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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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30年で建て替えなければならない方が問題では [2007年08月31日(Fri)]
耐震を理由に、築30年以上を中心とする老朽マンションの立て替えを促進しようとしているようです。
確かに、長年済んでいるマンションを建て替えるとなると大変です。
せっかくローンを払い終えたのに、立て替えということになって、歳をとったのに、またお金がかかるってのも酷な話だし。情緒的にもどうなんでしょうか。
マンションを高層化して、住む人を増やして立て替えの資金を作れば・・・という方法もあるけど。また、立て替えるとき、また高い建物にするってことで、際限なくのっぽなマンションを建て続けるってのも、変ですよね。今回はいいけど、いつかは限界が来ます。
停電した上、エレベーターの安全が確認出来ないという理由でエレベーターが使えず、いつ大きな余震が来るか解らない状況で、しかも地震が来たらゆっくりとはいえ1メートル以上の大きな振幅で揺れる階段を20階から地上に降りるって、倒れないだけマシだけどいやですよね。ましては、水を汲んで上に上がりたくない。
そもそも、30年〜40年で建て替えなければならない建物って、住宅に使ってはいけないように思うんですよね。

まあ、実際に危ない建物があるわけだから仕方ないにしても・・・
結局、耐震を口実に、建設業者や不動産屋や砂利やセメント業者を儲けさせるだけのような気がしてなりません。9月1日の防災の日に合わせて、こういう事を発表してくるという神経を疑います。
実際に、100年や200年に一度来るか来ないかの事に、必要以上のお金と資源を使うのは本当に良いことなのか疑問です。しかも、よりリスクが高く、停電したら役に立たない高層建築を推奨していくような動きなどはもっての他で、震災を利用して恐喝しているよとなものです。

それより、古い建物を大切に、補修しながら暮らしていくという方を検討した方が、環境負荷が少ないように思うんですよね。


いちいち書いていたら、心がすさむので、今回はこれぐらいにしておきますが。
他にも、防災に関する報道で、実際に災害にあった人の気持ちなんかみじんも考慮されていなかったり、人の恐怖心をあおって商売や自分の意見を通すのに利用してしまおうというものがたくさんありすぎです。


築30年超の老朽マンション建て替え促進、阻害要因調査へ 

築30年以上を中心とする老朽マンションについて、政府は基本的に建て替えを推進していく方針を固めた。

 大地震などの被害を最小限に食い止めるのが狙い。今秋から、建て替えの障害となっている要因などについて、初の本格的な実態調査に乗り出す。調査結果は、建て替えにかかわる区分所有法の見直しの検討や、今後の建て替え支援施策に反映させたい考えだ。

 築30年以上のマンションは現在、全国に約1万棟、約56万戸あると推計されている。老朽化が進んでいるものも多く、阪神大震災級の地震に襲われた場合などは、倒壊の危険性などが指摘されている。

 しかし、区分所有法に基づき、建て替えには、区分所有者らの8割(5分の4)以上の賛成による「建て替え決議」が必要だ。費用負担や転居手続きなどをめぐり、住民の合意形成が難航するケースも少なくない。

 国土交通省によると、阪神大震災の被災マンションの建て替え(計105件)を除けば、今年3月末現在で、建て替え工事が実施されたのはわずか106棟。実施中か準備中は32棟にとどまっている。

 このため、政府は今秋から、建て替え決議の要件見直しへの賛否や、建て替え支援策への住民要望などについて、実態把握のアンケートやヒアリング調査を行うことにした。

 調査は、法務省と国土交通省が共同で行い、2年間の予定。

 調査対象は、連絡先が把握できる管理組合や管理会社で、まず、アンケートを送付。〈1〉建て替えニーズの有無〈2〉ニーズはあるのに建て替え手続きが進まない場合の問題点――などについて回答を求める。今年度中に集計・分析を行い、結果をもとに、居住用、商業用などタイプ別に08年度にヒアリング調査を行う。

 建て替え決議には、〈1〉再建建物の設計概要〈2〉取り壊しや再建費用の概算額〈3〉費用分担の方法〈4〉再建建物の区分所有権の配分――を明確にし、区分所有者らの8割以上の賛成が必要だ。

 反対者の権利を十分保護する必要があるとの見方がある一方で、建て替え推進派住民や開発業者からは、この要件が厳しすぎるとの指摘が出ている。

 マンションの建て替え支援策を巡っては、阪神大震災での被災マンション建て替え問題を契機に検討された「マンション建て替え円滑化法」が02年に制定されるなど、反対者の所有権買い取り手続きや、公共住宅への優先入居などの施策が整備されている。

(2007年8月31日14時33分 読売新聞)
やり逃げ [2007年08月31日(Fri)]
最近、呆れてしまうニュースが多くて、そんな記事が増えて困っているのですが。
今回も、呆れてしまうニュースネタです。

要は、年金を天引きしたのに、その分を払っていなかったので、年金がもらえないってことが起きていて。その不足分を税金で埋めようってことです。

これって、経営者による窃盗とか詐欺とかの部類じゃないの。
それなのに結局やりにげを赦してしまうのはなんだか・・・

従業員がお客さんのお金を着服したら、即、窃盗罪なのに、経営者は逃れられるというのはおかしいですよね。

今回は、お金をどうするのかという行政面での話だけなのですが、そちらの話だけになっているというのは、立場の上で仕方ないかも知れないけど。素人目に見てもバランス感覚に欠けている気がします。

グッドウィルのデータ装備費などの問題もそうだけど、法律で天引きを禁止した方がいいかも。天引きをしたの着服したり目的外に使用した場合、けっこう重い刑事罰になるようにしないとダメかもって思ってしまいますよね。

たとえば、罰金も、50万円以下としたとしても、それが、1人(1件)あたりということにすれば、けっこう経営者のダメージが大きいと思うし。身分証明書に記載されれば、その人は取締役にも警備員にもなれない。

会計監査の出来る人を常駐させなければいけないとか、口座を常に国に監視されるとか、そういう罰則を設けるとかしないと不正は減らないかも。


<年金補償特例法案>未支給分、税で補償 企業着服の場合
(毎日新聞 - 08月31日 03:11)

 政府・与党は30日、事業主に厚生年金保険料を着服され、結果的に未納となって給付を受けられずにいる人への給付を可能とする厚生年金補償特例法案の骨格を固めた。社会保険庁が事業主への追徴ができない場合、記録漏れに伴う未支給年金を税金で補てんすることが柱。記録管理面での国のミスを前提に、その補償の意味合いで税を投入する異例の法案となる。対象企業名を公表する規定も盛り込む方向で最終調整しており、9月10日開会する臨時国会に提出する。

 与党は当初、保険料をさかのぼって徴収できる時効期間(2年間)を撤廃し、当該企業や役員から、時効を迎えた保険料でも強制徴収できる特例法案を検討していた。しかし政府内に「違憲の国家権力発動になる」との慎重論が強いことから断念。未納企業には自主的な納付を求めるにとどめ、時効を理由に拒否されたり、すでに消滅するなどして徴収できない場合は、未払い分を税でまかなうことにした。

 税投入の根拠として、「福祉的な見舞金」とすることも検討したが、見舞金名目で未支給分全額を補てんするのは無理と判断。一歩踏み出して、「国が厚生年金に加入させるべき企業や社員を十分把握できていなかった」という、過失の補償的な意味合いで税負担する理論立てとした。

 総務省の「年金記録確認中央第三者委員会」はこれまで43件について、「本人は保険料を納付したのに、企業が国に納めていない」と認定しているが、「現行法での給付は困難」として政府に法整備を求めていた。特例法案は同委員会が「本人納付」を認定した人を支給対象とする。

 現行法でも、過去に厚生年金適用事業所となった企業は保険料を滞納したり、倒産したりしても社員に保険料で年金を給付できる。しかし、厚生年金の適用を免れているのに社員から保険料を徴収したり、保険料を給料から天引きしているのに一部の社員を年金制度に加入させていない場合は「企業と従業員間の民事問題」として、政府は関与してこなかった。【吉田啓志】

母子手帳が無い場合の対応 [2007年08月30日(Thu)]
先日、妊婦を乗せた救急車が交通事故に遭い流産した事件があった。
この事件は、手続きはなされているものという「性善説」で生まれたシステムから起こった悲劇だったのかもしれない。

奈良県の橿原市のスーパーで女性が倒れたのですが、それが妊婦だったのだそうです。しかし、病院の搬送先を選定するのに手間取り、現場で2時間動けなかったのだそうです。
そして、どうにか、現場から直線距離で40キロ、途中に大きな山越えや交通渋滞ポイントのある高槻市の病院に搬送先が決まり、救急車が病院に着く寸前、救急車が通過するときは進入禁止にもかかわらず自動車が進入し、衝突してしまった。高槻市の救急車が妊婦を乗せ替え搬送先の病院に行こうとしたところ。今度は、交通事故だからという理由で断られ、別の病院を散々当たって、最終的に一度断った病院に搬送されたが、残念ながら流産していたのだそうだ。
どうも、交通事故に遭う数分前に破水し、救急車で搬送されている間に、すでに胎児は死亡していたようだし。近くの病院に搬送されていても助かったかどうかはわからないが、搬送先がなかなか決まらないことで、容体が悪化したり、交通事故に遭うことになった可能性がある。
救急隊も人間で、目の前で患者が苦しんでいるのに、何時間も搬送先が決まらないと、相当のストレスがあったに違いない、そのストレスが、相手側の交通違反があったにせよ交通事故になりやすい精神状態にしたのではないかという気がしてならない。

さて、なぜ、そんなに搬送先の医療機関が決まらなかったのかというと、救急隊から医療機関を照会しても、適切な医療機関に繋がらなかったからである。
このあたり、関連記事を読みあさっての推測になってくるわけですが・・・
救急医療情報システムでは、医師と救急隊員とは権限が違うという設定がなされていたようで、検索が出来なかったというのもあるが。どうもこの女性、医師に診断を受けていなかった、つまり「母子手帳」かなかったため、データがないという事で医師が緊急の治療を行いたくないという判断をしてしまうようで、そうなると医師から救急医療情報システムに照会出来なかったという事が発生したようなんです。

また、困ったことに、救急隊が最初に連絡した病院に、どうも空きのベッドがあったそうなんです。なぜ、ベッドが空いているのに拒否されたかというと。病院への電話は、コールセンターに掛かるようになっていたのですが、なんと、コールセンターのオペレーターが、勝手な判断で断ってしまったようなんです。勝手な判断が起きた原因は、医師にもあったようなのですが。要は他の治療中で、「今」手が離せないという事を伝えたら、それを拡大解釈してしまったようなんです。
このコールセンターというのが、報道だけではよくわからないのですが、病院の状況をリアルタイムで掴める状態でない形で電話対応をしていたようなんです。
このあたりは、悲劇というのは、重なって起きるときは、起きるのだなとしか言いようがありません。

さて、異常事態に陥った妊婦が医療機関をたらい回しにされるケースですが、母子手帳がないケースが多いのだそうです。
母子手帳を持たない理由というのが、これまた、困った問題で。妊娠が解ったら派遣会社をクビになると思ったり、会社を休むと給料が減ったり、派遣会社の借り上げなので退去しなくてはならない、病院に行くとお金が減るということで、病院に行けなかった。なんて理由が多いのだそうです。
学校を退学させられると思って病院に行けなかったってケースもありますが、ワーキングプアーの女性が彼氏に逃げられて孤立した上で、母子手帳が発行されていないという事があるようなんです。

そして、臨月になり、派遣会社にもバレて(派遣先に正直に話して理解を得ているケースも多い)、いよいよ出産となったとき、母子手帳が無くて、今までのデータがないからととか、ハイリスクかもしれなくて準備が出来ていないという理由で、出産施設が受け入れてくれず、たらいまわしになってしまうのだそうです。
しかも、派遣会社を退職となったため、借り上げの住宅からも退去させられ、路頭に迷ってしまうという事もあるそうです。
いろいろと、探しているうちに、偶然、シェルターに出会ったらラッキーなのですが。
そのシェルターで、出産するのですが。シェルターも滞在期間が決まっているので、まだ小さい乳児を連れて、シェルターを渡り歩いての生活となるのだそうです。

だから、妊娠がわかったら、母子手帳を・・・
というのは簡単なのですが。

何らかの事情で母子手帳を持っていなくても、対処出来るしくみ作りが早急に必要だと思います。
また、母子手帳を持てない理由を掘り下げ。その原因が、たとえば貧困の問題だとすれば、その問題を解決する必要があると思う。

今回の件は、いくつもの不幸が重なってしまったから報道されたのだが、実際にはもっと多いのではないかと思う。それだけに、今回の重なった不幸を元に、健全に子どもを産み、搬送先を探すのに手間取らないシステム作りに繋がればいいのですが。

そうしないと、浮かばれません。



参考記事

救急隊、病院に電話照会せず=「想定外」一般手順で搬送−妊婦流産・奈良
(時事通信社 - 08月30日 01:10)
 奈良県橿原市の妊婦(38)を乗せた救急車が受け入れ病院を探すのに手間取り、妊婦が流産した問題で、妊婦に掛かり付け医がいなかったため、救急隊が一般の搬送手順で運んでいたことが29日、分かった。

 救急隊は妊婦の場合、掛かり付け医に連絡を取って搬送するが、今回は一般搬送の手順にのっとり、救急医療情報システムでいずれの病院も受け入れ不可と表示されたため、最初に問い合わせた県立病院を除き、県内の病院については電話での照会をしなかったという。

 同県健康安全局の米田雅博次長らは、県庁で記者会見し、「掛かり付け医のいない妊婦を一般の救急で運ぶことは想定していなかった」と釈明した。 

[時事通信社]

いろいろ考えますねぇ [2007年08月29日(Wed)]
防衛省は、相当、人材確保に困っているらしい。
そこで思いついたのは「レンタル移籍制度」。Jリーガーじゃないんだってば。

どこかの企業の社員になったら、ある日、「自衛隊に2年間勤務」って辞令がでるわけだ。「まあ、研修みたいなもんだから」なんて、上司に言われるんでしょうな。で、会社は、その間は、給料を払わず、自衛隊にお給金を持ってもらう。ってなわけだ。
会社としては都合が良い。

何が・・・と言えば。ここんところ、世の中の流れは、フリーター、ニート、派遣社員、偽装請負なんかを減らして、正社員にしようという感じになっています。そうすると、企業としては、労働力の流動性が失われてしまうわけです。
企業は、時代に合わせて、組織を組み替えることで、企業を維持するわけですが。労働者が常に流動していると、組織の組み替えが容易になるわけです。
だから、いまの正社員化の風潮は、あまりよろしくない。

そこで、業績が下がって、人員が余剰となったら、自衛隊にレンタルしちゃえば、流動性を維持出来るんですよね。

企業は人が余っているし、自衛隊は人員が足りないし、うまくいけば予備役の人が増える。
これって、IT企業の良く言う「Win−Win戦略」ってわけですな。

しかーし、企業と自衛隊はよろしくても、国民にもよろしいんでしょうかね。
とりあえず、給料がもらえるし・・・というのもあるかもしれないけど。

就職って、自分のやりたい仕事をするために、会社を選ぶって事があるわけですけど。
いきなり、やりたくもない仕事に、レンタル移籍されたら、すっごくショックですよね。

サッカー選手のレンタル移籍は、移籍先でもサッカーが出来るからいいけど。一般企業から、自衛隊では落差が大きいかも。

また、リストラという言葉が流行った時代に、よく人事部の方がやった方法は、とにかく入らない社員を配置展開しまくって、プライドをズタズタにして、自分から辞めさせるという事をしたわけですが。(いまだにやってるかも) そのカードが1枚増えるというわけなんですよね。
しかも強力なカードです。

まあ、何事も経験という事もありますし、流れるままに流されて経験するという生き方もあるわけですが。

人を使い捨てに出来てしまうアイデアなだけに、ちょっと気に掛かります。


参考記事

防衛省、人材確保に民間からの「レンタル移籍制度」
(読売新聞 - 08月27日 14:51)

 防衛省が、民間企業の若手社員を自衛隊に2〜3年の期限付きで入隊させる「レンタル移籍制度」の創設を検討している。

 人材確保策の一環だが、背景には自衛隊の若手教育に対する企業側の期待もある。同省は、今年度中にも民間企業などに意向調査を行い、試行につなげたい考えだ。

 自衛隊は精強な部隊を維持する上で若手隊員を確保する必要があるため、陸上自衛隊では2年、海上、航空各自衛隊では3年の期限で勤める「任期制自衛官」の制度を設けている。応募資格は18歳以上27歳未満。高校卒業者を中心に毎年1万人前後を採用し、数回の任期を経て、毎年5000〜6000人が退職する。

 しかし、最近は、景気回復に伴って民間企業志向が強まっているほか、大学進学率も高まり、高卒者の確保が年々難しくなっている。また、少子化に伴い、募集対象年齢の人口が減り、人材確保は将来的にさらに厳しくなると予想される。


由比ヶ浜で皆既月食 [2007年08月28日(Tue)]
東京は大雨とのことで、関東地区では皆既月食が見られなかったと思っている方が多いと思いますが。実は、関東でも見ることが出来たんですよね。
そこは、鎌倉の由比ヶ浜です。



この日は、由比ヶ浜にある、海辺の自然学校で「日と月の神秘を体験するワークショップ」(主催:ニコニコクリエイターズ)が開催されたのですが。ここで、見れたのです。
(さすがに、完全に陰に隠れて、ぼんやり赤くなるところは見えませんでしたが)

天候は前線が南下するため、雷雨が予想されていて。
実際、ワークショップが始まった5時ごろに、北の方で稲光がしていました。
しかし、由比ヶ浜は晴れていたんです。


夕日の中で、海と触れるワークが進行中


日が沈む頃になると、少し曇ってきました。
というより、由比ヶ浜って、夜の湿度が異様に高いんです。
そのためにもやっていると言う感じです。

ころころ、月食の原理を理解するワークが進行していました。


懐中電灯とピンポン球とパチンコ玉さいずのボールで、
地球と月と太陽の関係を学ぶ


一端、食事休憩ということで、近所のリトルタイランドでタイ料理を頂いたあと。いよいよ民族音楽とベリーダンスを楽しみながら皆既月食を楽しむ時間です。

しかし、ここで、ポツリポツリと雨が降ってきました。
空も曇っています。
お客さんもたくさん集まっているということで、稲光の場所も少し離れているということを確認して、演奏にGOサインが出た。


ロマ花族とあだっちによる民族音楽の演奏と、
三人の女性によるベリーダンスが繰り広げられる


三人のダンサーが踊っているのですが、その二人目が踊っているときのことである。
もう月食が見れないかと思っていたのですが、雲がぼんやりと明るくなっているのです。
そして、その雲の明るくなっている所をしばらく見ていると、雲の間から三日月のように欠けた月が現れたのです。

「月だ!」

女性が大きな声で叫んだ。

会場はどよめき。誰もが東側の空を見上げた。

演奏も踊りも月が光を取り戻すことを祝福するゆうように激しくなる。


三脚なしで撮影したのですが、月食がわかるでしょうか?
下の方にあるのは材木座海岸の海の家


異様な盛り上がりである。

そして、曲の終わりの雰囲気が出てきたとき、月が雲に隠れそうになり。
曲が終わると同時に、月が雲に隠れ。雨が降り出した。

ほんの10分ぐらいの出来事であった。

ほんの少しであったが、大地と宇宙が繋がった時間を共有出来た。
由比ヶ浜で鳥笛ワークショップ [2007年08月24日(Fri)]
明日、8月25日鎌倉の由比ヶ浜で、午後5時ごろから9時ごろまで、鳥笛のワークショップを行います。
参加無料です。

同時に、鳥笛とツナミクラフトの販売も行います。

近所にはタイ料理屋もあるので、そちらでの食事がてらに遊びに来てください。


鳥笛ワークショップ

2007/8/25(土) 鎌倉 由比ヶ浜 水辺の自然学校 アクティビティセンター 
(由比ヶ浜 特設am/pm 向かい 材木座への橋のたもと付近)

鳥の鳴き真似をしてみよう。
鳥って、どのように鳴いているのかな?
鳥笛で遊ぶことで、自然への関心を高めるワークショップ。

指導 東山高志(アイデアイースト)

参加料 無料

由比ヶ浜で月食ワークショップ [2007年08月24日(Fri)]
8/28 鎌倉の由比ヶ浜で月食のワークショップがあります。
皆既月食というのは、満月の日に月が地球の陰によって全部隠れてしまうという現象です。

そこで、海辺で海を見ながら、自然現象を体感し、月が明るさを取り戻すときに民族音楽やらダンスを楽しもうって企画が行われます。

いまからでも申し込みが間に合いますよ。



親子で地球を感じる
ネイチャーワークショップ
「月と日の神秘を体験する」


2007/8/28(火) 鎌倉由比ヶ浜 水辺の自然学校


最近、空を見上げたことはありますか? 
地球が回っていると実感できるようなこと、ありましたか? 
8月28日は、日本で6年ぶりに皆既月食が見られます。夏休みの最後に親子で、壮大な自然をカラダとココロで感じてみませんか?

16:00 JR鎌倉駅集合
16:00〜18:30(第一部)
18:30〜20:00 (フリータイム・・・食事等をどうぞ)
20:00〜21:30(第二部) ※雨天中止


第一部 【サンセット】体験ワークショップ
海を感じる、波を感じる、地球を感じる時間地球と太陽と月の関係、皆既月食を知る刻々と変わるサンセット時間に、今の自分を感じる
第二部【皆既月食】体験ワークショップ
親子みんなで、壮大な自然の営みを感じよう 〜みんな地球で生きているんだね!〜
※第二部には会場にて、月食に合わせた音楽とダンスのパフォーマンスもあります。

【参加費】
おとな:しろくまコース(大人が参加できるクラス)
    \3,000(第一部・第二部両方参加の場合) \2,000(第一部のみ、または第二部のみ参加の場合)
こども:くじらコース(6〜10歳くらいの子どもが参加できるクラス)
    いるかコース(3〜6歳くらいの幼児が参加できるクラス)
    \2,000(第一部・第二部両方参加の場合) \1,000(第一部のみ)
【家族こども割引】
2人以上のお子様が参加される場合、2人目からの参加料金\1,000(第一部第二部両方参加でも第一部のみの参加でも同額)
※子どもは第二部のみの参加はできません。参加費は、集合時にお支払い下さい。
【参加対象】
海、地球、太陽、月に興味のある親子(3〜6歳くらいの幼児、6〜10歳くらいの子ども)

【参加にあたっての注意事項】
・親子で参加するのが基本なので、お子様のみの参加はできません。
・お申し込みいただいたご住所に、後日、参加証(参加のご案内)をお送りさせていただきます。当日はこの参加証を必ずお持ちください。
・ワークショップ中、親子で分かれて別作業になる場面があります。お子さんが親御さんと離れられるよう、事前にお話しください。
・フリータイムには、現地近くでタイ料理が楽しめます(http://little-thailand.jp/)。食事を持参下さっても結構です。
・現地までの交通費、現地での飲食に関わる費用等は含まれません。各自でご負担ください。

【問い合わせ・お申し込み先】ニコニコ・クリエイターズ
e-mail:nikoniko@brightwrite.net TEL&FAX 044-739-0731 (アトリエウェイブ内)
企画・主催:ニコニコ・クリエイターズ 会場協力:水辺の自然学校2007 


【ご参加のお申し込み】
以下を明記の上、e-mailかFAXにてお申し込みください。

◆人数

◆参加者全員の氏名・ふりがな ◆参加者全員の性別

◆参加者全員の年齢・生年月日 ◆参加者全員の血液型

◆ご住所(郵便番号・都道府県より記入ください)

◆自宅電話 ◆携帯電話

◆連絡先e-mailアドレス

◆希望連絡先(緊急のご連絡をする際に使わせていただきます)

◆持病/アレルギーなどがある場合は、あらかじめお知らせください。


【お申し込み先】 ニコニコ・クリエイターズ(アトリエウェイブ内)
e-mail:nikoniko@brightwrite.net FAX 044-739-0731
【お申し込み期日】 2007年8月25日(土)必着
最低賃金以下は立場の弱い人に・・・ [2007年08月22日(Wed)]
これも、酷い話です。
立場の弱い人に集中して、法律違反である低賃金で働かしている様子がみてとれます。

1万少しの事業所の調査のうち、最低賃金以下で働かされているひとが、6.4パーセントで、さらにそのうち最低賃金未満で働いていた労働者は2051人で、その中の13.8が障害者です。

日本国内には600万事業所があるということは、単純計算で14万人から15万人の障害者が最低賃金以下で働いている可能性があるということです。

厚生労働省の「身体障害者及び知的障害者の雇用状況について」の調査では、民間企業で18万人、国や地方自治体で3万人の重度障害者(常用)と重度障害者(常用)以外の障害者が働いているということを考えると。
全体で約7割、国や地方自治体は違法な雇用が出来ないと考えると、民間企業では8割以上の障がいをもつ労働者が最低賃金以下で働いているということが推測されます。

統計調査を組み合わせただけなので、正確な実態を表しているわけではなく、あくまでも仮説ではあるのですが。
実態を調べたら、ここまではいかなくても、恐ろしい数字が出るはずです。

たとえば、実際の最低賃金以下ではたらいている障がい者の人数がこの半分だとしても、働いている障がい者の3割が最低賃金以下で働いているということになる。


<最低賃金>守らぬ違反事業所6.4%も 厚労省一斉監督
(毎日新聞 - 08月22日 19:31)
 
厚生労働省は22日、6月に実施した最低賃金が守られているかについての全国一斉監督の結果をまとめた。最低賃金額未満の賃金しか支払っていない違反事業所が6.4%に達した。1〜3月に実施した監督と合わせると、半年で監督・指導は1373件に上り、昨年一年間の731件を大きく上回っている。

 一斉監督は1万1120事業所で実施、うち707事業所で違反があった。最低賃金未満で働いていた労働者は2051人で、うち67.5%が女性、パート労働者が56.9%を占めた。そのほか障害者(13.8%)や外国人労働者(7.3%)など立場の弱い労働者に対する違反が目立った。違反企業に対しては、さかのぼって差額を支払うことなどを指導した。

 07年の最低賃金は、各地域で上積みの方向で審議中で、10月から新しい最低賃金が適用される。厚労省は、最低賃金の周知徹底を図り事業所への指導を強める方針。【東海林智】

Copyright(C) 2007 毎日新聞社


続きを読む...
中米で医療の質・安全 [2007年08月22日(Wed)]
撮影に行けないで残念なのですが。
中米のパナマで、医療の質・安全を高める会合が開かれます。
世界中でこの15年ほど同時多発的に医療事故が問題となり、それに対する取り組みが行われるようになりました。
そこで、医療事故を産業界の品質管理の理論に基づいて、問題解決をしていこうという流れがあり。今回は、メキシコ、コスタリカ、パナマ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグア、グアテマラという中米での取り組みの交換会が、8月の27日28日に開催されます。
日本の産業界の技術が世界の国の医療事故防止や予防医学に役立っているんですよね。

EPQI http://www.epqi.net/

来年こそは記録撮影に行きたい!
自衛隊への素朴な疑問 [2007年08月21日(Tue)]
- 災害系ボランティア情報 ブログ-「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」の自衛隊への疑問 [2007年08月20日(月)] という記事があったのですが。確かに、自衛隊さんは被災地に来て頑張ってくれているのに、見ていると疑問に思えることってたくさんありますよね。
12年前の阪神間も、毎日通勤?してきて渋滞を引き起こしていたりしていました。
それに車両がでかいってのも、軸重が増えるので、道路を傷めないかという心配をしてしまいます。
これは、やはり専門の部署ではないことが原因となっている気がします。

そもそも論になってしまうんですが、自衛隊にしても自衛隊法があって、災害があったとしても自由に動けない部分もあるようです。それだったら、防災担当の特命担当大臣とかでお茶を濁すのではなく、総務省の下に災害専門の省庁と部隊をつくって、地方自治体と横断的に対応した方が、広域災害においていいように思うんですよね。
タイは、日本の総務省や内閣府にあたる内務省というのがあって、そこに地方行政支援の部署として自然災害専門の部署があり、そこで対策するようにしています。
日本ではあまり伝えられていませんが。かなり対応が早いし。仮設住宅も、コンテナを組み立てたらおわりぐらいにユニット化されていて、日本のプレハブより丈夫で使い回しもきいて、素早く設置出来るものを持っている。
そこまで、トータルにやって。人出が足りないとき、その指揮下に自衛隊員が動くという体制の方が合理的だと思うんですよね。


タイの仮設住宅


軍事行動を想定した車両などを使っているから、こういう疑問もわいてくる。防衛という軍事行動を想定しないしくみにやらせれば、こういう事って減ると思うんですよね。
隊員さんたちは現場で頑張っているだけに、変な疑問を持たれないようなシステム作りが必要かと思います。
自衛隊ありきで、システムを考えると、延々とこの問題は解決しないので、自衛隊は災害救助をするという枠を一度外して。どのようにすればスムーズかを考えて、システムを最初から組み直すことが必要かと思います。まあ結果として自衛隊が災害救助をする事になるかもしれませんが、そういうプロセスを踏まずに、現状を追従した形で進めていくと、つぎはぎだらけ、矛盾だらけのしくみが無闇に増幅していくということになると思います。

とはいえ、暑い中、頑張って現場で働いている隊員のみなさんご苦労様です。

鉱山の救出チームが活躍 [2007年08月20日(Mon)]
8月15日に起きたペルー地震の被災地で、鉱山の救出チームが活躍しているとのことが新聞報道されていました。南米の国には、多くの鉱山があって。そこの救援チームがペルーの被災地の救援活動に加わっているというのだ。
Jレスキューという雑誌の最新号に、日本には瓦礫の下から人を救出する本格的な訓練施設がいままでなくて。最近、兵庫県の三木市に出来たそうなのだ。それだけ、瓦礫に埋まった人を救出するのには専門の知識がいり。救出中の医療行為なども含め体制づくりが難しいそうだ。
日本では橋が落下した話ばかりで、あまり報道されていないが、残念ながら今月に入って、大きな炭鉱事故が相次いでいる。
アメリカでは2件の炭鉱事故があり、そのうちユタ州の事故に関しては、米国では連日救出作業が報道されるなど、かなりの注目を集めている。
また、17日に起きた、中国の炭鉱浸水事故では、鉄砲水が炭鉱に流れ込み172人が閉じこめられている。
それだけ鉱山は危険な職場なのだ。
日本は、資源が少ないということもあるけど、多くの資源を海外に依存し、お金で資源だけでなく危険性も支払った形になっている。
もしかすると、日本でがれきの救援体制が意外と軽んじられてきたのは。防災技術や土木技術が発達し災害が回避されためんや、国内の鉱山などを閉鎖し危険性を支払ったことで、昔が十分であったとは思えないとはいえ、産業がなくなるとともに救援体制もなくなったことが影響している面もあるかもしれない。
鉱山を閉鎖して長い時間が経っているため、経験者の高齢化が進んでいるとはおもうが。もしかすると、鉱山で働いた経験者の知恵が災害時に役立つかも知れない。
防災の活動の一環として、事故に巻き込まれた方ではなくても、鉱山の経験者の体験談を聞くというワークショップもありかも。
それだけ、日本の都市は、危険から離れているために、危険から回避するチカラを失っているかも。


最後に、ペルーの地震及びアメリカや中国の炭鉱事故において、お見舞い申し上げます。



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立場を見事に切り替えれる人 [2007年08月20日(Mon)]
ここんところ医療機関へのクレーマーが大変なのだそうです。
医療事故が問題になり出して7.8年になり、医療事故と認めら、医療者や医療機関が民事裁判で負ける事が目立っている。そんなことで、勝てると思ってか、クレーマーが増えているという。そして、クレーマーによる暴力事件もけっこうあるそうです。
単なる苦情相談者、医療事故被害者や遺族とクレーマーは異質のモノなのですが、ともに医療ミスというキーワードをもとに医療機関に対応を求めているため混同された対応がなされることがある。
医療ミスや医療事故の実態の把握や原因究明、情報開示が出来ていない事が多く。それは事故なのか、あらかじめ予想されたリスクなのか、全く関係ないことなのかの判定が難しく。リスクマネージャーや安全管理者やADR(裁判外紛争解決)担当を置いている医療機関でさえ、多くが、医療事故被害者とクレーマー対策を同じ部署が対応せざるを得ない場合が多く。明らかに、いいがかりのクレーマー対応のために、医療事故の問題解決への時間が取られてしまうという事が発生しているようです。
また、単に質問したい人、医療事故被害者も、一括してクレーマーとして扱っている医療機関や医療関係者もいたりして話がややこしい。(患者をバカにしています)

医療事故については、医療機関が隠蔽してしまうケースがあり、事故の実態が解らないということもあり。被害者だとわからないままの人がいたり。ミスによる事故と認めてもらえないということで、苦しんでいる方が多い。特に多いのは「歯科」のトラブルなのだそうです。歯科は口の廻りしか見れないので、患者が歯が痛いと言えば、そこを治療し、改善しなければ、違う歯を治療し・・・と繰り返して、全部歯を抜いてしまっても解決せず、あとで頭蓋骨の方の病気だったって事があったりするそうです。そして、歯科は命に関わるような医療行為が少ないのですが。「命に別状がないでしょう」という事で済ましてしまおうという医療者がいるからこまったものだ。そのおかげで、歯科に関する医療ミスは、命に関わらないということで取り上げてもらえずにいる被害者がとても多いそうです。

また、医療ミスや事故などに関する問い合わせの窓口が明確になっていないために、たらいまわしになったり。行政の医療事故の苦情窓口も「行政の民事不介入」「強制執行権がない」ということで、話は聞いてあげても、具体的に手出し出来ないことがあったりと。問題が解決しない事へのいらだちから、だんだん想いが高まって冷静に判断出来なくなり、残念ながらクレーマーまがいの状態になってしまう事がある。

クレーマーは、そういう状態をよく知っているのか、体感的にというか嗅覚で感じるのか、社会状況をうまく使ってやってくる。
そんなクレーマーの中で、いちばんやっかいなのが、身内に医療者がいるクレーマーなのだそうだ。
医療ミスについて、医療の現場にいる人なら、どのような状態で起こったのか、どのようにして起こったのだろうか、手に取るようにわかる事が多いそうです。だから、近親者に医療者がいると、これは予想されていたリスクの部分なのか、ミスなのか、それとも別の事なのかの、ある程度の事がわかり、わかりやすく説明してあげる事が出来るはずです。
しかし、クレーマーの身内の医療者は、自分が患者に対して医療行為をしていた時どうなのという事をさておいて、クレーマーの援護射撃をしてくる事があるのだそうだ。場合によっては、別のところから圧力までかけてきたりする。
そのエネルギーがあったら、自分の現場を改善し、そのノウハウを他の医療機関に共有しろと言いたくなるほど、すごいエネルギーでやってくる事があるのだそうだ。
その姿は、見事にモードが切り替わって、医療者ではなく、医療知識をもった○○○という感じなんだそうです。
最近、元タレントが元格闘技選手を使って恫喝したという事件がありましたが。同業者に対して、似たようなことをやっているわけです。
自分がやられたくないことを、平気でやってのけるのだそうです。
どこで、どう頭を切り換えているのでしょうか。

このことに限ってではないですが。
自分が相手の立場になり得る立場なのに、冷静に問題はどこにあって、両者にとってどう解決すべきだとか、そういう発想が湧かない事があるようです。
そのために、お互い譲らず、平行線に終わる結果となりやすく。それがクレーマーだった場合は、もっともやっかいなクレーマーとなってしまうようなんです。

しかも、立場を見事に切り替える人って、無意識でやっているんでしょうね。

どのようにしたら、そういう行動に気づいてくれるのでしょうか。
表示について [2007年08月16日(Thu)]
連日、記録的な暑さです。おかげでか、私がタイで使用している携帯電話は、電池から火が出るとのことで、リコール対象となりました。
とにかく暑いです。

40.9度を記録した熊谷市なんかは、この記録をネタに町を売りだそうとしています。そのおかげで、43度という表示の看板まで出たりしたようです。
気温というのは、一定の条件のもとで記録されるわけですが。地表近くだとか、気温を測る場所によって違った値が出たりします。だから、やろうと思えば、高い数値を出すように温度センサーを設置し表示すれば、暑さを町の売りにすることが出来たりするのです。

一方、夏が稼ぎどきの北海道銘菓が、賞味期限の表示を1ヶ月偽ったとのことです。
賞味期限って、意外に過ぎても美味しいケースってあるんですよね。
もちろんものにも寄りますけど。
かつて、12年モノの缶詰を食べたというブログ記事を書いた事がありますが。
大丈夫なモノは大丈夫です。
逆に、賞味期限内でもダメなものはダメです。
今回の件、もちろん製造者の責任というものもありますが。流通や消費者の問題もあるような気がするんですよね。たとえば、賞味期限が1ヶ月とか下手すると2ヶ月を切ったものが、まだ食べられるのに返品されてくるとか、そういうことがあって、もったいないから、1ヶ月余分につけておこうなんていう発想になったのかも知れません。
製造者ばかりの責任を追及するのではなく、事件の起きた背景をきっちりと整理しないと。また同じように表示を偽るところが出てきかねない気がします。

さて、こちらは、昨日に引き続き、暑さを避けて、標高の高いところに逃げてきております。
せっかく、避暑に来ているのに、山梨県内は「風林火山」「風林火山」と暑苦しくて、長野県に突入です。せめて「風鈴花山」にしてほしい。
そんなことで、野辺山に来ると、今度は「ハイブリッド車両」「ハイブリッド車両」です。



野辺山は高原野菜と観測所が有名で。野菜を積んだ大きな車輪のトラクターが走り回ったり、大きなメーサー砲のようなパラボラアンテナがあったりと。それだけで風情があるものですが、この「ハイブリッド車両」というのは、私にとっては少し興ざめです。

とはいえ、お父様方には人気で、子どもそっちのけで車両の撮影です。


甲斐大泉駅にて


なぜ「ハイブリッド車両」が、わたしにとっては興ざめかというと。
実際は、ディーゼルエンジンで発電機を回して電動モーターで走る電車「電気式ディーゼル車」であって。決してハイブリッドではないからです。
自動車のハイブリッドの場合は、エンジンの動力と、電動モーターの動力で動くので、ハイブリッドなのですが。このJR東日本のいうハイブリッド車両は、電動モーターのみで走っているからです。
もちろん、自動車のハイブリッド車のように、制動時に電力を回生して、蓄電池に充電し、次の加速のための動力源にするという機能はもっていますが。これをもってハイブリッドというべきでしょうか。
国鉄は、昭和20年代から30年代前半に、電気式ディーゼル車を使っていましたが普及しませんでした。それは、熱効率が悪かったり、保守面で問題があったからと言われています。
今の技術を使えば、長年使ってきた電力回生電車のや、最新の蓄電池があるので、電気式ディーゼル車の欠点を補うことが出来るというのが、この車両だと思うんですよね。
でも、それをハイブリッドと表示してしまうのは疑問なんです。

同時に、トヨタのプリウスだとか、ホンダのハイブリッド車のように、電力を回生し蓄電するというのをハイブリッドの定義にしてしまうのも変だと思います。
本来なら、電動アシスト自転車も、人力+電動モーターのハイブリッドなわけですから、もっと大々的にハイブリッドと言ってもいいと思うし。古くは、モペットというバイクは、坂道で走らなくなるとペダルを漕ぐことで、電子制御を使わない形でのエンジン+人力のハイブリッド動力になるわけで。本来ならこちらの方をハイブリッド動力と呼ぶべきではないかという気がします。



といいつつも、ちゃんと車両と共に記念写真を撮っちゃいました。

#さて、どのように撮影したでしょうか?


そういうオヤジを見て、子どもは真似る。



でも、なんか違うぞ・・・
三分一 [2007年08月15日(Wed)]
猛暑を避けるため、標高の高いところに逃げることにしました。(案の定、地上は記録的な40度を越える暑さ) 
いわゆる避暑というやつです。
まあ、日本の夏休みの過ごし方の伝統的な手法です。西欧では、夏のバカンスは太陽を一杯に浴びようと積極的に遊びに行くのに対し、日本では暑さを避けるために静養をしにいくと言う感じて、逆の発想で気持ちの良い所に出かける。
やってきたのは山梨県北杜市長坂町。標高1100メートルあたりにある湧き水のところです。
ここは、三分一(さんぶいち)という水源地。
水温は常に9.6度。標高1100メートルとはいえ気温が30度を超えてるだけにとても冷たい。


赤ちゃんの足をつけてみると
すごい勢いで足をひっこめる


さて、この三分一という名前。少し変わった名前ですが、一つの水源を三つにわけて、6つの部落に均等に水を送るようにと作られた施設で。6つの部落が共存していく証となる要素を持っている。今では全て北杜市になってしまったが、旧長坂町はこの6つの部落が全て入っていて。その結束の強さを感じる。
日本は、租税を米で払っていた歴史が長く。その米を作るための水はとても大切にされました。同時に水にまつわる争いごとも多かったようです。
そこで、日本全国には、水を公平に分けているという証となる施設が多く見られる。
たとえば、以前、お世話になった滋賀県甲良町にも、水をどのように公平に分けるかがわかるような施設がたくさんある。
この三分一は、八ヶ岳に降り注いだ雨や雪が湧いてでる湧き水のあった所から、3つに別れる所に池をつくり、その真ん中に水か左右にも均等に分かれるように三角形の石が置かれている。そこから、三方向に水路が分かれていく。



何度か山崩れで埋まったことがあるそうだが、皆の手で復旧させて、今では親水公園となっている。
いくら農村部と言われているところでも都市化が進み。都市生活は、蛇口をひねれば簡単に水が出る。どこで、どのように水が分けられているかイメージ出来ないし、水がなぜ大切なのか体感出来ない。
だからこそ、こういう親水公園にして、なにかの切っ掛けで、この施設の意味を知り。水の大切さ、みんなで決めたこと、みんなでそれを守ることの大切さを学んでもらえる事を目的にしているように感じた。
そうして、村の伝統が引き継がれる。

今日、8月15日は日本が戦争に負けた日。一方、別の国では、この日か9月2日が戦勝記念日となる日となり。それぞれの国に戦勝記念碑や慰霊碑、敗戦の記念碑があったりする。
歴史を後世に残すということは大切なのだが。
いろんな争い毎を収めた「証」として、平和のために大切なのは、このような、争いもあったかも知れないけど、お互いに決めたことと、それを守ることの大切さを守るための「証」のような気がしています。
しかし、いわゆる戦争に関する記念碑的なものは、残念ながら、勝利に歓喜したり、感傷的なもの、霊を祀るものが中心で。どのようにして平和にしたかということ、どのようにして平和を維持していこうか、どのように戦争を回避していくかというメッセージが伝わるものが少ない気がする。
戦争で多くの命が失われたことも事実だし、勝った国が平和を得たのも事実かも知れない。が、どのようにして平和を構築したかを伝えていない。
もしかすると、そもそも、平和を構築としていなくて、単に戦争が終わったことで平和が訪れたから、平和を構築した事実がない。だから、伝えるものがなかったから、そういうモノが存在しないのかもしれない。(強いて言えば国連がそれに近い)
だから、いくら戦争の悲惨さを訴えても、その国の憲法に戦争を放棄すると書かれていても、なにか必要以上に国家間、民族間、宗教間の緊張感を作って戦争の準備や戦争をする人が現れても止めることが出来ないのかもしれません。
小さな集落の、水ということなら、こういう形で争いを押さえることが出来るのかもしれないけど。もっと国とか民族とかそういう単位で、争いを押さえる仕組みって出来ないのでしょうか。
これこそ、ノーベル平和賞ものですな。

大阪からの便り [2007年08月13日(Mon)]
大阪のさをり織りから手紙が届きました。
そこには、夕張と津波の記事の載った「SAORI REPORT 377 2007年7月」冊子と、朝日新聞大阪本社版の「夕張の夏(5)」の記事が同封されていました。スペースの都合でしょうか、西日本の方がさをり織りの知名度が高いせいもあってか、さをり織りの方が強調されたタイトルが付いているようです。

8/10朝日新聞夕刊 大阪本社バージョン


SAORI REPORT 発行元 さをりひろば  http://www.saori.co.jp/ 


既に終わりましたが、仙台での「夕張清水沢学園がんばれ!フェア」の告知も書かれています。
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本日モダンドッグがNHKFMに [2007年08月13日(Mon)]
「手織り工房レラ」のリストバンドの元ネタ、モダンドッグのPodのインタビューが今夜23時よりNHKFMで放送されるとのことです。

毎週月曜日のアジアのエンターテイメント番組「アジア・ポップス・ウインド」、今週は日タイ修好120周年を記念してタイ特集。
時間もレギュラー放送より50分拡大の2時間。
最新音楽シーンから街の様々な音、タイアーティストのインタビューなどなど
まるでタイを旅しているかのような構成となっているようです。

以下のアーティストのインタビューがあるとのこと。
☆SALIVA BASTARDS
☆THAITANIUM
☆GOOSE
☆SLUR
☆FRIDAY
☆MODERN DOGのPODさん
☆SILLY FOOLSのレコーディング現場取材

日タイ修好120周年記念ということなので、日本との関わり合いについてのコメントもあるかも。

もちろん曲も聴けます。日本ではなかなか聞く機会がないので是非お聞き下さい。


NHKFM放送  「アジア・ポップス・ウインド」 http://www.nhk.or.jp/apw/pc/
放送: 8月13日 (月)
時間: 23:00〜25:00
司会: 関谷元子さん
ツナミ人形最終出荷 [2007年08月12日(Sun)]
スマトラ島沖地震による大津波の被災地に送られた救援物資で出来た人形「ツナミ人形」が、ついに最終出荷となりました。
出荷先は、石川県のコミュニティトレードalです。お盆明けから、店頭に並ぶと思われます。



このツナミ人形は、タイのパンガー県カオラックにあるツナミボランティアセンターで、津波被災者たちの手で、送られてきて余った救援物資の服などを利用して作られたもので。バンニャンにあるツナミミュージアムには、5000個つくられたという記述がなされていました。
そのうち約400個をツナミクラフトセンター経由でアイデアイーストが日本に輸入したのですが。ついに、新品があと12個になってしまいました。それが、ついに店先に並びます。
残りは、全て店頭にある流通在庫です。

プロジェクトというものは、終了するからプロジェクトなわけですが。
津波から2年半が過ぎて、またひとつ、またひとつのプロジェクトが終わっていくのを、商品を通じて感じております。
一抹の寂しさは感じますが、目標を達成したからプロジェクトが終わると考えると、卒業生を送り出していくみたいな感覚かもしれません。

長野市でもツナミクラフト販売開始 [2007年08月11日(Sat)]
近日、長野市内のお店で、ツナミクラフトの販売が始まります。
このお店は、自然食とヒーリングのやさしいお店です。
お近くの方はぜひお越し下さい。
さをり織りを中心に販売します。


アトピー母の会 ははごころ 

野県長野市三輪1-25-11
tel&fax 026-259-1151
営業時間 10:00−18:00(日曜・月曜・祝日休み)
http://hahagokoro.net/



夕張の仲間が朝日新聞夕刊に [2007年08月10日(Fri)]
8/10朝日新聞東京版夕刊2面に「夕張の仲間」とリストバンドの話が掲載されました。



参考情報
タイの人気グループ
モダンドッグ



公式ページ(英語・タイ語) http://www.moderndog.biz/
視聴の出来るサイト(英語) http://www.myspace.com/moderndogneverlie
タイフェスティバルでのライブの写真 http://www.thaiembassy.jp/photo%20gallery/Thai%20Festival%20Tokyo_2007/Album16.htm


関連記事(当ブログ内)

さをり織りmoderndogリストバンド[2007年05月14日(月)]
   おまけ情報 写真の中でホワイトバンドの下にある青いリストバンドは、Canpan Blogでブログを執筆しているNPOが販売しているものです。「自然体験活動指導者日記

夕張の仲間たちとやさしさパワーのリストバンド [2007年06月18日(月)]

二つのリストバンド[2007年06月29日(金)]

絆を確認[2007年07月12日(木)]

いよいよ癒しフェア[2007年07月27日(金)]


関連記事(夕張の知的な支援を必要とする仲間たち)

TERUさんとの出会いについて[2007年03月28日(水)]

飛んでしまいましたの巻[2007年04月12日(木)]

糸が集まっています。ありがとう。[2007年05月07日(月)]

さをり織り奮闘中[2007年05月13日(日)]

夕張コンサートの記念グッツはリストバンド[2007年05月18日(金)]

リストバンドはこんな風に 作っています。[2007年06月09日(土)]

バンザイ ついに完了です。[2007年06月23日(土)]

夕張メロンズラー隊からのプレゼント[2007年07月02日(月)]

買っていただきありがとうございます[2007年07月02日(月)]

今日もTERUさんが・・・[2007年07月03日(火)]

キューのライブで出会いが・・・[2007年07月05日(木)]

夕張のライブコンサートメモリー[2007年07月11日(水)]

臨時ボーナスが支給[2007年07月12日(木)]

ゆうばりは変えられると確信[2007年08月05日(日)]

大きな収穫と小さな不安[2007年08月07日(火)]


タイのさをり織り体験ツアーがあります。
詳しくは・・・以下の記事より。
 このブログが切っ掛けの商品発売[2007年07月13日(金)]

タイのさをり織り日本国内での販売 http://ideaeast.jp/shop.html
草木染めベビースリングいよいよ出荷 [2007年08月10日(Fri)]
津波の被害にあったパクトリアム村で作られたベビースリングがいよいよ出荷となります。
近日中に、石川県のフェアトレードショップに入り、来月から全国のお店に順次はいる予定です。

試作品は、いろんなリングを試しましたが、量産バージョンは、新潟の三条の職人さんが作ったリングを採用しています。
価格は、材料代の高騰により、予定より少し高くなってしまいましたが、5250円で販売出来ることになりました。

癒しフェアに参考出品したところ、すでにプレゼント用としての大変好評でした。
草木染めであるということと、絞り染めの美しさが、人気のようです。

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ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」