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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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第三の性のトイレ [2008年12月11日(Thu)]
タイの東北部のある学校で、男子トイレ、女子トイレの他に第三の性トイレが出来たそうです。
このトイレは、全校生徒2652人中、約200人もいる「女子化した男子」のために作られたそうで、男子トイレでいじめられ、女子トイレでは変態扱いされる男子にとっては安心出来る場所となったが、逆に新たな差別の火種になるのではという懸念もされているそうです。
とにかく、面白いアイデアです。


「心は乙女」専用トイレ 「第3の性」認め、公立校に登場…タイ

「差別助長」批判も
 タイ東北部の農村地帯の公立中・高校に、「女の子になりたい男の子」専用のトイレがある。「第三の性」の固定化が差別につながると懸念する声もあるが、色気たっぷりの男子生徒らは、「仲間同士でくつろげる『女』の園よ」と大満足だ。(タイ東北部シーサケットで、田原徳容)

「利用は今だけ。20歳で性転換するもん」
 シーサケット郊外の県立カンペン中・高校の昼休み。校舎の外に並ぶ3棟のトイレのうち、男と女の半身を合わせた不思議なマーク=写真左=が目立つ1棟に十数人が出入りし、異様な盛り上がりを見せていた。

 「ベッカム(プロサッカー選手)、すてき!」。花柄のカーディガンを羽織ったウィチャイ君(16)が嬌声(きょうせい)を上げると、コンパクトミラーで化粧のノリをチェックしていたブーンティップ君(12)がすかさず、「もっときれいにならないと相手にされないわよ」と鋭いツッコミ。一同、甲高い爆笑の渦に包まれた。

 名付けて「男女半々トイレ」。物心ついた頃から心は女という彼らにとって理想のオアシスだ。男子用制服は規則なので着用するが、ヒョウ柄コートに化粧ポーチをぶらさげるなど周辺アイテムでのおしゃれは欠かせない。化粧は女子も含め原則禁止だが、「ナチュラルメークはOKよ」とウィチャイ君。女子に教えるほどの腕前だそうだ。トイレの外観については、一同「センス、なーい」で一致。外壁にカラフルなお花畑を描く計画を進めている。

 トイレの完成は昨年4月。男子トイレでいじめられ、女子トイレでは変態扱いされる男子を目撃するたびに胸を痛めてきたシティサック校長が、生徒の意見を取り入れ、導入に踏み切った。12〜17歳の全校生徒2652人中、約200人もいる「女子化した男子」は、もちろん大喜び。異性化願望を告白する男子も続出したほどだ。普通の生徒らも「一緒でないほうが安心して用を足せる」と評価し、トイレ内のもめ事は一気に解消された。

 このトイレが今夏、タイ東北部の「公共施設トイレコンテスト」で準優勝した。リラックス目的で郷土民謡を流す工夫と清潔さが認められたのだが、注目されたのは当然、「男女半々」。テレビで紹介されると県内外の中・高校から問い合わせが殺到し、教育関係者の見学が相次いだ。マークの発案者でもあるシティサック校長は、「このトイレは多様な性を受け入れる革命的なもの。各地につくるべき」と自信たっぷりだ。

 だが、注目度に反し、実際に同様のトイレを設置した中・高校は、現段階ではない模様だ。教育省のスメート・ヤムヌーン事務次官は、「従来通り普通の環境で対応すべき」と否定的だ。

 タイのジェンダー研究の第一人者、タマサート大学のチャリダポン・ソンサムパン准教授は、「女子になりたい男子の存在を本当に尊重するなら、女子トイレの利用を認めてやってほしい」と主張する。さらに、女装男性や性転換者に「異常」のレッテルをはることで兵役を免除する軍を例に、「分類化は差別を助長する恐れがある。子供たちの生きる道を狭める可能性もあり、教育機関の判断としては到底賛成できない」と不安をあらわにした。

 だが、「男女半々トイレ」の利用者にとっては、准教授の心配はありがた迷惑にしか聞こえないようだ。ブーンティップ君は、「差別だなんて……ひどい。社会に容認されたという感じのほうが強いわ」とヒステリックに反論した。

 とはいえ、ブーンティップ君いわく、このトイレは学生時代だけで十分だとか。「だって20歳で性転換するんだもん。手術後は堂々と女性トイレを使うわよ」

(2008年12月5日 読売新聞)





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