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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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映画『靖国』は日本映画なのか? [2008年04月03日(Thu)]
中国の映画監督のドキュメンタリー映画『靖国YASUKUNI』という映画がある。
国会議員が公開前に試写会を開くように要請したそれが検閲に当たるのではないかということから騒ぎが始まり、複数の東京の映画館が上映を中止したということで話題になっている。

この映画『靖国YASUKUNI』は、毎年8月15日になると、そこは奇妙な祝祭的空間に変貌する谷内巣に神社の様子を10年間記録を取り続けたものをベースに、日本人でさえ知らない靖国神社のご神体は日本刀である「靖国刀」の鋳造を黙々と再現してみせる現役最後の刀匠の映像を象徴的に構成しながら、映画は「靖国刀」がもたらした意味を次第に明らかにしていくというもので。
日本芸術文化振興基金と韓国釜山国際映画祭アジアドキュメンタリーネットワーク基金の助成作品に選ばれ、 日本、中国、韓国の3カ国の協力により、真のアジア友好を目指す合作映画として製作された。

今回の国会議員による検閲疑惑は、「日本芸術文化振興基金」による750万円にわたる助成金が妥当であるかということを、元弁護士の国会議員の稲田氏が指摘したことから始まっている。ちなみに、稲田氏は、この映画にも登場しているそうである。

稲田朋美議員は「映画『靖国』の試写は事前検閲ではない」ということで記者会見を開いたそうですが。(JanJanに記事が載っています)
稲田議員は、「映画『靖国』をめぐる問題点」について、試写は「事前検閲」ではないことを強調した上で、あくまで問題にしているのは、助成金の支払いが妥当であったか否かであるとし、その要件だった「日本映画といえるか」「宗教的、政治的宣伝の有無」の2点について自らの見解を述べたそうで。「妥当ではなかったと考えている」との結論を示した。

「宗教的、政治的宣伝の有無」については、見ていないのでなんても言えないのですが、(興味ある4/2(水)ニュースさかさメガネの録音はこちら)

日本芸術文化振興基金」は、その1、音楽 舞踊 演劇 伝統芸能 美術 多分野共同等。その2、映画の製作活動:劇映画・記録映画・アニメーション映画長編、短編。その3、地域の文化振興等の活動などに対して支援をする助成金制度で。
映画に対しては、日本映画の振興ということを目的としており。
日本芸術文化振興基金は、日本映画とは,日本国民,日本に永住を許可された者又は日本の法令により設立された法人により製作された映画とします。ただし,外国の製作者との共同製作の映画については,独立行政法人日本芸術文化振興会(以下「振興会」という。)が著作権の帰属等について総合的に検討して,日本映画として認めたものとする。と定めている。

それに対して、稲田議員は、この映画を作った会社は中国中央テレビの日本での総代理として設立された会社であり、共同制作会社の2社も中国の会社で、製作総指揮者、監督、プロデューサーすべてが外国人であることから、日本映画であると言い切ることに大きな疑問を持っている、としたそうです。

ここが妥当でないと指摘するのはいいが。
「これって、別に映画を試写しなくてもわかることなんじゃないの。」
という素朴な疑問が残る。

また、グローバル社会だとか、多文化共生社会の状況から考えると、外資が入っていて外国人監督やプロデューサーであっても、日本の法令によって設立された会社の作品であれば、日本映画と考えることができるのではないかと思う。

日本って、意外に外資に対して寛容で、外為法では、資本に対する外資は、特定の業種以外は規制がないんです。
放送業、通信業は外資規制の対象だが、映画の製作は入っていない。
日本の事業所には、日本の法制度が適用されるわけですし、助成する団体が要件を満たしていると判断すれば、公的助成金がもらえるわけで、経営者の国籍や資本の出所は関係しない。

たとえ話ですが・・・

インド人が日本に来て料理店を作って、インド人を雇っても日本の事業所だし。規模が大きくなり、インドの資本で、日本で法人を作れば、日本の会社になる。
タイみたいに、外国人労働者1人に対してタイ人8人とかを雇わないといけないという法律はないわけですので。インド人だけの日本の事業所も成り立つ。
そのうえ、事業所として、要件を整えて、公的助成金を得ようと思えば可能なわけです。
ただし、その一方で、日本人の一部は、インド料理店の進出に快く思っていないのが現実です。

映画『靖国』においては、先ほどのインド料理店の例と同じく、かなりの部分に中国が絡んでいる。それだけに、日本の作品とは言いたくない気持ちが出来るのはわかります。しかし、その心情で日本のモノではないということを押し通す事がまん延すると、グローバル社会において日本は取り残される可能性を持っている。

グローバル化することが良いかどうかは別にして、もうグローバル化に巻き込まれてしまっていますから。その状況を認めて、新しい文化を作っていくことで、日本のコンテンツ産業が発展していくのではないでしょうか。

第3回女たちの映像祭 International Women Make Sister Waves Film & Video Festival [2006年12月02日(Sat)]
津波の映画の件でもいろいろお世話になっている、京都のシンガーソングライターの阿部ひろ江さんを撮ったドキュメンタリーが12/3「第3回女たちの映像祭 International Women Make Sister Waves Film & Video Festival」で上映されます。
阿部ひろ江さんのライフスタイルを捕らえた映像でなにかの生き方のヒントになるかも。

ちなみに阿部ひろ江さんは、12/8-10に関西地区で行われる、津波2周年イベントにも出演していただけます。映画を見てから、実際のライブも見てくださいね。



第3回女たちの映像祭・大阪 2006

 http://sisterwave.exblog.jp/

場所 とよなか男女共同参画推進センターすてっぷホール
     案内(「アクセス」をクリック):http://www.tcct.zaq.ne.jp/toyonaka-step/     阪急宝塚線「豊中」駅南口すぐ
     豊中市玉井町1−1−1−501
     TEL:06−6844−9773
チケット:
 前売 1,000円
 当日 1,400円
 5枚綴券 4,500円
 3日通し券 6,000円
 障害者割引:半額、付き添い1名の方も、半額
 交流会券:1,500円(前売のみ・軽食飲み物付き)
チケット販売:
 フリーク:06−6855−3746
 すてっぷ事務所:06−6844−9773
 ウイメンズブックストアゆう:06−2910−8627(ドーンセンター1階)

問合 波をつくる女たち
    大阪:フリーク
     TEL/FAX:06−6855−3746
    京都:Mitsuart
     TEL:080−3783−4552
     TEL/FAX:075−461−0524
主催 波をつくる女たち Women Make Sisrer Waves
協賛 財団法人 とよなか男女共同参画推進財団
大阪府ジャンプ活動助成事業


<プログラム>

12月1日(金)

 13:00〜15:00
 「布―結びあう女たち」 監督:チェン・ウエイスー(台湾) 56分
  「売れ残った布をなにか利用できない?」これが手縫いの会の始まりだった。
  布の表現に取り組みながら、互に自分史を語り合い、解き放たれた女たち。
  やがて、あっと驚くダイナミックなアート作品がうまれた。
  「上野千鶴子著『スカートの下の劇場』がどのように役に立ったのかも見もの。

 18:00〜19:00
 オープニングセレモニー Swing MASA Band

 19:30〜21:00
 「レズビアンの何が悪いの?」 監督:WOM(韓国) 27分
  韓国で10代のレズビアンたちは学校でどんなふうに思われているのだろうか?
  先生、クラスメイトたち、そして親。「レズビアンの何が悪いの?」
  彼女たちの気持ちをインタビュー。

 「プリカちゃん」 監督:天宮沙江 内田嘉/製作:北原みのり (日本) 30分
  レズビアンとバイセクシャルの為の商業誌
  「アニーズ」(現在休刊)に掲載されていた人気漫画を映像に。
  レズビアンのごくごく日常の生活や悩みなどを素朴でユーモラスに描いたアニメ。

12月2日(土)

 10:00〜12:00 アニメと短編と応募作品
 「ふうわり」 監督:プリムプラパー・ワウンピチャヤスク(タイ)
  海の中で魚たちとたわむれる少女。
  「海っていいな〜、からだが自由自在にいごくよ」でも私は・・・

 「悪夢の新生児」 監督:アン・エルヴェダール リーセ・オスヴォル(ノルウェー)
  赤ちゃんがうまれてルビンの生活は授乳とおむつ替えの日々。
  社会から切り離され、疎外感と孤独感のなかで、
  母親として失敗したくないという恐怖のほこさきは、
  赤ん坊と夫に向けられてゆく、クレイ(粘土)アニメ

 「バタフライウーマン」 監督:シグネ・スービー・ベック(デンマーク)
  都会の第一線で働く女性TVインタビュアーが、
  都会を捨てて島で暮らす女性作家を取材するうちに、
  自分の価値観を問いなおしはじめる。
  あなたの働き方は大丈夫ですか。

 「月明かりのなかで」 監督:マドフリータ・アナンド(インド)
  子ども頃に受けた性的虐待がいかに女性の心の傷となるか。
  世界感や人間関係の作り方まで変えてしまう。
  現実社会と精神的な内面との葛藤に苦しむ女性の姿を映像詩でつづった作品。

 応募作品『レモン」 他

 12:00〜14:00
 交流会

 14:30〜17:00
 「塩―韓国鉄女性道労働者の物語」 監督:パク・ヨンソク(韓国) 54分
  妊娠した女性のほとんどが流産を経験するほど
  過酷な労働環境下ある韓国国営鉄道の女性労働者たち。
  機関士、保線係、客室乗務員など、多様な業務の女たちに、
  妊娠、子育て、健康についての実情と、願いを聞くドキュメンタリー。
  女性にとって平等な労働環境とは?

 「家政婦」 監督:エメル・セレベ(トルコ) 52分
  田舎から大都市に出てきて上層階級の家の家政婦としてトルコの各地で働く女たち。
  危険も伴う仕事だが、自分たちの身も将来も保障するものはなにもない中で働く女たちが、
  やがて女性センターの女たちと出会い、出口を見出していくドキュメンタリー。

 18:00〜20:00
 「布―結びあう女たち」 監督:チェン・ウエイスー(台湾) 56分
  「売れ残った布をなにか利用できない?」これが手縫いの会の始まりだった。
  布の表現に取り組みながら、互に自分史を語り合い、解き放たれた女たち。
  やがて、あっと驚くダイナミックなアート作品がうまれた。
  「上野千鶴子著『スカートの下の劇場』がどのように役に立ったのかも見もの。

12月3日(日)

 10:00〜12:00
 「花のこえ」 監督:太田綾花(日本) 41分
  伊豆の山間部の分校で古屋先生と過ごした植物観測の日々。
  花のこえが聞こえた。
  13年ぶりに訪れた分校の6人の子どもたちに自分の姿が重なる。
  草花と風と子どもたちの記録。

 「ゆらりゆらゆら」 監督:下之坊修子(日本) 40分
  シンガーソングライターの阿部ひろ江さんのライブツアーに同行。
  2006年1月、代々木公園の青テント村をスタートに東北、5月九州、屋久島を巡る。
  ゆったりした彼女の生き方と多くの人々との出会いから、
  ほんとうの豊かさとは何か、今私たちが必要なものは何かを問う。 


12:10〜14:30
 「ショッキングファミリー」 監督:キョンスー(韓国) 110分
  「家族」をとても大切にする韓国で個人の自由を生きるのは大変なことだ。
  世代、境遇も違う4人の女性たちは個の自立を求めてこのドキュメンタリーをつくる。
  それぞれの家族関係を追いつつ、戸主制度や海外養子、
  受験戦争などの問題にも切り込んでいく。

 15:00〜17:00
 シンポジウム「女の価値観をどう実現するか――女の表現を通して」
  エメル・セレベ 「家政婦」監督(トルコ) (予定)
  MASA ジャズサックス奏者(日本)
  チェン・ウエイスー 「布―結びあう女たち」監督(台湾)

  女たちが男性中心の価値観―
  力のあるものが支配し、能率・効率を優先する価値観―を問い直し、
  女や弱者が切り捨てられない価値観の重要さを主張してから35年。
  女たちは表現を通して女の価値観をどのように生かすことができるだろうか。

 18:00〜19:30
 「纏足―10センチの金色の蓮花」 監督:ユーチン・ヤン(カナダ/中国) 48分
  長い間、中国の女たちを苦しめてきた「纏足」
  なかったこととして消されようとしている女の苦しみの歴史を
  残しておかなければ、と監督は現存する女性たちを探し始めるが・・・。
  「女書」のヤン監督、執念の作
第一回市民映像ディレクターサミット終了 [2006年06月01日(Thu)]
仙台での仕事が長引き、昼に東京に戻ってくるというハードスケジュールになってしまったが。
第一回市民映像ディレクターサミット」は、どうにか終了した。
イベント自体は、結果的には若干の赤字だったのだが、お客さんもいい感じに入り、しかも、ジャーナリストの方などもいろいろ現れた。
とはいえ、舞台の上に登っているのは、自分でカメラを持って、撮影していたりする、無名の人たちばかりで。映像を撮り始めたのが、去年からという人もいる。
しかも、みんなてんでバラバラの活動をしている。



とはいえ、話しは、かなり濃いかった。

昨日のブログに書いた事とどこかに共通する話題もありました。

反省点が多い第一回目だったが、いろいろ修正しながら、第二回め第三回と続けて行ければと思います。

みなさまありがとうございました。

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ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」