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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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ナイジェリアの地せっけん [2007年07月14日(Sat)]
下北沢にあるツナミクラフトの新しい取扱店に商品を納品してきました。
この店は「African Forest」というお店で、アフリカ雑貨とともに、オーガニックコスメなども販売しているお店です。
ツナミクラフトの手作りハーブ石けんって、アフリカの商品を扱っているお店に人気で、何故だかアフリカがらみの商品と一緒に売られるケースが増えています。
下北沢のピーコック側を降りて、ぐるっと廻ると昔の「東洋百貨店」と言われる小さなお店がいっぱい入った建物があります。そこの中に、ジャンベなどアフリカの楽器が並んでいるお店があって、そこが「African Forest」です。
ナイジェリアを中心としたアフリカ雑貨がいっぱい。ナイジェリアのビデオCDがマニア度が高い。ジャンベもガーナ製なので、ちょっとだけ相場より安めです。
また、この店は、特にフェアトレードショップと謳わず、さりげなくフェアトレード品が売られているのも特徴です。気に入った物を買えば、いつのまにかフェアトレードになっているって感じです。

そんな素敵な商品の中でオススメなのが「Dudu-Osun」という黒い石けん。


左側が「Dudu-Osun」
右側が「シアバター」

この石けんは、西欧文化が入る前から作られていた、椰子の種の油とココアの殻の灰を煮詰めたという伝統的手法で作られた石けんがベースです。
この「Dudu-Osun」は、伝統的石けんにプラスして、地元でとれるワイルドハニーやシアバター、アロエ、 レモンなどを加え柑橘系の香りがする石けんとして出来上がりました。
ナイジェリア製です。

ちなみに、ナイジェリアでは、「Born Again プロジェクト」という面白いプロジェクトが行われていて。日本の不要物をナイジェリアで売り、ナイジェリアで見向きもされなくなった伝統的な商品をフェアトレードで輸出し日本で売ることによって、イパポ村での深井戸を用いた石鹸つくりによる村おこしの資金にするって事が行われています。

お隣に置かれている「シアバター」は、アフリカの乾燥地帯に育つシアの木から採れるナッツを粉砕し、煮詰め、かき混ぜて作る植物性バターだそうで、ガーナのクリスチャン系のNGOメンバーが作っています。
油点が人肌の温度に近く、肌に塗ると、すっとなじむのが特徴で。ヨウ素が多く含まれているので殺菌効果もあるとのこと。頑固な手あれ、肌荒れ、アカギレとかにも効きそうです。
今の季節より、冬場に役に立ちそうですね。

アフリカの生活の知恵が詰まっていそうな商品たちです。

そんなことで、素敵なアフリカの商品とともに、タイのツナミクラフトのハーブ石けんを置いてもらえるのはとても光栄です。



☆ショップ情報☆

African Forest
営業時間/12:00〜20:00
下北沢 東洋百貨店内
http://africanforest.jp/
京都で見つけた「地せっけん」 [2007年06月13日(Wed)]
先日、花巻の地せっけんの話を書きましたが、京都でまた素晴らしい地せっけんを見つけたのでご紹介します。


SPOON 小豆と黒みつソープ

いかにも入っている素材が和風というのが京都を感じるせっけんです。
前回の花巻の縄文を感じさせる古代米せっけんとの対照的です。
そして、美味しそうというのは、タイ南部のタレノーのハーブ石けんも同様です。

じつは小豆と黒みつソープ、原材料にフェアトレード品が使われているんです。
小豆と黒砂糖がフェアトレード品で、作り手とコミュニティカフェの方とのコラボレーションで出来上がりました。

今回取り上げたのは、小豆と黒みつソープですが、SPOON のシリーズは、他にも注目すべき商品があります。
それは、頭髪用のシャンプーソープが二種類用意されているということです。

一般の小売店で販売されている、シャンプーには、みなさんが気持ちよく使って(消費して)もらえるように工夫して様々なものが入っている。その中には、下水処理に困ってしまうような環境によくない成分も含まれていたりするわけです。しかも、酷い場合は、使いすぎると人体に影響が出る恐れのあるものまで入っていたりします。
そのうえ、企業の方が一生懸命開発してくれたおかげもあって、シャンプー生活に慣れてしまうと、抜けられなくなってしまい。気持ちよさと引き替えに、気がついたら無意識に地球に優しくないことをしてしまっていたりします。
だから、環境にやさしい生活にシフトするのはけっこう大変です。

そんなこともあるので、このような、自然素材のシャンプーソープがあると、シャンプーからせっけんに気持ちよくシフトしやすいんですよね。
しかも、ココナツミルクと卵のタイプと、椿オイルとハーブという2つのタイプがあるから、間口が広く多くの人に受け入れられやすい。



SPOONの手作り石鹸 各500円 http://spn.269g.net/ ※一部、材料の都合等で価格の違う商品もあります。

地けっせんの常ですが、材料の都合で時期により生産量が違ったり、季節限定商品があるので、常に要チェックです。


現物を見たい方は、キッチンハリーナまで。




地せっけん見つけた [2007年05月25日(Fri)]
地酒、地ビール、たるものがあり。
個人的には地ソースを巡る旅というのも好きなのですが。
こういう「地もの」のなかで、これから注目してゆきたいのが「地せっけん」だったりします。
地酒ブームとか、地ビールブームって、世の中量産品が出回り、巨大メーカーがいろんな種類のお酒を出して、テレビコマーシャルで宣伝しまくり、酒屋さんの棚が大手メーカーに一色になり面白くなくなったところで出てきたブームです。
どこでも同じようなものがなくなり、お店が面白くなくなって来たというのは、コスメなどの業界もそのようで、インターネットのコスメサイトなどが人気が出たのも同じ状況があったからだと考えられます。
しかし、昨今では、インターネットで火がついたものに目をつけ、全国、どこでも同じようなものを売ろうとする傾向が出てきており。ネットで事足りて、わざわざお店で買わなくてもと思うような物まで店頭に並ぶようになった。

そこで、注目したいのが「地せっけん」だったりします。
全国のいろんなところで、ああすればいい、ここすればいいということで、いろんな石けんが作られているんです。いろんな人の思いが入っているだけに、いろんな個性的なせっけんがあるんです。
今日もひとつ見つけてしまいました。
宮沢賢治なんかで有名な、岩手県の花巻の ぽーこ・あ・ぽーこ「古代米石鹸」です。
写真は後日掲載しますがとてもかわいいパッケージです。
この石鹸のウリは、地元花巻で取れた古代米(黒米)と地元花巻で取れたラベンターが入っているということです。
黒米は中国では滋養強壮、目の血の巡りをよくする、髪の毛の黒さを増すとして、美容や薬膳としても用いられたそうです。しかも、黒米は餅米なのて、お肌ももちもちになるかも。
古代米は、花巻近辺でちょっとしたブームになっているようで、古代米入りのおにぎり、古代米を使った草木染めなどいろんなことをやっている。
そんな、黒米にかおりづけとして、さらに地元で取れたラベンダーのハーブを入れたとのこと。
もちろんベースは、オリーブオイル、ココナッツオイル、パームオイルを使っていて、基本はしっかりしています。
これって、いかにも「地せっけん」でしょ。

ぜひ、宮沢賢治や縄文時代などに思いをはせながら、花巻で古代米石鹸を探してみてはいかかでしょう。

ちなみに、「ぽーこ・あ・ぽーこ」では、プレーン石鹸、クレイ石鹸、ガスール石鹸、山羊のミルク石鹸など、いいと思われる素材を使ったいろんな石鹸を作っているようです。
いろいろ検索したら、「ぽーこ・あ・ぽーこ」は、どうもたまに、ネットオークションなどに出品されているようで、コアな人気があるようです。

うちの扱っている、ツナミクラフトのバーン・タレノー石鹸もそうなんですが、こういう地せっけんって、生産が安定していないというか、材料が貴重なものだったりとかいろんな理由で、少しずつ作っているので、いつでも手にはいるとは限りません。
出会えるときに買って、使って、また出会える日を楽しみにするというのが、いいんですよね。
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ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」