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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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雨と津波 [2006年12月26日(Tue)]
東京での津波2周年イベント2日目。昨日の1日目は、即席の参加ミュージシャン全員参加のセッションが披露されるなど、無茶苦茶盛り上がりました。今日は朝から冷たい雨がずっと降っている。
こんな日にイベントを行うのは、集客にはすごく不利だが。ただでさえ、立て続けに開催された忘年会、クリスマスイベントの疲れも溜まっているだろうが、この日にイベントを行うことに意味がある。
さて、そんな日に、アチェやスリランカの津波被災地が大雨による水害が発生しているというニュースが流れてきた。どの災害もそうだが、災害からの復興は、いわゆる弱い地域が遅れる傾向がある。遅れる傾向というより、もともとあった問題がより深刻になって出てくるケースも多い。
また、復興を急ぐあまり、被災した人のニーズより、支援を提供する側の論理で話を進めたために、発生する問題も発生しているようだ。予算が無いからという、ことで高床式に出来なかった復興住宅が水害にあったという。
インドネシアのバンダアチェとは気候が逆なので。タイは乾季、スマトラ島は雨季となるので、完全に一緒にすることはできないとはいえ。タイ・パンガー県の復興住宅をみたのだが、高床式のものがけっこうある。また、復興住宅街のすぐ近くに沼があるところもあった。いわゆる熱帯地域では、常に水害の危険性があることを指している。
金銭的理由で実施できないというのはわかるが。目的を達成できないことをしたおかげで、もう一度、災害に会うというのは、無駄が多いような気がする。
2年前の津波は、もう忘れてしまっている人も多いだろうが、何十万人という方が亡くなるなど、衝撃的な内容だったこともあり、世界中からお金が集るなど支援が集中した。
しかし、単なる水害ということでは、ニュースになりにくく、お金などの支援が集まりにくい。
また、復興住宅が出来てしまうなど、ある程度の成果になってしまってからは、もう一度支援のためにお金が必要だといいにくい面があり。それは、住民のニーズに応えていない復興事業にも同様なことが発生し、再び、復興事業をするための力不足が発生する。
災害だけでなく、様々な出来ごとによる被害は、その社会の弱いところに起こりやすい傾向がある。今回、報道された、高床式をあきらめるようにと言ったNGOも、プロジェクトを実施するだけの力が無いいわゆる弱い部分に属すると考えられるだけに。弱い部分が再び災難にあうということとなってしまったのであろう。
その一方で、調整に手間取って、予算が使えていないところもあるといいます。
どのようにすれば、必要な人に、必要な分だけ、支援をすることが出来るのでしょうか。


津波2周年企画
TSUNAMI 2nd Anniversary cafe tour
SABAAIDEE TSUNAMI THAILAND
映画と写真と民芸品で綴る、報道されない津波からの復興
ミニ・ライブつき

http://ideaeast.jp/sabaaidee2006/

当日入場可能。

12/25.26 東京・新宿 andZONE http://www.andzone.com/
160-0004 東京都新宿区四谷4-28-4 YKBエンサインビルB1
T/F 03-3341-0849

開場 15:00 開演19:00
入場無料 ライブ・上映会をご覧になる方は2000円 
◆出演
12/25 あだっち(ディジュリドゥ) 岡さやか(シンガーソングライター)、感謝、あーちゃん(フラダンス)。
12/26 岡さやか(シンガーソングライター)、 あだっち(ディジュリドゥ)、 伊藤 虹 他 

スポーツ選手引退後のキャリア形成 [2006年12月23日(Sat)]
プロスポーツ選手って、引退後に、生活が激変してしまうケースが多いと言われます。
そして、最悪の場合は、犯罪や自殺などの逸脱行動に至る。
京都、奈良両府県でタクシー強盗などを重ね、強盗致傷などの罪に問われた無職の元プロ野球巨人軍選手が、奈良地方裁判所で懲役20年の実刑判決を受けた。
元所属チームが公表されているが。普通考えれば、元所属チームと犯罪との間に関係性を考えることが困難である。元教師が子どもにイタズラをした場合、子どもに興味があったから教師になったし子どもにもいちずらをしたというケースや、元警察官が犯罪を犯したのはもともと犯罪に興味があったから警察官になったが犯罪もしたというケースがあるのだが。今回のケースは、巨人というチームにいたから逸脱行為興味を持ち強盗を起こしたとは思えない。
そこにあるのは、スポーツ選手引退後のキャリア形成システムが存在しない、または機能していないという事にある。
この季節、選手のトレードの話が盛り上がる、特にFA制度が出来てからベテラン選手の巨人への移籍を希望するプロ野球選手が目立つ。それは、伝統のある名門チームであるとか、報酬が大きいという事以外にも理由があると言われている。その理由の一つは、野球解説者になりやすくなるというものである。
いくら多くの人に愛されているファンの多いプロ級選手でも野球解説者になることは難しい。その狭き門に入るためには、巨人というキャリアが必要なのだ。スポーツ番組などのテレビ放送を見ていると気がつくと思うのだが、とにかく巨人に所属していた事のある元有名選手の解説者が多い。
いろんな球団のバランスを見て採用していると感じるのは、フジテレビとNHKの2つの系列で、日テレとTBS系は元巨人比率が高い。たとえば、阪神巨人戦の中継などでも、元阪神の掛布以外は全員元巨人選手で固めるというケースがみられる。
つまり、巨人には、明言されていないが、有名プロ野球選手の引退後のキャリア形成システムが存在する。しかし、それは、あくまでも有名選手に限った話だ。
今回、巨人の元選手として取り上げられた理由があるとすれば、誰もが知っている有名チームだからということだけではなく、巨人という引退後のキャリア形成システムがあるにも関わらず、引退後、無職となり重大な犯罪を犯したという部分もあるのではないかと思われる。
だが、前述したとおり、いくら巨人というチームにいたとしても有名選手以外は野球解説者への転身は難しい。それはあくまでも枠が小さいからだ。
その他の元選手はどうしているのかというと、稼いだお金で飲食店を経営する事が多い。これも、よく潰れている。いくら資本があっても経営の技能がなければ経営は難しい。
アスリートとして競技に全力を傾けている時に、経営を学ぶのは大変な努力が必要なので、現役の間に経営術を学ぶ事は大変である。
経営術といえば、チーム運営や指導者としての道だが、これも必要とされている人数が知れている。
日本ではメジャーなスポーツである野球でさえそうなのだから、他のスポーツは大変だ。
一昔前までの実業団スポーツなら、引退後は、その企業にそのままいる事が出来るケースがあったり。大学で教員免許をとっておいて、体育教員となることなどが多かった。
今は、実業団スポーツは衰退し。サッカーなどは、指導者の資格を取得し、指導者の道を選ぶ人も多いようだが。体育の教官も含め、必要な指導者の数も限られており、誰もが指導者になれるわけではない。
しかも、今の日本の企業社会は成果主義とか言われているわりに、いわゆる年功序列の名残が残っていて、未だに中途採用や既卒者に不利な傾向がある。
つまり、スポーツ選手など、企業社会からすると違った道を歩んだ人にとって、厳しい社会がいまの日本社会なのである。
コレまで述べたとおり、今回の件は、個人の性格など様々な要因があるのだろうが、スポーツ選手の引退後のキャリアをどうしていくかのシステムが欠如していたことてが、重大な犯罪を犯す大きな要因の一つだと思えてならない。
今回は元巨人選手ということで話題になったわけだが。話題になったからには、社会システムとして、犯罪に手をそめなければならない環境にしないしくみを作る動きに繋ぐ必要があると思う。そうするように促進するのが報道の使命ともいえるし、それは情報を受けた者にも同様のものがある。
今回の内閣には、再チャレンジうんぬんという担当大臣がいるそうだが、掛け声だけにならないことをお願いしたい。(おそらく掛け声だけなんでしょうが)
そうすることで、スポーツ選手が安心して競技にも打ち込めるだけでなく、失敗のリスクの大きいベンチャー企業の育成にもなるし、多様な人生が認められやすくなるなど、日本の社会の持っている閉塞感を取り除くこととなるでしょう。
伝えた者の心の傷 [2006年12月21日(Thu)]
12月25日26日に行う津波2周年イベントのフライヤーをお店などに置いてもらいに歩いている。これは、既に津波の復興住宅で作られた民芸品を置いてもらっているお店も同様に置いてもらっている。
そうやって回ることで、お客さんの声を聞くことも出来る。
たとえば、2年前に津波の報道をしたカメラマンが、津波復興の民芸品を買ってくれている。
このカメラマンは、プーケットをはじめとする、タイ南部の取材をしたそうです。しかし、様々な要因で、十分な報道ができず、タイ南部の津波の報道は結果として風評被害として日本人観光客が戻ってこないという現象を引き起こしたり。差別を生み出したりした。
私の撮ったドキュメンタリー映画「STILL ALIVE」には、報道への強い不信感とともに、メディアへの期待が入り交じる心境を語る方のインタビューを収録した。その感情は、時には攻撃的にも感じられるほど激しいものだった。
また、取材の過程で、取材の協力をお願いするときに良く聞かれることは、被災地をどう捉えたものしたいのか、それは、酷いとか可哀想なものを撮るのか、何処まで復興したとか前向きに生きているとかという内容なのか、どちらかという質問である。そして、質問の後に、くぎを刺すようにキツイ目で「どちらの方にするかによって、案内する内容が変わります」と言われた事もありました。
また、自らも津波に遭い、その中を泳ぎ、建物や流木などにぶつかり身体中にケガを負いながらも、お金もあるだろうけど、報道という公共性のために、翌日から報道の手伝いをしていた方もいました。
これらの方の多くは、ビジネスなり商売をしていたので、報道をしていた方の雇われ人としての立場にやメディアの力については一定の理解をしていたものの、同時に津波報道の結果を見てメディアに対する不信感を隠せない方が多かった。
現地取材の作品で、現地の伝えたいという気持ちが制作の後押しになったということで、ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE」では、現地の声や努力の様子が中心に描かれているが。民芸品の販売を通じて、復興を伝えることが出来なくて心の傷になっている津波報道をした人たちが存在する事が伝わってきたのだ。
しかしながら、組織の中での仕事は残酷で、必ずしも豊かではないかも知れないが、そこそこ自分の好きな仕事をしながらの生活の安定と引き替えに、彼らの心の傷を癒せる仕事にありつける確率は低いと思われる。
ここんところ、医療事故を減らす取組についての仕事もしているのだが、事故や災害の当事者は、一次的、二次的、三次的な当事者も含めて、様々な立場の多くの当事者の心を傷などの被害をうける。だから、報道をしたことによって引き起こされた被害に置いては、報道をした人にも被害が及ぶこともある。立場が違う者どうし、ともに、別の形で被害を受けるわけで、その者同士の信頼関係が失われ、対立的な構図になったとき、それぞれ違う被害に対しそれぞれの正当性を主張して傷つけ合いながら戦うことになる場合がある。そのことにより、誰も得をしない事なのに、さらに誰も得をしない状況に陥ってしまう。
この民芸品を買ってくれた報道関係の方の話を聞いて、ここまで、ひどい状況にはなっていないにしろ、それぞれの当事者の間には、相手に心が通じないことでの心の傷が発生しているように感じた。
民芸品を買ってくれた報道関係の方は、民芸品を買うことで少しでも心を癒せたのだろうか・・・。
商売とは、他人にモノやサービスを売り、かわりにその対価としての現金を受け取るものだが。同時に様々な情報も交換をする。
ドキュメンタリーを制作しインタビューを収録しながら、映像などいわゆるメディアを通して相手に伝えることでは不十分ではないのかという疑問が湧いてきた事も、民芸品の取り扱いを始めた一つの要因でもある。
そして、現に民芸品を販売することで、様々な人の想いが伝わってきている。
一度、どこかで切り取って作品にしたものの、次ぎに繋げたいという気持ちを新たにしてくれる。本当に有り難いことです。
なぜ日本人は戻ってこない・・・・・ [2006年12月21日(Thu)]
12月25日26日に行う津波2周年イベントのフライヤーをお店などに置いてもらいに歩いている。そうするといろんな出会いがある。
フライヤーの説明をしながら、津波の後の様々な対策などの話をしていると、意外な接点が見つかり、それが、出会いというより、自分たちが繋がっていたという事に気づくことがある。



あるお店で出会った方は、そのお父さんは政府関係の方で、どうも、プーケットの津波の風評被害に対してすごく心を悩まされていた方だったのです。
その方は家に帰っても、日本人である彼にどのようにすれば日本人が戻るかということについて語らいながら何度も何度も原因究明とアイデアだしをしていたようです。
いろんな体験ツアーやイベントの企画をすすめるようにしたり、もう神頼みというか仏だのみということで、日本のお坊さんを被災地に連れて行ったこともあったそうです。
私のドキュメンタリー「STILL ALIVE」の中にも、その政府機関が主催した大規模なイベントのシーンがあります。これもその努力の一部です。
私もほんの少しですがこの方の仕事ぶりを見たことがあります。どこか身体が悪いのかなって雰囲気がありましたが、すごくプライドが高く仕事熱心な方でした。
今のプーケットは、若者を中心に日本人のお客さんは戻ってきています。というか、努力の成果があってか、新規客として訪れているようです。しかし、4つ星、5つ星というホテルに泊まるようなかつてのお客さんは、まだ戻ってきていません。
数ヶ月前に故人となった事は知っていたのですが。まさか、ご遺族とお話しすることになるとは思っていませんでした。
大好きな日本が最後の赴任地だったそうですが。亡くなる前には祖国に戻り昏睡状態に近い状態でありましたが友人たちに会い、それからこの世を去ったとのことです。中国や韓国の観光客はどうにか戻せても、大好きな国である日本の観光客を戻すことが出来なかったことはさぞかし無念だったでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。

合掌。

そして、素晴らしい出会いに感謝。
高齢者の参加を促す大前提 [2006年12月19日(Tue)]
いま新宿区の四谷第四小学校が廃校になった後に、その校舎を利用した公共施設のための話し合いが行われている。
その中で、高齢者の利用する企画を作るにあたって大きな問題点があった。
それは「高齢者」という言葉である。
子どもは、大人でありたいと思うのと同様に、いわゆる高齢者は、いつまでも若いと思っている。だから、属性的には高齢者ではありながら、「高齢者」とか「寿」の文字の入った施設、団体名のところには属したくないと思っている。
企画を立案する立場からすると、属性としての高齢者を対象にするということから、高齢者○○というネーミングを仮称の段階から使ってしまう傾向がある。だけど、そのおかげで、本人達も高齢者という属性の参加出来る場を作りたいと思いながらも、高齢者という名前がついているだけで、その企画に参加したくないと思ってしまうようだ。
つまり、高齢者の参加を促す大前提は、高齢者やそれを強くイメージさせる言葉を使わないということなのだろう。

余談ですが・・・
これから、団塊の世代がリタイヤメントし、数年後に年金生活者になり、属性的には、高齢者の仲間入りをする。団塊の世代は、既にロック世代なので、いわゆる高齢者のイメージとは違う文化を持っている。十数年後には、いわゆる老人ホームで入所している人たちでロックバンドを結成してローリングストーンズなんかやっているってことになるだろう。さらにもう10年少し経つと、老人ホームでセックスピストルズなんかやってるかもしれない。そらに5年後にはシンセサイザーを並べてYMOのコピーバンドなんかも出てくるでしょうし。尾崎豊を弾き語りをしまくる人もいるだろう。
そう考えると、高齢者ってなんなんでしょうね。若者文化ってなんなんでしょうね。

医療事故からの心の癒し [2006年12月19日(Tue)]
医療事故の問題解決に関わる仕事が舞い込んできた。
医療事故は、犯罪とは違って、当事者全てが傷つく。
その中で、どう問題解決をしていくかという事を、事実や事例などをシェアすることなどで、今後の問題解決の役に立つようにするような内容となっていくだろう。
事故は全てのケースが違うので一般化できないが。
被害者は、忘れないで欲しい、謝って欲しい、というような傾向があるが。大きな事故となると、加害者の方は、和解など問題解決したはずなのに、いつまでも医療事故を起こした医療機関だと言うことでレッテルを貼られたままになる。
たとえ、和解しても、納得出来ないこともある。
日経メディカルに掲載されていたのだが、抗議のために焼身自殺を図るという事件があった。ほぼ勝ったと思える内容での和解案が示され、裁判所も和解を薦めたのだが、焼身自殺をした方は、最後まで裁判をして、医療事故の罪として認めて欲しかったようだ。
裁判所も親切で言ったことなのだろうが、結果として、被害者を追いつめ、焼身自殺に追いやってしまった形になってしまった。
裁判になってしまうような争い事のいくらかは、金銭ではなく、とにかく謝って欲しいとか、そういう気持ちなのに、それが実現しないがために裁判という手段に訴えかける。
だが、裁判は、お互いの主張をぶつけ合い、相手の問題点をほじくり出し、自分に有利な形で問題解決をする所でもあるから。裁判の過程で心の傷が広がるケースもあるし。謝ってしまっては、自分に有利な形で決着がつかないし。本人は良くても、弁護士などの代理人は、勝って報酬が増えたり、ハクがついたりするので、負けるわけにはいかない。そして長期戦になることも。
長期戦になると、人によっては、だんだんと相手に対する憎しみが増す。
しかも、行政や医療機関という組織を相手にしている場合。被告は、組織だから、当事者もその部署にいないし、組織の構成員は変わってしまう。その結果、当事者に謝って欲しいということなのに、問題解決が長期化すると、その組織の中では、知る人がいなく、事故が過去のモノとなってしまっていたりする。
しかし、人間は、起きてしまったことは、なかなか忘れる事が出来ないし、忘れたり、もう大丈夫だと思っていても、ひょんなことでフラッシュバックしてしまう。
それだけに、事故が過去のモノとなってしまう組織が許せないという感情も出てくることもあるだろう。
また、事故に関わった医療従事者の方も傷ついていて、本人は謝りたいのに、組織という立場では謝れないばあい、こころの傷が大きくなってしまうこともある。
かたくなに罪を認めないケースもあるが、自らがこれ以上傷つきたくないという防御本能と思える心理から、罪を認めないこともあるだろう。
どのようにすれば、全ての当事者の心が癒せる問題解決が出来るのでしょうか。
これからの仕事の中で、少しでも見えればいいのですが・・・。
4万アクセス突破しました [2006年12月12日(Tue)]
気がついたら、このブログが開設されてからの累計が4万アクセスを突破していました。
読んでいただいた方どうもありがとうございます。
前回の記事が200本目ということで。丁度一つの記事あたり、200アクセスという感じのようです。
これからも、少しずつ書きためていきますので、応援よろしくお願いします。
津波2周年イベント 3日目 in 大阪 [2006年12月11日(Mon)]
津波2周年企画、カフェで、映画、写真、民芸品、トーク、音楽、料理、様々なメディアを使って、災害とか復興とか、ピースとか、貧困問題とか、フェアトレードだとか、人間性の回復だとか、人間の安全保障とか、そんなことを「ゆるく」考える企画
TSUNAMI 2nd Anniversary cafe tour
SABAAIDEE TSUNAMI THAILAND
映画と写真と民芸品で綴る、報道されない津波からの復興
ミニ・ライブつき

http://ideaeast.jp/sabaaidee2006/
の3日目の大阪の公演が終わりました。

今回は、谷町四丁目の駅の出口から徒歩1分のところにありながら、お洒落な創作中華のカフェ「SASARA」での公演です。
今回は、アーティストが3組という豪華版です。
実は、このSASARAは、去年、ジャズトランペット奏者の日野皓正さんが、たまたま演奏する機会があって。そのとき、このスペースでライブを続けたほうが良いよという助言があってから、少しずつライブイベントを行うようになったそうです。
細長いお店で、普通ライブには向かないはずなのですが、会場の音の反射で適当なリバーブがかかり、それが、なんとなく、いい感じになっています。
フラメンコギターのサウンドチェックの時、すっごく雰囲気が出ていて、無茶苦茶感動しました。

「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」の上映のほうは、食事が落ち着いてからということで、19:00から上映をしたのですが。上映が終わって、ふと客席を見たら、感動して涙ぐんでいる方が何人もいらっしゃいました。
ありがたいです。

上映が終わってライブのほうですが、渋いフラメンコギター、そして、阿部さんのやさしく芯のある素敵な歌声、潤&ROOTの力強い男性ツインボーカルとピアノと三線はとても素敵でした。

そうこういううちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
そして、素晴らしい出会いがいっぱいありました。

西宮、京都、大阪と、3日間連続でカフェで公演を行いましたが、それぞれ個性的なカフェで、それぞれの個性的なお客さん、それぞれの地域なりの人情を感じました。

今度は2週間後に東京・新宿で2日連続で行います。今度は、どんな方が集まるのでしょうか。

12/25 新宿御苑 andZONE 出演 感謝&あだっち、岡さやか
12/26 新宿御苑 andZONE 出演 岡さやか あだっち そして、もう一組素敵なアーティストと交渉中です。

ちなみに、岡さやかさんは「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」の音楽を担当していただきました。「世界がもし100人の村だったら」の池田香代子さんの書斎の地下にあるスタジオで録音をしたのですが、岡さんは、当日、風邪をひいていたにもかかわらず、即興演奏で音楽をつけてくれました。
「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」の見所のひとつは、この岡さんの即興演奏です。映像を見て、感じたことを、そのまま音楽にしてくれています。ぜひご覧になってください。
津波2周年イベント 2日目 in 京都 [2006年12月09日(Sat)]
津波2周年企画、カフェで、映画、写真、民芸品、トーク、音楽、料理、様々なメディアを使って、災害とか復興とか、ピースとか、貧困問題とか、フェアトレードだとか、人間性の回復だとか、人間の安全保障とか、そんなことを「ゆるく」考える企画
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の2日目の京都での公演が終わりました。

今日の京都は、環境系、ピース系のイベントがバッティングしまくりで。私の下の名前と同じ、正木高志さんも、私の会場からそんなに離れていないところでイベントやってるし。環境関係の市民団体もイベントやってるし、「ポピの予言」も上映するわと、イベントを掛け持ちする人がいたり、イベントを掛け持ちするつもりが、たどり着けなかった人、途中で体力を使い果たしてしまう人まで登場したりしていました。

一方で、京都での会場である百万遍のPEACEは、和やかな雰囲気で上映会が行われました。
映画の町、京都らしく、映画監督さんも見に来てくれました。
そのほかにも、やさしい人が見に来てくれました。

さて、今回の会場であるPEACEですが、ベジタリアンの店です。
とはいえヴィーガンと呼ばれる、普段肉料理に親しんでいる人も、違和感なく肉を食べないですむ料理が食べられるのも特徴です。
このヴィーガンというものを食べてしまうと、人間の食というものは、いったいなんだろうと考えさせられてしまいます。
肉を使っていないのに、まるで鳥の唐揚という感じで食べられてしまうわけですが。植物性にもかかわらず、肉の食感があるわけです。人が肉を食べることにおいて、快感というか、習慣性があるということ。肉を食べないという決意と、それを実現するための努力によって、出来た食材ではあるのですが、これって、人間の飽くなき食への拘りともいえるんですよね。
とにかく、感慨深い食材です。

そうそう、このヴィーガンに関する本が最近出ました。
しかも、このPEACEのスタッフが載っていたりする本です。
ぜひ、ご一読ください。そして、食べてみてください。
食に対する考え方が変わるかも。


わたし、ヴィーガンと出会う
著者: 北野玲
出版社: 愛育社
サイズ: 単行本
発行年月: 2006年12月
ISBN:4750002852

ちなみに、私は、今日、PEACEで買ったのでこれから読みます。


さてさて、PEACEでの上映が終わったあと、今度は10月のタイウィークでお世話になった、エイコンズビレッジに移動。本日は、オープンマイクということで、いろんな音楽やお話が飛び出しました。いやあ、楽しかった。

てなことで、明日、3日目大阪は、アーティストも豪華3組ということで、ライブも充実です。
それぞれの会場ごとにまったく違うので、明日はどうなるのか楽しみです。

それと、既にかなりの人数が、見に来ると宣言してくれています。
楽しみ楽しみ。

■日時=12月10日(日)18:00〜
■場所=
SaSaLa(チャイニーズダイニング&ライブ)
http://www.tanimachi-sasala.jp/
アクセス:地下鉄谷町線谷町4丁目4番出口すぐ
http://www.tanimachi-sasala.jp/access/index.html

■会費=1500円(1ドリンク付)
■映画『2005年プーケットに何が起きたのか」
・作品完成 2005年12月(再編集版完成 2006年9月)
・作品時間 45分 
・企画・制作 アイデアイースト 
・監督 東山高志
・語り 星野ゆか  
・音楽 岡さやか(ピアノ即興演奏) 
・撮影協力 
プーケット復興委員会、プーケット日本人会、プーケット日本語補習校、バトン町役場等。
■当日はギターの弾き語りがありますが、
他の出演では、
フォークシンガーの阿部ひろ江さん。
フラメンコギター高岡なおきさん。
ポップスデュオの潤&ROOTさん。

津波2周年イベント in 西宮 初日終了 [2006年12月08日(Fri)]
津波2周年企画、カフェで、映画、写真、民芸品、トーク、音楽、料理、様々なメディアを使って、災害とか復興とか、ピースとか、貧困問題とか、フェアトレードだとか、人間性の回復だとか、人間の安全保障とか、そんなことを「ゆるく」考える企画
TSUNAMI 2nd Anniversary cafe tour
SABAAIDEE TSUNAMI THAILAND
映画と写真と民芸品で綴る、報道されない津波からの復興
ミニ・ライブつき
http://ideaeast.jp/sabaaidee2006/
の初日の西宮での公演が終わりました。
鳴尾駅から徒歩3分の小さなカフェでのイベントだったのですが、ほぼ満席でした。
今日は会場となったカフェのマスターがタイ料理を用意してくれました。素材にもこだわった力作でした。
上映会やトークライブの後のシンガーソングライターの阿部ひろ江さんのライブもなかなか素敵でした。

そんなことで、追加公演の話が出てきました。来年の1月に、西宮市内か尼崎市内ですが場所を変えて同様のイベントをしないかというお話をいただきました。

こんなお話が出るのは、その会場に集まったすべての人のパワーのおかげだと思います。
感謝。

詳細が決まりましたら、ページに掲載します。
第3回女たちの映像祭 International Women Make Sister Waves Film & Video Festival [2006年12月02日(Sat)]
津波の映画の件でもいろいろお世話になっている、京都のシンガーソングライターの阿部ひろ江さんを撮ったドキュメンタリーが12/3「第3回女たちの映像祭 International Women Make Sister Waves Film & Video Festival」で上映されます。
阿部ひろ江さんのライフスタイルを捕らえた映像でなにかの生き方のヒントになるかも。

ちなみに阿部ひろ江さんは、12/8-10に関西地区で行われる、津波2周年イベントにも出演していただけます。映画を見てから、実際のライブも見てくださいね。



第3回女たちの映像祭・大阪 2006

 http://sisterwave.exblog.jp/

場所 とよなか男女共同参画推進センターすてっぷホール
     案内(「アクセス」をクリック):http://www.tcct.zaq.ne.jp/toyonaka-step/     阪急宝塚線「豊中」駅南口すぐ
     豊中市玉井町1−1−1−501
     TEL:06−6844−9773
チケット:
 前売 1,000円
 当日 1,400円
 5枚綴券 4,500円
 3日通し券 6,000円
 障害者割引:半額、付き添い1名の方も、半額
 交流会券:1,500円(前売のみ・軽食飲み物付き)
チケット販売:
 フリーク:06−6855−3746
 すてっぷ事務所:06−6844−9773
 ウイメンズブックストアゆう:06−2910−8627(ドーンセンター1階)

問合 波をつくる女たち
    大阪:フリーク
     TEL/FAX:06−6855−3746
    京都:Mitsuart
     TEL:080−3783−4552
     TEL/FAX:075−461−0524
主催 波をつくる女たち Women Make Sisrer Waves
協賛 財団法人 とよなか男女共同参画推進財団
大阪府ジャンプ活動助成事業


<プログラム>

12月1日(金)

 13:00〜15:00
 「布―結びあう女たち」 監督:チェン・ウエイスー(台湾) 56分
  「売れ残った布をなにか利用できない?」これが手縫いの会の始まりだった。
  布の表現に取り組みながら、互に自分史を語り合い、解き放たれた女たち。
  やがて、あっと驚くダイナミックなアート作品がうまれた。
  「上野千鶴子著『スカートの下の劇場』がどのように役に立ったのかも見もの。

 18:00〜19:00
 オープニングセレモニー Swing MASA Band

 19:30〜21:00
 「レズビアンの何が悪いの?」 監督:WOM(韓国) 27分
  韓国で10代のレズビアンたちは学校でどんなふうに思われているのだろうか?
  先生、クラスメイトたち、そして親。「レズビアンの何が悪いの?」
  彼女たちの気持ちをインタビュー。

 「プリカちゃん」 監督:天宮沙江 内田嘉/製作:北原みのり (日本) 30分
  レズビアンとバイセクシャルの為の商業誌
  「アニーズ」(現在休刊)に掲載されていた人気漫画を映像に。
  レズビアンのごくごく日常の生活や悩みなどを素朴でユーモラスに描いたアニメ。

12月2日(土)

 10:00〜12:00 アニメと短編と応募作品
 「ふうわり」 監督:プリムプラパー・ワウンピチャヤスク(タイ)
  海の中で魚たちとたわむれる少女。
  「海っていいな〜、からだが自由自在にいごくよ」でも私は・・・

 「悪夢の新生児」 監督:アン・エルヴェダール リーセ・オスヴォル(ノルウェー)
  赤ちゃんがうまれてルビンの生活は授乳とおむつ替えの日々。
  社会から切り離され、疎外感と孤独感のなかで、
  母親として失敗したくないという恐怖のほこさきは、
  赤ん坊と夫に向けられてゆく、クレイ(粘土)アニメ

 「バタフライウーマン」 監督:シグネ・スービー・ベック(デンマーク)
  都会の第一線で働く女性TVインタビュアーが、
  都会を捨てて島で暮らす女性作家を取材するうちに、
  自分の価値観を問いなおしはじめる。
  あなたの働き方は大丈夫ですか。

 「月明かりのなかで」 監督:マドフリータ・アナンド(インド)
  子ども頃に受けた性的虐待がいかに女性の心の傷となるか。
  世界感や人間関係の作り方まで変えてしまう。
  現実社会と精神的な内面との葛藤に苦しむ女性の姿を映像詩でつづった作品。

 応募作品『レモン」 他

 12:00〜14:00
 交流会

 14:30〜17:00
 「塩―韓国鉄女性道労働者の物語」 監督:パク・ヨンソク(韓国) 54分
  妊娠した女性のほとんどが流産を経験するほど
  過酷な労働環境下ある韓国国営鉄道の女性労働者たち。
  機関士、保線係、客室乗務員など、多様な業務の女たちに、
  妊娠、子育て、健康についての実情と、願いを聞くドキュメンタリー。
  女性にとって平等な労働環境とは?

 「家政婦」 監督:エメル・セレベ(トルコ) 52分
  田舎から大都市に出てきて上層階級の家の家政婦としてトルコの各地で働く女たち。
  危険も伴う仕事だが、自分たちの身も将来も保障するものはなにもない中で働く女たちが、
  やがて女性センターの女たちと出会い、出口を見出していくドキュメンタリー。

 18:00〜20:00
 「布―結びあう女たち」 監督:チェン・ウエイスー(台湾) 56分
  「売れ残った布をなにか利用できない?」これが手縫いの会の始まりだった。
  布の表現に取り組みながら、互に自分史を語り合い、解き放たれた女たち。
  やがて、あっと驚くダイナミックなアート作品がうまれた。
  「上野千鶴子著『スカートの下の劇場』がどのように役に立ったのかも見もの。

12月3日(日)

 10:00〜12:00
 「花のこえ」 監督:太田綾花(日本) 41分
  伊豆の山間部の分校で古屋先生と過ごした植物観測の日々。
  花のこえが聞こえた。
  13年ぶりに訪れた分校の6人の子どもたちに自分の姿が重なる。
  草花と風と子どもたちの記録。

 「ゆらりゆらゆら」 監督:下之坊修子(日本) 40分
  シンガーソングライターの阿部ひろ江さんのライブツアーに同行。
  2006年1月、代々木公園の青テント村をスタートに東北、5月九州、屋久島を巡る。
  ゆったりした彼女の生き方と多くの人々との出会いから、
  ほんとうの豊かさとは何か、今私たちが必要なものは何かを問う。 


12:10〜14:30
 「ショッキングファミリー」 監督:キョンスー(韓国) 110分
  「家族」をとても大切にする韓国で個人の自由を生きるのは大変なことだ。
  世代、境遇も違う4人の女性たちは個の自立を求めてこのドキュメンタリーをつくる。
  それぞれの家族関係を追いつつ、戸主制度や海外養子、
  受験戦争などの問題にも切り込んでいく。

 15:00〜17:00
 シンポジウム「女の価値観をどう実現するか――女の表現を通して」
  エメル・セレベ 「家政婦」監督(トルコ) (予定)
  MASA ジャズサックス奏者(日本)
  チェン・ウエイスー 「布―結びあう女たち」監督(台湾)

  女たちが男性中心の価値観―
  力のあるものが支配し、能率・効率を優先する価値観―を問い直し、
  女や弱者が切り捨てられない価値観の重要さを主張してから35年。
  女たちは表現を通して女の価値観をどのように生かすことができるだろうか。

 18:00〜19:30
 「纏足―10センチの金色の蓮花」 監督:ユーチン・ヤン(カナダ/中国) 48分
  長い間、中国の女たちを苦しめてきた「纏足」
  なかったこととして消されようとしている女の苦しみの歴史を
  残しておかなければ、と監督は現存する女性たちを探し始めるが・・・。
  「女書」のヤン監督、執念の作
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ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」