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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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10億円で信用を買う? [2008年01月31日(Thu)]
この記者発表って、10億円で信用を買うってこと?を発表しようとしたのですかね。

まだ、具体的な内容は全く出ていないようですが。とにかく内容だと思います。

それにしても、結局17社で偽装していたんですね。
呆れます。

中国の農薬入りの餃子騒ぎで、かすんでしまっていますが、引き続き要チェックです。

税金の無駄遣いの温床であるガソリン税関係も、中国の農薬入りの餃子騒ぎで、結局、法案は取り下げたけど、実際は暫定税率はそのままという結論に収まりそうなので、引き続きチェックが必要です。

新しい話題に振り回さないように・・・


<再生紙偽装>環境対策費に10億円負担 製紙大手5社など
(毎日新聞 - 01月31日 20:43)
 再生紙偽装問題で、業界団体の日本製紙連合会(会長、鈴木正一郎・王子製紙会長)と製紙大手5社が31日、そろって会見し、消費者の混乱を招いた責任を果たすため、環境保全活動に今後数年間で総額10億円を負担すると発表した。偽装問題で製紙業界は環境対策を軽視しているとの批判が強まったことから、古紙回収活動の支援などで信頼回復を図る考えだが、具体的な内容や各社の負担割合は決まっておらず、今後の検討課題とした。

 活動費の負担を表明したのは、王子製紙、日本製紙、大王製紙、三菱製紙、北越製紙の5社。製紙連と連名で「多大の混乱とご迷惑をかけた」との共同声明を発表し、改めて謝罪した。鈴木会長は「(今回の対応が)市場の混乱を緩和するのに役立つならありがたい」と述べ、事態の収束に期待を示した。

 再生紙偽装は大手5社を含む製紙連加盟の17社で行われており、鈴木会長は「残りの会社も社会貢献に参加するよう努力する」と述べ、参加を働き掛けていく考えを明らかにした。【森山知実】


餃子の話ですが・・・
「CO・OP手作り餃子」で被害にあっている人がいます。
生活協同組合の商品って、食の安全を売りにしていたんですがね。

しかも、生活協同組合が仕入れていたのは、日本たばこの子会社だったというのも、驚きです。
日本たばこは民営化後、煙草の販売から、自動販売機の販売ルートを利用して、飲料水に手を出していたのは有名ですが。
塩の取引から始まっていると思われるのですが、冷凍食品の輸入の仕事をしていたというのはびっくりです。
平積みされている雑誌にイラストが掲載されました [2008年01月30日(Wed)]
さきほど、近くの本屋さんに行ったら、私の書いたイラストが掲載されている雑誌が、平積みされていました。
さすが、AERAの別冊ですね。

そして、王子の描いた絵も載ってますよ。
続きを読む...
実は珍しい技術だった [2008年01月29日(Tue)]
京都の街は、古都だということでか、様々な工芸の専門家の方がいらっしゃいます。
私の出会った方は、元染色専門誌の編集者の方でした。その方が、ツナミクラフトを見て、これはとても珍しい技術が使われているのではないかとおっしゃっていました。

マングローブやジャングルの植物を使った草木染めのベビースリングを販売していますが。
その中でも、タコノキという植物を使った緑色の染め物は、草木染めでは出しにくい緑色なのだそうです。

一番出しやすいのが、タンニンを使った茶色系で、他にアントシアニンの紫やピンクが代表的だそうで。
緑色は、色を混ぜて作ったりするなど、日本に伝わる草木染めの技術では難しいのだそうです。



植物は、緑色しているから、緑が出やすいと思っていたら、意外と難しいんですね。

びっくり。

是非製法を知りたいと言われました。
そのうち、現地調査します。


タコノキ ヤサシイエンゲイより http://yasashi.info/ta_00005.htm

通信販売は↓こちら↓、これから春にかけて、少し薄手のベビースリングはいいですよ。

コトリ堂 http://cotori-do.jp/
そうだ京都に行こう! [2008年01月24日(Thu)]
って、コピーがありましたが。

23日までの神戸での展示に引き続き、25日から27日は京都のエイコンズビレッジで展示をいたします。
そして、26日土曜日の午後はトーク&ライブが行われます。
これで、津波3周年イベントはラストスパートです。

今回は夕張のミニレポートつきです。

てなことで、今週末は是非京都へ。

以下、エイコンズビレッジのニュースレターから転載します

☆★エイコンズ7周年記念イベント
〜グローバリズムの陰で・・そしてここから〜」☆★

<日時>1月25日(金)〜27日(日)1:00pm〜6:00pm
<会場>エイコンズ・ビレッジ
≪内容≫スマトラ島沖地震による津波3周年イベント
サバイサバイ ツナミクラフト展
・販売、喫茶もあります

≪記念イベント≫
『プーケット津波3周年』
1月26日(土)2:00pm〜 入場料1500円(お茶つき)
≪内容≫・最新の被災地レポート 約60分

・製作現場の映像
・民芸品作りによる心の回復について
・夕張から見えて来るもの
(以上東山高志)
・阿部ひろ江ミニライブ

先日神戸リエゾンでの東山さんのトークに歌いに行かせて頂いた。
前回エイコンズなどで見せて頂いた東山さんの映画"STILL ALIVE"は、タイ、プーケット島に住む被災後の日本人達の暮らしの変化を描いたものだったが、今回の映像と報告では現地タイ人達の漁業の様子や、被災後に自立のために導入されたさおり織りをしている様子などもわかった。ビルマからの大量の出稼ぎの人達がツナミ直後には一旦帰国し、今は又、町の人口と
同じくらいの人数のビルマ人が帰って来て劣悪な住環境に居ること。
バンコクでは都市生活の弊害が出て来て、日本と同じように若者の間にニートが出てきていることなども話された。
エイコンズでのトークでは更にグローバリズムと関連させてお話して頂ける予定。


そして、27日は、同郷の土鍋かふぇ楽ちゃんの坂山さんによる、六ヶ所村レポートなど盛りだくさんです。楽ちゃんのデザートはむっちゃうまいです。

『六ヶ所からわたしの暮らしを 見つめなおす旅』
1月27日(日)2:00pm〜 入場料2000円(お茶、楽ちゃん特製生チョコケーキ付き。
この日は阿部の誕生日です!!)


≪トーク≫坂山保之(やっちゃん)
兵庫県西宮生まれ。ベジタリアン。
95年の震災と息子たちのアトピーが転機となり 生命を見つめる生き方を模索してゆく。
現在、滋賀県大津の築100年の古民家で暮らしながら 「土鍋かふぇ楽ちゃん」という家店を家族で営む。
そこで食や農、平和や環境をテーマにした「家庭科」や「合宿」などを しな がら、小さな暮らしの自立と自給と健やかな心身の平和を楽しく実践提案している。
最近は、この秋旅した青森県六ヶ所村への模様を語るライブを行なっている。
≪内容≫「六ヶ所ではちょうど植樹祭ー森を壊した荒地に植える
セヴァン・スズキも来ていた。その家族は信念を行動に移す人達だったそう。
子どもは親の背中を見て育つ。今は受け継いで来た伝統を壊して行っている。
ちょうど村を歩いている時に「日本原燃」と書かれたバスが駐車中。 2000人の社員がいて、寮と各施設を結んでいる。
「誰でもが原燃に入れるわけでは無くて、貧富の差が広がった」

六ヶ所ー花とハーブの里、十和田の農家、富山の電気を使わない自然農家など訪ねる

人は人によって動かされる。どんなことができるか。食を変える。消費する立場でどう変えてゆくか。
原発の電力は一般家庭で使われているのでは無く、大企業で使われているのではないか」などなど・・

≪ミニライブ&トーク≫阿部ひろ江ーチェルノブイリ事故8年後のベラルーシ、すでに開発が始まっていた、20年前の六ヶ所

≪楽ちゃんの生チョコケーキ≫卵砂糖乳製品に頼らずとも、おいしい!
自然な甘みが歩いてやってくる
やさしい平和が歩いてやってくる楽ちゃんの生ちょこケーキ。



六ヶ所村にしろ、原子力発電所は、現代の炭鉱なんです。
国策によって開発され、労働者には住宅が支給され、地域には大量に税金がつぎ込まれた。
しかし、労働者はどうなったのかというと・・・

沖縄出身のある原発ジプシーの最後の話が書かれています。
地方版にひっそりと報じられていた特集で、ネットに載ったのは幸いなのですが、全国版に載せてくれという運動も起きているようです。

エネルギーは転換しましたが、やっていることは転換できていないようです。
ウランもあと80年で使い果たすということを考えると、どんなに遅くても100年後には、閉山した炭鉱の町のようになるということは目に見えています。


下北よ! 原子力と私たち
(2)「夫倒れ危険性知った」
2008年01月04日 朝日新聞
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000310801040002

六ケ所再処理工場の西の方角に、アパートのような建物が40棟並ぶ施設がある。日本原燃に通う建設作業員らが寝泊まりする施設として、94年秋から営業している。
 4畳半か6畳1室。部屋にベッド、テレビ、机がある。食堂、風呂、洗面所は共同だ。最盛期には、800人収容の宿に収容できないほど作業員が全国から集まった。

 「今、六ケ所ってところにいるよ」

 沖縄県うるま市。喜友名末子さん(56)は同い年の夫の正さんから電話を受けたことがある。正さんは六ケ所のこの施設に泊まっていた。

  ■   □

 沖縄は青森と並んで雇用も少なく、賃金も低い県だ。正さんが「もっといい給料で違う仕事がしたい」と、20年以上勤めた沖縄県内の会社をやめたのは97年だった。
 大阪市内の派遣会社に登録し、原発の労働者となった。放射能漏れの非破壊検査担当だった。同年9月、北海道電力の泊原発で初めて働いた。
 原発の仕事は数日と短いこともあれば、1カ月近いこともあった。現場では簡易線量計をつけて仕事する。自身の被曝量を知ることができる。
 一つの事業所での仕事が終わるたびに被曝量を書き留め、また別の事業所へ派遣される。被曝量は「放射線管理手帳」に記載される。
 正さんが派遣された原発は次のようになる。泊→ 伊方(四国電力)→高浜(関西電力)→大飯(同)→美浜(同)→敦賀(日本原子力発電)→玄海(九州電力)。東北電力の秋田火発を経て六ケ所再処理工場へ。
 正さんの放射線管理手帳によると、03年4月8〜17日、同6月19〜8月25日に再処理工場で働いた記録がある。

  □   ■

 01年ごろ、正さんに異変が起き始めた。鼻血が頻繁に出た。手足は氷のように冷たくなった。気力がなくなり、ご飯をお代わりしなくなった。
 病気とは思わず、正さんは出稼ぎを続けた。だが、六ケ所からうるま市に帰った翌04年1月、顔の右半分が突然、大きく腫れ上がった。
 鼻に腫瘍があった。緊急手術を受け、琉球大医学部付属病院に転院。ここで初めて悪性リンパ腫と診断された。
 約7年間で正さんが被曝した線量の合計は99.76ミリシーベルト。国の基準によると、被曝線量は年間50ミリシーベルト、5年間で100ミリシーベルトを超えてはならないと定めている。
 正さんが逝ったのは05年3月、53歳だった。

  ■   □

 「初めて、心から愛した人。今も好きだから、夫の無念を晴らしたい」
 末子さんは05年10月、正さんが悪性リンパ腫で亡くなったのは被曝によるものだとして、大阪府の淀川労基署に労災を申請した。だが、06年9月、不支給の決定が出された。
 2人は18歳の時、沖縄の集団就職のグループで出会った。川崎市の電機メーカーで約3年半働き、沖縄に戻って24歳で結婚した。
 正さんは本島北部の宮城島という小さな島で生まれ育った。2人のデートは決まって宮城島。末子さんは貝を拾い、正さんは釣りに興じた。
 だが、正さんのいない3度目の正月。沖縄の家の台所に置かれ、守り神としてまつっている「ヒヌカン(火の神)」に手を合わせる。「見守っていてね」と語りかける。
 末子さんは、労基署がある大阪にたびたび出かけた。大都会を1人で歩き回り、自分をこう奮い立たせたという。
 「夫は病気になって初めて、原発労働の危険性に気づいた。労災を勝ち取って、夫が亡くなった事実を知ってもらい、私と同じ思いをする人が出ないようにしたい」
 末子さんの不服申し立てに、厚生労働省は07年6月、「再検討する」と回答してきた。末子さんは吉報を待っている。
(北沢拓也)


【キーワード】原発・核燃料施設労働者の労災 
 厚生労働省によると、白血病になった原発労働者6人と、99年のJCO東海事業所(茨城県東海村)の臨界事故で被曝し、急性放射線症となった3人の計9人が労災認定を受けている。原発労働者の労災は、白血病など認定対象の疾病以外は検討に時間がかかり、「認められにくい」との指摘も多かった。だが、04年1月、東京電力福島第一原発などで働き、多発性骨髄腫になった大阪市の元作業員が初認定された。



そうそう、昔から大阪のあいりん地区には、労働者に対し原発で働かないかと誘ってくる人たちがいて。もう有名だったんですよね。
高校生の頃、友達とは、最後の最後は、その誘いに乗って原発で働くか、製薬会社の薬の試験の仕事をするかだねって言ってました。
当時から、問題になっていたのですが、いまだに変わっていないんですね。



最後にエイコンズビレッジの行き方 
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/demachi/place.htm
場所がわかりにくいので↑のページをプリントアウトして、ちょっと早めに出て、電話で確認しながら行ったほうがいいと思います。


エイコンズ・ビレッジは
京都の町屋をリニューアルしたアンティークなスペース
情報交換、アーティストの交流や自由な表現の場を提供し
様々な情報発信をしていきます。

ACORN'S VILLAGE −エイコンズ・ビレッジ

京都市北区紫野西野町49 п{Fax 075-493-2983

「舟岡山」バス停を東に一分 ⇒ 北大路道路上に看板あり

★地下鉄烏丸線「北大路駅」北大路バスターミナル青乗り場から → 「舟岡山」停車の市バス(多数あり)で。
★京阪「出町柳駅」から → 市バス1番
★京都駅から → 市バス205、206番
★四条河原町・市役所前から→市バス205番
★四条大宮から→206番)        

地下鉄北大路駅からも歩けます。
北大路通りをひたすら西へ、1500m。


通販でも買えます [2008年01月23日(Wed)]
復興、そして、癒しから生まれたツナミクラフトの商品は、一点一点手作りのため、全く同じものというのができないので、通信販売を行っていなかったのですが。

熱意のあるインターネット通販のお店が少しずつですが取扱いを始めていますので、ご紹介いたします。

コトリ堂 http://cotori-do.jp/

作る時のストーリー、使う時のストーリーを大切にした、手作り雑貨にこだわったインターネット通販。

ツナミクラフトのほか
ハンドメイド(手作り)雑貨 、キノコ雑貨 、布小物 、ニット小物 、キッチン雑貨 、レトロな文房具 、アンティーク雑貨 、手芸雑貨 、リネン素材 、器 、モロッコ雑貨 、ロシア雑貨 、東欧雑貨 などを扱っています。

今は、ベビースリングを扱ってもらっていますが。近々、さをり織りも登場します。

うれしいことに、ベビースリングは送料無料です。
プレゼントに最適。



お肌と心の癒しサイト
E-jyan A-jyan http://a-jyan.net/

こだわりのコスメと石鹸の通販サイト。
実際に使った実感を書いたレポートも満載。
オーナーの石鹸への愛情が感じられます。



お近くにお店のない方。ぜひこちらもご利用ください。
二冠達成? [2008年01月23日(Wed)]
ふとCanpanブログのトップページ見ると、「きのこの森へようこそ」と「世界にたったひとつの病」が共にアクセス一位になりました。



アクセスが増えるのは、多くの人が感心を持ってくれたということなのですが。
残念ながら興味の対象が「個人情報をさらけ出す愚かな行為」という所に行ってしまう方も多くいらっしゃるようです。

野口さんの件もですが、難題を解決しようとするとき、当事者のプライバシーもへったくれもなくなる事があります。
医療事故の問題を解決しようとしている遺族の方もそうでした。

個人情報やプライバシーは、守ることがセキュリティでもあるわけですが。守ることによって、目的が達成出来ない場合がある。

たとえば、著作権ですが。確かに著作者を守るために必要なのですが。著作権がうるさくなってから、創作活動が困難になり。芸術家が育ちにくくなり、著作者が生まれにくくなるという現象が起きています。

守りを解いて自由になった方が強いことがある。
このあたりのバランスというか、判断って難しいですよね。

とはいえ、まだまだ署名がまだ足りていないようです。
くわしくはこちらへ。

署名も実のところ、効果は不明です。
分厚い署名を見せたら、マスコミに取り上げられやすいということなんですが。
最終的に、多くの人が感心を持っているということを、政治家さんなり、役人さんに知らしめるという事が目的だったりします。
とにかく、関心を持っていることを、政治家さんなり、役人さんに、知らしめる事が必要です。

そうすることで、もし、あなたが、世界でたった一つの病になってしまったとき、絶望を感じずにすむのです。
何が目的なのかを見抜く事 [2008年01月22日(Tue)]
グリーン購入法の配合率基準の引き下げを環境省に求めた提案は「(実際の配合率と公称の)乖離(かいり)を埋める狙いがあった」との報道がありました。

どのような目的を達成させるために提案したのかによって、データはいかようにもなるわけです。
だから、今回の「狙いがあった」という証言は大きな意味を持つと思われます。

提案書は、提案が通るために、都合のいいデータを出したり、都合の悪いデータを出さなかったりするわけです。
年金などの予算は、かなり楽観的な推測値を出したり、現状ではない古いデータを用いて説明して、国会を通したりするわけです。
そして、提案書は、何かの目的があって作るわけです。
つまり、提案者の目的のために、都合のいいデータを出したり、都合の悪いデータを出さなかったりするわけで。都合のいいデータは、一部を切り取ったり、見せ方で、実際とは違った印象に見せたり、場合によっては都合のいいデータが出るまでやり直したり、データを改ざんや捏造したりして作られることがある。

たとえば、六ケ所村の放射性廃棄物施設の事業許可に関する裁判の二審では、施設の耐震性について、「都合の悪いデータを隠蔽(いんぺい)した」とする原告の主張を認められました。
つまり、現状で営業許可を得るためには、手段として耐震性のデータはごまかしてしまうわけです。

グリーン購入法の配合率基準の引き下げを環境省に求めた提案は、排出権取引が始まり、しかも原油高という状況で、CO2削減をしなければ業界としてやっていけないという理由から提案されていたのならいいのですが。
「(実際の配合率と公称の)乖離(かいり)を埋める狙いがあった」という事が本当の目的なら、その根拠としている、「(1)(二酸化炭素を吸収した)木材パルプを使えば製造工程での二酸化炭素の排出量が減る(2)廃棄物や(古紙再生に)使う薬剤の量が減る」ということは、あくまでも取ってつけた可能性がある。

確かに、リサイクルをするにもコストやエネルギーや薬物による汚染の危険性がある。
すべてのものは、メリットとデメリットがあるから当たり前なのですが。

「(実際の配合率と公称の)乖離(かいり)を埋める狙い」が目的だとすると、リサイクルにかかる二酸化炭素排出量についての話と、それにつけられたデータは乖離を埋めるために都合のいいデータでしかない。そして、悪質な場合は、改ざんされている可能性がある。

データを読むには、何が目的かを見抜くことは大切だと思います。


関連記事

製紙連が組織的に偽装認識と示唆 中越パルプ社長発言
2008年01月21日23時17分 朝日新聞

 再生紙の古紙配合率を偽装していた製紙6位の中越パルプ工業の長岡剣太郎社長は21日の記者会見で、業界団体の日本製紙連合会が昨夏、グリーン購入法の配合率基準の引き下げを環境省に求めた提案について、「(実際の配合率と公称の)乖離(かいり)を埋める狙いがあった」と話した。配合率の偽装を製紙連として組織的に認識していたことを示唆した発言だ。

 グリーン購入法に基づく調達では、コピー用の再生紙については古紙の配合率を100%としており、製紙連は提案で70%に引き下げるよう求めた。提案書によると、狙いは(1)(二酸化炭素を吸収した)木材パルプを使えば製造工程での二酸化炭素の排出量が減る(2)廃棄物や(古紙再生に)使う薬剤の量が減る、などとしていた。

 製紙連の常任理事でもある長岡社長は会見で同社で偽装があったことを正式に発表し、「薄々だが、私は1年前には(偽装を)把握していた」と明言。製紙連の提案について「乖離を埋める狙いがあった。詳細は覚えていないが、(提案について)理事会で報告があったような気がする」と話し、業界中で行われていた偽装を当時既に製紙連として把握していた、との認識を示唆した。

 製紙連の事務局によると、提案内容は上級紙・塗工紙委員会のワーキンググループが昨年7月20日に決定。理事会には報告がなく、同31日に環境省環境経済課に提出していた。上級紙・塗工紙委員会には、中越の成毛康夫常務(営業本部長)が入り、ワーキンググループにも同常務の部下の営業第二部調査役が加わっていた。成毛常務は会見に同席、「私は6月ごろには当社での乖離を把握していた」と話した。

 偽装全般については、製紙連の鈴木正一郎会長(王子製紙会長)が17日の朝日新聞などの取材に「業界では、みんな知っていたと思う」と答えていたが、21日に長岡社長に先立って開いた製紙連会長としての定例会見では「今回の問題が明らかになるまで把握していなかった」と話した。製紙連事務局は、中越の長岡社長の指摘について「そのような狙いはなく、長岡社長の勘違い」としている。

 「配合率100%」を公称していたコピー用紙の実際の配合率は、昨年10月までに是正した王子製紙、生産していない北越製紙を除き、大手5社のうち残り3社の社内平均値はいずれも70%を下回っていた。配合率の見直しは環境省が今春に行う方向だったが、偽装発覚を受けて延期する。




事業許可、二審も「適法」 六ケ所村の放射性廃棄物施設
2008年01月22日14時13分 朝日新聞

 青森県六ケ所村にある日本原燃の低レベル放射性廃棄物埋設センターをめぐり、住民ら58人が国を相手に、事業許可取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が22日、仙台高裁であった。小野貞夫裁判長は訴えを退けた一審・青森地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。

 訴訟では、放射能による地下水汚染、自衛隊と米軍の三沢基地が近いことによる航空機墜落事故の危険性、施設の耐震性が主な争点となった。

 06年6月の一審判決は、原告側の主張をいずれも退けた。ただ、施設の耐震性については、「都合の悪いデータを隠蔽(いんぺい)した」とする原告の主張を認め、高裁は日本原燃に調査結果を新たに提出するよう命令した。



STILL CRAZY [2008年01月22日(Tue)]
我が家に居候していた、ニューヨークのライター・カメラマンが成田を発ちました。
ニューヨークに発つ2日前に、荻窪でバースデーライブを行い。20年前のメンバーと、20年振りに演奏しました。
かつての仲間と演奏すると、不思議と、かつての演奏が戻ってくるんですよね。
人って、不思議なモノで、10代後半から20歳頃までに、けっこういい曲を作っちゃう傾向があります。
それで、多くの人がミュージシャンを目指し、ライブツアーで全国を回ろうとしたり、東京に出てきたりする。
しかし、その中で、メジャーデビューし、栄冠を得るのはほんの一握りです。
しかも、安定して曲を作り、演奏し続けないと、儚く、ぱぁっと散ってしまう。
そして、いつしか、何かの事情で音楽から遠ざかってしまう。

私の好きな映画に、イギリス映画の「STILL CRAZY」です。
この作品は、1998年にイギリス(日本は2000年)で公開された「ロックバンドを描いた映画」で、70年代に人気を博したバンドSTRANGE FRUIT(架空のバンド)の20年後の再結成を描いた作品。



この作品から、すでに10年経っているが、バンドをやっていた人には、かなり共感を得られる作品です。
バンドマンの弱さや危うさというものがよく表現されています。

10年前の今頃は、阪神大震災後バンドのメンバーがちりぢりになったり、バンマスでもあった先輩が、交通事故で亡くなった西宮北口の飲み屋のおやじさんを追うように、病気を苦に自殺してしまったりと。バンド活動が休止してしまった後でした。
そんな頃、駒場東大前に借りていた事務所の同居人が、バンドのマネージャーをやっていて、私も、そのバンドの応援をしていました。
オレンジキャンディという、グランジ系のバンドで、かつてバンドブームの頃にかなり有名だったバンドの、ドラムとベースに、スタジオミュージシャンなどで活躍していた女性2人がフロントでギターを、今までの女性ギタリストの概念を変える、太くてコシのある音で演奏するというバンドでした。
いまでもそうですが、ミュージシャンのデビューって、10代から20代です。それに対して、オレンジキャンディは、ロックバンドで、それより高い年齢でデビューしようという画期的な試みでした。
(スキャットマン・ジョンは、52歳で歌手デビューした例があります)
いつまでたっても、ロックが出来るというのは、いつでも再スタートできるというのが、素晴らしいと感じ応援していました。
2度のアメリカツアーや全国ツアーなども行いましたが、CDのマスタリングがイマイチだったことと、ロリータ18号とキャラが被ってしまったりなど、様々な原因があって、良いバンドだったのですが、大きく羽ばたけませんでした。
そして、いつしか、いつまでたっても、ロックが出来る、いつでも再スタートできるという気持ちが、どこかに行ってしまいました。

今回の荻窪でのライブを見て、また、いつまでたっても、ロックが出来る、いつでも再スタートできるという気持ちが甦ってきました。
森林伐採映像 [2008年01月20日(Sun)]
偽装再生紙の問題が年賀状からコピー用紙に、しかも10年以上やっていたということで、さまざまな事が明らかになってきているのですが。

そのごまかされてきた期間の間に切られた木のことを考えると恐ろしい。

これは、タスマニアでの森林伐採の様子と、それに対するオーストラリアでの市民活動の様子です。
この映像のなかで、6分過ぎに、日本の製紙メーカー数社の名前が表示される部分があります。
板紙の会社は漢字で表示されているのでわかりやすいのですが、アルファベットで書かれているので一瞬わかりませんが、あと数社の日本の製紙会社の名前が出てきています。

再生紙を使えば、無駄に木を切らなくても済むと信じてその商品を選び10年以上も使い続けていた人の裏切られた気持ちをちゃんと考えてほしいですね。




さてさて、いまから4年ほど前に発売された「粉飾国家」という本ですが。なぜ、今更、再生紙偽装が暴露されたかの面白い仮説が作れます。
今回の偽装が暴露された背景には、にっちもさっちもいかない製紙業界の事情があるように思います。
ある製紙会社の社長は、今から10年以上前に工場長になった時から、すでに偽装行われたとも報じられています。
おそらく、いつかは状況が改善すると思って・・・。
あくまでも推測ですが、業界全体で再生紙偽装を行った時期があって、その時の当事者がほとんどいなくなってから、内部告発という形で暴露された。
なんか、山一証券がつぶれるとき、最後の社長は、潰れる役のために社長になったという感じで、実際に経営的な問題を起こした前経営者たちは、実質なんのおとがめもない形で終わったというのと似ている気がします。
燃料代が高騰した上で、2008年は京都議定書の目標期間の初年度となり実際に数字を出していかないといけない状態になり。いままでのようなやり方では、製紙業界がやっていけないため、今回のさわぎを利用して、10年前からの銀行の動きのように、業界再編をして、過去のことを無責任状態にして隠してしまおうとしている可能性があります。

どのようにしすれば、このような体質が治るんでしょうね。

 粉飾国家 
講談社現代新書
著者: 金子勝
出版社: 講談社
サイズ: 新書
ページ数: 196p
発行年月: 2004年07月
ISBN:9784061497214

この本を読めば、メカニズムはよくわかるんですが、どのようにしたら解決できるんでしょうね。




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著者が浮かばれない [2008年01月20日(Sun)]
民事再生を断念した自費出版の「新風舎」の問題ですが・・・

「全国の書店で販売される」などの宣伝文句で自費出版させて、実際は店頭に並ばず、それがもとで、多くの著者がいろんなところに訴え、それが報じられたことで、売上が低下し、業績が落ち、倒産となったわけですが・・・

自費出版の著者となった人の願いは「全国の書店で販売される」ってことなんですよね。
それがウソだった。だから訴えた。

でも、その対応が、"在庫の約600万冊を、著者1人あたりに換算すると約400冊。会見で同社側は「売れる見通しが全くなくなったので、定価の4割で著者に買い取りを要請している」と明かした。"というのは酷い。
すでに書店に並ぶ見込みはないし、しかも、自分でお金を出して作った本を買い取れというのです。買い取ったとしても書店に並ぶことはないでしょう。手売りをするしかありません。
これでは「全国の書店で販売される」という事はとうてい実現しません。

自費出版は、いろんな方が書くわけですが、かつては、リタイヤした人や成功者?が、自伝的なことを書いたり。作品を発表したりしたのですが。
最近は、20代から40代とか、従来より若い層が、情報起業をするとか、本で当ててセミリタイヤして自宅で生活できるようにということで、「全国の書店で販売される」といううたい文句で自費出版に踏み切るというパターンも多かったみたいです。
中には、いろんな事情でニートになった人が、親などの金を借りて出版したという人もいたようです。

従来の自費出版をする人は、成功した人のお遊びなり、自己満足だったりするから、「全国の書店で販売される」ということが実現しなくても、切実な問題ではないのですが。
成功を夢見て投資した人からすれば、「全国の書店で販売される」ということが履行されないのは、切実な問題なわけです。だまされたとわかっても、あきらめるわけにはいかないわけです。
だから、怒りはかなりのもので、いろんなところで、契約不履行だとかネットなどに書き散らした。しかも、本を書き上げるだけのパワーもある。
そして、最終的には新風舎の倒産ということになったわけですが。
つぶれてしまっては、さらに「全国の書店で販売される」ということから遠ざかってしまう。
訴えている人が「全国の書店で販売される」ということを完全にあきらめるか、「全国の書店で販売される」ことがなければ沈静化しないでしょう。

おそらく、新風舎側としては、とにかく、現金を回収しよう、とにかく、「全国の書店で販売される」ことをあきらめてもらおうという作戦なのでしょう。

でも、根本の問題解決は、社会に対して自分の位置づけを見出せる結果のでる仕組み作りにかかっているかもしれません。
しかも、大きな成果をあげなければ、社会に対して自分の位置づけを見出せないという思い込みを取りのぞける、小さな成功ができるように、評価をしていくことが大切だと思います。

それにしても、在庫が600万冊はすごい、1冊の厚さが1センチとして、積んだら6000メートルになる。
そして、そのために、どれだけの木が切り倒されたのでしょう。


新風舎、未出版の著者1000人から前受け金10億円
(読売新聞 - 01月19日 22:24)
 民事再生を断念した自費出版大手、新風舎(本社・東京都)は19日、港区の本社で記者会見を開き、契約を交わしながら本が出来ていない未出版の著者は約1000人で、受け取った前受け金は計約10億円に上ることを明らかにした。

 既に出版された本についても、約600万冊(著者約1万5000人)が流通経路に乗らずに在庫のままになっており、「全国の書店で販売される」などの宣伝文句とはかけ離れた実態が浮き彫りになった。

 在庫の約600万冊を、著者1人あたりに換算すると約400冊。会見で同社側は「売れる見通しが全くなくなったので、定価の4割で著者に買い取りを要請している」と明かした。買い取りの期限は今月末に設定しているという。
競争させて育てなくていいと思った [2008年01月18日(Fri)]
先日、あるダウン症の子供を持った方がおっしゃっていたのですが・・・。
ダウン症とわかったとき「これで、競争させて育てなくていいと思った。この子にあわせた方法で育てることができる。」と思ったのだそうです。
世の中、いろんな育児雑誌、お受験雑誌がたくさんあって。不妊治療で苦労して産んだ子供も、1歳から英才教育を受けさせたりと。生まれる前から、生まれてからすぐも、無理ばかりして、競争の中に追いやっている姿が目に付きつきます。
一方では、お受験という意味での教育には熱心ではないかもしれないが、子供のファッションを競い合っている姿。ドイツの教育法とか、何でもオーガニックを食べさせ、親子ヨガなど、いわゆるいいと言われていることをいろんな方法を競って試しているのでは?と思える人たちもいる。
そういう、様々な育児情報の氾濫の中で、いつしか競わされている。

そうそう、ここ最近、この育児情報の氾濫が新しい傾向を生んでいて、不思議な支離滅裂さを生みだしているんです。いいものなら何でも取り入れて、理論や方向性が全く違って統一性がなくても、併用させてしまい矛盾も感じていないという、ハイブリッド型の思考が増えているようなんです。
たとえば、エコということで、クリスマスはキャンドルナイトと言いながら、家の庭やベランダはクリスマスイルミネーションで電球つけまくり。という統一性のない行動を、全く違和感なく受け入れているのです。
この傾向によって、マーケティング手法が大きく変わる可能性があります。
余談はさておき・・・

そんな情報と競争が溢れ返る状況考えると、個性を持って生まれたことは、いろんな努力が必要かもしれないけど、いろんな情報に惑わされ、競争に巻き込まれながら育てるという状況から距離をおき、その子のための育て方ができる。
残念ながら、この子の生涯はとても短かったのですが、親がいろんなことに振り回されず、しっかりと愛情を注いだということに心を打たれました。
ブログは企業の判断材料 [2008年01月18日(Fri)]
先日より偽装郵便はがきの記事のアクセスが増えてますが。
実は、いろんな記事を書いていくための参考になるように、ブログのアクセス解析をしているのですが、いろんな企業の動きが妙に見えてきます。
1/16に年賀状の再生紙偽装が日本製紙だけでなく、北越製紙、三菱製紙、大王製紙、王子製紙でも偽装があり、しかも、10年以上もやっていたとのことが発覚し。いまさらですが公正取引委員会も動き出した。
その流れを受けてか、主要な複写機メーカーからのアクセスが増えだしたんです。
特に17日の朝9時代のアクセスは、大手複写機メーカーが見に来ました。さらに海外の大手OA機器メーカーものぞきに来ました。
その後、17日の富士ゼロックスを皮切りに、キヤノン、コニカミノルタ、リコーの3社も再生紙100パーセントのコピー用紙の取り扱いをストップしました。
その後、報道されるやいなや、もう一度、見に来ています。
この動きをみていると、特にこのような、企業の信用にかかわる事件があると、取引先など関連のある企業も含めて、ブログを読み漁り。企業イメージがどのようになっているのかを調査し。判断材料にしている姿が目に浮かびます。
そして、記者発表が適正だったかどうかの評価を行っています。
企業の広報がすごく気を使っていると思われる出来事です。
日本人のおおらかさがなくなっているという現状もありますが、ちょっとでも足を引っ張る出来事が起これば、経営が成り立たなくなる可能性があるという厳しい状況が垣間見れます。
まだまだ、企業には不正や偽装はあると思われますが、いまどきの企業は、ちょっとでも明かされ問題となったら、即対応できる体制を持たないとやってられないのでしょう。

その一方で、福田さんが、消費者問題の省庁をつくるとか言ってますが。それより、問題があったら、ブログでどこがどのように問題があるということを、ブログに書く方が、企業イメージを重視している企業が取引を停止することで、市場原理を使って事実上制裁的なことをすることで、名目上ではない本当のコンプライアンス経営に目覚めてもらった方が早く問題解決するような気がします。
今回の年賀状偽装ですが、製紙業界の言いなりになっているような歯切れの悪い環境省、製紙業界の監督官庁だからということで出てきている経済産業省、表示の問題ということを指摘されてか後から出てきた公正取引委員会という具合に、見事に縦割りで、それぞれ、違う切り口で、製紙業界の自主的な調査結果を眺めるという妙な状態になっています。
特に、環境省と経済産業省の動きって、ダブっているところが多い気がするんですよね。
PSE問題で話題になった女性官僚は、環境省と経済産業省を行き来していますから、同化がすすんでいるのかもしれません。おなしことをするのに、切り口を変えただけで、二つの省が動いているという感じです。仕事を2倍にしているだけのように見えます。おそらく、福田さんがつくる偽装問題に端を発してつくる新しい省庁も、この一員になるんでしょうね。

役所の対応はほんとおそまつで、予定通りの商品を納品されていなかったのに、毅然とした態度を示したところが見受けられない。

テレビのニュースを見て、けしからんと思っていても、当事者に伝わらず、世の中は動きませんが。
ブログというのは、便利なもので、世の中に起こっていることに対し、思ったこと、感じた事を、書けば、相手から見にきて、それに対する答えを出してくれる。
ただ、それだけに、冷静に記事を書いていく必要があって、クレーマーだとかに思われて、その文章に共感されなかったら、受け入れてもらえない。
ステークホルダーとして、ブログを通して世の中が良くなるように伝えていくという姿勢が求められると思う。


ちなみに・・・・
17日の夜、11時台まで、今度は製紙会社を含めた企業からのアクセスも多くあり。偽装発覚という不祥事の対応や、不祥事を起こした企業への対応の判断を検討している姿が目に浮かびます。金曜の夜となるとさすがにアクセスは減りました。
お仕事ご苦労様です。よい週末を。
慰霊祭に対する違和感 [2008年01月17日(Thu)]
ここ10年あまり、神戸近辺の人は1月はなにかと忙しい。
1995年の1月17日に発生した阪神大震災がらみでいろんなイベントが開かれるからです。
震災の記憶を語り継ぎたいということは大切だとは思うのですが、慰霊祭というものには、少し違和感があるんですよね。
それは、このブログのタイトルにも関連するのですが、大規模災害が起きた場合、多くの人は亡くなるわけではなく、生き残って被災者となって生きていくわけです。
それが、慰霊祭となってしまうと、亡くなった方が主役になってしまうんです。そして、それが報じられることによって強調されてしまう。確かに亡くなった方は志半ばだったと思うのですが、生き残った人も、人生の機転になり。場合によっては、災害の後の様々な状況によって、志半ばで、あきらめなければならなかった人も多くいるはずです。
それと、慰霊祭をツールに、人の持つ死という恐怖を活用し災害をリマインドし政策の推進というビジネスするための行事という発想も困りものです。亡くなった方に失礼です。
極端な話、死亡者が出なかった大きな災害があった場合、当然ながら慰霊祭が開かれるわけではありません。
たとえば、2001年9月に襲った台風16号ですが。全体では5名の方が亡くなったのですが。風速が70メートル、いや80メートルが吹いて、全世帯の約3割が家屋倒壊あるいは浸水の被害を受け、道路の崩壊、電柱の崩壊、学校の体育館の屋根が吹き飛んで全壊という、多大な被害を受けた、沖縄県渡名喜島は、不幸中の幸いで死者が出なかったわけで、当然、慰霊祭は行われない。
そのため、甚大な災害があったにもかかわらず、忘却の彼方に追いやられやすい。
ちなみに、私も忘れていました。ごめんなさい。
でも、最近、沖縄系のミュージシャンの人に教えてもらって、再認識しました。
渡名喜島の台風来襲と同じ日に起こった、ニューヨークの同時多発テロの方がたくさんの方が亡くなって、人々の注目を浴び、渡名喜島の災害支援チャリティライブは苦戦したのだそうだ。
人々は、災害の規模を、死者の数で認識し、無意識に格付けをしていて。その格付けされた結果のみが、記憶や記録として残されやすい。しかも、メディアによって、この傾向は強調されやすい。
いま、神戸で津波3周年の展示を行っているが、そこに来たある方が言ってましたが。市が行っている慰霊祭にはいつしか行かなくなったが。地元で、ともにテント暮らしをした人たちと行っている慰霊祭だけ参加しているとのこと。
この気持ち、よくわかるんですよね。市などが行う慰霊祭って、広報効果を狙うために、媒体で取り上げてもらいやすいように、死者を利用している側面が多いような気がしてならない。その結果、どのような事が導き出されるかというと、防災対策や耐震構造とか、来るかどうかわからない災害への備えのために、多額の税金を使うことや、個人や企業の負担を求める内容となることが多い。
別に防災のために金を使うなとは言いませんが、現に被災した人の存在を軽視した形で、防災へお金を使うことを促進することに利用されるような慰霊祭は、亡くなられた方に失礼なのではないかという気がする。
というか、多くの人が亡くなった事を利用して、宣伝に使い、マーケットを広げて商売するのは、公共的な意味もあるからある程度必要だと思う。
それより、慰霊祭は、生き残った人が主体となった、生きていくための、祭であってほしい。
そして、災害にあった経験を、多くの人に伝え、もし、災害にあって、生き残ったとき、生きる知恵を伝承できるようなものであってほしい。
残念ながら、多くの災害の慰霊祭は、そうなっていないような気がするんです。
災害のあった日に行われるイベントで展示される、防災関係の情報は、ほとんどが、災害後、3日以内に必要なものが中心です。もちろんそれも大切です。
それより、重要なのは、命を落とさずに済んだ人が、災害を背負いながら、どう生きていくかです。
死者を弔うことをメインに置くと、どうしても、いま生きている人の事がおろそかになる。
防災意識は、命を落としたくないということもあるのですが、ヒト、モノ、カネ、健康を失いたくないという、欲望というか、ある種の恐怖感から発生していると思われます。だから、怖くて、災害によって、ヒト、モノ、カネ、健康を失った状態というものを想定したくないというか、触れてほしくない。ヒト、モノ、カネ、健康を失った人に対し、可哀そうにとは思うかもしれないが、それだけで済ませたいんです。それ以上考えたくもないし、想像しだすと怖すぎて、聞きたくないんです。
残念ながら、日本の多くの人がそうだと思います。
そういう人たちの満足感を得るために、ニュースのネタとして取り上げられるような、話題作りのための慰霊祭の企画内容が含まれていしまいがちなのも、違和感の原因の一つだったりします。
年金も行政も破たんするだろうと言われている時代の日本人に本当に必要なのは、ヒト、モノ、カネ、健康を失っても生きていけるしくみづくりです。残念ながら、ヒト、モノ、カネ、健康の中には、一度失うと戻ってこないものがあります。当然、取り戻すシステムも必要ですが、不可能なこともあるわけですから、戻ってこなくてもいきいきと生きていけるようになるためのしくみが必要なんです。
私がツナミクラフトを扱っている理由のひとつは回復のためのプロセスがそこにあり、伝えることができるからであり、夕張の支援を必要とする仲間たちに何かを感じているのも、一生つきあっていかざるものを持って生きていくための何かがあると感じていている。
そういう考えに立つと、慰霊祭という死者を主体にし、死という人間の持つ恐怖の一つをリマインドさせるイベントが盛大に行われるのは、未知でかつ分かりやすい、死への恐怖を強調するだけで、何かを背負って生きていくための知恵の伝承にならないような気がしてなりません。
この記事を書く前日、医療事故でお子さんを亡くした(殺された)方とお会いし、事故を起こした医療機関が毎年命日をその医療機関の「医療安全の日」としてとりくんでいて。その研修会の場にてご遺族が発表された時の映像を見ました。
そこには、亡くした命を活かしていきたいというものを感じました。それが、本当の慰霊だと思う。
それからすると、そういう亡くした命を活かしていくような空気を感じる阪神大震災がらみの慰霊祭や関連行事が少ない気がしてならない。

偽装再生紙100%コピー用紙 [2008年01月15日(Tue)]
やはり出てきました。

いますぐ、官公庁及び、独立行政法人は、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(グリーン購入法)を守るため、使用停止し、回収返品するべきです。

また、今回の件で、みすみす見逃していたということで、環境への負荷の低減に資するものである旨の認定を行った機関のあり方にも問題にすべきだと思います。

さらに、政府の責任も発生します。

国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(グリーン購入法)
付則 2 政府は、環境物品等への需要の転換を促進する観点から、提供すべき環境物品等に関する情報の内容及び提供の方法、環境物品等に関する情報の提供を行う者の自主性を尊重しつつ適切な情報の提供を確保するための方策その他環境物品等に関する情報の提供体制の在り方について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。

今後の環境省対応は見物です。
誰のための環境省か見えると思います。

今回の件で、環境を口実に利権を固めて莫大な商売をしつつ、実際は環境に配慮せずボロ儲けをしていたというような事が、いろいろ摘発されてくれればいいのですが。

ニュースソース

日本製紙、古紙100%コピー紙も偽り
再生紙年賀はがきに古い紙=古紙を1%から5%しか配合していなかった日本製紙が、「古紙100%」と銘打って製造していたコピー用紙の古紙の配合率を偽装し、実際には古紙100%ではなかったことが、JNNの調べで分かりました。

 環境に配慮して日本郵政が古紙を40%配合するよう求めた再生紙年賀はがきに、古紙を1%から5%しか入れていなかった日本製紙。私たちには、内部告発が寄せられていました。

 「その他、洋紙についてもかなり公称配合と実配合との乖離があるのが実態です」<内部告発メールより>

 私たちは年賀はがきだけでなく、製紙メーカー各社が製造している「古紙100%配合」とされるコピー用紙についても、メーカー名を伏せて専門家に持ち込み、分析を進めていました。

 紫外線で光る繊維。上質な古紙や、ちらし古紙が入っていることの証だと言います。分析では、この光る繊維の割合を算出したり3種類ある紙の繊維のうち、どの繊維がどの程度入っているかを調べたりしました。

 一方で私たちは、日本製紙が「古紙100%」として製造していたコピー用紙の古紙の配合データを入手。分析結果と照合したところ、「古紙が100%配合されていることはありえない」と確認されたのです。

 日本製紙は去年4月、「古紙100%の再生紙の製造を取りやめる」と突然発表していました。取材に対し日本製紙は、「調査中でコメントできない」と話しています。

 環境省は既に、日本製紙と業界団体にはがき以外の紙製品全般についても古紙の配合率を調査するよう指示していますが、古紙100%を偽った「エコ偽装」とも言える今回の事態に、大きな波紋が広がりそうです。(15日17:45)




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本日TOKYO FMで日本の紙によるタスマニア原生林伐採問題を取り上げます [2008年01月14日(Mon)]
偽装年賀状の問題を受け、プログラムを変更して、今夜9時すぎよりTOKYO FMのデイリープラネットというラジオ放送で日本の紙によるタスマニア原生林伐採問題を取り上げます。

タスマニア原生林破壊問題に大変詳しく長い間その保護活動を続けている
レインフォレストアクションネットワークの川上さんが出演するとのこと。

TOKYO FM「デイリー・プラネット」のハミング・バードのコーナー
1/14(月) 午後9時10分〜30分
http://www.tfm.co.jp/planet/top.html#humming

専門家から現場の様子が伝わると思いますので、是非お聞きください。
プレイン・ジャパニーズ [2008年01月13日(Sun)]
偽装年賀はがきの記事の続報ですが・・・
環境省が、コピー用紙の古紙配合率の見直しを延期しようとしているようです。

コピー用紙の古紙配合率、偽装恐れ環境省が見直しを延期
 再生紙の年賀はがきで製紙会社が古紙の割合を偽っていた問題の余波で、決まりかけていたグリーン購入法でのコピー用紙の古紙配合率引き下げが先送りになった。

 同法は官公庁や独立行政法人に対し、環境への負荷が少ない製品の購入を義務付けている。コピー用紙については「古紙を材料としたパルプを100%使用する」と定めているが、近年、価格がうなぎ登りの中国向けの古紙輸出が急増し、国内での調達は難しくなる一方。製紙業界からは、「間伐材などから作ったパルプを使い、製造過程でも工夫すれば、CO2の排出量も低い」と配合率引き下げの要望が出ていた。

 これを受けて、環境省でも間伐材などを使った木材パルプを最大30%まで認める方向だった。

 ところが今月9日、はがき用の紙を納入した日本製紙(東京都千代田区)が無断で古紙配合率を下げ、古紙を40%利用することになっていた年賀はがきの一部で、実際には1〜5%しか使われていなかったことが発覚。同法でも製品購入は業者側の説明が前提となっているため、「もし配合率の偽装が横行していれば、法の根幹を揺るがす事態になる」と、同省では見直しを延期することになった。

 もともと市民団体などからは「森林保全や資源の有効利用という観点から、いまの基準を維持すべきだ」という意見も根強く、同省では業界団体を通じて年賀はがきと同様の不正がないかどうかを調査したうえで、改めて検討するという。

(2008年1月13日12時18分 読売新聞)



いままで、信じていたのに、ウソをついていると疑わしきことが起こったから、当然ですよね。


規制緩和の理由は、価格がうなぎ登りの中国向けの古紙輸出が急増し、国内での調達は難しくなる一方というコスト面が大きいと聞いたことがあります。

それだったら、分厚い報告書をやめたほうがいいです。
役所や独立行政法人って、やたら分厚い報告書を出させたり、資料が多いという傾向があります。紙に埋もれています。
それだったら、紙の納入価格を上げたらいい。書類も簡略化すればいい。

アメリカの企業などで流行っている「プレイン・イングリッシュ」、米国証券取引委員会(SEC)なんかも「わかりやすい日常表現で、文章は短く法律・専門用語はもちろん、受動態や二重否定もだめ」という風にしてきています。

役人が書類の山に埋もれず、役所とからんで仕事をする業者が、資料の水増しに悩むということが減ります。そんな無駄を省くために、紙の高騰をきっかけに、プレイン・ジャパニーズにしたほうがいいと思います。

裁判所も、陪審員制度を導入するなら、ちょっとした裁判でも高さが1メートルにもなる裁判の資料をコンパクトにして、しかも、義務教育を受けた人が、陪審員として審判を下すための一躍を担うようにするのであれば。プレインジャパニーズにしないといけない。
見る限り、そういう努力してませんよね。それより、メディアなどをも利用して、どのようにして、情に訴えるかという風潮になっているように感じるのは私だけでしょうか。
しかも、受動態と能動態、二重否定などを使えなくすることで、陪審員の情に訴えかける方法が減り。正しく判断してもらえやすくなります。
さらに、裁判官1人当たりの裁判件数が多いと言われ、裁判官不足の状態だと言われていますが、プレインジャパニーズなら資料がコンパクトになり、裁判官の仕事量を減らし、正しい判決をだしてもらいやすくなる上。仕事時間が減ることで、裁判官を増員させる人数も抑えることが出来ます。


さてさて、読売新聞の記事を読んでいてさらに気になったのは。

製紙業界からは、「間伐材などから作ったパルプを使い、製造過程でも工夫すれば、CO2の排出量も低い」と配合率引き下げの要望が出ていた。

おそらく、これを許してしまったら、企業倫理が欠けている製紙業界のことですから、恐ろしいことになると思います。
おそらく、偽装間伐材が登場するでしょう。

同省では業界団体を通じて年賀はがきと同様の不正がないかどうかを調査したうえで、改めて検討するという。

これは、環境省も手ぬるいです。
普通、ちゃんとやろうとしたら、第三者機関などに調査させますよね。
当事者の一員である業界団体に、ちゃんと調査する意識がある保証はなく、身内の擁護に走るだけだと思います。
環境省の本音は、規制を緩和するにしても、環境省が悪者にならなければいいという感覚で。調査した振りをして、時間稼ぎさをして、世間が騒がなくなるのを待って、規制緩和を実施したいと思っていると推察されます。

見かたを変えれば、環境省も今回の件、相当困っていると思います。
おそらく、相当な業界からの突き上げがあったのだと思われます。業界も相当準備をして、世論を味方につける活動をしてきたと思われます。
だから、偽装年賀はがきの件がなければ、すうっと、規制緩和できたわけです。
そこで、ひらめいた茶番が、身内に調査させて、時間稼ぎをさせるということなんでしょうねぇ。

ちなみに、私がこの業界団体が信じられないというのは、こういう話があったからです。

ある方から聞いたある業界では有名らしい、あきれた話ですが・・・

あるとき製紙業界のトップを交えた環境問題の勉強会があったそうですが。
熱帯雨林の伐採についての話が出たとき、その熱帯雨林のある地域からの輸入があることに対して、ある製紙業界のトップクラスの方が「熱帯雨林からは、倒木のみを集めて、それを使っている」と言ったそうです。倒木だけを採取するって、無茶苦茶大変です。それこそ、倒木を集めるために、伐採をしないと運搬できない。
そこで、実際に伐採をしているところのビデオを見せたら。話をそらそうとしたそうです。
それじゃあ、実際に現地を見に行きませんかと聞いたら。「退職してから行きます」って言ったそうです。
環境に対する意識がまったくなく、あまりにもひどくて、コーディネートしていた方がさじを投げ。
それから、製紙業界の環境問題の勉強会がなくなってしまいました。

この出来事から、製紙業界が変わっていて、真剣に環境問題を考えているというのなら、いいのですが。
残念ながら、下記のような、誰に、何を謝っているのかわからない文章を出すぐらいですから、あれから変わったということは期待できません。

もちろん、製紙メーカーにも、まじめに環境に配慮しようと努力している技術者がいると思います。でもトップやトップや広報がこれですからね。

彼らは、新しい時代に対応してゆく努力をするわけではなく、あくまでも、自分の任期の間、既得権を活かして今までのビジネススタイルを続けていけるようにすることが仕事なんでしょうね。

今は利益が出るかもしれませんが、これからの世の中、そのような形では、未来に負の遺産だけを残し、誰も得しないよと思います。

2008年1月9日

年賀はがきの古紙配合について

日本製紙株式会社

 この度、日本製紙が製造している「年賀再生紙はがき」用紙において、古紙の配合率が発注時に取り決めた基準を大きく下回っていたことに対し、発注元である日本郵政ならびに関係者、消費者の皆さまに多大なご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
 
 弊社では、古紙配合率の最大化を技術的な課題としつつも、現行では利用者の使途に求められる品質を優先し、通信上のトラブルを最小に抑えるべく、努めております。また、一昨年からは古紙を無理なく使うバランスのとれた取り組みを進めており、全体として古紙利用量を増やしてまいりたいと考えております。今後も古紙配合率の最大化を目指し技術研鑽していくことに変わりはございません。
 これからも、こうした弊社の取り組みをお取引先やお客様にご理解いただく活動を継続的に行ってまいる所存です。


以 上




サバイサバイ 津波復興から生まれたもの in 神戸 [2008年01月12日(Sat)]


「サバイサバイ 津波復興から生まれたもの in 神戸」の
アコースティックライブ&トークが終了しました。

小さなスペースだったのですが、会場いっぱいの人が集まりました。

写真は、阿部ひろ江さんのライブなのですが、すっごくほんわかな雰囲気で盛り上がりました。

お客さんの中には、ネパールでフェアトレードの生産者をしている方、福祉施設の作業所で指導をされている方、クラフト職人の方など、すごい方々か集まり、ちょっとした情報交換会という雰囲気もありました。
私のほうも多くの学びをいただき、今後の製品の商品力アップのネタをたくさん頂きました。

フェアトレードの業界ってけっこうオープンな雰囲気があって、コピー品を安く作るという事はダメなのですが、技術的な情報をシェアしてくれる傾向があるようです。
神戸での展示が始まりました [2008年01月11日(Fri)]
阪急岡本駅の裏にあるフェアトレードリエゾンでの展示が始まりました。



二階のギャラリースペースには、最新のツナミクラフトや、滅多に店頭で販売しない商品を展示・販売しています。

関心の高いお客さんも多く、展示している最中から売れてしまいました。

そして、1階のほうでは、フェアトレードリエゾンの開店一周年を記念して、日ごろの感謝を込めてフェアトレード品も10パーセントオフで販売しています。



もちろん、普段から販売しているツナミクラフトの商品もほんのちょっとお得です。



展示のほうは23日まで行っております。

是非お越しください。

フェアトレードリエゾン
神戸市東灘区岡本5-2-4
電話078−431−2410
定休日:木曜日
営業時間12:00〜20:00
http://homepage2.nifty.com/ft-liaison/
検索上位に表示されやすいCanpan Blog [2008年01月10日(Thu)]
Canpan Blogは、公益活動をしている方のコミュニティを育成する仕組みとしての機能を持つブログサービスですが。情報発信ツールとしても強力なブログです。
なぜ強力かというと、検索エンジンの上位に表示されやすいんです。

たとえば、1月9日に書いたブログ記事は



日本製紙さんの公式ホームページのすぐ下にまで来ています。

このようなことは、今回に限ったことではなくて、何回も経験しています。
仕組みがどのようになっているのかは、よくわからない面が多いのですが、Canpan Blogは検索エンジンの上位に表示されやすい傾向があるようで。
Canpan Blogは、公益活動の情報発信ツールとして心強いサービスなのです。

ただし、いくら検索エンジンから検索されやすいにしても、ちゃんとブログ記事に到達してもらうには、当たり前ですが記事を書かなければ検索されません。
逆にいえば、ちゃんと記事さえきっちりと書いていたら、その情報を必要としている人が検索した時にヒットしてくれるんです。
今回は、ニュースネタで上位に表示されたのですが。
ニュースに取り上げられないことが検索できるのがインターネットの利点です。
困っている人の多くは、以前、世界にたった一つの病という記事で書いたように、あまりにもマイノリティなので孤立してしまったり、ニュースにも取り上げられないことで困っていることが多くいらっしゃいます。

1990年代中盤、インターネットが世間に知られるようになったころ、インターネットにいち早く飛びついたのはマイノリティである同性愛者たちでした。当時、世界の観光地について検索すると、同性愛者が集える場所ばかりが検索されました。
彼ら(彼女ら)は、マイノリティだからこそ、集える場所の情報共有の場としてインターネットをいち早く活用したのです。

必要な人に、届くメッセージをブログに書き続けることで、必要な人が、必要だと思って、アクションした時に、検索しヒットしてくれればいい。
検索エンジンの上位に掲載されやすいメリットは、その時、活きてきます。

とにかく、マイペースで書き続けましょう。
年賀状はタスマニアの血を運んだ [2008年01月09日(Wed)]
「偽装年賀はがき」の記事の続報です。

「年賀状の再生紙はがき、古紙はわずか1% 」との報道を受けて下記のサイトが公開されました。

企業の社会的責任が問われ、ライフスタイルの変革を迫られる内容です。
今使われている紙がどのようにして作られているかが解る内容です。
是非お読み下さい。

年賀状は紙を使わない方がいい



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ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」