世銀方針転換:途上国への米国的政策押しつけ終幕
[2010年09月30日(Thu)]
あまり大きく報じられていませんが、国際情勢が大きく変わる可能性がある重要なニュースです。
田中宇がだいぶん前からアメリカは隠れ多極化支持派とか言っていましたが、もう隠さなくなったということかも知れません。
貿易も金融も、身近なところでは、もしかするとパソコンやインターネットのスタイルも変わる可能性もある。
貧困対策や地球環境の問題に取り組みやすくなるとも言えるし、逆に問題が深刻化したり、地球規模の問題解決が困難になる可能性もあります。
当然、国際支援やNGOの活動スタイルも変わってくるでしょう。
日本でいえば、対米従属型の政策が難しくなり、より自律的な政策をとらざるを得なくなるでしょうし、外交も今まで以上に複雑になる。しかも、今の日本人が得意とする前例に倣うということばかり繰り返していては、世界情勢に対応できず、経済や生活に大きく支障を来す可能性があります。
アメリカやヨーロッパ、中国、ロシアだけでなく、アジアの国、アフリカの国、中南米の国に対してアンテナを伸ばさないといけない状態になる予感です。
今からでも、アジア、アフリカ、中南米の動きなど、世界に関心をもっておきたいところです。
世銀、方針転換へ 途上国への米国的政策押しつけ終幕
朝日新聞 2010年9月30日3時32分 【ワシントン=尾形聡彦】
世界銀行のゼーリック総裁が29日の講演で、米政府と国際機関が、発展途上国に米国的な政治・経済政策を押しつける「ワシントン・コンセンサス(ワシントン合意)」が終幕を迎えているとして、世銀の透明性を向上させる自己改革を表明した。世銀が、過去の手法の終わりを自ら宣言するのは異例で、新興国が台頭し、多極化が進む世界経済に対応するのが狙いだ。
演説でゼーリック総裁は「世界経済に地殻変動が起きているなかで、思考の枠組みも変わらなければならない」と表明。金融危機後の景気回復では、新興国が、世界経済の成長の半分を占め、世界貿易の回復の先導役になっていることを指摘し、「新たな多極的な世界経済には、多極的な知識が必要だ」と述べた。
知識が先進国から途上国に流れるという見方はすでに時代遅れだとして、「もはや一つの都市での政治経済政策の合意を、すべてに当てはめることはできない」と表明。
そのうえで、世銀の持つ開発経済についての膨大なデータなどをネットを通じて公開し、途上国の最前線で働く人々と議論しながら、各国の事情や発展段階に合った開発支援を推進する考えを述べた。
「ワシントン・コンセンサス」とは1980〜90年代を中心に、米財務省、世銀、国際通貨基金(IMF)などワシントンの機関が一致していた「規制緩和」「貿易自由化」「財政規律」などの政治経済政策を、IMFや世銀を通じて途上国に推奨してきたことを指す。金融危機はこうした価値観を米国が世界に広げたことが原因だとの見方がある。
今まで「各国の事情や発展段階に合った開発支援」が行われていなかったことも明言しちゃっています。
民主化の推進と言いながら、実際には民主化に寄与できてなかったって言ったようなもんです。
田中宇がだいぶん前からアメリカは隠れ多極化支持派とか言っていましたが、もう隠さなくなったということかも知れません。
貿易も金融も、身近なところでは、もしかするとパソコンやインターネットのスタイルも変わる可能性もある。
貧困対策や地球環境の問題に取り組みやすくなるとも言えるし、逆に問題が深刻化したり、地球規模の問題解決が困難になる可能性もあります。
当然、国際支援やNGOの活動スタイルも変わってくるでしょう。
日本でいえば、対米従属型の政策が難しくなり、より自律的な政策をとらざるを得なくなるでしょうし、外交も今まで以上に複雑になる。しかも、今の日本人が得意とする前例に倣うということばかり繰り返していては、世界情勢に対応できず、経済や生活に大きく支障を来す可能性があります。
アメリカやヨーロッパ、中国、ロシアだけでなく、アジアの国、アフリカの国、中南米の国に対してアンテナを伸ばさないといけない状態になる予感です。
今からでも、アジア、アフリカ、中南米の動きなど、世界に関心をもっておきたいところです。
世銀、方針転換へ 途上国への米国的政策押しつけ終幕
朝日新聞 2010年9月30日3時32分 【ワシントン=尾形聡彦】
世界銀行のゼーリック総裁が29日の講演で、米政府と国際機関が、発展途上国に米国的な政治・経済政策を押しつける「ワシントン・コンセンサス(ワシントン合意)」が終幕を迎えているとして、世銀の透明性を向上させる自己改革を表明した。世銀が、過去の手法の終わりを自ら宣言するのは異例で、新興国が台頭し、多極化が進む世界経済に対応するのが狙いだ。
演説でゼーリック総裁は「世界経済に地殻変動が起きているなかで、思考の枠組みも変わらなければならない」と表明。金融危機後の景気回復では、新興国が、世界経済の成長の半分を占め、世界貿易の回復の先導役になっていることを指摘し、「新たな多極的な世界経済には、多極的な知識が必要だ」と述べた。
知識が先進国から途上国に流れるという見方はすでに時代遅れだとして、「もはや一つの都市での政治経済政策の合意を、すべてに当てはめることはできない」と表明。
そのうえで、世銀の持つ開発経済についての膨大なデータなどをネットを通じて公開し、途上国の最前線で働く人々と議論しながら、各国の事情や発展段階に合った開発支援を推進する考えを述べた。
「ワシントン・コンセンサス」とは1980〜90年代を中心に、米財務省、世銀、国際通貨基金(IMF)などワシントンの機関が一致していた「規制緩和」「貿易自由化」「財政規律」などの政治経済政策を、IMFや世銀を通じて途上国に推奨してきたことを指す。金融危機はこうした価値観を米国が世界に広げたことが原因だとの見方がある。
今まで「各国の事情や発展段階に合った開発支援」が行われていなかったことも明言しちゃっています。
民主化の推進と言いながら、実際には民主化に寄与できてなかったって言ったようなもんです。












