ふと子どもの権利を考えてしまった
[2010年09月16日(Thu)]
最近、カートゥーンネットワークの「KND ハチャメチャ大作戦」(Kids Next Door)という番組にはまっています。
大人の子どもに対する圧力を、KNDという人種や出身国がばらばらの子どもたちでつくられた秘密組織が子どもたちを開放するために、ガラクタテクノロジーを使って戦う話なのですが。
これが、子どもの行動や思考をよく観察した鋭い脚本、そして、どこか懐かしい世界観で描かれている。
昨日見た話では、校庭からサラダ油が湧き出したことをいいことに、校庭を工場にし、休み時間を利用して子どもたちに労働をさせるという設定。
大人の考えに迎合し休み時間がないことを支持する子どもに対し、主人公のナイジェル・ウノは「僕は、休み時間があるから学校に通っている。休み時間に、無心に遊ぶことで、輝ける。その短い時間が大切なんだ」というような事を言っていました。
「KND ハチャメチャ大作戦」は、子どもが子供らしく生きる時間をもつという、そんな子どもの権利関係の法律で定義しない子どもの権利ってのもあるんじゃないかって考えさせられてしまう。
んなことで、子どもの権利ってものを改めて調べてみたのですが。
国連の子どもの権利条約ってのは、今から20年前の1989年に採択されたのですが、子どもの権利という言葉が出てきたのは、なんと18世紀の終わり1796年にトーマス・スペンスという人が、子どもの自然権に関した『子どもの権利』という本で登場し。その後19世紀のアメリカで子どもの権利運動がおこったそうで、意外と歴史がある。
1923年に「子どもの権利宣言」があり翌年に国際連盟が採択し、1959年に「児童の権利に関する宣言」が国連で採択されたそうな。
しかし、今のアメリカの副大統領のヒラリークリントンが1973年に「定義が必要なスローガン」と指摘したそうですが、いまだに明確に定義できていないと指摘する学者さんたちも多いそうです。
そんな発展途上の状況ではあるのですが、目の前には待ったなしで困っている子どもたちがたくさんいるわけで、たくさんの人たちが子どもの権利をまもるために働いています。中には命がけの人もいます。
今月頭に、スウェーデンのシルヴィア王妃のもと、子どもの権利のための世界子ども賞(WCRRC:World's Children's Prize for the Rights of the Child)の授賞式があったそうで、10年目の今年は南アフリカのネルソン・マンデラさんとモザンビークのグラサ・マシェル夫人が受賞したそうです。過去にはカンボジアのソマリー・マムさんなどが受賞。
しかし、ある情報によると、式に参加した方の中に、自分の国に帰れなくなった方がいるようです。
「子どもの権利」は、人権運動のひとつですが。人権運動は、別の立場からすると不都合な事である場合もあり、時には活動家が迫害を受けてしまう事がある。
何があったかわかりませんが、子どもの権利のために活躍したヒーローが、自分の国に戻れなくなるのは悲しい出来事です。
子どもたちとともに、安心して暮らせることを願います。

子どもの権利のための世界子ども賞(WCRRC:World's Children's Prize for the Rights of the Child)のWebサイト
10か国語に対応してます。
大人の子どもに対する圧力を、KNDという人種や出身国がばらばらの子どもたちでつくられた秘密組織が子どもたちを開放するために、ガラクタテクノロジーを使って戦う話なのですが。
これが、子どもの行動や思考をよく観察した鋭い脚本、そして、どこか懐かしい世界観で描かれている。
昨日見た話では、校庭からサラダ油が湧き出したことをいいことに、校庭を工場にし、休み時間を利用して子どもたちに労働をさせるという設定。
大人の考えに迎合し休み時間がないことを支持する子どもに対し、主人公のナイジェル・ウノは「僕は、休み時間があるから学校に通っている。休み時間に、無心に遊ぶことで、輝ける。その短い時間が大切なんだ」というような事を言っていました。
「KND ハチャメチャ大作戦」は、子どもが子供らしく生きる時間をもつという、そんな子どもの権利関係の法律で定義しない子どもの権利ってのもあるんじゃないかって考えさせられてしまう。
んなことで、子どもの権利ってものを改めて調べてみたのですが。
国連の子どもの権利条約ってのは、今から20年前の1989年に採択されたのですが、子どもの権利という言葉が出てきたのは、なんと18世紀の終わり1796年にトーマス・スペンスという人が、子どもの自然権に関した『子どもの権利』という本で登場し。その後19世紀のアメリカで子どもの権利運動がおこったそうで、意外と歴史がある。
1923年に「子どもの権利宣言」があり翌年に国際連盟が採択し、1959年に「児童の権利に関する宣言」が国連で採択されたそうな。
しかし、今のアメリカの副大統領のヒラリークリントンが1973年に「定義が必要なスローガン」と指摘したそうですが、いまだに明確に定義できていないと指摘する学者さんたちも多いそうです。
そんな発展途上の状況ではあるのですが、目の前には待ったなしで困っている子どもたちがたくさんいるわけで、たくさんの人たちが子どもの権利をまもるために働いています。中には命がけの人もいます。
今月頭に、スウェーデンのシルヴィア王妃のもと、子どもの権利のための世界子ども賞(WCRRC:World's Children's Prize for the Rights of the Child)の授賞式があったそうで、10年目の今年は南アフリカのネルソン・マンデラさんとモザンビークのグラサ・マシェル夫人が受賞したそうです。過去にはカンボジアのソマリー・マムさんなどが受賞。
しかし、ある情報によると、式に参加した方の中に、自分の国に帰れなくなった方がいるようです。
「子どもの権利」は、人権運動のひとつですが。人権運動は、別の立場からすると不都合な事である場合もあり、時には活動家が迫害を受けてしまう事がある。
何があったかわかりませんが、子どもの権利のために活躍したヒーローが、自分の国に戻れなくなるのは悲しい出来事です。
子どもたちとともに、安心して暮らせることを願います。

子どもの権利のための世界子ども賞(WCRRC:World's Children's Prize for the Rights of the Child)のWebサイト
10か国語に対応してます。