• もっと見る

STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
<< 2018年03月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
月別アーカイブ
タグクラウド
ミンダナオ島の悲劇 [2005年10月15日(Sat)]
プーケットに今起きている事を、本にしようと、都内のある出版社を訪ねた。
この出版社は、近々タイのパンガー湾のマングローブの植林プロジェクトの本を出す予定ということもあり。どこか共通点があるのではないかと思い、この出版社に声を掛けた。
まず、この企画について、そして、やりたいこと、そして、現状についての説明をざっくばらんにした。
いまの自分の活動の話しをしていた時、こんど10/28に、北とぴあで行う「天の浮舟」の話しをした。そのとき、出版社の取締役の方が、そのチラシを見て、かつて、ミンダナオ島での体験を話し出した。
ミンダナオ島では、バナナの生産がなされているが、そのバナナは、その地域の人が食べることが出来ず、総て輸出されるのだ。お腹が空いた子供は、収穫されたバナナのうち、出荷出来ないものを食べようと、敷地内に潜り込むそうなのだが。ガードマンに見つかると、銃で撃たれて、殺されてしまうのだそうだ。さすがに、最近は、批判が多くなり、死なない程度の銃を使っているそうだが、子供達に銃口を向けている事には変わりがない。
そんなことを、現地で聞きつつも、彼は、友人達と、ミンダナオ島の開発現場をいろいろ調べていたら。どうも、ある地域に有毒物質が流れている可能性に気が付いたのだそうだ。そのプロジェクトは、日本のODAのお金や、世界的な途上国を支援する機関のお金を使っての事業だった。
彼らは、有毒物質の流れていると思える水を日本に持ち帰り、研究機関で調べたところ、恐ろしい量の有害物質が含まれていたという。
これは、いけないと思い、関係機関をかけずり回ったという。
そして、再び、ミンダナオ島に行ったとき、水の採取に関わった現地の人が数人殺害され。そのうち現地のNGO職員は、身体を6つに切り裂かれて、道路に捨てられていたそうで。彼との再会は、バラバラ死体となった写真だったそうだ。
この事件の後、開発を担当していた会社は、別の開発事業を受注し、この開発は中止された。
しかし、開発現場に残された有毒物質の除去を行われたのかは不明だという。
そんな、お話しをしたあと、プレゼンをしに来た私たちを見て「なにか懐かしい気がする」と言った。
現場の責任者が、出席していなかったため、即決とはいかなかったが。出版を検討してくれるという。
有り難い話しだ。
この取締役さんの話しを聞いて、できれば、この出版社で本が出せたらいいのにと思った。

関連記事 フィリピン・ミンダナオ島のヒ素中毒
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント
プロフィール

まいける東山さんの画像
まいける東山
プロフィール
ブログ
https://blog.canpan.info/ideaeast/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/ideaeast/index2_0.xml

tsunamicraftをフォローしましょう

canpanブログ大賞
特報!
ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」