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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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物語人形 [2008年07月31日(Thu)]
8月から、東京おもちゃ美術館のトイギャラリーAptyに「物語人形」が登場します。

これは、フィリピンの施設によって作られている人形なのですが、物語に合わせて、人形が変身するという「からくり」のある人形です。

「七匹のやぎとおおかみ」「三匹のぶた」「あかずきんちゃん」「白雪姫」など、みんなの知っている童話が題材になっています。

親子で遊んでみるのもいいですし。
子供向けのイベントで人形劇をやってみたり、幼稚園や保育園に使えたりもします。

もちろん写真で見るより、本物の方がかわいいです。


左から「三匹のぶた」「赤ずきん」「七匹のやぎとおおかみ」

よく考えると、おおかみネタばかりですね。


アクション例 「赤ずきん」


赤ずきんちゃんモード
手にはバスケットを持っています



スカートをめくって、裏返すと・・・



おばあさんに変身


さらに、ナイトキャップを、めくり、裏返すと・・・


オオカミさんの顔が出てきます。


慣れれば、素早く変身できます。


最近は、童話をあまり読まなくなっているので、この人形と出会うことで、童話を読み直してみてはいかかでしょうか。


東京おもちゃ美術館 トイギャラリーApty 四谷店

★赤ずきんちゃんは、まだフィリピンにいます。いましばらくお待ち下さい。

一部、百貨店、高級玩具店等で、同様の商品がかなり高額で販売されていますが、トイギャラリーApty 四谷店では、多くの人に、童話と親しんでもらいたいとの気持ちから、お求めやすい価格に設定しました。

すべての人形は、手作りなので、顔や服の柄が若干違います。
是非、お手にとって、見て、この子だと思ったものを買って下さい。

東京おもちゃ美術館内でも、実物で遊べます。

おばけが出回っています。 [2008年07月31日(Thu)]
夏と言えば「怪談」。
その主役は「おばけ」です。

最近、東京おもちゃ美術館のトイギャラリーaptyでは「おばけキーホルダー」が、急激に人気が爆発しました。

理由はわかりません。

あわてて、大量発注したら。
生産が追いつかないようです。



なぜ、生産が追いつかないかというと、このおばけキーホルダーは、タイの施設に住む約20人の子供たちが作っているからです。

生産しているのは「希望の家」という、タイ北部のチェンマイ郊外の児童養護施設です。
ここには、タイの山岳民族の子供たちが暮らしているのですが、その多くはエイズや麻薬などが原因で親を亡くしています。
辛い過去を背負っているのですが、希望を持って生きていけるようにと「希望の家」と名付けられたそうです。

このキーホルダーには、作った子供のサインが入っているのもポイントです。
そして、ひとつひとつ顔が違うのも特徴です。

通販は、クラフトエイドで行われていますが。

できれば、顔を見て、お気に入りの1つを選んでみるのもいいと思います。

東京おもちゃ美術館 トイギャラリーApty 四谷店
コンビニで地元のお茶 [2008年07月31日(Thu)]
ここんところ、産地の偽装とか流行っていますが。
産地の偽装の原因は、地域ブランドブームが大きな要因といえる。

お茶の世界はもろで、京都のブランドほしさに、近畿圏だけでなく静岡からお茶を宇治までもっていって、宇治茶の名を語ったりするようです。
そういうお茶を、東京の人が好んでコンビニや駅売店で買って飲んでみたりします。

これって輸送費の無駄ですよね。

と思っていたら、近くのローソンに、狭山茶のペットボトルがでてました。
東京近郊の茶畑のお茶なので、地元のお茶と言っていいでしょう。

地産地消と考えると、密かなエコ商品かも。

自分を売るサービス? [2008年07月30日(Wed)]
[pepoz]という、インターネットを介してコンサルティングなどをし、自分の持っている能力を、その能力を欲している人とマッチングさせ、ライブを行い、決済を行うサービスが始まりました。

面白そうなので、早速登録してみました。


[pepoz] http://www.pepoz.jp/

プロトタイプということで、コンテンツとなるライブ講師の充実を重視した作になっていますが。将来的には、遠隔教育、遠隔コンサルティングのポータル的サイトとなる可能性を秘めています。

CANPANも、公益活動をしている人が繋がることで、情報や知恵を共有したり、助け合える場を作っているのですが。[pepoz]も別の形で、情報や知恵を共有したり、助け合える場を作り、しかもお金が介在することで継続的な活動を助けたり、お金が動く構造を作り出すことも出来ます。

残念ながら、この世の中は、助け合いを持続していくためには、お金がどうしても必要です。持続可能な社会であるパーマカルチャーも、外貨を稼いだりしないと持続できません。
しかし、金銭という利益を最優先しない、公益事業をしている人は、自らのドメインで金銭を扱うと、傍目から見ると矛盾に写ってしまう場合があります。

この傍目から見ると矛盾に写ることを防ぐ方法として、間に何かを挟むという方法があるわけですが。
この挟むものとして、[pepoz] は面白いサービスだと思います。


今のところ、無料のサービスも多いので是非利用してみて下さい。

ちなみに、こちらが私のページです。
星の種 [2008年07月29日(Tue)]
8月の1日から3日まで、富士山の麓、ハートランド朝霧にて開催される「星の種まつり」で、撮影及び出店もろもろをしてきます。

フジロックフェスティバルとか、大きな夏フェスも真っ盛りなのですが、このような小さな夏フェスもけっこう開かれています。
ハートランド朝霧では、富士宮市の地元の方が「ピースフェスティバル」を開催していたりと、とても面白いことになっています。



「星の種まつり」 http://starseed08.exblog.jp/

そうそう、実は、私も販売協力しているCDがあるのですが。偶然なのですが、その中に「星の種」という曲が入っているんです。



倍音楽器と呼ばれる民族楽器たちを使ったアルバムで、不思議な気持ちよさがあります。

音の手紙 by Poetical Planet

”Meditation(瞑想)&Dance(舞)”
をモチーフに創り上げられた、

Mojo Yokoyama(モジョライジング)
&Neji(Art,Words,Voice.T.sax & etc.)
&Tomohiro Endo(Perccassion&Engineer)
のコラボレーティヴ・アルバムです。

Tracks:
1. Wild Dance 〜風の舞〜
(シタール、ギター、ディジュリドゥ、竹口琴、他)
2. ゆらゆら飛行  〜星の種〜
(カリンバ、ベトナム口琴、ティンクリック、ディジュリドゥ、竹口琴)
3, Souvenir  〜色謡〜
(ネイティブ・アメリカン・フルート、竹縦笛 、モリシン、モルチュン、フレームドラム、ベトナム輪鈴)
4. Dunga Dunga  〜火祭〜
(モリシン、モルチュン、ベトナム口琴、カホン、ディジュリドゥ)
5. Child Talk 〜子供の話〜
(カリンバ、ネイティブ・アメリカン・フルート、他)
6. Nocturne 〜響きの夜想曲〜
(シンギング・ボール、&ベル、ディジュリドゥ、ウォーター・ドラム)
7. Moon Lullaby 〜月の子守唄〜
(ケーン、T.Sax、ネイティブ・アメリカン・フルート、シンセサイザー、他)
8. and...
(T.Sax、ディジュリドゥ、ジャンベ)

価格:2,100円


『二十一日で世界六十六億人に幸せを届ける方法』 [2008年07月29日(Tue)]
癒しフェアのブースの近くに、公演会場があったのですが、そこでは、いろんな講演やライブが行われていました。
フラダンスの権威の方が来たときは、人が溢れんばかりでした。

ブースの仕事をしながら、いろいろ講演を聴いていると「あれっ」と思うことがある。
東南アジアを旅し、出会った人のために詩と書を書いている詩人せいさんでした。
なぜ、「あれっ」と思ったかというと、手法こそ違うのですが、私が以前から考えていた事と同じロジックの話をしているのです。

それが『二十一日で世界六十六億人に幸せを届ける方法』です。
彼は、ペイフォアードという形で、先に提供する形で、一度に三人を毎日続けると、二十一日で世界六十六億人に幸せを届けることが出来ると言っています。

関連する書籍も発売されています。



これと、私が今から7年ほど前に考えたことととても似ているんです。
当時の原文がないのですが、2003年10月に書いたのがあるので転載します。
スケールとスピードとやりかたは違うけど似てるでしょ。

いままで、自分1人から始めることを前提に発想していたのですが。
詩人せいさんとの出会いで、今回気づいたのは、実は自分と平行して似た考えを持って進めている人がいて、それぞれで動いているということです。
たとえ計算式の通りにいかなくても、その分を似た想いを持つ人がそれぞれ活動することで補い確実に前進しているということです。

詩人せいさんを是非応援して下さい。

出会ってくれて、ありがとう  詩人せい公式サイト
http://www.sei-world.com/

日本を元気にする計算式  2003.10 バージョン
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今の日本を表す言葉の一つに「個の時代」がある。しかし、実際は「孤の時代」だ。

地域コミュニティや、職域でのコミュニティは崩壊し、家庭内でもコミュニケーションがうまくいかず、「孤の時代」というより「引きこもり時代」と言った方がいいかも知れない。
ITやリストラなど、様々な活動の効率化の中で、人の営みや、ちょっとした手間を惜しまない心遣いなどを切り捨て、経済社会の血液である「お金」が、流れなくなったり、ある場所に滞ったりしている。
そして、目先の効率化を中心とした考え方は、同時に、人としての尊厳をも奪い、人を人とも思わないマーケティング手法は、人の心を壊し、結果として人と人との間に不信感を植え付け、「孤の時代」を加速化させている。

2001年の春ごろ「癒し」のプロジェクトに携わる中で、10年後に、日本の中のヒトの10%が、やる気を回復できればとの発想を得た。 10%の人の意識が変われば、その社会の様子は一変するだろう。
10%の人が元気になり、自分のための投資を毎月1万円増やし、人との交流に費やす費用を毎月1万円増やしたとする。これを日本の人口の、10%(12,749,000人 2001年現在)が行うと、年間約3兆円の直接的な経済効果となる。

そこで、目標達成のための到達速度を計算した。人一人が、別の一人にやる気を回復させる。そして、やる気が回復した人がまた別の誰かの元気を回復させることを、10年間に19-20回成功させれば、日本の人口の10%(12,749,000人)に到達する。つまり、半年に一人、やる気を回復させ、元気が回復した人が、また別の人の元気を回復させれば、10年後には、日本の人口の10%に到達するという単純計算である。
決して計算どおりにはいかないとしても、実にゆっくりとしたスピードで、達成か可能である。しかし、とにかく、続けなければ達成はできない。

だが、個人の意識を変えたとしても、疲弊した社会のしくみが、人の元気を奪う。
社会のしくみは、多くのプロセスを得て作られたもの。個人の力で、変えてしまう事は極めて困難である。
このあたりは、いま、自分たちの手で出来ることから行うことで、小さな成功を重ねていくしかない。

まだまだ、 課題も多く、一人で出来ることの限界もある。
ましては、まだ思い立ってから2年しか経っていない。

今は、いくつもの、日本を元気にする小さな企画を立てている。



コミュニティのサポート 

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サークルなどの自主的な活動や、ボランティア団体などの、コミュニティの運営をサポート。
ものごとを行うときの、プロジェクトチームの作り方から、継続的な運営方法、そして解散の仕方などをサポートし、小さな成功の実現を支援する。

また、明確な目的を持たない、しがらみの少ない、コミュニティの作り方も研究中。
これは、地域コミュニティが崩壊した中で、今必要なコミュニティ形態である。
しがらみの少ない小さなコミュニティを複数持つことは、自分にとって本当な大切だと思う人の明確化に繋がり、これは、閉塞化した社会から、信頼社会にシフトするために不可欠なことである。

メーリングリストのオフ会等の、小さなプロジェクトへの中心的な参加を通じ、小さな経験を積み重ね、小さなコミュニティのコアになる人材を育成する。



ビジネスコンサルティング
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私の捉えているビジネスとは、会社経営だけでなく、ボランティア団体、NPO、NGO、自治会、プロジェクトチーム、任意団体など、様々な組織の経営のことを意味している。
閉塞化した社会だからこそ、ビジネスの円滑化が必要。単独でのカウンセリングのほか、会議のファシリテーションやブレーンストーミングへも参加するなどで対応。
IDEAEASTは、アイデアと気づきを与えることで、支援してゆきます。


情報発信
ニュースリリースによるマスコミ対策、Web、出版物、イベントなどを通し、既存のマスコミに頼らない情報発信や、既存のマスコミを利用した情報発信など、手段を選ばず、情報発信をする。
そして、アートなど、表現活動や、「自分たちでやる」という事を情報発信を通して支援してゆきます。
情報発信支援システム企画も進行中。乞うご期待。


モノの流れを変える
既存の流通は、棚やスペース争いの思惑の中で、消費者が欲している商品が並ばないという事態が発生している。
そこで、自分たちのほしいものが手に入りやすくなったり。自分の信頼している人たちや、自分たちが応援したいと思っている人々が、適正な利益を得られるような流通形態を目指している。
おそらく、このあたりが、21世紀型のビジネスモデルの一つの基本となると予想している。
小さいけど、流通の企画進行中。乞うご期待。



「孤」ではなく「個」を

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人間関係の基本は「個」と「個」との関係から生じる。この「個」がしっかりしていないと、人間関係、コミュニティ、社会などは、成立しない。しかし、「個の時代」とは言われつつも、実際は「孤の時代」。まずは「個」の確立が必要。


プライドを取り戻す
「個」を確立するためには、精神的なものや、経済的な自立もあるが、まずプライドを持つことが必要だ。しっかりとしたブライドを持った者同士は、相手を認め会うことが出来る。ただし、本物のプライドでないと、自分を認められない弱さから、相手を認めることが出来きず、相手を中傷しあうという事がしばしば起る。
そこで、 精神的なものや、経済的な自立と共に、プライドを取り戻す事が重要だと考えている。


地域に誇りを
関西人と関東人がお互いに、対抗しあったり、いがみ合っている事をよく耳にする。しかし、チャキチャキの江戸っ子と、コテコテの浪花っ子は、意外に気が合う。これは、本当に地域に対して誇りを持っている人同士は、お互いを認め合うことが出来るからだ。
なぜ、関西人と関東人がお互いに、対抗しあったり、いがみ合うのかというと、自分の生まれ育った地域の誇りを捨てたり、持てずにいるにもかかわらず、関西人や関東人に成りすましているからである。成りすましているだけに、イメージつまり幻想を大切にし、見た目のかっこよさとや、偽りのプライドで着飾ったり、それに翻弄される。そして、偽りのプライドを持つもの同士、磁石のN極とN極が反発しあうように、似たもの同士が違いを求めて反発しあう。
そこで、地域の誇りとなるものを、一つ一つ拾い上げ、本当の地域に対する誇りを取り戻すことを進めてゆきたい。
スポーツや祭りを通しての一体感や、環境問題など、様々な問題に対する真剣な討論などを通した地域コミュニケーションの活性化、地域の自慢となる特産品や文化の発信を支援します。
企画進行中につき、乞うご期待。

いろんな人に仕事を
体が悪い人、心に大きな傷を持っている人、事情があって親のいない人、定年やリストラで会社を辞めた人、家事が忙しくて働きに出られない人、交通事故に遭って後遺症に悩んでいる人、借金があって逃げ回っている人、障害がある人、才能があっても取引先が潰れたために仕事が回らないなど、それぞれみんな事情がある。しかし、人としてのプライドを持って生きていきたいにも関わらず、仕事と出会えない事が多い。そんな人たちが、生き生き働ける仕事と出会えるようにしたい。
同時に、無理をしないで生活できる環境を整備する必要がある。過労死してしまうような働き方を、他人からも、自らも、要求されない環境を実現したい。
企画進行中につき、乞うご期待。


ルーツを探る
「自分探し」という言葉が、この10年ばかり流行っている。その自分探しの方法の一つが「ルーツを探る」という行為である。自分の住んでいる土地や文化の歴史を探ることで、自分はどこから来て、どこに行くのかを見つけ出す事ができる。
歴史や、文化を探ることを支援します。



「共存」----自分が大切にしている人が生きていけるように
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全ての人に、幸せを与えることは無理な話しである。せめて、身近な人、自分が大切にしている人が、いきいきと生きてゆけるようにと思う。
そのためには、まず自分を好きになり、次に自分にとって大切にしたい人を見つける事が必要だ。そして、既存のシステムに囚われず、自由な発想の元に、自分が大切にしている人を大切にできるしくみである輪を作り、その輪が重なり合って広がってゆくことこそが「共存社会」である。

「孤」から「個」そして「共存」まで、まだまだ道のりは長い。少しずつ、少しずつ、地道に食いつなぎつつ、進んでゆくしかない。

まだまだ、やる事がたくさんあるし、やりたい事が分散しているように見えるが、一つ一つの小さいことに力を入れてゆきます。



あらためて読むと、時代にあわせて見直さないといけないこともいっぱい。
地域の高校で甲子園に行かせたい [2008年07月29日(Tue)]
夏の風物詩、全国高校野球選手権記念大会の出場校が決まりました。
東東京からは、関東一高が代表となりました。
今回は記念大会ということで、出場校が増えたのですが、東京は増えたわけではありません。

いま、新宿区の四谷地区では、関東一高のメンバーに、2人の四谷中学出身者がいるという事で盛り上がっています。
四谷地区は、神宮球場も近く、野球熱が強い傾向があります。
ちいさな公園では、少年野球の練習が熱心に行われていたり、野球をテーマにしたマンガ「あぶさん」をそのまま名前にした居酒屋もあります。
とはいえ、サッカーのメッカ?国立競技場、ラグビーの秩父宮ラグビー場、バレーボールの東京体育館も近いわけで、近いから野球熱が強いというわけでは無さそうです。

去年の12月、私がタイから帰国し、直接大阪に入った頃、四谷の地域で少年野球の監督をしていた方がお亡くなりになりました。
高校球児を含む、息子4人を残して、あまりにも若い死でした。
熱心に野球を指導していたこともあり、お葬式は、地域の人だけでなく、教え子など野球繋がりの人がいっぱいきて、お寺から地下鉄の四谷三丁目駅まで、参列が出来ました。
その元監督が生前おっしゃっていたのは「(子供を)地元の高校から甲子園に行かす」という事でした。

もうこの何十年かは、野球留学とかいって、子供をわざわざ競争率の低い地方の学校に転校させて、地区予選を勝ち抜き、甲子園に出場させるという事が流行っていました。
そのおかげで、地元の高校が甲子園に出場しても、地域で生まれ育った子供がいないという事が発生しました。

関西では、女の子にとっていい男の子を捜す格好の材料として高校野球というのが存在しているため、関西にいたときはあまり感じていなかったのですが。
東京は、高校野球についての関心が低下していっています。(高校野球以前に、大学野球の関心が顕著に低下しましたが)
野球賭博が流行らなくなったなどの原因もあるのでしょうが。
地域の代表なのに、その地域で生まれ育った選手が少なく、地域やその関係者が応援出来る体制が作りにくいという事が大きいのではないかと感じています。

今回、東東京地区大会の決勝で勝利し、途中から登板し、4回を投げた、胴上げ投手は、実は、元監督の息子さんです。
全ての息子さんに、厳しく指導していて、家の前での素振りやキャッチボールの時の指導がかなりシビアだったのが印象に残っています。
もう一夏、元監督が長く生きていたのなら、この目で見れたと思うのですが。残念ながら実現しませんでした。

元監督の奥さんがおっしゃっていましたが、おそらく、天から夢が実現するように、引き上げてくれたのではないかと思います。

お盆には、ご先祖や故人の霊が戻ってくると言いますが。
夏の甲子園のために、元監督も戻ってくるのでしょうか。

合掌

そして、出場決定、おめでとうございます。


町内会の掲示版にも記事が張り出されています。



東東京 関東一、14年ぶり4回目の甲子園
2008年7月27日16時7分 朝日新聞


 春夏連続出場へ――。第90回全国高校野球選手権記念東東京大会(朝日新聞社、都高野連主催)の決勝が27日午後1時から神宮球場であり、関東一が東海大高輪台の初優勝を阻み、14年ぶり4回目の夏の甲子園への切符を手にした。

 関東一は第1シードの帝京を打ち破った強力打線が好調を持続。松本、押久保、大木、白井ら投手陣も層が厚く、ノーシードながらここまで6試合を危なげなく勝ち上がってきた。

 この日も4回に5長短打で一挙に6点。その後も着実に加点して突き放した。



【全国高校野球選手権記念大会東・西東京大会】
関東一、強力打線でV
2008年07月28日 朝日新聞


◆4回、流れ決める6点

東海大高輪台100112000 5
関東一    00261200× 11

 東大会の決勝が27日、神宮球場であり、関東一が14年ぶり4回目の夏の甲子園出場を決めた。抽選の結果、選手権大会3日目第1試合で茨城代表の常総学院と対戦する。この日も外野スタンドが開放され、観衆は1万8千人。東海大高輪台側のスタンドからは「全国制覇、任せたぞ」と関東一を励ます声援が飛んだ。最後まで攻め続けた高輪台には、関東一以上に健闘をたたえる大きな拍手が寄せられ、20日間に及んだ東西大会の熱戦は幕を閉じた。

◆東海大高輪台届かず 攻め続け「あと一打」

 ◎…第1シードの帝京を打ち破った関東一の強打線が中盤、5試合連投の東海大高輪台、高橋雄の制球の乱れを突いた。

 同点で迎えた4回、関東一は、連打と連続四球で押し出しの1点を得た後、なおも1死満塁の好機に田辺の右中間三塁打で走者一掃。この回打者9人の猛攻で6点を勝ち越し、流れを決めた。その後も5回に犠飛で1点、6回に玉井の左中間二塁打で2点を加え、突き放した。

 東海大高輪台は大差となっても持ち前の粘り強い野球で追いすがり、6回には広野の中前安打で2点を返して4点差まで縮めた。だが、直後に救援した相手投手の好投と、堅守に反撃の芽を摘まれた。

 8、9回も三塁へ走者を進め、攻め続けたが、あと1本が出なかった。

●関東一・広瀬公秀主将 

 技術力では東海大高輪台に劣っていた。気持ちで勝った。今春の選抜で初戦負けし、甲子園に「勝利」という忘れ物をしていた。この夏、忘れ物を取りに行く。一つでも多く勝利をつかみたい。

●関東一・米沢貴光監督 

 相手のスキを見て足を使うチームカラーがよく出た試合だった。今日は点を取られても、すぐに取り返す強さがあった。相手投手の力に負けずに攻撃できたのはよかったが、点差以上に最後まで苦しかった。

●東海大高輪台・高橋政貴主将

 最後まで誰一人あきらめていなかった。だから9回にも連打が出た。みんなで力を出し切って戦ったので悔いはない。エースは疲れていたのに気持ちだけで投げ続けてくれた。よく頑張ってくれた。

●東海大高輪台・宮島孝一監督 

 一生懸命戦った。うちに恥ずかしいところはない。それ以上に相手がいいチームだった。主戦の高橋雄は連投にもかかわらず、最後まで一生懸命投げてくれた。投手を中心
にしたいいチームだった。

◆健闘たたえ幕 東東京大会閉会式

 試合後、神宮球場では東東京大会の閉会式が行われた。優勝した関東一の広瀬公秀主将が、都高野連の藤井文雄会長から優勝旗を受け取ると、スタンドから拍手と歓声がわき起こった。

 藤井会長は「関東一は走攻守の総合力と集中力で栄冠を手にした。東海大高輪台も、ねばり強く戦った」と健闘をたたえた。

◆合宿所の調理師も応援 関東一

  関東一のスタンドには、野球部の合宿所で選手たちの食事を12年間作り続けてきた、調理師の原康浩さん(46)も応援に駆けつけた。原さんの食事で育った野球部OBらも周りを囲んでいた。

 原さんの愛称は「テンチョー(店長)」。選手たちは毎日、ご飯をどんぶり飯で4、5杯、おかずも魚、肉料理と副菜を一般の3、4人前に相当する量を食べる。約200人前に相当する量を、原さんはパート従業員と2人で毎日、作っている。

 原さんは「いっぱい食べて自分たちの野球をして、ぜひ甲子園に行って欲しい」。

◆未来のナイン?特注「ユニホーム」で応援

 「ついにこの日が来た」――。東海大高輪台のスタンドで観戦していた同校OB、林伸洋さん(35)は、長男の拓未くん(3)が着ていた野球部ユニホームのレプリカを見て感無量。長男誕生とともに特注し、「決勝進出したら着せて応援だ」とタンスの奥に眠ったままだった。

 今年もダメだろうと思っていたが、4回戦の成立学園戦を見て考えが変わった。先制されても追いすがるねばり強さに、1戦ずつ成長する選手の頼もしさを感じたという。

 「ここまできたら、一生懸命やって悔いのない試合をしてくれればそれでいい。息子にも将来野球をさせたい。選手たちのがんばる姿を見て欲しい」




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都賀川と呼ぶからピント来ない [2008年07月28日(Mon)]
神戸市灘区を流れる、都賀川が急に増水したため4人が亡くなった。
しかも、若い女性と幼い命を奪った。

私は、いまから15年ほど前、神戸市灘区の出版社で働いていて、その寮が大石川の近くにあった。そのため、都賀川というより、大石川と呼ぶ方に慣れている。
大石川というのは、今回の事故があった都賀川の下流域の別称なのですが。
都賀川というより、大石川と言った方が、災害が起きにくかったのではないかという気がしてなりません。

神戸市の東灘区、灘区など、六甲山の南側は、急な傾斜地で、危ない川が多い地域です。
都賀川から東に2キロぐらいいったところに「石屋川」という川が流れています。
この「石屋川」は、「石が矢のように流れてくる」ので「石屋川」と言うと子供の頃に教わりました。
今回の都賀川の急な増水と、全く似た状況です。

今回の事故で注目したいのは「大石」という地名です。
都賀川の下流域を、「大石川」と呼び、阪神電鉄の駅名となっている「大石」という地名があるわけですが。
「大石」という地名の多くは、大きな石があったということから、名付けられています。
とかも川の名前として「大石川」と名付けられていたということはは、上流から大きな石が流れてきていたという事を表していて。普段は水量が少ない川ですが、時には大きな石が流れてくるだけの激しい水量になる事を意味していたと思います。

この急流は、酒蔵の精米工場の動力源としての水車を動かし、人力では出来ない精米を実現したことが、灘を酒所にしたそうで。大石川の脇には「沢の鶴」の酒蔵がある。

いまでこそ、神戸では、阪神大震災の前の年の兵庫区の水害ぐらいしか、大きな水害が起きていませんが、かつては、大きな水害が幾度と無く襲っていたそうです。
そのため、人々は、堤防を築くのですが、すぐに川底に土砂が埋まり、また堤防を嵩上げするということを繰り返したために、天井川と呼ばれる、川の堤が高くなり、水面がまわりの家より高くなるという事になりました。

JR神戸線は、芦屋川と住吉川の下をトンネルでくぐっているのですが、それは、都賀川と平行して流れる、芦屋川と住吉川が天井川だからです。ちなみに、石屋川も天井川で、かつては、国鉄が下をトンネルでくぐっていました。
その一方に、阪神電鉄は、堤の高い天井川の上か堤に駅を置くことで、下り坂を利用して加速し、上り坂を利用して減速するようにしていて。100年以上前の古い性能の電車を効率よく運行するために利用していました。

都賀川の様子がテレビで流されていて気が付いた人もいると思いますが。
都賀川の両岸は、コンクリートの平らな場所があります。
これは、増水したときのために、氾濫原を広くとっています。

このような努力のおかげで、神戸ではここ最近は水害が少なくなっているわけですが。
それだけに、川の恐ろしさが、伝わらなかったのが、今回の事故の原因だと思います。
せめて「大石川」と言っていれば、カンのいい人ならこの川は危ないと意識すると思います。

お亡くなりになった方のご冥福をお祈りします。




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同じ思いの人と出会う [2008年07月28日(Mon)]
二日間「癒しフェア」に出展してきました。
去年も出展したのですが、再会と出会いがありました。

海外の海の方の活動をしている人って、どちらかというと少数派なのですが、今回も出展していたので再会しました。

バリ島の塩
バリ島の伝統技法によって作られたピラミッド型に結晶する塩。
プーケットや、ツナミクラフトの生産地に近いカオラックは、津波で減った観光客が、バリ島での爆弾テロの影響でオーストラリアを中心に観光客が戻ってくるという事が発生しました。
一方で、バリ島の観光業界はダメージをうけて、観光業で従業員として働くことで現金収入を得ていた伝統芸能のアーティストやミュージシャンが、その活動の継続が難しくなっているそうです。
プーケットに日本人観光客が戻ってこない理由の1つに、伝統芸能が少ない、又は知られていないという要因があるのですが。
バリ島で、伝統芸能のアーティストやミュージシャンが、その活動の継続ができないとなれば、バリ島の伝統芸能や芸術を期待して、バリ島を訪れる観光客を逃しかねないという、悪循環が発生します。
そういう意味も含めて、観光産業以外の産業を育成することで、アーティストたちの生活を支え、伝統文化を維持することが大切です。
この塩にはその可能性を持っています。

ソロモン諸島のはちみつ」 APSD
ソロモン諸島は、昨年の4月に津波に遭いました。丁度その時、タイの津波被災地にいたのですが。タイの津波被災地の方は、ソロモン諸島の事を気にしていました。
このハチミツの生産地は、パーマカルチャーという、持続可能な社会構造を作っています。しかし、グローバルな経済の中で、外貨の獲得は必要なので、そのひとつとしてハチミツの生産をしています。
ジャングルやマングローブの植物から得たハチミツは、すごい生命パワーに溢れているのですが。残酷なことに、消費者にはその付加価値が、法律等で伝えられなかったり、伝わらなかったりする。そのため、もともと生産量が限られているにもかかわらず、消費者による価格の決定権が強いために、低価格で売買せざるを得なくなっています。
その矛盾点を解決する方法として、ハチミツを利用した化粧品を開発し、今回はそのサンプリングが行われていました。
価値ある物を、価値ある形で販売するのはとても難しいことです。
だからといって、その努力を怠る事はできません。

20メートルほど離れたところに「夕張への手紙」を書いた、ナタリナ・ロシナさんのブースがありました。
先日、東京都庁で会ったのですが、いきなり再会です。価値ある物を、価値ある形で販売する努力をしていると感じました。
彼女の扱っているハチミツを初めて試食したのですが、喉に無茶苦茶いいです。

私のブースのとなりはホワイトバンドの「ほっとけない世界の貧しさの」でした。
夏至フェス以来のご近所てんです。
ツナミクラフトブースの近くには、仲間のブースがいっぱい並んでいました。

また、あたらしい出会いも・・・



詩人せいさんとミルファーレさんです。
詩人せいさんのブログにも書いて頂いたのですがほんと偶然の出会いでした。
詩人せいさんの講演が近くであったので聞いてみると、私が考えていた事と同じようなことを話しているではないですか。
びっくりしました。
このあたりは、後日くわしく。





詩人せいさんの本







敢えて中国産ウナギを選ぶのもアリ [2008年07月24日(Thu)]
本日は土用の丑です。

近頃の食品偽装の発覚を見て思うのですが。

「敢えて中国産ウナギ」を選択するのもアリと感じています。

理由

・国産と表示されているものほど産地偽装の疑いがある。
 中国産と正直に表示している方が、産地偽装がなされていないため、その他の表示についても信憑性がある。

・中国産の信用回復のために今まで以上に品質に気を使っている可能性が高い。

とはいえ、加工後、長期間経っているため、保存のための工夫がなされていると言う点では、中国産は不利なのですが。

ただし、国産でも土用の丑にあわせてあらかじめ生産して保存しているものもあるから、国産も中国産も加工して売られているものは、あまり変わらないと思われます。

でも、ちゃんと食べたいなら。
やはり、ちゃんとしたうなぎ屋さんに行くのが一番かも。
また地震 [2008年07月24日(Thu)]
いまさっき、東京でも揺れたのですが。
揺れの感じから、岩手宮城内陸地震より震源地が少し遠いと思っていたら、八戸市のすぐ隣の岩手県内あたりがどうも震源地らしい。
山の険しい地域だけに、岩手宮城内陸地震と同様の孤立が気になります。
フジロックでプレデビュー [2008年07月23日(Wed)]
タイで作られている、さをり織りの人形がフジロックフェスティバルでデビューします。

その名も「パッピー」




ネーミングは、フジロックフェスティバルのNGO村に出店する「ポラリスプロジェクト」の方がつけてくれました。

パッピーは、PUPPIEと書くのですが。
子犬を意味するPUPPYではなく。
人形を意味するPUPPETや、ROCKのカルチャーでもあるPUNKやHIPPIEをもじった造語です。
もちろん、買った人も、作った人も、売った人も、見た人も、HAPPYになります。

今回も実験的な販売ですが、大きく育って行って欲しいところです。


フジロック関係ネタ その2 

NGO村では、スタンプラリーが開催されるわけですが。
スタンプラリーでゴールした方にはプレゼントが用意されているそうです。

ポラリスプロジェクトからは、ツナミクラフトの新型リストバンドを提供します。



限定20名様です。

フジロックに行った方、是非チェックしてみてください。


残念ながらフジロックにいけない方は、7/26.27は、東京ビッグサイト「癒しフェア」があります。
会場の端っこの方ですが、私も会場に行っております。

さらに、8月に入ると、横浜にある、港北阪急百貨店に隣接するモザイクモールにて、9月末までフェアトレード店が登場し、その中でツナミクラフトが販売されます。

また、8/1.2.3は、富士山の麓、朝霧高原にて開催される「星の種まつり」というスピリチュアルな野外イベントでツナミクラフトが販売されます。

そして、同時期より、四国の高松市のお店にてツナミクラフトが販売が開始されます。こちらの情報は後日。

おまけ情報
私がフェアトレード品のコーディネートをしている東京おもちゃ美術館でのツナミクラフトの商品がほんの少しですが充実しました。
アイテム数は少ないのですが、けっこう頑張って売ってます。


今日はこの辺で。

なんだか情報ばかりですね。

倫理的な検討 [2008年07月20日(Sun)]
映画『Yesterday Today Tomorrow 〜昨日 今日 そして明日へ・・・』 監督・撮影・編集:直井里予 を見て、監督とお話しをして、家に帰ってきてネットを見ると、HIV感染者の体外受精の問題についてのニュースが載っていた。

エイズ感染夫婦の体外受精中断、「議論・検討を」と厚労省
(読売新聞 - 07月19日 14:35)

 昨年1月、荻窪病院(東京都)倫理委員会が承認した、共にエイズウイルス(HIV)に感染している夫婦への国内初の体外受精が、厚生労働省から「社会的な議論と倫理的な検討が必要」と求められ、中断していることがわかった。

 海外でも、こうした夫婦への生殖補助医療の可否について議論が分かれる。この体外受精を計画している同省研究班は、広く意見を聴く異例の公開班会議を28日に開き、実施の可否を検討するとともに、指針を作る方針。

 荻窪病院の花房秀次副院長らは、精子からHIVを取り除く方法を開発。これを用い、夫のみが感染している夫婦に慶応大や新潟大などで体外受精を行い、65人の子供が生まれた。母子ともに感染の例はない。

 同病院では、厚労省研究班の研究事業として、この方法を共に感染している2組の夫婦にも適用しようと準備してきた。いずれも、血液製剤で感染した夫が、増殖能力の強いウイルスや薬剤耐性ウイルスを持っている。性交渉をすると、ウイルス量が少なく、免疫状態も安定している妻に、夫のウイルスが再感染し、病状を悪化させる恐れがある。

 だが、病状が重いと子供が成長する前に両親が亡くなることも想定される。海外でも、2004年に欧州連合などの専門医らで作る特別委員会が「少なくとも片方の親が子供の成人まで養育すべきだ」として、生殖補助医療は片方の親が感染している場合のみに限るように勧告。これに対し英国の研究者が「感染者の予後は同じではない。(認めないことは)希望するカップルの生活の質を低下させる」と反論している。

 薬害エイズ被害者らで作る、はばたき福祉事業団(東京都)の大平勝美理事長は「一番大切なことは新たな悲劇を作らないこと。感染した場合の責任についての議論が必要」という。さらに万一、子供が成人する前に両親が亡くなった場合のサポート体制が不可欠で、「社会的援護も必要になる。もし実施するとしても広くコンセンサスを得ながら進めるべきだ」と語る。

 一方、花房副院長は、「感染者の中には、生命予後が普通の人と変わらない人もいる。妻のウイルス量が検出できないほど少なければ、母子感染の可能性は0・5%以下だ。今回はそのケース。子供を持ちたいという夫婦の願いと、子供の幸せを両立させる方法があるはず。多くの人の考えを聴きたい」と話す。

 公開班会議は28日午後1時から、東京・信濃町の慶大医学部東校舎で。専門医のほか、薬害HIV訴訟原告団の代表、カウンセラーなどが出席する。


映画『Yesterday Today Tomorrow 〜昨日 今日 そして明日へ・・・』 は、HIVやエイズの危険さ悲惨さを訴えるのではなく、淡々とHIVの方やエイズ患者の日常を追いかけていくという作品なのですが。

その中で、共にHIVの夫婦の夫が、子供がとっても欲しいが、子供を作れないと言っているシーンがあった。
夫は、もし子供が生まれたとして、子供が大人になるまでに自分たちが死んでしまうということも言っていたが、それより、今でも時々体調が悪い妻のことを思いやって、子供をつくらないようにしていると言っていました。

今回の件は、妻の感染が弱く、感染の可能性が低いということで、病院の倫理委員会で体外受精を承認したにもかかわらず、厚生労働省でストップが掛かってしまった。

「感染した場合の責任は・・・」とか、「成人するまでに両親が亡くなった場合は・・・」とかの意見が掲載されていますが。
私は、妻と子供が安全ならば、承認すべしだと思います。

理由は、人生、全てに置いて不確定要素があるわけで、感染しない可能性が高いから承認したわけですし、なんらかの理由で死んでしまうことは誰でもあるわけで、それを憂慮していては何も出来ないと思うからです。

しかも、成人するまでに親を亡くす可能性が高いのに、出征し戦争にいく前に駆け込みで結婚させていたことも、今から六十何年前にあったわけで。成人するまでに両親が死んでしまう可能性があるからといって、産ませないというのは、ちょいと違和感を感じてしまうわけです。

問題は、なんらかの事情で両親を亡くした子供たちを救うシステムが、いまの日本において充実していないという事であり。
厚生労働省は、そちらの問題についてちゃんと手を打つべきであって。
専門医とかで話し合っても仕方がないような気がしてなりません。

このあたり、年金や医療というマクロの部分が崩壊しているのに、メタボなどミクロな部分に対してお節介を焼いているという、いまの流れそのままのように感じます。


また、HIVだからという理由で、感染の可能性が低い人たちに対して、子供を産ませないというのは、こちらの方が倫理的に問題があるように思うんです。

極端な言い方に聞こえるかも知れませんが、HIVだからという理由で感染の可能性が低い人たちに対しても子供を産ませないという発想は、ユダヤ人だから、障害者だからという理由で種を絶やそうとしたナチスと発想が似ていると思うんです。ハンセン氏病の問題もそうです。

こちらの方が倫理的に問題があるように思うんですよね。

HIVの問題って、見えないからこその恐怖があって。議論するにしても、その恐怖を前提に議論が進められてしまう可能性が高く、冷静な結論が出にくい。
そこに危険性を感じざるを得ません。

そのような状況の中で、倫理的な検討って、どのような形で行われるのでしょうか?

ナタリナ・ロシナさんがいらっしゃいました [2008年07月18日(Fri)]
都庁で行われている夕張物産展に行ってきました。
お店のヨコには夕張メロンの段ボール箱がいっぱいあって、職員の方が一生懸命かたづけていました。その方は、どうも都の職員の方で、派遣で夕張市役所に勤めている方だそうです。
で、売り場の前に、見覚えのある金髪の女性が・・・
「夕張への手紙」のナタリア・ロシナさんでした。
村上ドクターの話とか世間話をちょっとしました。
夕張の物産をあらためて見ましたが、純粋に市内で作られているものは少ないですね。
カットメロンとゼリーを子供用に買って帰りました。

それと本日、報道ステーションで夕張特集があるようです。約1ヶ月取材したそうですが・・・。


で・・・
買ってきたカット夕張メロンはというと



あまりに美味しいので、バクバクと口の中に

油断してると、ものの5分で胃の中に

あのー、2切れしか食べていないんですけど・・・・
雑誌で紹介されました [2008年07月16日(Wed)]
ツナミクラフトが取り扱っている、パクトリアムビレッジの草木染めのベビースリングが、妊婦を中心とした育児雑誌に掲載されました。



第一プログレスの「tocotoco」という雑誌です。
今回は「ゆるーくナチュラル かわいいマザースタイル」という第一特集で、スリングが掲載されているのはが巻末の近くではありますが、うちのベビースリングにぴったりのテーマです。



中央の緑のスリングがそうです。

このtocotocoは、おしゃれな写真を重視し。部屋に置いておくとお洒落な体裁となっています。
いま、雑誌はインターネット媒体の影響で休廃刊が多いのですが、生き残りとしてこういう方法もひとつなんでしょう。

公式ページ http://tocotoco-mag.com/


お近くの本屋さんに無い場合は・・・・




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You Tubeを改めて見てみると [2008年07月13日(Sun)]
You Tubeを改めて見てみると、昨年のタイフェスティバルでのModerndogのライブの映像がいくつか上がっています。
残念ながら寄りがあまいので、さをり織りのリストバンドをつけているのがわかりにくいのですが、ライブの暑さが伝わってきます。





ソロですが日本語でも歌っています。


本当に就農支援になるのか? [2008年07月12日(Sat)]
新聞に、受刑者に対する就農支援の話が載っていました。
アイデアとしては面白いと思いましたが、いろいろと問題がありそうです。

まず、そもそも論ですが・・・
今の農家の多くが就農させたいと思っていないということです。
基本的に、減反したら補助金がもらえるなど、農地を自分たちで持っていて自分たちでやっていることにメリットがあるわけで、他人には作業をやらしたくない。このあたり、小作農を禁止した農業制度が、農地や農民の流動性を阻害している。
平たく言うと、農業をしようと思っても、農家には簡単になれないわけです。
逆に農家は止めることができる。
これが、農業の就労者が減少している原因なわけて、農業の就労者が減少しているから元受刑者に就農させて減少を抑えるというのは、根本の問題の解決にならない。

また就農させているケースでも、研修生制度やボランティアを利用して、外国人やエコに目ざめた純情な人をタダ同然でこき使いたいということがけっこう見られている。
こういうのがまかり通っているところで、受刑者が出所後、就農するための技術を得て働こうとしたら。そういう人は、タダ同然で雇う事を考えてる農業経営者からすると、安く働かすための人材としかみられない可能性がある。
それでは、せっかく「土を耕し、汗をかくことで、働く喜びを知り、更生の意欲を高められる」というのが、現実に打ちひしがれてしまい。逆効果になりかねない。
逆効果になって再犯をおかした例がひとつでも大きく報じられてしまうと、今までの努力が台無しになってしまう。

次に、どういう就農支援かという事も問題。
「土を耕し、汗をかくことで、働く喜びを知り、更生の意欲を高められる」と鳩山法相が言ったことがこのアイデアとなったようですが。
「働く喜び」というのは、結果を出さないと得られないものです。
自分たちで完全に自給自足するなら、単に作物を作る事で結果を得られるわけですが。実際は、農機具に燃料が必要であったり、種、肥料、農薬、農機具が必要なわけで、それを得るためには、お金が必要なわけです。
農業は、投資をして、成功したら儲かるという、リスクを持った商売です。
だからこそ「働いた」とか「実った」という事での喜びはあるとしても、結果としてマイナスなら、蓄えがない場合は、借金が増え、不安な生活を送ったり、場合によってはのたれ死にしてしまう。
「定職に就かせることが、更生のために重要」と就労支援施設の構想が出てきたわけですが、そもそも不安定な業種である農業に元受刑者を就かせるのは、リスクが大きいような気がします。
だからこそ、就農支援は、農業経営について学ぶ場でないといけないわけですが。
「定職に就かせる」と書かれているとおり、元受刑者を経営者というより、労働者とすると捉えているフシもあり。まだどのように支援するのか見えてませんが、技能だけ教えて、農業経営について教育や支援をしない可能性が高いと思われます。

最後の疑問は・・・・
これって、刑務所の延長では?と思える部分があることです。
その理由は、24時間監視と農地と施設の送迎マイクロバスです。
24時間監視下に置いた上で、他の市民たちと隔離しているわけで、社会復帰のための技能習得をし、保護観察官を常駐させて生活指導などを行うということは、自由度が大きいとか名前のかわりに番号で呼ばれないなど人格的な扱いがあるにしても、やっていることは刑務所と同じなんですよね。
仮釈放をした元受刑者を中心に・・・と書かれていますが、仮釈放でもなんでもないかもしれません。

また、24時間監視と農地と施設とのマイクロバスの送迎は、地域との接触の場を減らし、逆に元受刑者に対する差別を増長しかねません。
隔離されているからこそ、勝手なイメージを持たれる。
地域の理解を得ることが、センターの設置の条件となっていて、その条件のクリアのために、監視と隔離を行うことにしたのだと思われるが。
隔離されることによって偏見をもたれた所で、外部の人と接すると、接した時のショックが大きいように思われます。
地域の人に対し元受刑者が受け入れられる仕組み作りをしないかぎり、元受刑者も地域の人も誰もハッピーにならない。(ハッピーになるのは、一時的にセンターの工事に関連した人ぐらいかも)

変な例えですが・・・
暴力団事務所って、すっごい監視システムがついていますが。監視システムがついているからこそ、暴力団は怖いと思ってしまうし。暴力団自身も、地域の人が変な目で見ているという意識をどこかで持ってしまっている可能性も高い。
だけど、以前見かけた大阪の天王寺の暴力団事務所は軒先に小鳥を飼っていて、そこで、地域の人とのコミュニケーションが生まれていて、その構成員が地域の一員になっている感じがしたんですよね。

監視すること隔離することにより出来る、心の壁こそが様々な不幸の大きな原因の1つで、それを解決するには、対話の出来る場作りなんだと思います。


このようにいろいろ並べてみましたが・・・・
日本の農業そのものの問題点もありますが。
このようなことって、今回は元受刑者という話ですが、マイノリティのために何かしようとするとき、同じような状況がある。

以下の記事を読むとき、元受刑者を、少数民族、障害者、難民、ハンセン氏病患者、ホームレス、ネットカフェ難民、シングルマザー、偽装請負労働者、アルコール依存症患者、パンクス、ヒッピー、自己破産者などさまざまなマイノリティの人たちの属性に入れ替えて読んでみて下さい。
その多くは、元受刑者特有の「刑務所を釈放された」「仮釈放されても行き場がない」「再犯に及んだ率」「凶悪事件」という「元受刑者」を修飾する部分や特有の事柄以外、その多くは違和感なく読めてしまいます。

残念ながら、それが今の日本の自立支援や更正施設の状況でしょう。


元受刑者を就農支援 訓練用施設を設置へ 法務省など 
2008年7月11日15時3分 朝日新聞

法務、厚生労働、農林水産の3省は刑務所を釈放された元受刑者を宿泊させて農作業をさせながら、就農を目指す「茨城就業支援センター」を茨城県ひたちなか市に設ける方針を固めた。来年度中に稼働させる予定。就労による元受刑者の自立を国が支援する初の試みだ。

 少年院を仮退院した少年に畜産や農業を学ばせる施設が北海道沼田町に開所したばかりだが、こうした施設の「成人版」は例がない。

 センターの対象者は、更生と就農の意欲があるのに、仮釈放されても行き場がない元受刑者が中心。12人程度を半年から1年間、24時間の監視態勢のもとで宿泊させる。入所者は近くの農地に専用のマイクロバスなどで毎日通い、農作業の訓練を受ける。退所時には、農業関連の職に就けるよう目指す。

 法務省がセンターに保護観察官を常駐させて生活指導などを行い、農業指導研修は農水省が、就職支援は主に厚労省が担う。

 行き場のない元受刑者はこれまで、主に民間の更生保護施設が引き受けていた。元受刑者が保護観察中に再犯に及んだ率は、職に就いている場合は約7%なのに対し、無職の場合は約40%と5倍以上。元受刑者による凶悪事件が相次いだことなどから社会での更生のあり方が懸案となってきた。

 こうしたなか、「定職に就かせることが、更生のために重要」として、国が主体となって運営する就労支援施設の構想が持ち上がった。今回、農業が選ばれた背景には、農業の就労者が減少しているうえ、鳩山法相が「土を耕し、汗をかくことで、働く喜びを知り、更生の意欲を高められる」と判断したという。

 法務省は今後、全国の各地域にこうした施設をつくり、就業を支援していく方針。

 一方で、元受刑者関連の施設をめぐっては、地元住民の不安も根強い。福岡市や京都市では住民の反対により、計画が事実上頓挫しており、地元の理解が不可欠だ。今回の施設は、すでに県や市と合意している。(市川美亜子)






「Yesterday Today and Tomorrow~昨日 今日 そして明日へ・・・ [2008年07月11日(Fri)]
タイ北部の村でHIVに感染しながらも生きる希望を失わない家族の姿を3年間に渡り見つめたドキュメンタリーの上映会が行われます。
是非見に来て下さい。

シネマ&トークライブ2008
「Yesterday Today and Tomorrow~昨日 今日 そして明日へ・・・」

日時:2008.7.19„土‟ 会場:Latitude☆P (四谷三丁目駅より3分

入場料:各会 \1,500„ワンドリンク付/共催団体会員:¥1,200/ペアチケット2,600円‟
定 員:各会30名„事前予約制‟ *なお、入場料の一部は北タイのエイズの人々のための家「バーンサバイ」に寄付されます。

映画上映 10:30〜12:00„開場 10:00‟
講 演 12:00〜12:30

「タイに帰国する、移住労働女性たちへの支援」
講演者:大津恵子さん„女性の家HELP前ディレクター‟

☆生きるために、さまざまな理由で日本に働きに来る移住労働者の中でも、特に性産業に身を置いたために、HIV感染してしまった女性たちへの支援の現場を、国籍を問わない女性のための緊急避難施設「女性の家HELP」での活動からお話しいただきます。
*同会場で、北タイの手工芸製品の販売もあります。

映画上映 18:10〜19:30„開場 17:30‟
トークライブ 20:00〜21:00

「“Yesterday Today and Tomorrow”と共に」
ゲスト:直井里予さん„本映画監督‟
まるさん„みっくす−アウトリーチサービス東京‟
森田明彦さん„東京工業大学特任教授‟

☆映画監督、若者に対するエイズ予防啓発アウトリーチワーカー、アートを用いた人権学習の専門家の立場から、深く語っていただきます。

【ご予約/お問い合わせ】
てのひら〜人身売買に立ち向かう会 事務局
TEL:050-1445-6947 FAX:020-4624-7480
E-mail: tenohira_ycatip@hotmail.co.jp
*お申込みの際は、お名前・ご住所・ご連絡先とご希望座席数をご予約下さい。個人情報はチケットの発送にのみ使わせて頂きます。

共催:タイ女性の友、てのひら〜人身売買に立ち向かう会
協力:Latitude☆P、アジア女性資料センター
Campus AIDS Interface、バーンサバイ
後援:財団法人 エイズ予防財団
助成:財団法人 新宿文化・国際交流財団



「Yesterday Today and Tomorrow~昨日 今日 そして明日へ・・・」
夫からHIVに感染したアンナは、夫を亡くした翌年、村の病院でポムと出会い結婚。平日は村で魚や蛙などの行商人として働き、農繁期ともなると、農作業に精を出す。2人はさまざまな悩みを抱えながらも感情をかきたてることなく、心穏やかに日々を送る。 隣郡に住むボーイは、小学校1年生。体調を崩して休校し、両親が働く果樹園で一日を過ごす。母親に勉強を教えて貰いながら、再入学の準備中。新学期から小学校に無事再入学したボーイだが、半年後にエイズを発症し、病院での入院生活がはじまる。 丘陵に囲まれた自然豊かな農村に暮らす2家族のHIV感染者の生活の中にゆっくりと流れる時間、そして「今、この瞬間を生き続ける」姿を通して、生の根をじっくりと見つめていく。

監督・撮影・編集 : 直井里予 アドバイザー : 瀬戸正夫、野中章弘、吉田敏浩 ノンリニア編集 : スタット・パリライラット、松元義則 翻訳・字幕協力 : シリポーン・ルンルアンタンヤ、リポ、
高杉美和
製作 : 直井里予、アジアプレス・インターナショナル
宣伝協力 :(有)商援隊
日本-タイ/2005年/90分/タイ語ほか(日本語字幕)/DVD/カラー



関連資料
「闇の子供たち」は闇から抜けられないのか・・・ [2008年07月10日(Thu)]
人身売買問題に取り組み、錚々たるキャストやスタッフで作った7月公開予定だった映画「闇の子供たち」が苦戦しているようだ。

当初、7月公開だったのが、遅れて封切りが8月2日となり、上映する映画館も全国でたったの10箇所、どうにか二桁に乗せたという感じで。なんと東京は1箇所という淋しい感じになっています。

その様子に、闇に対して目をそらす日本人の姿というのを表しているようにも思います。

上映するには採算性という事が大きな要因になってくるわけですが、G8洞爺湖サミットさえ終わってしまえば貧困問題は話題からデリートされてしまうという読みがあってか、それが採算性が低いという判断に繋がった可能性もあります。

このままでは、闇の子供たちが、闇のままになってしまいます。

企画に賛同し協力した多くの方の気持ちや行動も闇に消えてしまうのか。






原作 梁石日
監督 阪本順治
出演 江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、佐藤浩市、鈴木砂羽、プライマー・ラッチャタ、プラパドン・スワンバン
主題歌 桑田佳祐

公式ページ http://www.yami-kodomo.jp/

原作は、どこまでが事実でどこまでがフィクションかという事が分からないということで話題になった作品で。フィクションの部分も1つ1つの出来事が事実に起きている事が組み合わさっているだけにリアリティがある。
舞台はタイという事になっていますが、実際の現場は日本とタイの二国だけでなく、多くの国またがって起きていますし。どこの国でも起きうる可能性を持っています。実際、四川大地震の直後に、人身売買目的に被災地の子供をさらい、薬物を飲ませて移送していた人たちが、見つかって拘束されたという事があります。
日本国内でも、貧困がこれ以上進むと、国内でも顕在化してくる可能性があります。(既に問題が起きていて、米国での調査結果をうけて、日本人が海外で行う3−4倍が国内で行われているのでは?ということで調査に乗り出しているNGOもいますし。日本国内で命をかけて保護活動をしているNGOの人たちもいます)

一方で、タイでは児童買春や人身売買防止への活動が行われています。タイでの映画撮影が許可された背景には、タイが児童買春や人身売買の問題に対し取り組んでいるからこそ、プライドの高いタイ人が自らの国の恥の部分をさらけ出す海外の作品の撮影許可を下ろしたのではと思われます。
続きを読む...
語感の悪用 [2008年07月07日(Mon)]
今日より北海道の洞爺湖でサミットが開かれています。

議題の1つが、アフリカということもあり、先日、タイから戻る際のタイ国際航空のビジネスクラスは、東アフリカから来たと思われる方でいっぱいでした。
今まで、タイ航空でこれだけのアフリカ人が乗っているのは初めてです。
とはいえ、この方たちがG8の会議に参加出来るわけではないんですよね。
先進国と呼ばれる一部の国の人たちで、アフリカのことを決めてしまうんです。
それでも、自分たちのことを伝えないといけないからと想い、北海道に来ているんでしょう。

トップが決めないと、組織として、大きく変革出来ないのですが、


先日も、北海道では警察がピリピリしていると書いたわけですが。
その状況が露わになった事件がありました。

しかも、ロイターという報道機関の人が逮捕されるという異常事態です。

しかし、日本の報道は「小競り合い」という風に語感を変えて報道しています。

当日何が起きたのかというのは、私の友達のジャーナリストが写真に収めています。

秋葉原の事件も「テロ」とは報じないし、大阪の西成の暴動も「騒動」としか報じない。

語感を悪用しないで欲しい。

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ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」