月08日(Sat)]
ツナミクラフトに携わってから織物についていろいろ調べていたのですが。1万年前の紀元前8000年には織り機があったということでも驚いていたのですが、17万年前から人類が服を着ていたと言うのには全く驚きです。人類の歴史の85%に服が存在していたということです。
人類は頭髪以外の体毛が退化しているわけですが、17万年服を着ていたら退化するわな。

津波被災地だけでなく、多くの女性が織物にはまるのは、万年単位でDNAに刷り込まれたものかもしれない。

一方で、近代化の中で、布を買った方が安く済むということで、織らなくなるなったわけですが。それが、人間らしさを失い、心が病む要因のひとつになっているのかもしれません。

ちなみに西陣織のようなジャガード織りも2000年前に存在していたそうで。こちらも驚き。


衣類着用、17万年前から?=シラミの遺伝子解析で推定―氷期に対応か・米大学
(時事通信社 - 01月08日 19:03)

 現生人類(ホモ・サピエンス)が衣類を日常的に着るようになったのは約17万年前の可能性が高いと、米フロリダ大の研究チームが8日までに米科学誌モレキュラー・バイオロジー・アンド・エボリューションに発表した。ヒトの頭髪にたかって血を吸うアタマジラミの祖先から、衣類に付着するコロモジラミが進化して分かれた時期を遺伝子解析で推定した。

 現生人類は約20万年前にアフリカで出現したと考えられている。氷期に対応して衣類を着るようになった可能性があるという。

 人類はチンパンジーとの共通祖先から700万〜600万年前に分かれた後、約120万年前に全身の体毛が薄くなったことがヒトの遺伝子解析で分かっている。初期の衣類は動物の毛皮とみられるが、毛皮は分解されやすく、遺跡で発見するのは困難。一方、約4万年前の縫い針が見つかっており、それまでに衣類を着る生活が確立されていたと考えられる。 
七草粥はフリーズドライにした [2011年01月08日(Sat)]
昨日は1月7日で七草粥を食べる日。春を感じさせる植物を入れたおかゆですが。実際の季節は小寒で、しかも今季最も冷えた日でした。
スーパーにも七草がたくさん並んでいたのですが、フリーズドライにしました。
その理由は、フリーズドライがスーパーで売られている中で一番環境負荷など無理が少ない可能性が高いと思ったからです。
なぜそう思ったのかと言うと、本来七草粥は旧暦の1月7日に食べたものなので、その時期に取れる野菜を使っているわけですが。今は旧暦より1カ月早い新暦なので、なんらかの方法で1カ月早く出来るようにしたものが店頭に並んでいる。要は無理した野菜が並んでいるわけです。
まあ、イチゴのように、クリスマス需要のために温室栽培をするのが標準的になり、本来の旬からずれた旬になった果物もあるわけですので。七草も旬は旬かもしれませんが、やはり無理があるように思います。
それに対し、フリーズドライは旬な時期に収穫して、それを乾燥させたわけですので。加工する環境負荷はあるものの、促成栽培をするより環境負荷が少ないと思えるわけです。
その根拠は価格です。価格を決定するには、市場価値や為替の他に、様々なコストが根拠になるわけですが。
ともに日本国内で生産され為替が関係しない、生の七草よりフリーズドライの方が安いということは、コストが掛っていないということで。
コストがかかっていないということは、無茶なコストカットをしていない限り、効率的ということです。
野菜のコストは、乱暴な分け方をすると、大きく分けて作る手間と輸送費になります。
旬じゃない時期に野菜をつくると手間がかかりコストを引き上げます。ここでフリーズドライの方が手間がかからない。日本国内では、日本と途上国間ほど人件費の差が無いわけなので、手間の掛り方がそのままコストの差に反映する。
また、輸送費には、実際に運ぶ費用と倉庫費用に分けることができるのですが。乾燥して軽くなるために、運ぶ費用が安くなります。また、生ではなくコンパクトなので倉庫費用がかかりません。今の倉庫技術では野菜を様々な条件を人工的に整えて貯蔵して旬じゃない時期に出荷する事で高い価格で野菜を売るということをしていますが。それだけたくさんのエネルギーを消費しているわけです。
一方、フリーズドライも、エネルギーを使って加工し、包装しているわけで。しかも、私の買った製品は生産と加工を北海道で行っていましたから、輸送費用も倉庫代もかかっています。
そんなことで、できれば七草粥を食べるのを旧正月の暦に戻した方が無駄が少ないように思うわけです。
でも、そのころにスーパーでは売ってないんだろうな。
ツナミナイト朝日新聞に掲載されました [2011年01月07日(Fri)]
昨年12月26日に三軒茶屋のカフェオハナで行った「ツナミナイト」の事と災害報道の事について、朝日新聞に掲載されました。私の名前も出ています。なんでかというと、投稿欄だったりするんですよね。今回始めて新聞に投稿しました。国内外で災害に遭われた方、災害の支援をなさった方のためにと思い投稿しました。投稿してみるものですね。
とはいえ、新聞に掲載されると、自分の文章の下手さが一目瞭然。ちょいと恥ずかしいかも。
んなことで、災害の報道について考えてもらえる機会になるのではと思っています。

ちなみに、三軒茶屋のカフェオハナでは、1月12日にハイチ地震についてのイベントがあります。こちらにも注目。

●1/12(水) ハイチ大震災から1年。 〜貧困問題の仕組みを知るDVD上映〜
 20:00 start   
 大震災から1年。最貧国といわれるハイチ。
 途上国の貧困問題とは、債務問題とは・・・
 参加費:\500

カフェオハナ
【住所】東京都世田谷区三軒茶屋1-32-6 豊栄ビル1F
【TEL/FAX】(03) 5433-8787
【最寄り駅】 東急 田園都市線/世田谷線 三軒茶屋駅 徒歩2分位
【駅 出口】 東急 田園都市線 三軒茶屋駅 南口 B
【アクセス】 三軒茶屋から、246通りを駒沢方向に進み、栄通りの入り口を過ぎ、レンタカーやさんの5〜6軒先。246通り沿い、1Fです。


そして13日〜18日は、神戸駅の近くのHDC神戸地下一階で行われる「1.17」というイベントでツナミクラフトの販売を行います。こちらも、よろしくです。


2011年1月7日 朝日新聞 朝刊 声欄
立法の不作為ってけっこうあるかも。 [2011年01月07日(Fri)]
夫婦別姓に関して提訴するって報道がありましたが。気になった言葉があります。それが「立法の不作為」ってやつです。
簡単にいえば、法律を作るのをサボってるってやつです。その結果、国民に不利益を与えているってやつです。

保坂展人さんが『「選挙制度」と「ネット選挙」こそ規制緩和せよ』という記事で指摘している、選挙活動に対するインターネット利用。
一票の格差是正なんてそうだし。

他にも、法律の名前の目的を達成せず、逆に本来の目的とは逆に不利益になる法律も、立法の不作為とすると。
障害者自立支援法とか、ゴロゴロ出てきそうです。


夫婦別姓求め初提訴へ=「憲法違反」と国賠請求―東京地裁
(時事通信社 - 01月06日 21:03)

 夫婦別姓を認めない民法の規定は、夫婦が同等の権利を有するなどと定めた憲法に違反するとして、男女5人が国や自治体を相手取り、別姓で出した婚姻届の受理や計約500万円の国家賠償を求める訴訟を東京地裁に起こすことが6日、分かった。2月にも提訴する。

 原告側の弁護士によると、夫婦別姓を求める訴訟は初めて。選択的夫婦別姓制度の導入に向けた議論に影響を与えそうだ。

 訴えるのは、富山市の元高校教師塚本協子さん(75)や東京都、京都府の計5人。1985年に女子差別撤廃条約を批准し、96年には法制審議会(法相の諮問機関)が選択的夫婦別姓制度の導入を答申したにもかかわらず、民法を改正しない立法の不作為で、精神的苦痛を受けたなどと主張する見通しだ。

 塚本さんは「民主主義の世の中なのに、女性が姓を変えるべきだという因習になぜ縛られないといけないのか」と話している。
 

ちなみに「女性が姓を変えるべきだという因習」って、一般化したのはここ100年少し。
そもそも、姓を持つ事を許されていなかったわけだし。姓を持つ事を許された一部の商人などは、婿養子を取る、母系社会なので、男性が姓をもらう形か姓を変えることになる。

それにしても、精神的苦痛で訴えるというのは、ちと弱い気がする。
姓が変わる事で不利益を最も被り易いのは、女性の研究者。
学術論文は、本名で書くわけですが、姓が変わる事で、データ上キャリアが分断された形になってしまうってことです。
これは、もしかすると、既に国家的損失になっているかもしれませんよ。
| 次へ
プロフィール

まいける東山さんの画像
まいける東山
プロフィール
ブログ
https://blog.canpan.info/ideaeast/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/ideaeast/index2_0.xml

tsunamicraftをフォローしましょう

canpanブログ大賞
特報!
ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」