ピークカカオ?チョコレートが食べられなくなるかも。
[2011年02月04日(Fri)]
コートジボアールの政治的不安がカカオの生産に影響を与えているそうです。チョコレートの価格高騰、フェアトレードも出来なくなる可能性までも。
日本ではピーク寒ブリの可能性も。氷見の寒ブリの水揚げが去年の30倍だそうで、金沢の近江町では値崩れしている上、資源を喰いつくすのではないかという話が出ているそのこと。
持続可能な資源の在り方について考えたいですね。

2014年までにカカオの供給が終わる!? チョコレートにまつわる深刻な問題
(Pouch - 01月31日 08:34)
もうすぐバレンタインということで、街ではチョコレートを目にする機会が増えてきました。最近ではただ甘いだけでなく、男性向けのビターなチョコの種類も増加し、その人気は衰えることがありません。
しかし現在、チョコレートの原材料であるカカオに、深刻な問題が発生しています。2014年以降、チョコレートを食べることができなくなる可能性があるのです。
世界のカカオ豆の約40パーセントを供給している国、コートジボワール。西アフリカに位置する共和制国家のこの国は、2002年に政治的不安から内戦が勃発。それ以来、国情は不安定な状態が続いています。これが原因で農作物を公正な価格で取引し、公に品質を保証するプログラム「フェアトレード」が停止。以後、多くの人々が他の西アフリカ諸国へ出て行きました。それに伴ってフェアトレード農家として正式に認められているカカオ農家の数が、大幅に減少しているのです。
チョコレートにまつわる書籍を多く手がける編集者のアンガス・ケネディ氏は、この問題に対して、「チョコレートの製造に携わる人たちは、歴史的に最も大きな危機に直面している」と、コメントしています。カカオ豆の不足から価格は今月、10パーセントも上昇していますが、これは今に始まったことではありません。すでに30年以上も前から価格の上昇はチョコレートメーカーに影響を及ぼしているのです。
価格以上に問題なのが、カカオ農家の減少です。世界のカカオ生産の多くをコートジボワールに依存しているのですが、安全を脅かされた農家が国を離れてしまい、生産量は激減。今後仮に、政治状態が改善されたとしても、現状まで回復させるには少なくとも3年以上はかかるそうです。
ケネディ氏曰く、多くのチョコレートメーカーは残された数少ないカカオ豆をいかに長く使用していくか、常に奮闘しているそうです。予想ではこれらが尽きるのが2014年。世界一のカカオ生産国が陥っている政治的不安は、波状的にカカオ干ばつという深刻な危機に発展しつつあります。かつてコートジボワールはフランス植民地からの独立後、驚異的な経済発展を遂げ、「西アフリカの優等生」とまで言われた国です。再び国が穏やかになり、農民たちが戻ってくるまでには、どれくらいの時間がかかるのでしょうか。その日まで、チョコレートの危機は続くことになりそうです。
(文=田端あんじ・文責=佐藤英典)
ブリ水揚げ、過去最多…富山・氷見漁港
.昨シーズン比30倍
競りにかけられる寒ブリ(先月26日、氷見漁港で) 富山・氷見漁港で本格シーズンの昨年12月と今年1月に水揚げされたブリの本数が計13万774本に上り、統計を開始した1998年度以降、最も多かったことが、氷見市水産漁港課のまとめでわかった。4274本しか水揚げがなかった昨シーズンと比べ、30倍に跳ね上がった。
同課によると、98〜2009年度の平均本数は3万3621本で、これまでの最高は03年度の6万7268本。今シーズンは平均の約4倍、03年度から倍増となった。
昨年12月は計1万9281本と平年並みだったが、今年1月に入って水揚げが急増し、7日5834本、8日7891本、11日9953本と、1日の水揚げの記録を連日更新。1月の平均本数は約4847本で、1月の総水揚げ量が全体の約85%の計11万1493本に上った。
県水産研究所によると、富山湾内でも、氷見市北部〜石川県七尾市の灘浦海岸地区の定置網でブリの水揚げが目立って多いという。
同課は、毎シーズンの12月1日〜翌年1月末、同漁港で水揚げされたブリの本数を「ブリ情報」として公表。氷見漁協によると、今月2日も1901本の水揚げがあり、「ブリの型は一時期に比べて小さくなったが、しばらく安定した水揚げ量が期待できる」としている。
(2011年2月4日 読売新聞)
日本ではピーク寒ブリの可能性も。氷見の寒ブリの水揚げが去年の30倍だそうで、金沢の近江町では値崩れしている上、資源を喰いつくすのではないかという話が出ているそのこと。
持続可能な資源の在り方について考えたいですね。

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2014年までにカカオの供給が終わる!? チョコレートにまつわる深刻な問題
(Pouch - 01月31日 08:34)
もうすぐバレンタインということで、街ではチョコレートを目にする機会が増えてきました。最近ではただ甘いだけでなく、男性向けのビターなチョコの種類も増加し、その人気は衰えることがありません。
しかし現在、チョコレートの原材料であるカカオに、深刻な問題が発生しています。2014年以降、チョコレートを食べることができなくなる可能性があるのです。
世界のカカオ豆の約40パーセントを供給している国、コートジボワール。西アフリカに位置する共和制国家のこの国は、2002年に政治的不安から内戦が勃発。それ以来、国情は不安定な状態が続いています。これが原因で農作物を公正な価格で取引し、公に品質を保証するプログラム「フェアトレード」が停止。以後、多くの人々が他の西アフリカ諸国へ出て行きました。それに伴ってフェアトレード農家として正式に認められているカカオ農家の数が、大幅に減少しているのです。
チョコレートにまつわる書籍を多く手がける編集者のアンガス・ケネディ氏は、この問題に対して、「チョコレートの製造に携わる人たちは、歴史的に最も大きな危機に直面している」と、コメントしています。カカオ豆の不足から価格は今月、10パーセントも上昇していますが、これは今に始まったことではありません。すでに30年以上も前から価格の上昇はチョコレートメーカーに影響を及ぼしているのです。
価格以上に問題なのが、カカオ農家の減少です。世界のカカオ生産の多くをコートジボワールに依存しているのですが、安全を脅かされた農家が国を離れてしまい、生産量は激減。今後仮に、政治状態が改善されたとしても、現状まで回復させるには少なくとも3年以上はかかるそうです。
ケネディ氏曰く、多くのチョコレートメーカーは残された数少ないカカオ豆をいかに長く使用していくか、常に奮闘しているそうです。予想ではこれらが尽きるのが2014年。世界一のカカオ生産国が陥っている政治的不安は、波状的にカカオ干ばつという深刻な危機に発展しつつあります。かつてコートジボワールはフランス植民地からの独立後、驚異的な経済発展を遂げ、「西アフリカの優等生」とまで言われた国です。再び国が穏やかになり、農民たちが戻ってくるまでには、どれくらいの時間がかかるのでしょうか。その日まで、チョコレートの危機は続くことになりそうです。
(文=田端あんじ・文責=佐藤英典)
ブリ水揚げ、過去最多…富山・氷見漁港
.昨シーズン比30倍
競りにかけられる寒ブリ(先月26日、氷見漁港で) 富山・氷見漁港で本格シーズンの昨年12月と今年1月に水揚げされたブリの本数が計13万774本に上り、統計を開始した1998年度以降、最も多かったことが、氷見市水産漁港課のまとめでわかった。4274本しか水揚げがなかった昨シーズンと比べ、30倍に跳ね上がった。
同課によると、98〜2009年度の平均本数は3万3621本で、これまでの最高は03年度の6万7268本。今シーズンは平均の約4倍、03年度から倍増となった。
昨年12月は計1万9281本と平年並みだったが、今年1月に入って水揚げが急増し、7日5834本、8日7891本、11日9953本と、1日の水揚げの記録を連日更新。1月の平均本数は約4847本で、1月の総水揚げ量が全体の約85%の計11万1493本に上った。
県水産研究所によると、富山湾内でも、氷見市北部〜石川県七尾市の灘浦海岸地区の定置網でブリの水揚げが目立って多いという。
同課は、毎シーズンの12月1日〜翌年1月末、同漁港で水揚げされたブリの本数を「ブリ情報」として公表。氷見漁協によると、今月2日も1901本の水揚げがあり、「ブリの型は一時期に比べて小さくなったが、しばらく安定した水揚げ量が期待できる」としている。
(2011年2月4日 読売新聞)
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考え方にはいろいろある。自分たちの考え方が理に合わないものであることを証明するのは難しいことである。だが、それが証明できなければ、おかしな考え方を改めることも難しい。
http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812