• もっと見る

STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
<< 2018年03月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
月別アーカイブ
タグクラウド
切ないよね [2008年12月10日(Wed)]
日経ビジネスオンラインという媒体をよく読んでいるのですが、気になる書評が載っていました。

『この小さな笑顔のために』カンボジアの現実を見続ける。
〜あなたの使命感はなんですか?

2008年12月10日 水曜日



この本は、日本人の看護師がカンボジアで体験したことが書かれているそうです。

ショッキングなこともいくらか書かれています。

まず、母乳の回しのみがHIVを増やしているということ。
途上国では、母乳が出なくなるとおっぱいの回しのみが助け合いとして行われることが多いそうです。特に極限の状態にあるときはそれが有効に機能します。

以前に記事を書いたと思いますが、コンゴの支援活動をしている方が、娘を産んだ直後、内戦が勃発して、その恐怖でおっぱいが出なくなったそうです。戦乱の最中ですから、粉ミルクも手に入りませんし。庶民は貧しくて1キロで月収ぐらいしするミルクなんて買う人がいないので、そもそも大量に流通していません。
そんなことで、生まれたばかりの娘を救ったのは、コンゴの女性達だったそうです。
それをきっかけに、コンゴの貧困対策の活動を始めたとのことです。

それだけ、母乳の回しのみというのは、子供を助ける重要な行為なのに、それが、HIVと知らずに母乳を与えることで、HIVを広げてしまうというのは、なんと切ないことなんでしょうか。


次にショッキングなのは、生後一週間目で破傷風にかかった赤ちゃんが、人工呼吸器を外したという話です。

最新の医療機器で命を救えたとしても赤ん坊が障害を残したら、家族の誰かが世話をしなければならず。それが稼ぎ手を減らし、経済的に家族の崩壊に繋がる危険性をはらんでいるそうです。

このほかに、HIV孤児、数ヶ月にわたり外国人にレイプされた少女、地雷で両足を吹き飛ばされた少年等のことも書かれているそうです。

これらの出来事を知る事によって、その根源に何があるのかを考えて行けたらと思います。
それによって、1つ1つ問題の解決に寄与出来たらと思います。





そうそう、先日、バンコクのスワナブーン国際空港が占拠されて、多くの日本人がタイ国内に取り残されましたが、その中に、この本の著者のように、ボランティアで海外の子供たちのために働いていた看護師も含まれていました。
様々な問題は解決しませんが、人知れず、多くの人が地道に活動しているということです。



このブログを応援したいと思ったらこちらをクリック→人気ブログランキングへ

もうひとつ、こちらもよろしければ→ブログランキング・にほんブログ村へ


トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント
プロフィール

まいける東山さんの画像
まいける東山
プロフィール
ブログ
https://blog.canpan.info/ideaeast/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/ideaeast/index2_0.xml

tsunamicraftをフォローしましょう

canpanブログ大賞
特報!
ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」