2014年05月24日
4月30日「人そだて地域そだて」
FMあすも 水曜日の11時35分からは、「人そだて地域そだて」のコーナーです。小野寺センター長が出演した放送の一部をご紹介させていただきます。
平成26年度に入り、センターではスタッフが担当ごとに事業計画のプランニングを行っています。
いちのせき市民センターの目標は、「地域づくりにおいて、何か役(事務局や会計等)をすることになった時に、やり方(ノウハウ)を知っている市民を一人でも多く増やしていく」ことです。少しでもノウハウを持った人が増えればいいなあというところが最大の目的です。自分達がではなく、地域の方々がやれるような後押しをするために、話題提供を行うことも大事ですし、または、皆で一緒に考えることも大事です。
その話題提供ということで、今年度は3つの講座を企画いたいましたので、お知らせします。
1.地域づくりハンドブック マスター講座
センターでは、一年前に「地域づくりハンドブック」という冊子を発行しました。地域づくりのための教科書みたいなものです。この本は、地域づくりにおける手法を紹介しております。この本を活用しようということで、この地域づくりハンドブックを教科書にして「地域づくりハンドブックマスター講座」を6月と12月の前期・後期に分けて開催します。全4回の開催を予定しておりますが、皆さんには4回連続で出ていただき1つでもマスターしていただければと思います。講座では、広報に関することや会議の仕方も行いますので、地域で役員になっている方や、これから何か始めたいという市民の方、団体の事務局さん等、幅広い方々にご参加いただきたいなと思います。
2.Hana金
これは、「みんなで集まって話をしましょう」という講座で、話に花咲く金曜日で「Hana金」という名前にしました。
例えば、「今度こんな講座を予定していますが、いい事業名が浮かばない」という方!是非その悩みをもってきていただき、皆で事業名を考えてみましょう。また、「商品を作ったけど、何か良い商品名はないですか」というような話題を持ってきていただき、皆さんで悩みを話し合い、その場で出たアイデアを持ち帰ってくださいという講座です。皆で無責任にアイデアを出したり、フリートークの中からアイデアが生まれたりする場になるといいなと思います。6月から毎月第二金曜日、場所は千厩と一関交互に行います。
3.「今さらナイト」
「今さら聞けない・・」と思うことありますよね。例えば「NPOって何?」とか、「仕事上で事務局になりましたが、名刺交換の仕方がよくわかりません」という感じの「今さら聞くのは恥ずかしい」ことをざっくばらんに学ぶ講座です。Hana金と似ていますが、どちらかというと、事務局さん達に上手く活用できるフォローアップ講座的なことをやらせていただきます。暗黙の了解とか、知っていて当たり前と思っていることありますよね。90分の講座なので、参加者の質問に対してスタッフが答える形式の講座にしようかと思います。講座を通じて人のネットワークが広がったり、異業種交流にもなればいいなと思います。
◆「地域づくりハンドブック」マスター講座の詳細はこちら
◆「Hana金」の詳細はこちら
2014年04月10日
4月2日「人そだて地域そだて」
平成26年4月2日 岩手日日新聞より
1月15日「人そだて地域そだて」
FMあすも 水曜日の11時35分からは、小野寺センター長出演の「人そだて地域そだて」のコーナーです。放送内容の一部を紹介させていただきます。
4月2日の岩手日日には、「協働のまちづくりを進めています」とコメントする市長の記事が載っていました。4月1日から協働推進計画の施策が始まります。「協働」はわかりにくい言葉ですが、地域づくりの原点だと思います。今までは行政から「こういう事業をやりませんか?」「こんな補助金が出ますよ」と提案されて活動を行い、住民もまた「行政にこれをしてほしい」という要望・陳情をしてきました。しかしこれからは、市民が描いた計画に沿い、行政・NPO・企業が支援をするという、そもそもの地域づくりの在り方に戻るのかなと思います。地域の皆さんが元々の基本を描き、その内容に沿って各種制度や支援を利用するようになるのかなと思います。
視聴者から「萩荘地区で、元気な地域づくり事業を活用した催しが計画されているようですが、地区民総会で説明を聞いても内容がよくわかりませんでした」というメッセージが届きました。
何かを知らせたり連絡をする時は事前の準備が大切です。例えば、会議のご案内と一緒に「総会では〇〇のことを伝えますよ」という一言を付け加えるのも手です。私達は何かを伝える時、小学1年生でもわかるような話し方することを心掛けています。教科書のような話し方やカッコつけた言葉は、意外と伝わりにくいものです。噛み砕いて話すのはもちろん、「これでいいですか」「次に進んでもよろしいですか」と要所ごとに確認することも大事です。
陸前高田まちづくり協働センターがある商店街の風景
先日は仕事で沿岸に行きました。震災後3年が経過し、沿岸では大きな変化が出てきています。今まで被災地支援ということで各地から支援に来ていた団体が、3年と言う任期を終え現地を離れています。これからは地元の力だけで地域を作っていかなければならないという課題がありますが、仕組みがまだできていないので、住民や行政の役割分担が混在しています。もう少し役割分担を明確化しなければ成しえないこともあり、しかし「何かやらなければ」という思いもでてきます。陸前高田まちづくり協働センターは、地域の駆け込み寺になっておりますので、困った時は是非お気軽にお立ち寄りください。
陸前高田まちづくり協働センター
http://rtmachikyodo.jimdo.com/
高田大隅つどいの丘商店街
http://rt-tsudoinooka.com/
2014年03月31日
3月26日「人そだて地域そだて」
「田河津のこれからを語る会」の話し合いの様子
1月15日「人そだて地域そだて」
FMあすも 毎週水曜日の11時35分からは、小野寺センター長出演の「人そだて地域そだて」のコーナーです。放送内容の一部を紹介させていただきます。
3月25日(火)は、東山町田河津地区で「田河津のこれからを語る会」という地域懇談会を行いました。自治会長さんやPTA、父母の会等、幅広い年代の方々に参加いただき、短い時間の中でしたが、率直な意見を色々と聞かせて頂きました。
例えば、「地域で困っていること」に関して自治会長さんからは「若い人の参加が低いけど、声をかけにくいんだ」という意見、若い人達からは「たこコン(田河津地区の合コン)をやりたい」等、「こんなことをやってみたい」というアイデアがいくつも出ていました。「10年後には集落が無くなっているんじゃない?」という意見もありましたが、集落を無くしたくはないので、どういう風にすれば集落を残していけるかを毎日考えているようです。人口減少等に伴い、これからは1部落1自治会ではなく2〜3部落で1自治会というように、先を読んだ意見が出ていたのが印象的でした。皆さんで意見を出し合い、地域を描くことは大事だなと感じます。
懇談会では、人口の話を行いました。10〜20年後の地域の将来予測をするとなかなか厳しい現実が待っているということを感じてもらい、10〜20年後に備えて今から準備をしなければなりませんということに気付いてもらう時間になったと思います。
地域づくりのためには、「何かをしよう」いう気持ちは大事ですが、「何のためにやるのか」、「どういうふうにしたいのか」が大事です。自分達で地域をどういうふうにしていくのかを描くことが大事だと思います。そのために、国や市の方では色々な制度があるので上手く使う事ができます。どんな制度があるか、こちらから調べることも大事ですが、制度を出している側の情報発信も大切ですね。今、地域の中で地域協働体や協議会をつくり、地元の人達が地域の設計図を描くことを行政は求めています。地域の人が描いた思いに対して予算を出しますという仕組みをつくろうとしています。
陸前高田市の横田町では、今から6年前に地域の方々が「将来、このままではダメだ」ということで、青年部や婦人部に呼びかけ、皆で集まる場を作りました。地域の農産物を売り、自分達にお金が入るようにしたいということで、地域のビジョンを描きました。その時に、国交省の農村整備事業とうまくマッチングできて、川の駅を作ったり、行事を復活したりできました。地域の皆さんが設計図を描いた所に制度がのってきたんですね。
写真は「陸前高田市観光物産協会」様より転載させていただきました。
「何かする」というところに視点をあてるのではなく、「どういう地域にしたいか」という設計図に制度がのってくる。それを活用して今に至っています。直接国や市との交渉もできていています。
4月になったら新しい年度です。「自分達の地域の設計図を描いてきましょう!」となり、そのために必要な制度を上手く使いながら進めれば、より元気になっていくのではないかなと思います。
2014年01月20日
1月15日「人そだて地域そだて」
1月15日「人そだて地域そだて」
FMあすも 毎週水曜日の11時35分からは、小野寺センター長出演の「人そだて地域そだて」のコーナーです。放送内容の一部を紹介させていただきます。
1月15日の岩手日日に「昨年末・一関人口12万6000人を割り込む」という記事が掲載されました。一関市の人口が昨年の12月と比べ1600人減少し、一ヶ月で100名の方が亡くなっています。記事を読むと、一世帯当たりの人数が少なくなり、核家族世帯が増えているのが見てとれますが、互いに定期的にやり取りがあり、顔が見られる関係であれば、離れた場所に住んでいても家族の絆や関係性は維持できるのではないかと思います。
人口減少は避けることができないので、今いる人数で、今ある行事や会議等の地域の運営をどのようにしていくかを考えていかなければなりませんね。
以前、私が聞いたお話を紹介します。東日本大震災の年(2011年)に、一関市の人口がグッと増え、一方で沿岸では減ったという事実がありました。陸前高田市の年間出生数の平均は200人ですが、震災の年は90人しか生まれませんでした。陸前高田市に住むある人が、「その時に生まれた時の子ども達が90人揃って成人式を行うことはまずないだろう。進学や就職等で市外に行く人を考えると、おそらく半分程の人数になってしまうんじゃないだろうか。自分達は、成人を迎える子供達によい環境・よい地域を用意できるのか不安だ」と話すのを聞いて、これからの子ども達が住みやすいような、地域に残ってくれるような地域を作っていかなければならないなと思いました。
山目地区の地域懇談会の様子
僕達は地域に行き、さまざまなお話を聞かせてもらっていますが、学ばせてもらっていることも多いんです。年末に行った山目地区の地域懇談会では、参加した方から色々な意見を聞かせてもらいました。地域づくりは昔から行われ続けていますが、今は時代の変化もあり、昔できていたことが出来なくなってきているので、これからは仕組みを変えていかないといけません。懇談会に参加した方から、「住んで良かったと思える地域をつくることが、地域づくりだろう」という意見がありました。一人ひとり価値観は違いますが、皆が住んでよかったと思える地域をつくる。「理想の地域と、今の地域との間にあるギャップを埋めていくことが地域づくりである。行政の押し付けではなく、何をしたいかしっかり説明し丁寧に解説してほしい。住民は自分達の地域の現状を見つめ何をしなければならないのか、どんな仕組みが必要かを考えていかなければならない。地域づくりをするには、両社が共同経営という形で行わないといけないね」という参加者の方の言葉が、心に響きました。
行政には一関市の総合計画がありますが、地域においても、“10年後にはこんな地域を目指します。”という地域づくり計画があるといいですね。明確な目標が無いと、「何のために地域づくりをするの?」となってしまいますので。
>>>>>26年1月15日 岩手日日.pdf
2013年12月04日
12月4日「人そだて地域そだて」
11月20日「人そだて地域そだて」
FMあすも 毎週水曜日の11時35分からは、小野寺センター長出演の「人そだて地域そだて」のコーナーです。放送内容の一部を紹介させていただきます。
11月30日(土)に、岩手県立磐井病院で緩和ケアボランティアを行っている「ばっきゃの会」さんの、ワークショップを行わせていただきました。緩和ケアは、ホスピスにおいて定期的にティータイム、クリスマス会等を行い、入っている方のケアを行う活動をしています。ボランティアを行う方の足並みや意識を揃え、スタートラインを揃えるお手伝いをしてほしいということで依頼を受けました。
ワークショップでは、活動をしている皆さんが、ボランティアとして「何をしなければならないのか」「どんな風に考えているのか」をざっくばらんに話してもらうと、色々な意見を聴かせてもらいましたが、一人ひとり思っていることが全く違いました。その共有ができたことでもすごく大きな一歩になったのかなと思います。
人によっては「専門的なことをしなければならないんじゃないか」と思っている方や、「興味があり始めましたが、力不足です…」と、心の声を振り絞り話してくれた方もいました。でも、「力不足は皆同じだよ」と支えたり補い合ったりしていてとてもよかったです。
皆さんに感じていただいたことは、「一人ひとりに寄り添うこと」と「思っていることの背景をきくこと」。患者一人一人において、人生の背景や状況の背景も違うので、一人ひとりに向き合った対応をしていかなければならない。ホスピスと聞くと、「あそこに入ってしまったら…」という含みが世間一般的にあるかもしれませんが、実際はホスピス(緩和ケア病棟)に入った後に回復し、退院する方もいます。緩和ケアの方の話を聞き、イメージとは違うということに気付きました。
一人ひとりの辛さ等を一緒に考え、気持ちを和らげることが緩和ケアです。決して、ホスピス(緩和ケア病棟)に入ったからといって人生が終わりということではありません。ホスピスや緩和ケア病棟でも、実はこういうことをしているというということを広く発信して市民の方に聞いてもらうことだけでも、大事なことかなと思いました。事前に情報を知っておけば、備えになるのかなと思います。
2013年11月22日
11月20日「人そだて地域そだて」
11月20日「人そだて地域そだて」
FMあすも 毎週水曜日の11時35分からは、小野寺センター長出演の「人そだて地域そだて」のコーナーです。放送内容の一部を紹介させていただきます。
11月16日は、いちのせき市民活動センター主催の「みちのくワークショップフォーラム」を行いました。集まった60名以上の参加者の内8割が今年初めての方で、フォーラム終了後は「楽しかったので来年も来たい」と感想をいただき、本当に開催して良かったなと感じます。講師の方々にも「来年は何のワークをするか、1年間で準備しよう」と話していましたね。
今年参加出来なかった方も、来年は是非楽しみにしてほしいです。行ったワークはすぐに実践できる内容のものばかりですので。
自分は「プレゼンテーション」のワークを行わせていただきました。まず、皆様は普段どんなプレゼンをしているか、困っていることや悩みを共有し、「伝える」プレゼンテーションにするためにどんな工夫やコツがあるのかを考えました。
プレゼンはまず「聞かせる場づくり」です。ガヤガヤしていると「聞いてもらえていない」と感じ不安になる。話す準備ができていないと、「間違えたり、問題が起きたりしたらどうしよう…」と不安で自分自身をコントロールできなくなる。
プレゼンをする前には必ず、“何を話すか”を組み立てる「プランニング」をしましょう。時間配分を考え、どこにポイントを置くのか等、達成目標を事前に設定しましょう。文章は起承転結で書くことが多いですが、プレゼンの場合は起転承の順で話すことを勧めます。最初に「何を話すのか」宣言し、次に結論を話す。その後で理由を述べるのが、一番相手を飽きさせないプレゼンの仕方かなと思います。重要な部分を凝縮し、要約して相手に伝えましょう。特に緊張しがちな方は「今日、これだけはちゃんと言おう」という目標をつくっておくことがプレゼンにおいては重要ですよ。
次は“見せ方”です。話を聞くだけでは伝わりにくいことは“見える化”します。絵や台詞、写真や動画等、視覚的に訴えるものを使うと、話に集中しやすく、飽きさせない効果もあり、話にインパクトをもたせられる等の強みもあります。
それから“話し方”です。大事なことは2回繰り返しましょう。また、人数が多くても参加者の目を見て話すと、こちらを向き、皆の視線を揃えることができます。話す時は、大事な部分をゆっくり話し、強弱をつけるとより伝わります。
あとは“自分自身の緊張を受け入れること”も大事です。自分は、シーンとなった時は「こういう凍った空気、嫌いじゃないですよ」とか、「皆さんシラけてますね」とか、ネタとして事前に台詞を用意しておいています。
自分の話が相手に伝わると、相手の姿勢が前のめりになったり、頷いたりします。この反応が見えると、話していて心地よく感じますね。
FMあすも 毎週水曜日の11時35分からは、小野寺センター長出演の「人そだて地域そだて」のコーナーです。放送内容の一部を紹介させていただきます。
11月16日は、いちのせき市民活動センター主催の「みちのくワークショップフォーラム」を行いました。集まった60名以上の参加者の内8割が今年初めての方で、フォーラム終了後は「楽しかったので来年も来たい」と感想をいただき、本当に開催して良かったなと感じます。講師の方々にも「来年は何のワークをするか、1年間で準備しよう」と話していましたね。
今年参加出来なかった方も、来年は是非楽しみにしてほしいです。行ったワークはすぐに実践できる内容のものばかりですので。
自分は「プレゼンテーション」のワークを行わせていただきました。まず、皆様は普段どんなプレゼンをしているか、困っていることや悩みを共有し、「伝える」プレゼンテーションにするためにどんな工夫やコツがあるのかを考えました。
プレゼンはまず「聞かせる場づくり」です。ガヤガヤしていると「聞いてもらえていない」と感じ不安になる。話す準備ができていないと、「間違えたり、問題が起きたりしたらどうしよう…」と不安で自分自身をコントロールできなくなる。
プレゼンをする前には必ず、“何を話すか”を組み立てる「プランニング」をしましょう。時間配分を考え、どこにポイントを置くのか等、達成目標を事前に設定しましょう。文章は起承転結で書くことが多いですが、プレゼンの場合は起転承の順で話すことを勧めます。最初に「何を話すのか」宣言し、次に結論を話す。その後で理由を述べるのが、一番相手を飽きさせないプレゼンの仕方かなと思います。重要な部分を凝縮し、要約して相手に伝えましょう。特に緊張しがちな方は「今日、これだけはちゃんと言おう」という目標をつくっておくことがプレゼンにおいては重要ですよ。
次は“見せ方”です。話を聞くだけでは伝わりにくいことは“見える化”します。絵や台詞、写真や動画等、視覚的に訴えるものを使うと、話に集中しやすく、飽きさせない効果もあり、話にインパクトをもたせられる等の強みもあります。
それから“話し方”です。大事なことは2回繰り返しましょう。また、人数が多くても参加者の目を見て話すと、こちらを向き、皆の視線を揃えることができます。話す時は、大事な部分をゆっくり話し、強弱をつけるとより伝わります。
あとは“自分自身の緊張を受け入れること”も大事です。自分は、シーンとなった時は「こういう凍った空気、嫌いじゃないですよ」とか、「皆さんシラけてますね」とか、ネタとして事前に台詞を用意しておいています。
自分の話が相手に伝わると、相手の姿勢が前のめりになったり、頷いたりします。この反応が見えると、話していて心地よく感じますね。
2013年09月27日
9月25日「人そだて地域そだて」
9月25日「人そだて地域そだて」
FMあすも 毎週水曜日の11時35分からは、一関市の地域づくりについてお話する「人そだて地域そだて」のコーナーです。
先日の会議で、脳卒中いわゆる「あたり」による死亡率が、男女共に岩手県が全国ワースト1だという衝撃的な事実を知りました。さらに、岩手県内の中でも一関市の死亡率が1番高いそうです。原因は定かではありませんが、見逃せない数値ですね。このような情報は、企業や工業団地、地域コミュニティ等にも情報発信がされていると思います。区長さんや自治会長さんにも資料や案内が届き、地域に広めてくださいという案内がされていると思いますが、区長・自治会長さんに情報が集中していますので整理が難しい。「一関の脳卒中の発症率が高い」という重要な事実を地域に発信しなければならないのに、資料が埋もれてしまっているかもしれません。私達が情報発信する時に、一極集中で情報発信する人を指名するのではなく、様々なアプローチが必要だと思いました。
脳卒中に関する資料はこちら
>>>>>脳卒中に関する資料.pdf
先週、大東町の摺沢地区で行った自治会リーダー研修会で、1時間ほど「住民自治と協働」というテーマでお話しをさせてもらいました。やはり「住民自治を高めていく」「住民が地域を支える・つくる」という意識が大事ですが、「興味関心をひくためには情報発信が必要」という意見が自治会長さんから出ていました。さまざまな自治会で自治会報や連絡をつくり各家庭に配布していますが、催しを開催・終了したという行事の連絡だけで、地域の実情を伝えられているものとなりえていないものがありました。地域に「高齢者が多い」「人が少ない」ということは肌で感じられても、目に見える数値で見ないと危機感や実感はもちにくいかなと思います。
河合パーソナリティーのお家には、小学生の子どもがいなくても小学校便りが届きました。小学校便りには、小学校で行われたことなどの情報が載っており、読んでいて「いいなあ」と思いました。子どもがいないお家でも、地域に子どもが何人いるかを知り、子どもを地域の宝として見守ったり可愛がったり、時には叱ってあげることも地域で子どもを支えるということだと思います。高齢者を支えるのも同じですね。日常的なコミュニケーションが根底にあり、日頃の活動に発展していく。地域の人同士の繋がりは、情報を共有する中で生まれてくるものだと思いますし、地域の情報を知らないと地域を把握ができません。共有できる場をつくり、情報を知らない人に教えるということも大切ですね。
2013年08月24日
8月21日「人そだて地域そだて」
8月21日「人そだて地域そだて」
毎週水曜日の11時35分からは、一関市の地域づくりについてお話する「人そだて地域そだて」のコーナーです。
8月21日の岩手日日新聞に、市民フェスタ13の告知記事が載りました。
「なのはなプラザだヨ!全員集合!」というキャッチフレーズを文頭に、フェスタに出場してくださる団体さん一覧と、それぞれのブースの内容等が紹介されています。「黒石焼きそば応援団ブラスト」は、事例発表が始まる前の午前中に、1階の玄関で焼きそば(限定100食)を販売してくれます。お話しを聞くだけではなく、見る・触る・食べるなど、五感を働かせるとより気づきが生まれますね。
個人的に感じている、「まち」を構成する時に大事な要素が3つあります。それは「音」「におい」「人の声」です。1つ目の「音」は、まちの中で、流行りの曲や昔懐かしい曲が流れていたり、何か作っている音やFMあすもの放送が流れていたりするだけで安心感がありますよね。2つ目の「におい」ですが、美味しそうな食べ物やコーヒーのにおい、あるいは下水道のにおいなど。まちのにおいがまちの印象になりますよね。3つ目の「人の声」ですが、まちに人が居て、会話の声が聞こえることで安心感があります。人が歩いていないまちって何かあるんじゃないかと思ってしまい、歩きにくかったり、すばやく駆け抜けてしまったりしてしまうかもしれません。
まちづくりでは、ハード整備だけでなく、そこに人がいて居心地がいい空間をつくることが、まちづくりの大事なことだろうなと思います。お祭りは人が集まり賑わいますが、音・におい・人の声が3つ揃っていますね。人それぞれ自分が安心できるスペースってあり、その大きさは人により色々ですが、人が集まるから行きたい、安心するということはありますよね。まちは、人が集まるからこそ新しい発見があり、何か買ってみよう、食べてみようとなります。人が安心できる空間をつくることがまちづくりの第一歩だと思います。
8月14日に開催したせんまや夜市の時に、千厩にある太田生花店に行きました。今はお店を占めていますが、その時は「OPEN」という看板が立てかけてあったので覗きに行くと、横浜から帰省されていた菅野さんというお嬢さんが、シルバーアクセサリーショップを開いていたんです。菅野さんは、千厩に帰省するたびに「千厩をなんとかしたい!」と思っており、即席で3日間限定のお店を開きました。生花店にあった昔のスピーカーやタンス等のレトロな家具をディスプレイにしていて、良い雰囲気が出ていました。地域の行事に合わせ、戻ってきた方がやるということが大事なところだと思います。地域や地元に住んでいると「何そんなもの」と言いがちですが、ほかの地域の方が来て「これいいですね」と言ってくれるだけで、新しい発見や気づきになります。一関には眠っている宝がたくさんありますので、それを掘り起し磨いていきたいと思います。
市民フェスタでは、あまり見かけなくなってしまった着物のよさを見直そうと、「千厩着物虫干し会」が着物や着物関連商品の販売を行います。古き良きものを見つめ直すことも大事ですし、自分達で作っていくこともすごく大事ですよね。市民フェスタでは、手作り感たっぷりな市民の力作や想いが大集合しますので、ぜひ見に来てください。今年の目玉は、大東町少年少女発明クラブさんがつくったホバ−クラフトです。乗って2〜3m移動できますので、ぜひ試乗しに・見に来てください。
2013年08月12日
8月7日「人そだて地域そだて」
8月7日「人そだて地域そだて」
毎週水曜日の11時35分からは、一関市の地域づくりについてお話する「人そだて地域そだて」のコーナーです。
テーマ「災害に対するボランティアの関り方」「限界集落問題について」
今週は小野寺副センター長と一緒に、千厩サテライトの佐々木牧恵主任も生放送に出演しました。
先日は、水害の被害を受けた東山へ復旧のお手伝いに行き、松川地区で泥だしやゴミの回収をしました。ニュース報道や話題にもなりましたが、「どんな関り方をすればいいか」「何をすればいいか」が上手く伝わらず、予期せぬ水害にどう対処しようか、迷い考えた方が多くいると思います。東日本大震災を振り返り、災害時や救急時の対応を改めて見直ししなければなと思いました。
災害ボランティアセンターは閉所し、通常の社会福祉協議会のボランティアセンターに戻りましたが、今後も復旧のために長い工程が残っていることを、みなさんに知っていてもらいたいです。「水が引いたからいいだろう」ではなく、水が運んだ泥やゴミがあります。最初の復旧作業は家財道具を外に出し、泥だしやゴミの片付けの後は、床板はがします。そして床下に溜まった泥を出し、消毒し、床板を貼り、家財道具を戻し終わり。今回、床上下が浸水した家は100棟を超えます。現在は、ゴミを片付けた程度で、まだまだこれから先、水害の被害に遭った方は復旧までもうしばらくかかりそうです。必要な部分のニーズを発掘しながら、どんな関り方をし、進めなければならないのか、その仕組みをどうするかということを考えています。
8月31日に「限界集落問題を考える」講座を開催します。自分(佐々木主任)は、東磐井地域を見て歩く中で、地域の悩みを聞いた時に「限界集落」というキーワードが話題には出ますが、半分笑い話で「うちも限界集落だしな」と開き直ってしまうことがあります。限界集落は、諦めや開き直りに使う言葉ではなく、これから地域を今のまま継続させていくかどうかを考えるきっかけの言葉だと思っています。「限界集落だから仕方ない」と言ってしまう状態をどうにかするため、一度しっかり考える機会をつくりたくて講座を開かせてもらいました。
集落人口のうち、65歳以上の人口が50%を超えた状態を「限界集落」といいます。大東・千厩の自治会ごとの“率”を出してみましたが、実際は限界集落の地区は1つもありませんでした。しかし、55歳以上の人口が50%を超える「準限界集落」に当てはまるところは多くありました。数値的な面だけでみれば、今の準限界集落が、10年後には限界集落になります。地域のおじいさん・おばあさんが心身共に元気だから、逆に問題が見えなくなっているという状況もありありますね。
<講座が行われる日時と場所>
日にち:25年8月31日(土)
◆午前の部
時間:10時〜12時
場所:室根曲ろくふれあいセンター
◆午後の部
時間:16時〜18時
場所:千厩農村勤労福祉センター
講座の詳細についてはこちらまで
>>>>>千厩講座「限界集落問題を考える」.pdf
2013年07月26日
7月25日「人そだて地域そだて」
7月25日「人そだて地域そだて」
毎週水曜日の11時35分からは、一関市の地域づくりについてお話する「人そだて地域そだて」のコーナーです。
テーマ:「行政施設」と「公共施設」
本日は河合純子さんがお休みで、代わりに塩竃一常さんがお相手を務めてくれました。7月23日に秋田県の鹿角市にある「花輪市民センター」へ視察に行き、施設の活用についてのお話しを聞いてきました。元々は公民館だった建物を指定管理制度で市民が運営するという形になっていますが、なんと、花輪市民センター独自で行っている主催事業が年間160本もあるというから驚きです。行政が建物を管理していた時から、事業の数は160本ありましたが、指定管理になってから市民主導で事業を企画し、市民から「こんな事業をやってほしい」という意見・要望を吸い上げやすくなったことで、より住民のニーズに近い事業がつくられるようになりました。さらに事業への参加者が、年齢問わずグッと増えています。公民館は地域の拠点なので、市民が課題を共有し事業を進めることができる場所であってほしいですね。
今は公共施設のありかたも変わってきています。施設の使い方に関しても、市民の「こんな使い方をしたい」という意見・提案は、1人の意見ではなく皆の意見として届けることが大事です。行政側は「市民の意見をもっと聞きたい」という考えなので、市民の声をうまく整理し組み入れてほしい。これからもそんなやり取りを通じて地域を改善していきたいですし、“市民がその場所を使ってどう楽しめるか”そこに重きを置かなければならないと思います。
◆◇◆
地域の人が思っている地域の宝や想いは地域ごとに違うので、その数だけアイデアマンが地域にたくさんいます。意識を柔らかくすれば、地域の民家を活用して何かをつくったり、公的建物の活用法を考えたりとアイデアはたくさん出てきます。公設民営ではなく、民設民営でも市民公益を担えますし、市民が公的なことをしていこうとなってきています。知恵や地域のお宝を集め、気持ちを高めていきたいですね。
