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2015年09月24日

idea9月号二言三言「オープン1年を迎えた一関図書館」こぼれ話

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(一関図書館のホームページより転載)


ideaに掲載できなかったお話を「こぼれ話」として紹介します。
対談者は、一関市立一関図書館館長の小野寺篤さんです。

○1年間の課題としてどんなことがありますか。
◎・駐車場は194台分あります。一関文化センターとの共用となっており、文化センターの行事がある場合、現在のスペースだけでは足りなくなり来たけれど止められなかったとお叱りも受けます。図書館と文化センターとの利用者を分けることは現実的には難しいですし、スペースを広げることは地域的に難しいわけです。込みそうな時にはフェイスブックでのお知らせをしています。


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一関図書館のフェイスブック



・1年間やってみて感じることは、図書館に対する思いやイメージが人それぞれあるということです。子どもの声を気にする人もいます。高校生が自習に来ると自習に来るところではないないと言う人もいます。一関図書館はこういう図書館です、一関図書館のコンセプトとしてこうしています、とお話しさせていただいています。
・開館して何カ月間は多かったのですが、1年経ってきて最近は落ち着いてきていてそのような話はあまり聞かなくなってきたように思います。
○地域のワークショップでは、子供の声と高齢者の声が混じる場を作れという意見が出てきます。図書館はまさにそうなりそうな場かとも思ったりしますが、静かにする場所となると違いますね。
◎・図書館でのマナーがまだ不十分だと思います。これは子供たちだけではありません。
・本を破るとか切り取って帰る人がいます。特集記事の連載部分が切り取られるなどの例もあります。他人に迷惑をかけない公共のマナーを守って他に迷惑をかけないで利用して欲しいと思います。コピーサービスもあるので必要な部分はコピーしたり手書きしたりして欲しいものです。
・水濡れも多いです。例えば、コーヒーやお茶をこぼすことも結構多く、書籍は一回濡らしてしまうと紙が波打って貸し出しできなくなります。サンルームと読書テラスでは飲食はできますがその他の場所はお断りしています。
・基本的には図書館は飲食できない所です。しかし、大きい施設で長い時間過ごす方もいますので場所を決めて許可しています。特に借りて行って自宅で汚してしまう例が多いようです。



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(一関図書館のFacebookより転載)



○高校生の利用も多いと思いますが、利用の仕方はどうですか。
◎・慣れてきたように思います。どの場所が使い勝手が良いかと分かってきたようで最近は落ち着いてきています。特に夏休みや試験期間中は混みます。
・駅周辺で高校生が放課後に集まる場所は、図書館、なのはなプラザ、駅東口交流センターの3つに分かれているようです。
・一般の方は本を読んだり調べものをしたりしますが、中高生は友達とおしゃべりしてしまいます。こちらは管理する立場なので注意すべき時にはその都度していますが、規模が広いので定期的な巡回まではできていません。

 今回の二言三言は一関図書館長さんのお話でした。
開館して1年が過ぎた一関図書館。実はオープンの日に図書館に足を運び、館内の広さと明るさに驚き、そしてまた、スーパーみたいにカートまで置いてあることにビックリでした。旧館と比べるのは野暮ですね。
そして、館内に漂うコーヒーの香りが…。香りの元をたどれば1階のカフェ「ジャーナル」さん。名前からして本屋さんらしいですね。 


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カフェジャーナルICHINOSEKI
(一関図書館のホームページより転載)



小野寺館長さんからは、新図書館の特色、中央図書館の役割とサービスの統一、図書館ボランティア、課題や今後の取り組みなどについて話していただきました。お話の中で公共マナーについて触れられましたが、マナーを守って気持ちよく利用したいものです。
各地の公立図書館で、雑誌などから写真や記事を切り取ったり、専門書に蛍光ペンで線を引いたりするなど、図書を傷つける行為が増加しており、 中には、閲覧室で堂々と雑誌を切り取り、職員から注意されると「どうしていけないの」と反論する人もいる話を聞いたことがあります。これは明らかに犯罪行為ですね。
私事ですが、以前ある図書館から推理小説を借りて読み始めたら、「こいつが犯人だ」と書き込まれていたことがありましたが、これも良くないですね。

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