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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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タイ焼きよりタイ料理 [2008年03月31日(Mon)]
上智大学の近くの土手から帰る途中に、タイ焼きを食べようと「わかば」に向かった。
前までくると、花見をしながらタイ焼きを食べようという人が多いようで、長蛇の列ができていました。しかも、一人がたくさん買っているのか、列が一向に動かないんです。
そこで、タイ焼き屋の向かいにある、タイ料理店に入り、テラス席に陣取りました。


この写真では切れていますが、列はこの後ろに10メートル以上続いていました。



ということで、タイの代表的ビール「シンハビール」とタイ料理で一杯。

極楽です。

以前紹介した、錦糸町のチャンタイレストランとはまた違った雰囲気のお店です。
タイ料理店といっても、超高級料理から庶民料理まで、幅広いバリエーションがあります。
いろんなお店に足を運ぶと面白いですよ。

ジャスミンタイ 四谷店  http://www.jasmine-thai.co.jp/about/yotsuya.html
花より電車 [2008年03月31日(Mon)]
近所の桜の名所ということで、散歩がてらに、上智大学のすぐ横の外堀の堤の上に行ってきました。



名所だけあって、人が多い。



桜もきれいだが、黄色い花も美しい。



土手の全容はこんな感じ。
すぐ横は、ホテルニューオータニで、映画「007は二度死ぬ」の中で、この土手が一瞬だけ映っている。




子供たちは、花より電車。
地下鉄丸ノ内線、JR中央線快速、JR総武線の3つの路線が下に見えるので、子供達は柵に張り付いています。

丸ノ内線も「007は二度死ぬ」に登場します。
40年前の東京、神戸、鹿児島が見れる貴重な映画かも。



そして若者たちは・・・

「場所取り係」
おもちゃのまちの仲間たちのホームページ公開 [2008年03月28日(Fri)]
以前、何回か記事に掲載した、栃木県の「手織り工房のろぼっけ」のホームページが最近公開されたそうです。

これで、おもちゃのまちの仲間たちの作品の展示の情報が手に入りやすくなります。
ブログもついているので、普段の活動とかもわかります。

「手織り工房のろぼっけ」のホームページをご覧下さい。


「手織り工房のろぼっけ」 http://www.norobokke.com/

また、4月3日から6日まで、「手織り工房のろぼっけ」のアーティスト、カズ・スズキさんの個展が、佐野市の古民家ギャラリー風の庵にて開催されます。
ぜひお越し下さい。

KAZU SUZUKI EXHIBITION 2008
2008.4.3(thu)→4.6(sun) 11:00am〜6:00pm (最終日は5:00pm)

紹介ページ 


関連記事

おもちゃのまちの仲間たち
秋はのろぼっけの仲間たちと
高遠小彼岸桜 [2008年03月27日(Thu)]
桜の開花前言がなされましたが。
新宿御苑の大木戸門の近くでは、一足早く桜が満開になっています。



それは、小彼岸桜という、ソメイヨシノとは違う種類の桜だからです。



ちなみに、↑これが、現在のソメイヨシノ。

新宿御苑の桜のいいところは、ソメイヨシノ以外の桜が多いということです。

ソメイヨシノは「ヨシノ」と名乗っていますが、奈良の桜の名所である吉野とはまったく関係のない品種で、江戸時代に生まれたもので、当初は、吉野のヤマザクラとして販売されたのですが。明治時代になって調査してみると、ヤマザクラではないという事が判明し、いまから「ソメイヨシノ」と命名されたのだそうです。
つまり、それまでは、100年以上、偽装ヤマザクラだったわけです。
とはいえ、ソメイヨシノは、明治以降に大量に全国に植えられたため現代もっとも普及した桜となり、すでに文化になってしまったわけです。
古来から日本の桜はヤマザクラであり、吉野の桜だったわけですが、いつの間にか、桜と言えばすぐに散ってしまうソメイヨシノしかイメージがわかない人が多くなるという弊害も起こっています。
このあたり、日本古来の文化を否定した、明治政府らしい戦略だったのかもしれません。
単一のものが、全国に植えられたからこそ、比較ができ、桜前線とか、全国で桜の開化の時期がずれるということろで、面白さはあるのだが。
グローバリズムというか、ナショナリズムというか、それと同じで、全国、どこでも似たようなものが出回り、その土地の個性や多様性が乏しく、一抹のさみしさをかんじるわけです。

それに対し、都心部でも多様な桜がある新宿御苑は貴重なのです。


高遠小彼岸桜のアップ


高遠小彼岸桜は、長野県の南部にある高遠の城跡にあるところに群生している固有種で、長野県の天然記念物になっているそうです。
それが、東京の新宿の四谷地区に移植されています。

あまりの見事な花に



カメラマンが鈴なりです。
やればできる [2008年03月25日(Tue)]
偽装再生紙年賀状から端を発したエコ偽装問題で、業界団体が100%再生コピー用紙は品質低下を招いて不可能と言っていたのですが。こんど、大王製紙が100%再生コピー用紙を発売することを発表した。

やればできるじゃん。

これからは、紙を再生するときに使う、薬品や廃液の問題を解決して、より環境にやさしい製品に育てていってほしいと思います。
それと、同じ過ちを犯さないように・・・

大王製紙、古紙100%のコピー用紙を商品化
 大王製紙は24日、官公庁に環境配慮型の製品調達を促すグリーン購入法の基準を満たした古紙配合率100%のコピー用紙を6月に商品化する方針を明らかにした。これまでも古紙100%の商品はあったが、実際には配合率を偽っており、同社は2月に社内処分を発表している。今回は白色度などの品質を下げて、古紙100%を達成するとしている。

 業界横断的な偽装の実態が明らかになるのに伴い、官公庁などで使う古紙100%のコピー用紙は王子製紙を除く大手各社が供給できない状況になっていた。環境省は6月末まで配合率の基準を満たさない紙製品の調達を認める暫定措置を続ける方針だが、大王は白色度を引き下げ、配合率の乖離(かいり)解消を優先させたコピー用紙を商品化することで適合品を供給したい考えだ。

 大王は同日、コピー用紙などの情報用紙、チラシなどに使う印刷用紙などの価格を5月21日以降の出荷分から15%以上引き上げる方針を正式発表した。(24日 23:01 日本経済新聞)


製紙大手、印刷用紙再値上げへ・大王、5月に15%以上
 製紙業界第3位の大王製紙は、主力の印刷・情報用紙を5月下旬から再値上げする方針を固めた。原燃料の価格上昇を理由に、出荷価格で15%以上の引き上げを目指す。再生紙の古紙配合率問題で、社会的批判を受け値上げを見合わせていたが、社内処分などでひと区切りついたと判断した。製紙首位の王子製紙、第2位の日本製紙グループ本社も近く値上げに踏み切る見通し。ただ、再生紙問題でユーザーは反発しており、値上げには抵抗も予想される。

 印刷・情報用紙は国内紙生産量(2006年、段ボール原紙などの板紙を除く)の約6割を占め、紙製品として最大の品目。大王製紙の印刷・情報用紙の国内生産量シェアは8%(06年)だ。(22日 16:00 日経新聞)






その一方で・・・

経営者が早々に辞めたり、減給など「処分」をすることにこだわっていような姿が哀れです。
しかも、現役経営者だけが対象です。
責任の取り方ってのは、もっと他にあるでしょう。
このあたり、メディアの論調の問題もあるかも。

偽装引責の北越会長、製紙連会長にも「けじめを」
2008年03月22日07時58分 朝日新聞


 再生紙の古紙配合率を偽装した責任を取って4月1日付で辞任する北越製紙の三輪正明社長が、21日の日本製紙連合会の理事会で、製紙連の鈴木正一郎会長(王子製紙会長)に対し、製紙連会長の辞任要求とも受け取れる発言をしていたことが分かった。

 偽装は製紙連加盟社を中心に最大手の王子も含めた18社で発覚。鴨下環境相は2月の記者会見で「けじめ」を求めたが、社長が辞意を表明したのは北越製紙と日本製紙グループ本社だけ。

 こうした状況を踏まえて、三輪社長は非公開の理事会で「環境相が求めたけじめを鈴木会長はどう受け止めているのか」と発言。三輪社長によると、鈴木会長から返答はなかったという。

 三輪社長は理事会後、自らの発言について「製紙業界は説明責任を果たさないまま、問題をうやむやにしているように受け取られている。このままでは信頼回復はおぼつかない、との趣旨」と話した。

 鈴木会長は「製紙連は問題にてきぱきと対応した。王子製紙も(会長や社長らの減俸の)処分を行った」と話した。
マングローブの種をゲット [2008年03月24日(Mon)]
東京は桜の開花宣言も出たということと、天気もいいということで、お出かけすることにしました。
うちの近所の新宿御苑は、この時期になると近寄りたくないぐらいいっぱいの人が来るので、買い物ついでに中野のあたりに行ってみました。

駅を降りると、中野さんプラザの近くでお祭りをやっているような空気を感じたので行ってみた。


かわいい案内看板


行われているイベントは、沖縄のイベントで「ゆんたく高江」と題されたものでした。




露店やライブやもちつきなどで、人がたくさん集まっています。
沖縄料理、沖縄のビールやお酒の出店は常にお客さんが絶えないという感じです。
気候がよく、しかも楽しそうで、ピースフルな雰囲気がそうさせているのでしょう。

このイベントは、沖縄本島の北部の豊かな森のある地域"やんばる"にある「高江」という集落の周りに、森を切り開いて米軍のヘリパットがたくさん作られるという事から、自然破壊だけでなく事故の危険性や騒音の問題もあるという事を知ってもらおうということで、沖縄の人がたくさん住んでいる中野区で、沖縄の自然のことや、島国の平和の事を考えるイベントとして開催されたとのことです。

そのブースの中で、気になったのは、マングローブの種を売っていたブースです。



マングローブというのは、このブログに何度も出てきているのですが、海と陸地の間の浅い場所に生えている植物によってできた森と、そこに生息している植物のことを言います。このマングローブの生い茂る海の森は、海の生き物のゆりかごのようなもので、いろんな生き物が住んでいます。よくスーパーで売られているインドネシア産天然クルマエビというのは、マングローブの森がないと育たないわけです。
ちなみに、ツナミクラフトで扱っている草木染めのいくつかは、タイのマングローブに生息する植物によって染められています。

このブースでは、「マングローブを自分で育てて、その種を、沖縄に植えよう」というというプロジェクトがあって、その一環で種を販売しているのだそうです。
この種は、マングローブに多く生息するヒルギの仲間のメヒルギの種です。



種は先端が尖っていて、しかもある程度重さがあります。そのような形になることで、木から落下した時、泥にぶっ刺さるような構造になっています。
育て方は、乾かないようにすること、寒さに気をつけること、だけで比較的簡単そうです。しかも、海水や肥料を入れなくてもいいようです。
てなことで、種を一個ゲットしたのですが・・・



ちなみに、これが、植えてから1年後の姿なのだそうです。

日本もそうなのですが、東南アジアなどでは、エビの養殖場にするとか、スズの鉱山にするとか、はたまた飛行場(軍事も含む)を作るとかで埋め立てるとかで、簡単にマングローブの森を伐採してしまうのですが。
マングローブが育つのがとても遅いということに驚いてしまいます。

世界各地で、マングローブの植林プロジェクトが行われているわけですが。とうてい追いつかないように思えてなりません。
でも、活動を続けないと無くなってしまいます。

やんばるのジャングルそして、マングローブ。
一度、無くしてしまうと、戻ってこなくなるかもしれません。

うまく育てられるかわかりませんが、いつしか、沖縄の海にマングローブの種を返せたらと思います。

関係サイト 特定営利活動法人 マングローブEEクラブ http://mangrove-ee.jp/ http://www.ii-okinawa.ne.jp/people/agenak/

「天の浮舟」動画をアップ [2008年03月22日(Sat)]


私は、いろんな活動をしていますが。
今後増やしていきたい活動の1つが「エコロジーシアター」です。

エコロジーシアターは、環境問題をテーマとした映像と音楽で綴る朗読劇です。
私は、音響効果と舞台制作をしています。

このエコロジーシアターのストーリーの特徴は、単に悪いモノを退治するというようなストーリーではなく、全てのモノが繋がっているというエコロジー思想の原点に通じ、お話しが終わった後、いろんなことを学び、考え、行動してもらえるようになっています。

そのため、アグネス・チャンさん、田中優さん、辻信一さん、中村靖彦さん、など著名人の方の講演やトークショーとカップリングで上演させて戴く機会をいただきました。

しかし、いまの環境の様子を見ている限り、大胆な発想の転換をしないと、もう取り返しがつかなくなるぐらい、環境の問題が深刻化してきてやおり。
あくまでも、啓蒙的な要素が多いとはいえ、エコロジーシアターの上演機会を増やしていかなければならない状態になってきています。

そんな状況の中、まずは動画で、エコロジーシアターの様子を体験出来るようなページを作りました。

今回の題材は「天の浮舟〜森を消費した国の少年と、森を失った国の少女の出会い〜
」(以下「天の浮舟」)です。

あらすじ

12歳の日本の男の子、たっくんは商社マンの子どもで、東南アジアのある国に転校してきました。

ある休日、たっくんはお父さんと熱帯雨林が近いリゾート地に熱気球大会を見物に出掛ました。
そこで、たっくんは以前ひとに追われていた女の子が出発寸前の熱気球に飛び乗ろうとしている場面に出くわしたのです。女の子を助けて、熱気球に飛び乗ろうとしたたっくんを、広場で大道芸をしていたピエロが助けてくれました。たっくん、女の子、そしてピエロを乗せた地球の形をした熱気球は、空に舞い上がりました。

そして、女の子、たっくん、ピエロのおじさんの三人の、日本を目指して旅が始まりました。

たっくんと同じ年の女の子は森に暮らす少数民族の娘で愛称はチムー。
ところが、ある日、チムーが住んでいた村から町まで広い道路が建設された結果、森はどんどん伐採されるようになりました。
森林の伐採に反対する村には何百人もの人が襲いかかり、チムーのお父さんも、その時、亡くなったのです。
そして、生活が成り立たなくなった村人の中には自ら森林の伐採に携わる人も出てきました。
チムーの家も、お父さんが亡くなって、生活が苦しくなりました。
家族を助けようとチムーは子守の仕事があると聞いて、町に働きに出掛けることにしました。
でも、チムーを待っていたのは、子守の仕事ではありませんでした。
チムーは、地獄のようなその生活から逃げ出そうと、熱気球に飛び乗ったのでした。

突然、チムーが高熱を出し。
熱気球は病院のある日本に向けて全速力で飛び始めた。

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「天の浮舟」は、日本と開発途上国との関係を通し、環境問題と、開発、そして、人権問題が密接に絡み合っていることをわかりやすく表現したモノです。この複雑にからみあっている事を前提に考えていくというのが、エコロジーだと私は考えています。

ちなみに、ある方が、今年の7月に北海道で行われる、2008年G8サミットNGOフォーラムの3つの課題別ユニットである「環境」「貧困・開発」「人権・平和」の全ての要素が組み込まれたストーリーだと評してくれました。

ありがたいです。

それだけに、多くの人に見てもらいたいと思います。

スタッフ込みで6名の人が動くので、経費がかかってしまいますが、出来れば多くの場所でたくさんの人が見てもらえるよう上演したいと思っています。


「天の浮舟」動画掲載ページ

http://rainbow.gr.jp/ohanashi/ukifune.htm


エコロジーシアターでは、他にもたくさんの演目があります。

また、イベントの題材により、ストーリーのカスタマイズも出来ます。
是非ご検討下さい。


P.S.是非、見た感想もコメントして下さい。

なお
見るときは、「ハンカチ」を必ず用意しておいて下さい。
3001年終局への旅 [2008年03月19日(Wed)]
「2001年宇宙の旅」なとで有名な、SF作家、アーサー・C・クラーク氏が亡くなったそうです。

いちおう、大学時代は、オタク系では名門?のSF研究会の代表もやっていたので、とても残念です。

彼の作品って、けっこう仏教思想の影響があるようです。
また、スリランカでスマトラ島沖地震による津波に被災されてます。

てなことで、ご冥福をお祈りします。

SF作家のアーサー・C・クラーク氏が死去
2008年03月19日10時38分 朝日新聞

 映画化された小説「2001年宇宙の旅」などで知られる英国人のSF作家アーサー・C・クラークさんが19日、移住先のスリランカで死去した。90歳だった。

 17年、英国サマーセットの農家に生まれた。46年に発表した短編「太陽系最後の日」でSF作家として注目を集めた。

 その後、「幼年期の終わり」「都市と星」など話題作を次々発表。アシモフ、ハインラインらと並び、世界のSF界を代表する作家となった。科学の最新知識を採り入れて描く宇宙像や未来像の高い予測精度で評価されている。

 68年、スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」で原作と共同脚本を担当。完成された映像と哲学的な主題で、今もSF映画の金字塔とされる。続編となる小説「2010年宇宙の旅」「2061年宇宙の旅」「3001年終局への旅」を書き継いだ。

 ダイビングを愛し、スリランカの海に魅せられて56年に移住。同国の伝説をもとにした「楽園の泉」を発表。「宇宙のランデヴー」に続き、この作品でもヒューゴー、ネビュラ両賞をダブル受賞した。

 精力的に小説を発表する一方で、科学技術の振興にも尽力。95年には英リバプール大の名誉博士号を受けている。


約200万円が津波被災地に [2008年03月17日(Mon)]


本日、やっとのことで、平成19年度の確定申告を終えたのですが。
私のような事業をしている人は、事業の収益を計算しなければならないわけで、その過程で、様々なデータが出てきます。

私は、ツナミクラフトというブランドで、スマトラ島沖地震の被災地で作られる、さをり織りや、せっけん、草木染め、バティックなどの販売をしているのですが。

うれしいデータが出てきました。
それは、昨年の1月から12月までの1年間の売上の中で、タイの津波の被災地に約200万円のお金を送れたということです。
(全てが私の事務所のみというわけではなくて、私がタイの財団の販売協力をした売上を含んでいます)

現地の人の生活のことを考えると、決して貢献出来ている金額とは思えないのですが。多くの方の善意と協力があり、商品を気に入ってくれたからこそ出来た数字だと思っています。

皆様に感謝です。

ツナミクラフト以外の仕事も含めて、開発途上国の問題を解決するプロジェクトにも150万円ぐらい貢献しました。

そんなことで、それなりの成果が出たのかと思いますが。
ビジネスとしてはまだまだなこともあり、たいした金額の税金が払えませんでした。

とにかく、今は、取引先、委託販売先、イベント出店先を増やしたいところです。

残念な話ですが、今年のアースデイ東京は、出店数が多いために、選考から落ちてしまったので、直接の出店が出来なくなりました。ご協力頂ける団体を探しております。

委託販売、取扱店募集ページはこちら

来年の確定申告では、多くの税金が払えますよう、皆様、ご支援の程よろしくお願いします。


ちなみに、アルバイトを雇えるようにしようとしたら、この3〜5倍売らないといけない状況です。ビジネスは厳しい。

お願いきいて [2008年03月17日(Mon)]
私は、法律の専門家ではないのですが。
最近、気になる法律があるんですよね。
それが「請願法」というものです。
要は、政府や官公庁にお願いをするための法律です。
たとえば、最近Canpanブログ内のいくつかのブログでも取り上げられている、野口さんの難病認定の署名活動の署名運動なんかも、正に請願というものなんです。(公式ホームページができたそうです。)
この請願というものは、日本国憲法第16条に定められた日本在住の人の権利で、その権利の実際の運用のために「請願法」というのがあるわけですが。短い文面なのですが、実によくわかんないんです。

請願法

(趣旨)
第1条 請願については、別に法律の定める場合を除いては、この法律の定めるところによる。

(請願の方法)
第2条 請願は、請願者の氏名(法人の場合はその名称)及び住所(住所のない場合は居所)を記載し、文書でこれをしなければならない。

(請願書の提出先)
第3条 請願書は、請願の事項を所管する官公署にこれを提出しなければならない。天皇に対する請願書は、内閣にこれを提出しなければならない。

 A請願書の事項を所管する官公署が明かでないときは、請願書は、これを内閣に提出することができる。

(提出先を誤った請願書の処置)
第4条 請願書が誤って前条に規定する官公署以外の官公署に提出されたときは、その官公署は、請願書に正当な官公署を指示し、又は正当な官公署にその請願書を送付しなければならない。

(請願の処理)
第5条 この法律に適合する請願は、官公署において、これを受理し誠実に処理しなければならない。

(差別待遇の禁止)
第6条 何人も、請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。


これが、全文なのですが。

運用を規定しているわりに、いいかげんというか、人によってはいかようにも判断出来る無いようになっている上。
役所の逃げ道を定義していたり。実効性のないような文面があったりする。

んなことで、条文を読んで疑問点を並べちゃったりしてみます。

第1条は、請願権というものがあって、特別な場合以外はできる。とかかれている。
ここで、不親切なのは、「別に法律の定める場合を除いては」と書かれているわりに。一般人には、その別の法律というのがわかんないんですよる。

第2条は ここだけ読めば、請願の方法は、名前と住所を書いて文章で出すってことなんですけど。
条文には書かれていないけど、実際は細かい決まり事があるようなんです。
そんなことで、請願書が有効かどうかで、いろいろあるようです。
たとえば、住所を書くとき、内容が同じでも、「〃」という、省略記号はダメというものがあるようです。
また、署名の用紙とかつくるとき、けっこう注意して作る必要があるようです。
条例などで定義している場合があるのですが、どこかの地方自治体は40文字以内の題名をつけないといけないとしています。
第5条に、受理しないといけないと書かれているんですが。定義から外れていると、受理してもらえるかわかんない。
こんなのいくら権利があっても素人では作れないですよね。
そんなことで、請願書についてはいろいろ難しいです。

さっき触れた野口さんの難病認定の署名活動ですが、10万人を超える署名が集まっているとのことですが、署名を無駄にしないように、書き方などはちゃんと指示に従って書いて下さいね。(署名の注意事項)

第3条の請願の提出先なんですが、立法である国会や、地方自治体の議会に請願する場合、議員の紹介がないと出来ないんですが。議員と仲の良い人は、請願しやすいのですが。逆に、信頼出来る議員がいない場合、請願出来なくなってしまう危険性がある。
また、議員が口利き屋になりやすい土壌を作っている。
とある地方自治体の職員の方が言っていたのですが、住民が主体になって、合意形成をしてまちづくりをする場合。その対極にあるのが、陳情主義なんだと言っていました。
陳情は、個人でもできる良さはあるのですが、あくまでも個人の意見が通り、その個人の利益に偏ってしまう危険性がある。まちの問題の被害者には、声を出したくても出せない人がなっている場合が多い。
だから陳情主義では、声を出したくても出せない人を救うことが出来ない。

第4条は、役所のたらい回しについて書かれています。
官公署があきらかではない場合は、内閣に出せばいいのですが。その判断が出来ず、どの官公署か微妙な請願を提出した場合、たらいまわしが発生しそうです。

第5条ですが、受理するし、誠意を持って対応するのでしょうが、必ずしも内容を審理したり判定する義務はないようです。
まあ、いちいち聞いていたらやってられないということもあるんでしょう。

で、第6条ですが。請願をしたために差別待遇を受けないということになるのですが。
実際は、社会的な差別を受けることがありますよね。
これがこわいです。

この項目は、政府に対して都合の悪いことを請願したとき、請願した人たちに対して、政府が弾圧をするとかしちゃいけないってことを指しているのだろうけど。一歩間違えると、請願書がそのまま政府からしたら個人情報つきのブラックリストになりえる。

こうやって、自分なりに理解しようとしているのですが、これだけでは実際何も出来ない無いようだったり、いかようにも解釈されそうな内容であったりして、ハテナマークが増えるばかりです。

ルールや規則を、実効性があり、矛盾無く、誰でも理解出来る内容にするということって、本当に高度なことだと実感します。
そう考えると、パフォーマンスやパワーゲームで法律を決めちゃうのって問題有りなんじゃないでしょうか。

ブログ内検索機能追加 [2008年03月17日(Mon)]
このブログも立ち上げてから2年半、記事も500件も超えたので、検索しやすいように、ブログ内検索をトップページにつけました。

ぜひご利用ください。





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こちらのページに設置方法が掲載されています。興味のある人はどうぞ。


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つぼみが膨らんでいます [2008年03月16日(Sun)]
天気がいいので、近所の新宿御苑に行ってきました。
ソメイヨシノもつぼみが膨らんでいましたよ。



梅の花も満開です。



一方で、フランス式庭園は、不気味な枝が・・・



でも、もうすぐすると、美しい緑になるんですよね。
ラオス大使館でパーティ [2008年03月16日(Sun)]
ラオス大使館で開かれた交流パーティに参加してきました。

ラオスとは、東南アジアのASEAN加盟国で、インドシナ半島の内陸部にある国で。ASEAN加盟国で唯一海に面していない。
日本の本州ぐらいの面積に、人口約600万人が住んでいます。
山岳地帯が多いこと、公海に面していないので、他国を経由して商品を輸出しないといけないこともあり、経済面では恵まれておらず最貧国と呼ばれるカテゴリーに入れられている。

とはいえ、さすが大使館、六本木ヒルズに程近い西麻布にある。

会場に着くと、人がいっぱいで。
聞くことろによると、100名もの参加者がいるのだそうです。

ラオスの料理とお酒が並んでいる。
私が、初めて外国で仕事をした国がラオスだったので、わくわくする。

今回は、去年発売された、ラオスビールのダークがあった。
ラオスビールは、特にラガータイプが、本格ラガーで、今まで飲んだビールの中でおいしい銘柄のベスト10に堂々と入るものです。



今度は、ラオスで飲みたい。

さて、パーティーがある程度進むと、ダンスタイムになる。
ラオスポップスに乗って、子供たちが踊ったあと。
今度は、大使も一緒になって、みんなで踊る。踊る。踊る。




パーティーは、大使が飽きるまで続けるというのが慣例のようで4時間以上続きました。

まあ、ラオラーオと呼ばれる、泡盛の原型の蒸留酒を回し飲みするときは、一杯お酒を回すという回し飲みをしながら、朝までやるそうですから、それからすれば、穏やかな方なのでしょう。

最後の後片付けですが、参加した日本人も手伝って、素早く終わりました。

ラオス人が言う「スワイカン(助け合い)」の精神が、参加者に伝わったのでしょう。

トトロのとなり [2008年03月15日(Sat)]
相方が、アマゾンで「となりのトトロ」のDVDを入手したので、ビデオ観賞となった。
その「となりのトトロ」のDVDの特典ディスクに、予告編が載っていたのですが。
そこに「火垂るの墓」の予告編が入っていました。

「となりのトトロ」は、いまから20年前の1988年の春の作品として、「火垂るの墓」とともに4/16にカップリング公開された作品で。ともに、スタジオジプリ作品です。

公開当時、「火垂るの墓」の舞台となった、西宮に住んでいたので、地元での注目は「となりのトトロ」より断然「火垂るの墓」でした。
しかも、「火垂るの墓」の主人公が亡くなる三ノ宮駅の上で上映していたものですから、インパクトがありました。
だから当時は「となりのトトロ」の方がノーマークでした。(ナウシカとかカリ城は好きだったのですが・・・)

それから、20年経ち、たまたま「となりのトトロ」のDVDを手にして、思いがけず見た「火垂るの墓」の予告編。
当時のアニメの新しいトレンドでもある、細かく忠実に再現し写実するということを取り入れた作品ということもあり、空襲による神戸の焼け野原の風景が画面に映し出されたとき、ちょっとしたショックを受けた。

20年前に見た時は、生まれる前の過去のものとしての焼け野原が、いまDVDで予告編を見ると、それは、自分が目にした焼け野原の姿と重なってしまったんですよね。

阪神大震災が起きた数日後、電車が初めて神戸市内に到達した日に、神戸市東灘区の友達の安否を尋ねて、電車で出かけたのですが。降りた駅の目の前が、焼け野原になっていたんですよね。これを見たときは愕然とした。
戦争が終わって、50年も経つのに、ね。

たしか、震災後、雨が降る前に濡れてはいけないものに対して処理をしようと、自転車で神戸にある当時のクライアントの会社に行く時、国道二号線を大阪方面に、はぐれてはいけないと、親子が固く手を握って歩いて行くのを見たのですが。その日は、たまたま、火災の現場の近くを通らなかったので、火事の恐ろしさはいまひとつわからなかった。

その後、鷹取付近のクライアントに行った時は、一面焼け野原で、焼け焦げた家や家財道具などが、一面に広がっていて、いままで見えなかった遠くの建物が見れるようになっていて。道路の両脇に寄せられた、焼け焦げた瓦礫からは、黄泉の世界に行けぬ霊が漂っている感じがしました。

焼け野原、身内がはぐれないようにして、生きるために逃げる。

20年前に見た予告編は、現実への予告編になっていた。

ただ、戦争と大きく違うのは、直下型地震というのは、確かに規模は大きかったけど、狭い範囲での災害だということ。大阪が助かっていたわけですし、日本全国で同時に起きたわけではなかった。
だから、国道2号線を手をつないで逃げていた親子づれも、逃げることはできたし、国道沿いには、善意の方が作ったおにぎりが置かれていた。

毎年、この時期って、東京では、空襲についての話題が出てくる時期なのですが。
私が20年前に「火垂るの墓」の予告編を見た時のように、焼け野原というものは、過去のものと感じている人が多いのではないかという気がします。
試作品が届く [2008年03月12日(Wed)]
タイ王国・パンガー県から、さをり織りでできた楽器のキャリングケースの試作品が届きました。





モデルは、ディジュリドゥ奏者の「あだっち」です。

いろいろ、改良しなくてはならないポイントがありますが。街中で表現者たちが持ち歩く日がそんなに遠くないはずです。

ディジュリドゥとは http://www.avalonspiral.com/htmls/about-yidaki.html
情報を流すということ [2008年03月11日(Tue)]
最近多いのですが、また時事ネタです。

今日気になったのは、情報の流し方の記事です。

情報って、流し方によって、有利な情勢にしたり、信頼を失ったりします。

まず、下記の記事ですが・・・

よっぽど確信があって、逮捕したんだと思いますが。
加害者と被害者と目撃者の証言が食い違うのは、当然あり得るわけです。
だからといって、偽証と言えるのでしょうか。

たとえば、1つの水の入ったコップの状態を、何人かに説明してもらうとすれば、何通りも答えが出るはずです。
事実は1つなのに、違う証言が出てくる。

これに、被害者、加害者、被害者の友人でもある目撃者という、利害関係のある立場を与えると、当然、自分の視点で証言するでしょうし、無意識な部分で、自分に有利な見方で、証言をするでしょう。

逆に、加害者と被害者と目撃者の証言が一致するのは、証言を聞き出す人の意図が反映するために発生することもあり得るわけで。
証言が一致しない方が自然だといえる。

とはいえ、今回の件を、実名で公表する意味がどこにあるんでしょうか。

容疑が掛かった段階で報道された場合、それだけで、社会的な制裁を受ける場合があるわけです。

確かに、痴漢という行為は、加害者とされた人に圧倒的不利な場合が多く、それを悪用して、恐喝をするケースがけっこうあると言われています。

大阪府警は、その疑いを持っているのではないかという推測ができるのですが。
このうよな形で実名公表する意味はどれだけあるのかは疑問です。


実名公表に疑問を持っているので、容疑者の名前と学校名と改変して転載します。

「痴漢見た」と虚偽申告=容疑の大学生逮捕−大阪府警
(時事通信社 - 03月11日 21:01)


 地下鉄内で女性が痴漢被害に遭ったと警察官に虚偽の申告をしたとして、大阪府警阿倍野署は11日、虚偽告訴の疑いで、○○市○○町、○○大○○学部4年A容疑者(24)を逮捕した。「弁護士が来るまで何も言いません」と黙秘しているという。

 調べでは、A容疑者は2月1日午後8時半ごろ、大阪市営地下鉄御堂筋線の動物園前―天王寺駅間で、当時交際していた女(31)に堺市の男性会社員(58)が痴漢行為をしたと警察官にうその申告をした疑い。蒔田容疑者は「痴漢を見た」と証言し、会社員は府迷惑防止条例違反で逮捕されたが、3人の供述が食い違うなど不審な点があったため、会社員は翌日釈放された。 


次・・・・

下の記事ですが、青森県の知事の行ったことですが・・・

公表することで、情報を流した人の、信用を落としているのに気がついてないような気がするんですが・・・・

自分の主張と、記事に書かれていることが違うのなら、自分で違うと言えばいいのに。
お節介な人が、別に何百キロも離れた県の議会で話をするから、話がおかしくなる。

情報の流し方って難しいですね。

<取材メール>青森知事が無断で議会に公開 東奥日報が抗議
(毎日新聞 - 03月11日 21:01)


 取材の一環で記者が取材先と交わした電子メールを知事が入手し、無断で県議会に公開したとして、青森県の地方紙・東奥日報社が三村申吾知事に抗議していたことが11日、分かった。「無断公開は信義にもとり、言論の自由を脅かす行為」と指摘、理由説明を求める質問書も提出した。

 同社によると、無断公表されたのは使用済み核燃料の最終処分地選定問題を巡り、記者と興直孝・静岡大学長(元科学技術庁官房審議官)が2月下旬にやり取りしたメールのうち2通。この取材の結果、同社は2月25日付で90年代に県が国から得ていた「青森を最終処分地にしない」との確約文書を巡る記事を掲載。興学長が「将来にわたっての確約は困難との見方を示した」と紹介した。

 県によると、記事が掲載された直後に蝦名武副知事が興学長にコメントの真意をただした際、興学長からメールを提供されたという。4日に県議会の一般質問で記事に基づく質問が出たことから、県は記者名や社名を黒く塗りつぶしたうえで、メールのコピーを資料として配布した。

 蝦名副知事は毎日新聞の取材に「記事の内容は自分の主張と違うという興氏の考えを説明するためで議会に提出した。(公開の了解は)興氏に事前に確認した」と説明している。

 東奥日報社の鳴海成二編集局次長は「記事の内容は適切と認識している。公開の際に当事者に了解を得るのは社会通念上、当たり前」と話している。【喜浦遊】
豆腐や納豆業界、値上げ求め連携 [2008年03月07日(Fri)]
豆腐や納豆など、大豆を使っている業界が、大手小売店などに対し、値上げを求めているそうです。
ベジタリアン専門カフェ経営をなさっていた方から聞いたのですが、大豆の高騰は、既に大豆ミートの値上がりとして現れていて。ベジタリアンに転向しても肉の食感が忘れられない人が食べていた食材が既に気軽に食べられないものになっているそうです。

それにも関わらず、スーパーなどでは、豆腐や納豆が相も変わらず同じ値段で販売されていて。その陰に、たくさんモノがうれるという地位を利用して、優越的地位の乱用をしているのではないかということです。

以前、関西のこだわり豆腐屋さんに教えてもらったのですが。今の技術では、ほんの少ししか大豆を使わずに豆腐を作ることが出来るそうです。スーパーで58円とかで売られている豆腐は、流通コストとかを考えると、たぶんそうだと思われます。

そんなものがまかり通るのは、優越的地位によって、価格が抑えられたためだと思われます。
消費者にとって、安いものが買えるのは確かにいいのだが。
結果として、消費者も品質の悪いものを食べる事になる。

つまり、生産者も消費者も得をしないということです。

値上げは、つらいけど、パッピーになれないですよね。


そうそう、小売価格の5−6割で卸していると書かれているけど。
小売価格の4割台前半以下で卸せと言われたことがあるだけに、記事に書かれている、これって、まだ条件いいと思います。
優越的地位の乱用って強烈です。


<原材料費高騰>豆腐や納豆業界、値上げ求め連携
(毎日新聞 - 03月07日 02:42)

値上げ交渉の粘りにも限界?
 大豆など原材料費の高騰にあえぐ豆腐や納豆などの業界が連携して、農林水産省に窮状を訴えている。容器の価格高につながる原油高も加わり、生産者のコスト負担は深刻だが、中小・零細企業が多いため大手小売り相手の価格交渉力がなく、値上げできずに苦しんでいる。「このままでは死活問題だ」と、政府を通じて値上げに対する小売業者や消費者の理解を求めていく構えだ。

 値上げに向けて共同歩調を取っているのは、豆腐、納豆、生めん、こんにゃくの生産者がそれぞれ加盟する4業界団体。今年1月、各団体加盟の計60社を対象に実施した値上げ交渉の実態などについてのアンケート結果を農水省に提示した。

 アンケートでは「すでに値上げした」と答えた企業は4割にとどまり、「これから交渉する」との回答が6割に上った。「小売価格の5〜6割で卸している」など、厳しい取引を強いられている事例もあったという。

 値上げができずにいる業者の多くは、スーパーなど小売業者の競争が激しい都市部に集中していた。4業種は中小・零細企業が大半を占め、大手スーパーとの価格交渉力が弱い。業界には「値上げを要求したら、取引を別の業者に代えると言われた」など、切実な声も寄せられている。

 業界内には「大手スーパーは優越的地位を乱用しており、独占禁止法に違反している」として、公正取引委員会への訴えを主張する強硬論もある。一方で、「スーパーとは持ちつ持たれつの関係だから、全面的には対立できない」との声も根強い。業界団体がまとまって直接、大手小売りに値上げを要請すれば、逆に独禁法が禁止する価格カルテルに抵触する恐れもあり、なかなか動きづらい。

 このため、農水省に窮状を訴えることで、原料高騰について消費への周知を図ってもらい、値上げへの国民的理解が広がることを期待している。日本豆腐協会は「廃業する企業が年間500社以上に上るなど、価格維持は限界を超えている。このままでは、消費者に対する安定供給すら難しくなる」と訴えている。【秋本裕子】
看護師8人を行政処分 [2008年03月06日(Thu)]
刑事裁判で有罪になった看護師に行政処分が言い渡されました。

看護師8人を行政処分=患者取り違え事故の2人も−厚労省
(時事通信社 - 03月06日 20:01)


 厚生労働省は6日、医道審議会保健師助産師看護師分科会の答申を受け、刑事事件で有罪が確定した看護師8人の行政処分を発表した。免許取り消しが1人、3年から1カ月の業務停止が7人だった。20日に発効する。

 横浜市立大付属病院(横浜市金沢区)で1999年1月、患者を取り違えて手術をした医療事故で、業務上過失傷害罪に問われ罰金刑が確定した河埜陽子看護師(42)と天川昌子看護師(35)=いずれも同病院を退職=が業務停止1カ月。この2人を含め、医療行為に関連した処分は3人だった。 

[時事通信社]


医療事故を起こした場合、加害者に対し、民事、刑事罰、行政処分、そして、実名で報道されているという社会的制裁がなされるわけですが。

医療に関する刑事裁判は、医療の知識が必要にもかかわらず、裁判所に専門の部署があるのだが、場所は限られているわ、歴史が浅いという事があるのか。
医療者や専門家、被害者やその遺族から見れば、トンデモ判決がけっこうあるのだそうです。
つまり、加害者も被害者も納得のいかない判決が下りやすいようです。

そんなことで、医療者が萎縮してしまって、医学的な知識、根拠、背景を基にせず、医療訴訟における判決、警察力の発動、司法判断を根拠にした極力訴訟を起こされないように行う医療行為である「判例に基づいた医療」に陥ってしまうケースも出てきている。
極端な話、診療を行わないという医療判断をするわけで、それが、産院不足、小児科不足の原因となっている。

ひらたく言えば、最近、よく言われる医療崩壊の一要因でもあります。

また、看護師は、医療事故のスケープゴートにされやすい立場にもあります。
それは、現場で患者と接する機会が多い、看護師が直接の当事者となる事が多いからなのですが。医療機関のシステムとして事故が起こりやすい状況があったにも関わらず、個人の責任ということに押し込まれて、組織や医師の保身の道具にされることがあるようです。

また、悪質な場合、パワハラというかそういう力が働いてか、証言がくつがえったりして、医師や医療施設経営側が責任を取られないように情報が操作されたりという事があり。それが裁判で認められ、話がつじつまが合わなくなり、おかしくなってしまう事もあるようです。

特に、事故の時間や機具の置かれた位置については、複数の証言が出てくるケースがあるようです。(時間が1分狂うだけでも、刑事事件に問えたり問えなかったり、別の罪状が無くなったりすることがあるようですし。場所によっては管理責任が問われてしまう)

そのような形で行われている刑事裁判の結果を受けて、行政処分が出るのは、ちょいと疑問を感じるわけです。

そんなことで、まず、最初に、中立な事故調査機関が真相を究明した上で、それから、刑事だとか民事だとか、行政とか、そういうので問題解決をしていくべきではないかという発想が出てきています。

しかし、議論を深めるプロセスを飛ばしたということで、物議を醸したりと、なかなか進展してないようです。

そんなことで、医療事故の当事者の方たちが中心となって、 シンポジウムを緊急開催することになったそうです。

医療事故被害者・遺族、患者、市民の立場として、 「医療事故の真相解明による医事紛争の低減、そして事故から学んで再発防止に取り組み、医療の質と安全の向上にとつなげる中立・公正・正確な医療事故調査機関」の早期設立を望むことを訴える。とのことです。



患者と医療者が手をつなぐためにすべきこと

http://ryousin.web.fc2.com/8.html

プログラムのPDF http://ryousin.web.fc2.com/program080315.pdf 

日 時:平成20年3月15(土)13:30〜17:00
会 場:全日通霞ヶ関ビルディング
千代田区霞ヶ関3−3−3
Tel 03-3581-2261(代)
地下鉄銀座線「虎ノ門」より5分
地下鉄日比谷、千代田、丸の内線「霞ヶ関」より8分
参加費:無料(募金をさせていただきます)
  定 員:200名 (事前登録優先)

テーマ
「中立公正な医療事故調査機関の早期設立を望む」
シンポジスト
岩岡 秀明(医師)
木下 正一郎(弁護士)
佐原 康之(厚労省)
豊田 郁子(医療事故被害者)
山内 春夫(医師)
コーディネーター 
勝村 久司(医療情報の公開・開示を求める市民の会 世話役)
清水 陽一(医師)


主催:
医療の良心を守る市民の会 (問い合わせ先&事前登録先)
E-mail; liaison_office@yahoogroups.jp
Fax;047(380)9806
〒124-0012 葛飾区立石5-2-2-802
清水方
後援:
特定非営利活動法人 患者のための医療ネット


mixiの崩壊が始まる [2008年03月05日(Wed)]
3月3日に発表された、4月1日から実施される規約改定が大きな波紋となりつつある。

「mixi利用規約第18条問題」と言われるもので、すでにコミュニティも立ち上がっている。


http://mixi.jp/view_community.pl?id=3130998

このトップページには下記のように記されている。

●あなたがミクシィで過去に書いてきたすべての日記は4月1日をもって自由にミクシィがあなたの断りなく引用可能なデータとなりました。(以下、3月3日発表4月1日施行のmixi利用規約より引用)

第18条 日記等の情報の使用許諾等
1 本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。
2 ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。
附則
1 本利用規約は平成20年4月1日から施行します。
2 本利用規約の施行前にユーザーによって行われた行為についても本利用規約が適用されます。


この規約の問題は、書いた人の著作権を軽視しているということです。

その問題に対して、mixiの初期からの会員や、SNSやプログなどのweb2.0の立ち上げに関わった人たちを中心に大きな反発が起きている。

「mixi利用規約第18条反対」コミュニティも、見ているうちに参加者が増えて行っていて。
利用規約改定をもって、同時退会をしようという動きも出てきている。

mixiは、彼らの評価があって1千万を越えるアカウントまで成長したのですが。そういう人たちが反旗を翻したのです。
影響力のあるネット社会の先進ユーザが離れることで、今後はmixi離れが始まることが予想されます。

mixiの方も、事の重大さに気がついたようで。
早速、下記のコメントを出しています。

しかし、このコメントは、規約に書かれていることとの乖離が発生し、そのことによって、mixiの恣意的な運用に疑念を抱かせかねない内容となっている。

利用規約改定に関するお知らせ(追記) 2008.03.04

mixi運営事務局です。

昨日お知らせいたしました 利用規約の改定 につきまして、『mixi』のサービス内にユーザーのみなさまが書き込まれる情報に関する取り扱いに関して多数のお問い合わせを頂戴いたしました。この場を借りてお詫び申し上げます。

特にお問い合わせの多い【第18条 日記等の情報の使用許諾等】に関しまして、誤解を避けるため、当社が想定している具体的な使用について補足説明をさせていただきます。

上記の条項につきましては、ユーザーのみなさまが『mixi』のサービス内で作成した日記、著作物等の情報について、従来どおりユーザー自身が権利を有することに変わりはありません。

また、ユーザーのみなさまが投稿した日記等の情報(公開している自主作成の映像やイラスト、テキスト等)の使用に関しては、当社の以下対応について同意いただくもので、当社が無断で使用することではありません。

投稿された日記等の情報が、当社のサーバーに格納する際、データ形式や容量が改変されること。

アクセス数が多い日記等の情報については、データを複製して複数のサーバーに格納すること。

日記等の情報が他のユーザーによって閲覧される場合、当社のサーバーから国内外に存在するmixiユーザー(閲覧者)に向けて送信されること。

なお、ユーザーのみなさまの日記等の情報を書籍化することに関するお問い合わせもございますが、こちらの点につきましても、従来どおり、ユーザーのみなさまの事前の了承なく進めることはございません。

なお、利用規約につきましては、今後もご利用いただくお客様にご理解いただきやすい内容になるよう引き続き検討してまいります。

以上、何とぞよろしくお願い申し上げます。



なお、ユーザーのみなさまの日記等の情報を書籍化することに関するお問い合わせもございますが、こちらの点につきましても、従来どおり、ユーザーのみなさまの事前の了承なく進めることはございません。

という部分にも、疑問の声があり。
「■第19条(メール2日問題)」と言われている。
これは、第三者に開示する場合、当事者に対して連絡をとるが、2日以内に返答がなければ、情報開示を認めたことになり、そのことによって、損害が生じてもmixiは責任を取らないという問題だ。

たとえば、週末はパソコンやケータイをさわらないと決めている人は、入院などをしてしばらくパソコンやケータイをさわれない人は、承諾を得ないで日記を第三者に開示されてしまうということです。


2日以内にメール返答しないと当該日記の第三者開示(閲覧)がありえるというのもかなり問題ですな。

(以下引用)

第19条 免責事項
5.弊社は、次に掲げる場合には、当該日記等の情報の内容を閲覧したり、
保存したり、第三者に開示すること
(以下、本項において「閲覧等」といいます)ができるものとします。
弊社は、それによって生じたいかなる損害についても、
一切責任を負いません。

(1) 弊社が日記等の情報を投稿したユーザーの登録メールアドレスに宛てて
    閲覧等の同意を求める電子メールを送信した場合であって、
次の各号に掲げるいずれかに該当するとき。
(ア) 当該ユーザーが閲覧等に同意したとき。
(イ) 弊社が閲覧等の同意を求める電子メールを送信してから2日以内に、
これを拒否する旨の当該ユーザーの電子メールでの回答が弊社の
メールサーバに到達しなかったとき。



巨大に膨らんだインターネットサービスに対し、どこかから力が掛かっているのか。それとも、管理の煩雑さから、強固な手段での管理をしなければならないと思い出したのか、真相は当事者でしかわからないとはいえ。
インターネットに限らずサービス規約は、運営者の考え方や実情を写している事が多い。
だからこそ、規約によって、ユーザーは、運営者に対しての信頼性を判断している。
それは、たとえ実施されなかったとしても、そういう案が出された時点で信頼を失ってしまうから恐ろしい。

mixiは、もう、安心して、サービスが利用出来ない状態になってしまったのかもしれません。

発展は、様々な試行錯誤の上に成り立っているので、今回の件は、そういう試行錯誤の1つなのでしょう。

世界に通じる日本の文化 [2008年03月04日(Tue)]
プーペガールという、コミュニティサイトをご存じでしょうか。
丁度1年前に出来たサイトなのですが。
要はいろんなアイテムを手に入れて着せ替え人形を見せ会いっこをするサイトなのです。
面白いのが、自分の持っているアクセサリーやコスメ、そして、服の写真を撮って投稿すると、リボンというポイントや着せ替えアイテムが付与され。他の人が不必要なアイテムをリボンと交換して取引が出来たりして。着せ替えのアイテムが増やせる。
また、自分が投稿した写真に対し、かわいいとか、ステキだと思ったら「ステキ」ボタンを押して評価してあげる事が出来ます。
センスのいい人に対しては、ファンになることができます。
そして、やりとりしている中でお友達になる事もでき、そうすると、自分のページにお友達の着せ替え人形や最新の写真も表示されるようになります。

これが、日本国内だけではなく海外に広がりを見せているようなんです。

密かに潜り込んで観察していると。
とにかく、いろんな国の人が参加しています。
アジア圏では、中国、香港、台湾、韓国、タイ、フィリピンなど・・・
欧米や中南米では、ドイツ、フランス、アメリカ、カナダ、ブラジル、ベネズエラなどなど・・・

とにかく、日本のファッションに興味があるようで、世界の若い女性の憧れの的のようです。
特に人気があるのは、「ゴスロリ」で、ラテン系の女の子が、ゴスロリの格好をしている写真が投稿されていてびっくりします。
それと、日本のキャラクター商品は、アジアで人気です。

言葉は通じなくても、「かわいさ」は世界に通じるようです。

プーペガール
http://pupe.jp/
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ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」