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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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神戸新聞に掲載されました [2009年10月30日(Fri)]
TSUNAMIクラフト展が、今朝の神戸新聞に掲載されました。
おかげで、たくさんの方に来ていただきました。
そして、すばらしい、つながりを共有できました。
ほんま、ありがたいです。


神戸新聞 10月30日 朝刊 神戸版より


若い新聞記者さんでしたが、いい記事を書いてくれました。ありがたいです。

昼から予定外で、会場にいたのですが、いろんなつながりの方がいらっしゃいました。

阪神大震災の前、私は神戸市灘区の出版社に二年間勤めていたのですが、そこのご近所の方が見に来てくれました。
震災で無くなってしまった公設市場の話とか、よく行ったお好み焼き屋の話をして、すっごく懐かしくなりました。
震災後、このエリアの公園でも「はるかのひまわり」が植えられ、今でも毎年咲いているのだそうです。
そうやって復興していっている一方で、阪神大震災から15年たった今でも、いまだにところどころで街が歯抜けになったままとのことです。

いきなりの震災で、えらい目にあってばかりというのは、ほんまに損なだけなので。その経験を活かしたいなあって話をしました。
この「えらい目にあってばかり」というのは、事件、事故だとか、病気、怪我、障害なんかも同じだと思います。
起きてしまったことは、一生付き合って生きていかないといけないものでもあります。だからこそ、そのことをきっかけに、なんか、いいことも、うれしいこともあってもいいんやと思います。


さてさて、昨日の記事で「はるかのひまわり」をモチーフにした人形があるということですが。
その写真を掲載しておきます。



タイで津波にあった方が、自分たちで考えたものなので、デザインは日本人の感覚とは少し違い。日本人が作りそうもない形に不思議なパワーを感じます。


【神戸新聞の記事】 http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/0002479405.shtml

タイの津波被災者、織物で癒やし 神戸で作品展

 スマトラ沖地震(2004年)の津波で被害にあったタイの被災者による織物の展示会「TSUNAMIクラフト展」が29日、神戸市中央区東川崎町1、ハウジングデザインセンター神戸内の「SAORI神戸」で始まった。災害で傷ついた心のケアとして現地で始まった取り組みの成果で、心のこもった約150点が並ぶ。

 津波では、少なくとも世界で20万人、タイで5400人が亡くなったとされている。特に被害が大きかったタイ南部のナムケム村では人口の2割程度が犠牲となり、現在も村の完全な復興には至っていないという。

 被災後、同村の住民は近くの避難キャンプで暮らしたが、自宅や家族を失って精神的不調を訴える人が続出。織物の作業を通して心のケアをしてもらおうと、タイの慈善団体などが、布や糸、手織り機を届け、現地で製作活動が根付いた。

 これを知った映像作家東山高志さん(43)=東京都新宿区=がクラフト展を企画。特定非営利活動法人(NPO法人)「さをりひろば」(大阪市)の協力を得て全国8カ所を巡回し、「心の復興」の重要性を訴えている。

 会場には、色鮮やかに織り上げられた小物入れや帽子、草木染が並ぶ。阪神・淡路大震災で犠牲になった女児をしのんで名付けられた「はるかのひまわり」をモチーフにした人形もあり、被災地同士の交流が作品に現れている。

 「タイの人たちは、織物を通して元気になった。その復活の力を感じてほしい」と東山さん。作品は販売する。11月7日まで(水曜・祝日休み)。午前10〜午後6時。SAORI神戸TEL078・360・5881

(安福直剛)

(2009/10/30 09:19)
神戸展スタート と はるかのひまわり [2009年10月30日(Fri)]
TSUNAMIクラフト展は、いよいよ7都市目の神戸にやってきました。
会場は、東海道本線の終点、JR神戸駅のすぐちかく。ハウジングデザインセンターの5階のさをり神戸。大学時代、この近くの、現在MOSAICとなっている場所にあった三菱倉庫でアルバイトをしたこともあり、今では風景はまったく変わってしまいましたが、懐かしい場所です。ここで開催できるのはとてもうれしいところです。



開放感のある展示スペース。
まわりは、住宅関連のショールームが多く、素敵な空間になっています。



京都展でNHKニュースで放送していただいた、「津波孤児センターの子どもたちが描いたエコバッグ」もまだかろうじて在庫が残っています。


さてさて、神戸展の目玉は、4年半前に、神戸から津波被災地に送った「はるかのひまわり」をモチーフにしたさをり織りの人形です。
8月に津波被災地のさをり研修センターに立ち寄った際に、新製品として出来上がり、輸入した商品です。

「はるかのひまわり」とは、神戸市東灘区で阪神大震災で亡くなった当時11才のはるかちゃんが、育てていたひまわりが、震災後に更地になったところで育っていたというもので、復興と鎮魂の象徴として多くの方に育てられています。

5年前にスマトラ島沖地震で被災したタイ南部に神戸からひまわりの種が送られたのですが。残念ながら塩害で育ちませんでした。

しかし、津波に被災し、未亡人となり、さをり織りに従事している女性たちは、そのひまわりをモチーフに、コースターとして製品化しました。これが、津波復興のための製品化第一号となりました。

それから、4年たった今でも、そのひまわりのことを大切にしており。つい最近、新製品のひまわりをモチーフにした人形の新型をつくりました。

そして、そのひまわりが神戸に帰ってきました。

私も、阪神大震災のあと、阪神地区から離れて、こちらの話題にうとくなっていて「はるかちゃんのひまわり」のことを知らなかったので。神戸からひまわりの種をもらったことも知っていたし、新製品だからということでもって帰ってきたということぐらいで、このちょっと風変わりな人形がそんな意味があるということを、神戸に戻ってきて始めて知りました。

このツナミクラフトの活動をしていると、こんな話によく出会います。
ほんとびっくりです。


てなことで、展示会の概要を下記します。
是非お越しください。

新聞記事になりそうなので、売り切れる可能性が高いので、早めに来てください。


●「TSUNAMIクラフト展」概要

名称「TSUNAMIクラフト展」 

主催: 特定非営利法人さをりひろば

共催: 手織適塾さをり ツナミクラフト

後援: マーヤーゴータミ財団 (タイ)

日時: 2009 年10月29日(木)〜11月7 日(土) 10 時〜18 時 ※水・祝休み

場所: SAORI神戸 神戸市中央区東川崎1.-2-2 ハウジングデザインセンター5階 TEL 078-360-5881

入場料:無料



【おまけ】

さをり神戸でこんなかわいいものを見つけちゃいました。

さてどこにあるでしょう。
そして、この物体の正体は・・・・?????



おわりと始まり [2009年10月28日(Wed)]
SAORI神戸で開催する「TSUNAMIクラフト展」の記事対策のため、神戸にある報道機関を廻って、疲れたので。ひといきつきたいと思い、元町商店街の一番西にある「みみずく舎」にコーヒーを戴きにいった。

店について、フェアトレードコーヒーを戴いて、お話してわかったのですが。
実は、この日がフェアトレードショップとしての「みみずく舎」の最終日とのこと。
しかも、閉店まで一時間ぐらいだ。
そんな日に、行くとは思ってもみませんでした。

コーヒーをいただきながら、次の展開の話をお聞きしました。
「みみずく舎」は、阪急岡本の「liaison」と共同で、JR元町駅から北に徒歩5分のところに、新たに「One Village One Earth」という店を出すとのことです。

このエリアは、裏道で、古い建物が多い地域なのですが、カフェやブティックなど若者がそれぞれ創意工夫したおしゃれな店が多く立ち並ぶエリア。

車で移動ばかりしていたり、大きな資本で整備したショッピングモールや商店街ばかり行っていたら、まったく気付かない場所ではありますが。建物が古くなり、都心の集客力が落ち、いわゆる不動産価値が低くなったからこそ、駅からそんなに離れていないところで、手づくりで新しい文化が生まれる余地が出てきた。

おそらく、大阪のアメリカ村も40年前もそうだったんだろうと思いますが、何か文化が生まれる感じがしています。

元町商店街という、古くからある商店街のフェアトレードショップは、ひとつの役目を終えますが。神戸のフェアトレードシーンは、あたらしいファッションや文化としての再スタートしようとしていると感じました。

「One Village One Earth」は、11月中旬に開店予定。鋭意準備中。

住所 神戸市中央区下山手通り3-4-10 小林ビル2F (ヤマト運輸が目印) 
Web http://www.1village1earth.com/



みみずく舎の最後のお客さんとなったレシート


ありがとう「みみずく舎」

またお会いしましょう。

P.S.コミュニティカフェは継続して営業するそうです。また、フェアトレードショップが退去した跡に出店するお店を募集しているそうで。それまでは、ギャラリーとして使われる模様です。
京都新聞に載りました [2009年10月06日(Tue)]
久しぶりの更新です。

ネタはあるのですが、なかなか更新できませんでした。
ブログを更新しないうちに、津波や地震があり、しかも相変わらずの対応という感じで報道されていて、とても心が痛いです。
そんなこんなで、これから少しずつ、さかのぼってゆきます。

さてさて、前置きはごれぐらいにして・・・・

ただいま、京都でTSUNAMIクラフト展を行っているのですが、様々なメディアで取り上げていただいています。

昨夜はNHK京都放送局「ニュース610 京いちにち」という地域ニュースで取り上げていただきました。

そして、今朝は京都新聞に掲載していただきました。

ほんまありがたいです。

17日まで、アバンティーをあと150メートルほど南に行ったビルの4Fにある「SAORI京都」で展示してます。

見に来てくださいね。




Kyoto Shimbun 2009年10月6日(火)

タイの津波被災者手作り「さをり織り」
南区・バッグなど販売


インド洋大津波の被災者が制作した「さをり織り」の作品を手にする来場者(京都市南区)
 サモアやスマトラ島で大規模な地震や津波の被害が相次ぐなか、2004年末のインド洋大津波で被災したタイの住民が制作した「さをり織り」の作品を展示、販売する「TSUNAMIクラフト展」が5日、京都市南区の手織り教室「SAORI(さをり)京都」で始まった。

 被災者の心のケアを目的に現地に導入された技術の産物を通じ、復興へ歩む被災地の姿を伝えようと大阪市のNPO法人「さをりひろば」が開いた。

 日本で生まれたとされ、障害者授産施設などへ普及が進む「さをり織り」は、インド洋大津波の直後に日本人僧侶によってタイの被災地に伝えられたという。現地で今も創作が続き、被災者の精神的なサポートや収入源になっている。

 会場には現地の糸を使って織ったバッグや、ピンクや黄色の色鮮やかなウエストバッグやポーチなど手作り品約100点が並ぶ。型にとらわれず、自由な感性で制作するさをり織りの特長を生かした個性的な作品の数々を、訪れた人たちが手にとって眺めていた。

 企画をリードした映像作家の東山高志さん(42)=東京都=は「災害はいつどこで起こるか分からないが、人の心は必ず復興できると伝えたい」と話す。17日まで。入場無料。問い合わせはSAORI京都TEL・075(661)4772。


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ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」