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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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間違い探し [2011年06月29日(Wed)]
日曜日に読売新聞北海道版に掲載された記事を見ていて気がついたのですが・・・
ファミリーマートで買った読売新聞とローソンで買った読売新聞の内容が違うのです。
さて、どこでしょう。





みなさんわかりましたか?
私は3カ所の違いを見つけました。


新聞は、少しずつアップデートして印刷しています。
だからこのような違いが出ているんですね。

見つけた記事はその場でクリップし、日付やどこどこ版というだけでなく○○版という部分も記録しておいた方がいいです。

大きな事件などがあると幻の記事となってしまうケースがあり。
いついつの記事・・・・と縮刷版を見ても載っていないこともありえるということです。
広報・コミュニケーション活動を通じた社会貢献をめざして [2011年03月27日(Sun)]
素晴らしい事が書いているページがあったので、転載します。近い将来削除されそうなので。

広報・コミュニケーション活動を通じた社会貢献をめざして

近年、世界的な経済不安、地球環境問題を巡る環境意識の高まりなど、私たちをとりまく社会情勢は急速に変化するとともに、メディアをはじめとする社会のしくみも大きく変化しつつあります。こうした状況下、企業や団体と社会をつなぐ広報・コミュニケーション活動は重要度を増しており、広報のあり方や広報活動に求められるものも高度化・多様化しています。

 日本広報学会は、「経営体の広報およびコミュニケーション活動全般について、学術的および実践的な研究を行う」こと、「これからの経営体のコミュニケーション活動のあり方、社会に開かれた経営体のあるべき姿を洞察し、必要とされる施策の内容を検討し、展開の方法および技法の開発に努める」こと、さらに「国際社会に通用する広報マインドの醸成に貢献する」ことを趣旨として、1995年に設立されました。設立以降、着実に研究を積み重ね、その結果は、経済・社会が大きく変化しつつある今日、各界で注目されているところです。

 私は、副社長時代に広報を担当しており、この間、旧江戸川のクレーン船による送電線事故や、新潟県中越沖地震の対応等を経験しました。これら事象をはじめとする広報経験を通じて、企業経営における広報・コミュニケーション活動の重要性を改めて感じるとともに、これからの広報活動に求められるのは「伝える広報」から「伝わる広報」への変化ではないかと思っております。

 当学会員がさらなる研究を積み重ね、研究成果を、各企業、行政、そして地域社会に反映させることを通じて、新たな社会づくりの一翼を担うことができるよう、皆さまとともに邁進したいと思います。

 当学会は、企業・自治体(法人会員)と研究意欲旺盛な大学人・企業人(個人会員)によって活動が支えられております。この研究をより充実し、研究成果の展開をより実りのあるものにするために、多くの皆さまの参加・入会を期待しております。


日本広報学会 会長
清水 正孝(東京電力(株) 取締役社長)


日本広報学会 Webサイトより。
紅白歌合戦で白組が勝ったのはソフトバンクの後ろ盾? [2011年01月06日(Thu)]
毎年恒例のNHK紅白歌合戦ですが、今回は北大路欣也が審査員にいる段階で、白組が勝つと思っていたのですが、それが現実となった。なぜ勝つかと思ったのかと言うと、ソフトバンクが裏で動いていたのではないかと感じたわけです。
北大路欣也は、ソフトバンクのCMの「お父さん」と呼ばれる犬の声を演じている。
しかも、白(ソフトバンク)が赤(NTTドコモ)を負かすというシナリオ。
いずれも、ソフトバンクに有利です。他にもソフトバンク寄りの発言も・・・。
ソフトバンクは、前々から地上波デジタル放送が始まり、アナログ放送が終わった後に空いた周波数帯を欲しがっていました。そこで、ソフトバンクが総務省やら日本放送協会になんらかのアクションをかけていると思われます。
その一つが紅白歌合戦だったのではないかと疑っているわけです。
NHKはいくら紅白と言えども予算が決まっています。だから、小林幸子の衣装のような持ち込みで盛り上げられるのならウェルカムなわけです。
ソフトバンクは、いろんなものを持ちこんだ可能性があります。その一つが、北大路欣也だったわけです。
この持ち込みの疑惑は、紅組最後のDREAMS COME TRUEの舞台がポカリスウェットを思わせるブルーになっていた。実際、昨年ポカリスウェットとタイアップしたライブツアーを実施。その最期を締めくくったのが紅白歌合戦だったのではないでしょうか。これで、無事ポカリスウェット30周年を締めくくる事が出来たってワケです。
と考えると、当然、ソフトバンクを含めた他の企業も同様の事をやってると疑った方がいいでしょう。白組最後のSMAPもソフトバンクのCM出てるしね。
これは、今年に限った話しでなく、ソフトバンクモバイルがイメージカラーを「白」にしてから、紅白歌合戦は白組しか勝っていないんですよね。
まあ、あくまでも、勝手な推測なんですが、ありそうな話でしょ。

山陰豪雪に「ツイッター」が活躍 [2011年01月06日(Thu)]
以前、タイの洪水でツイッターが役に立ったという記事を書きましたが。日本でも同様の事例が出ました。ただ、ツイッターは30代40代が中心で、10代20代は使わない傾向があり。もちろん高齢者も使えないわけですから、効果は限定的だったと思われます。特に停電の影響はテレビが映らないということとなり、友人はテレビが無いとこんなに不安なのかと改めて気がついたとのことです。
また、今回のツイッターの活用でポイントとなったのは、ボランティアによる統制がうまくいったということです。災害時は公共サービスを提供する行政への不満はどうしても出るものです。その不満が、災害情報に混じり、そればかりになると、有用な情報がごみの山に埋もれてしまう事になります。これを、うまくコントロールできたのが、成果につながったのでしょう。

<山陰豪雪>「ツイッター」が活躍 雪情報を共有
(毎日新聞 - 01月06日 20:03)

 年末年始に山陰地方を襲った大雪の際、短文投稿サイト「ツイッター」が活躍。行政も市民が始めたこの情報ツールを活用していたことが分かった。元日に鳥取、島根両県の利用者が、雪情報を共有するためハッシュタグ(投稿を整理するキーワード)「#sanin_snow」を設定すると、投稿は6日午後2時半までに1万2794件に上った。鳥取県はゆるキャラのトリピー、同県米子市もネギ太を使い、このタグを付けて交通情報などを投稿した。

 ツイッターは、140字以内で自由に投稿できる。タグを付けるとタグ検索で投稿一覧を簡単に見ることができる。携帯端末でも使え、雪に埋もれた現場から生の情報も寄せられた。

 雪の情報は12月31日から投稿され、当初はさまざまなタグが付き、情報が混乱。有志約10人が交通整理のため「#sanin_snow」の使用を呼び掛け、賛同を得た。「9号線ヤマダ電機付近より武内神社方面、渋滞解消されました」「鳥取道智頭町北上中! 積雪量は多くありませんが、路面凍結のおそれがあります」などの投稿があった。

 タグ設定に加わった松江市の男性(35)は「行政への不満のはけ口になった時もあったが、有益な情報のみ投稿しようと呼び掛けると落ち着いていった」と振り返る。ネギ太を通して投稿した米子市企画課の実繁浩一主幹は「災害でのツイッター利用は、全国的にも少ない良い例だと思う。うそも入らず、みんな良識的な投稿をしてくれた」と話した。【遠藤浩二】


とはいえ、こういう目新しいメディアが活用で来たという記事は、あまり信用していません。
理由は、阪神大震災の時に「パソコン通信が役に立った」と喧伝されましたが。私にとっては、全く役に立ちませんでした。理由は、市内のアクセスポイントが被災し利用できなかった。そのため、被災していない隣接市のアクセスポイントへの接続が必要だったのですが、NTTが市外への電話回線の接続を制限していたために接続できなかったという事がありました。

また、当時普及しつつあった携帯電話ですが。当時既に、災害時には役に立たないということがシェアされていました。
年越しにアクセス制限を平気でかけてしまうぐらいですから。何百万人が関わる大規模災害時は、災害時掲示板も役に立たないものになるように思えてなりません。


余談ですが、今回毎日新聞は「ツイッター」について「ミニブログサービス」という言い方ではなく「短文投稿サイト」という説明をつけていました。こっちの方が簡潔で解りやすいです。こっちの表現を拡散希望。ってか。
いろんな組織や企業からアクセスがあります。 [2011年01月05日(Wed)]
ページを運営するにあたり、アクセスを解析するわけですが。私はいろんなアクセス解析ツールを利用しています。その一つが「なかのひと」です。このツールの特徴は、組織や企業からのアクセスの状況が地図やら文字の大きさで直感的に表示されるということです。
他の解析ツールと比較すると、どのツールも読み取れている所にばらつきがあるので、正確とはいえませんが、けっこうおもしろいです。



このブログは、政府機関、メディア関係、教育機関からけっこうアクセスがあります。
これらの組織からアクセスした人は、何を目的にこのブログにたどりつき、何を得て帰ったのでしょうね。
2010年11月12月世界の国と地域からのアクセス [2011年01月02日(Sun)]
11月は19の国と地域、12月は15の国と地域でした。

11月



日本国
アメリカ合衆国(米国)
タイ王国
大韓民国
ブラジル連邦共和国
マレーシア
オーストラリア連邦
セルビア・モンテネグロ
中華人民共和国
インド
ベトナム社会主義共和国
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(英国)
ナイジェリア連邦共和国
スペイン王国
香港
シンガポール共和国
フランス共和国
台湾
チリ共和国 

東南アジアの国が多いのですが。ブラジル、チリという南米や、アフリカのナイジェリア、旧ユーゴのセルビアモンテネグロからのアクセスがありました。

12月


日本国
アメリカ合衆国(米国)
タイ王国
香港
大韓民国
マレーシア
カナダ
スイス連邦
ロシア連邦
ドイツ連邦共和国
中華人民共和国
オーストラリア連邦
ニュージーランド
フィリピン共和国
ルワンダ共和国

ロシアとオーストラリアからのアクセスがあると地図の色のついた部分が多くなるのでなんとなくうれしかったりします。
アフリカのルワンダからのアクセスもありました。
10月は23の国と地域からアクセス [2010年11月01日(Mon)]
10月はこのブログにわかっているだけで、23の国と地域から、41都道府県からのアクセスがありました。


9月


10月


メルカトル図法ということもあり、高緯度の国の面積が大きくなるので、すっごく変化しているように見えますが、実際に増えています。
今回は、アフリカからのアクセスがあるのがうれしい。

日本国
アメリカ合衆国(米国)
タイ王国
中華人民共和国
台湾
インドネシア共和国
ドイツ連邦共和国
カナダ
大韓民国
オーストラリア連邦
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(英国)
オランダ王国
デンマーク王国
メキシコ合衆国
マレーシア
シンガポール共和国
ブラジル連邦共和国
イタリア共和国
ロシア連邦
フィリピン共和国
カンボジア王国
ウルグアイ東方共和国
ケニア共和国
応用のきく手口 [2010年10月08日(Fri)]
面白いビデオを見つけました。環境保護団体の人を捕まえてその矛盾を突くビデオなのですが。かなりの団体に対し批判するビデオが作れてしまうテクニックが見受けられます。
見事なメディアリテラシーの教材です。



テクニック1 ザコを捕まえる
活動が広がると、必ず主旨や理論を理解がいまひとつで、質問にきっちり答えられない人が大量に出てきます。そこに焦点をインタビューをする。そうすると、トンデモ回答が得られやすくなります。
この映像に関してですが、インタビュアーの体格が大きいということもあるのですが、自分より背が低く体格の良くない人を中心に質問しています。

テクニック2 一見冷静に見せながらも、高圧的に接する
質問者はかなり上から目線で、一見冷静なように見せながらも高圧的に接することで、相手に冷静に応えられない雰囲気を作り出し。しかも、相手のリアクションを際立たせます。
さらに相手を見下すことにより、見ている人の歪んだ優越感を満たすという効果も期待できます。
抑圧を受けている人が、他人の不幸を見ると、脳に快感物質が出るという学説が報じられていたようですが。
質問者は視聴者の代表者としての役割を演じ、そこで相手を見下すことで、多くの視聴者に対し歪んだ快感を与え、自らの活動の支持を得ることができます。

テクニック3 都合のいい部分だけをつなぐ
インターネット上での論争の場合、恣意的に消さない限り、きっちりと答えた反論や意見も残っていくわけですが。短時間にまとめたビデオの場合、自分たちに都合の悪いところをカットし、都合のいい部分だけをつなぎ合わせることができます。
おそらく、あの場所にはもっとたくさんの環境団体の人がいたのでしょうが、取り上げられているのは2-3人で。その2-3人のことが、まるで全体のように見えてしまうという効果が期待できます。
その事によって、上記の歪んだ優越感を増強する効果が得られます。

上記のテクニックを使えば、かなり幅広いジャンルの活動団体に対し、批判的なビデオを作ることができます。
それだけに、そういうビデオに踊らされた支持者も、同じテクニックで揚げ足を取られ、反論に使われる可能性があります。
そうなれば、目くそ鼻くそです。何も生み出しません。

良い子は真似をしないように!!
STILL ALIVE開設5周年 [2010年09月12日(Sun)]
9月11日の深夜にこのブログが開設5周年となりました。
当時は、日本財団さんの公益ブログサービスのCanpan Blogのサービスが開始されたばかりで、もうひとつのブログに比べ、テーマを絞った形として始めました。
当初は、スマトラ島沖地震による津波被災地の観光風評被害や、環境問題をテーマとしたエコロジーシアターの告知などを行っていたのですが。
津波被災地での取材の過程で出会った、さをり織りをはじめとするツナミクラフトとの出会いから、フェアトレード、障がい者の作品の話や、医療事故などの話など、幅広いテーマを扱うブログとなりました。
そして2007年には、Canpanブログ大賞の自伝賞を頂きました。
5年間継続できたのも、多くの人との出会い、応援してくださったからだと思います。
このブログを読んで頂いたすべての皆様に感謝。
常岡さん5カ月ぶり解放 [2010年09月05日(Sun)]
たまたま行けなくなったのですが、アフガニスタンに取材に行かないかと誘われたことがあるだけに、気になっていました。常岡さんが解放されて少しほっとしています。

常岡さん、5カ月ぶり解放=タリバンが拘束のジャーナリスト―アフガン
(時事通信社 - 09月05日 15:03)

 【ニューデリー時事】アフガニスタンで取材中に反政府武装勢力タリバンに誘拐されていたフリージャーナリスト常岡浩介さん(41)が4日、解放された。常岡さんが拘束されていた北部クンドゥズ州のオマル知事が5日、時事通信の取材に明らかにした。日本政府が4月2日に誘拐を確認してから、約5カ月ぶりの解放となった。

 外交筋によれば、常岡さんは現在、首都カブールの日本大使館で保護されており、同地から帰国する見通し。同大使館は解放情報や常岡さんの様子について「現時点ではコメントできない」としている。

 クンドゥズ州のタリバンの司令官は4月上旬、時事通信の取材に対し、常岡さんを同州チャルダラ地区で拘束したことを確認。収監中の仲間2人の釈放を求めてアフガン当局と交渉を始めたと語っていた。同国を訪問した衆院議員団は今月3日、「かなり突っ込んだ交渉に入っているようだ」と述べていた。

 常岡さんの簡易ブログ「ツイッター」によると、常岡さんは3月18日にカブールに入り、東部地域を取材。その後、同31日の「タリバンの完全解放区を訪ねて、今電波のあるところへ出て来ました」という書き込みを最後に連絡が途絶えていた。

 しかし、今月3日にはツイッターに約5カ月ぶりに「わたしはまだ生きている」と英文で書き込まれたことが判明していた。 


んー、ツイッターって、簡易ブログではないと思うんですよね。
ブログとは、ウェブサイトに書き込んで記録が残っていくから「Web Log」で。ログとして、過去の発言が蓄積されることが重要。
それに対して、ツイッターは、「つぶやき」という、すぐ消えてしまう、その一瞬、刹那の情報を共有するツールなので、蓄積型のブログとは、大きく考え方が違う。
悲惨なことへの笑いと報道 [2010年07月07日(Wed)]
ここ数年バラエティ番組を見なくなった。
その理由は、笑えないからです。

笑えない理由を書いたコラムがあったので紹介します。

小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 〜世間に転がる意味不明
テレビ番組もリツイートされ炎上すると覚えておくべし


その中に下記のようなことが書かれている。

 誰かを「笑いもの」にすることで生じる笑い。生身の人間があわてていたり、おびえていたり、悲鳴をあげている様子を観察して、それを笑いに転化する手続きを「芸」と呼ぶことでまわっているちっぽけな世界。
 不愉快な話だ。
 誰かをひどい目に遭わせること。おびえさせること。あわてさせ、悲鳴をあげさせ、挙動不審に陥らせること――こういう状況を招来する力を、彼らは「笑いの能力」であるというふうに認定している。
 こういう状況を実現する力を、彼らは笑いの能力と認定している。
 つまり、暴力の周辺に生じる奇妙な人間の姿を彼らは笑っているわけだ。


このようなことは、笑いに転化していなとはいえ、ワイドショー化した報道の世界や、映画などのエンターテイメントの世界にも当てはまるように思います。

5年前に撮影した、津波被災地の風評被害を捉えた「STILL ALIVE」の中で、津波被災者が「悲惨な人間を笑うというのは、いじくるというのは、今の日本のメディアにありますよね。」と語っています。

映画の場合、フィクションであり演出であり、契約により演じるから、許されるところもあるかと思いますが。
現実に起きた事に関しては、回復というか、そういう事はあまりなされません。
通訳としてメディアと同行した白石昇氏の「津波―アンダマンの涙」には、読者の期待に応えようと、より悲惨な出来事を求めていくうちに、人々の関心が薄れ記事になりにくくなり、苦悩していく大規模災害の報道の現場の様子が書かれています。

人間が持っている欲望の一つなのかもしれませんが、その欲望をかなえつつも、どのようにしてバランスを取っていくのかが、放送や掲載する立場の仕事だと思います。

さきほどの「STILL ALIVE」のインタビューのつづきで「いじくるなら、いじくるんでいいじゃないですか。それだったら、ちゃんとケツ持ってください。」と話しています。

小田嶋さんのコラムの中で、
 一番不思議なのは、この話をオンエア可能とした放送局の人間の判断だ。
 こんなものがOKだと、本当にテレビの中の人はそう考えたのだろうか?
 だって、時効ではあっても、粗暴なふるまいであることに違いはない。それを武勇伝みたいに話して、おまけにそのムゴい話で笑いを取ろうとしている。こんなものをゴールデンで流して無事で済むと、彼らは本当にそう思っていたのだろうか。

と指摘しています。

伝える者にとって、なにがケツを持つことなのでしょうか。

笑いと報道とは違うと言う人が多いと思いますが。

小田嶋さんの解析する「バウバウ」についても、報道に当てはめても通じる面があるように思います。

6. 意味は、強要を超えて「同調圧力」に昇格している。「はい、私乗り遅れてませんから」という意味を込めて、人々は必死でバウリングを励行している。

7. ついでに申し上げるなら「バウバウ」は、空気に乗れていない人間をあぶり出す「踏み絵」の役割りを担うようにさえなっているかに見える。

8. ここにおいて、笑いは解放の契機であることをやめて、明らかな強制となってわれわれの上にのしかかってきている。なんという窮屈さ。


ネットのニュースも含めて報道が「同調圧力」や「空気に乗れていない人間をあぶり出す「踏み絵」の役割り」になっていて、「同調圧力」が放送局や系列を超えて蔓延し。「報道は解放の契機であることをやめて、明らかな強制となってわれわれの上にのしかかってきている。」ってな事になっているように思えてならない。

お笑いは、笑いごとで済むかもしれない(ここにチェックが甘くなる要素があるとも思いますが)、現実は笑いごとではないように思います。
続きを読む...
風評被害の意味合っているの? [2010年07月05日(Mon)]
骨髄バンクの運営団体が、風評被害を恐れて和解したとの報道がありました。
災害、事故、虚偽の報道や根拠のない噂話などによって、本来は直接関係の無い他の人達までが損害を受ける事。
セクハラ、パワハラの事実が認められているのに、風評被害と言うのは、財団にとってはそうかもしれませんが、多くの読む人にとって財団が用語の使い方を間違えていると捉えられます。
正直な気持ちなのかもしれませんが、不用意な言葉の使い方ですよね。

ま、見解の違いはそのままに、結局お金で解決したということなんでしょうね。


ちなみに http://www.jmdp.or.jp/ には、現時点では今回の件に関する記述は見当たりませんでした。 

パワハラ報告書で解雇、復職で和解
(読売新聞 - 07月05日 21:42)

 骨髄移植推進財団(東京)の常務理事によるパワハラなどを報告書にしたことを理由に解雇されたのは不当だとして、同財団の元総務部長・山崎裕一さん(59)が同財団を相手取り、地位の確認などを求めた訴訟の控訴審は5日、東京高裁で和解が成立した。

 同財団などによると、和解条項は山崎さんが同財団に復職し、解雇から復職までの未払い分賃金など約2700万円を支払う内容。

 山崎さんは2005年8月、当時の常務理事が職員にパワハラやセクハラをしたとの報告書をまとめ、理事長に提出。同財団は06年9月、「報告書は虚偽の部分があり、中傷だ」として山崎さんを諭旨解雇したが、1審・東京地裁判決は「パワハラやセクハラは事実で、解雇は権利の乱用」と認定し、解雇は無効とした。

 同財団は骨髄バンクを運営しているが、「寄付金が減るなどの風評被害が広がるのを避けるために和解した」としている。



参考までに、判決後のプレスリリースがあったので紹介します。

プレスリリース 平成21(2009)年6月12日発信
財団法人骨髄移植推進財団
理事長正岡徹
■本件に関するお問い合わせ:財団法人骨髄移植推進財団担当:平井・木村
(電話)代表:03-5280-8111 夜間:03-5280-0997
平素より骨髄バンク事業の推進にご理解ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、平成19年5月に、懲戒処分を受けて解雇された元財団職員が地位保全と損害賠償を
求めて財団を提訴した裁判について、本日、東京地方裁判所において判決の言い渡しが
ありましたので、ご報告いたします。
本日の判決によれば、「原告が労働契約上の権利を有する地位にあることの確認請求及び
この地位があることを前提とする未払の賃金・賞与の支払を求める請求を認容する」として
おり、当財団の主張が認められておらず、きわめて残念な内容となっています。判決文をよ
く読んで、適切に対処してまいりたいと考えております。
当財団は、これからも血液難病に苦しむ患者さんの救命をその使命として、努力を続けて
まいる所存であります。
どうぞ今後ともよろしくご支援のほど、お願い申し上げます。
元職員が東京地裁に財団を提訴した訴訟の判決と今後の対応について


「適切に対処」とはなんでしょう。
裁判は「原告が労働契約上の権利を有する地位にあることの確認請求及びこの地位があることを前提とする未払の賃金・賞与の支払を求める請求を認容する」というところで争われたので、支払えば和解しやすくなるわけですが。それは、当事者間の問題でしかありません。

人の命を預かる機関が、セクハラ、パワハラという、これまた人生を狂わす事(場合によっては命にかかわること)をしたという、大きく信頼を失う行為をした問題に対して直視し、適切な信頼回復をし、国民にそのことを説明したのか、公開されているプレスリリースを見る限り見つけられませんでした。

裁判に対しては、適切な対処だとは思いますが、信頼を失った国民に対しては適切な対処をしていないように思います。


ツイッターに対応してみました [2010年04月06日(Tue)]
最近、流行っている、ハトもさえずるツイッターをブログと連携してみました。

だいぶん前に登録していたツイッターが、ブログ上で見れるようになりました。

それだけ
続きを読む...
人々の関心 [2009年07月28日(Tue)]
横浜には横浜地域情報サイト「横浜 X」があり、そこには関心の高いキーワードの推移が表示される機能があります。

それを見ていて興味深い事に気が付きました。

現在、横浜開国博Y150が開催されていますが、横浜関係者の中でも既に関心が薄れているのではないかというデータです。


「開国博Y150」の登場回数推移



「ヒルサイド」の登場回数推移


オープニングの時期がどうしても関心が高いということや、わざわざ「開国博」とか言わなくても暗黙の了解があるので単語の出現回数が減ったなども考えられるのですが、それにしても急激に落ちています。

「開国博Y150」とい単語の登場が2008年11月以降ということで、周知が遅れていて、急激にメディアに載せたので、その分早く色あせたのか・・・・。

人の関心はうつろいやすいとはいいますが、なぜそうなったのでしょうかね。



ちなみに、東京Xはブタの名前です。
15万アクセス達成しました [2009年06月06日(Sat)]
昨夜、このブログのアクセス数が15万を突破致しました。

いつも応援して下さっている方、ブログの内容に関心を持って頂いている方のおかげです。
感謝。

15万をひとつの区切りとして、記事の充実を計っていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。





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生出演してきました [2009年05月28日(Thu)]
横浜ではいまY150開国博が開催されていますが。
そのメイン会場のベイサイドでは、赤レンガ倉庫で市民共催のイベントが開催されています。

今日は、その企画の一環として、横浜市民放送局と言われるインターネットテレビが赤レンガ倉庫から発信しています。

そんなことで、ちょほいと出演してきました。

http://www.stickam.jp/video/178977749



市民のメディアの話と、さをり織りの事についてくっちゃべっています。

10年前ビジネスショーTOKYOで、テレビ会議システムの展示の一環で、2000年問題にための遠隔祈祷なんてのを、テレビ会議システムを使ってやったりもしていたのですが。
インターネットを使って比較的簡単に放送ができるようになったとつくづく思います。



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自動翻訳機能をつけてみました [2009年04月24日(Fri)]
 前回の記事でシンガポールのサイトに私の活動の記事が掲載されたということで、図に乗ってしまいました。

国際化の時代と言うことで、日本語が使えない方がブログを読んでいただけるようにと言うことで、このブログに自動翻訳機能をつけてみました。

そんなことで、右側のプロフィールの下に各国語バージョンへの変換リンクをつけました。

対応言語は

・英語
・スペイン語
・フランス語
・中国語
・韓国語

です。


翻訳の精度はわかりませんが。
少しでも多くの国と地域の人に読んでもらえる可能性が出てくるものだと思います。

ちなみに過去4ヶ月で外国語のブラウザでのアクセスは

・英語
・中国語
・タイ語
・ドイツ語
・スペイン語
・韓国語
・フランス語

でのアクセスがありました。

どれだけの人がこの機能を使ってくれるのでしょうか。
はたして、どれだけ読める内容になっているのでしょうか。


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カメラの砲列 [2008年12月08日(Mon)]
先週の土曜日、保育園で「大きくなった会」が開催されたので見に行きました。
とにかく感心したのは、とにかくカメラだらけだということです。

確かに、AF一眼レフ、ハンディービデオカメラの市場は、子供を撮影することが目的で伸びたということがあるのですが。やはり健在のようです。





面白い光景なので、ついつい、そっちの方を撮ってしまった。



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テレビ媒体の威力 [2008年11月05日(Wed)]
昨夜、「誰も知らない泣ける歌」という番組で、このブログで取り上げていた寿-kotobuki-の「前を向いて歩こう」が紹介されました。
番組内で、ブログ記事と思われる表示が映し出されたため、アクセスが集中し、普段からカキコミが多い時間帯と言うことで、表示が遅くなったり、ブログ管理画面が異常を起こしたりし、放映からたった2時間で昨日のCANPANブログの人気記事ランキングの2位となりました。

以前、NHK特集でこのブログで紹介した内容が放送された事があるのですが、立ち上がりのスピードが違うとは言え。テレビの媒体効果は凄いです。ライブドアがフジテレビ、楽天がTBSを、そしてかつてはソフトバンクなどがテレビ局の買収を狙っていた理由が分かります。
サイバーエージェントのアメーバーブログが、テレビに出てくる有名人のブログをたくさん開設しているのも同様の理由もあると思われる。

今回のテレビの紹介の特徴は、長時間ページに滞在してくれているということです。
多くの場合は、ちらっと見て、ページを閉じてしまうのですが。
掲載ページの平均が4分以上ということで、じっくり記事を読んでいただいたようです。
有り難いです。
原因は、ブログ記事と思われる表示が映し出されたためそれを探すためだと思われますが、多少なりとも読んで頂けたことが嬉しいです。

番組も見ましたが、予告編で登場したので、番組を最後まで見させるために、おそらく最後ではないかと思ったのですが、案の定最後の登場でした。
日本医師会がスポンサーのためか、病気と闘う身内から感動が生まれるというパターンが多かったにもかかわらず。司会進行の西田敏行氏が毎回自然にしかもそれぞれ違った表情で泣くのに役者根性を感じました。そちらの方も涙もの。感動しました。

人が泣ける時というのは、もっといろんなパターンがあるのですが、多くの人が泣ける番組として最大公約数的な泣けるエピソードが多かったため。今後どこまでもつのだろうかと少し心配になりました。
開設から3年経過 [2008年09月11日(Thu)]
本日でSTILL ALIVEの開設から3年が経過し、4年目に突入致しました。
これからもよろしくお願いします。
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ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」