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2015年04月07日

ブログを更新しました!

スタッフリレートーク、今回は神楽についてお届けします!



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2015年03月20日

「中学生が書いた消えた村の記憶と記録」

かつやま子どもの村中学校子どもアカデミー著(黎明書房)

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 学校のすぐそばに消えた集落があることに興味をもった中学生が、県内・県外の消えた集落のくらしを現地まで出かけて直接見聞きして調べ、集落が消えた理由を明らかにする。そんな中学生がいたこと、そんな生徒たちが学ぶ中学校が日本に、しかも山村にあったことを知りました。日本の将来をも見すえた中学生たちの研究に驚嘆します。
中学生の素朴な視点での気付きや考察から、今後の日本の行く末について学ぶことの多い1冊だと思います。

 まず驚いたのは、この本をまとめた中学生たちが学ぶ中学校の存在です。
正式の名前は、学校法人きのくに子どもの村学園 かつやま子どもの村小学校・中学校 
私立中学校で、福井県勝山市にあります。

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 学校のホームページによると、この学校で、もっとも大切にされているのは「プロジェクト」という授業です。
@実際的な生活の諸問題に題材を求める
A手足を使う体験的な作業を中心とする
B子どもが興味をもって自発的にとりくむ
C活動の中で、子どもが自分自身の知識を創造する
といった特徴があります。総合的な学習の時間に該当するものかと思います。
具体的な活動としては、木工、作物の栽培、動物の飼育、料理、演劇などがあります。子どもたちは自分の属するプロジェクトを自分で決めることができます。さらに、集まった子どもと担当の大人で活動計画を立てて行います。
もちろん、国語や数学などの教科の時間はありますが、カリキュラムは公立学校より自由度は高いようです。

この本は、プロジェクト「アカデミー」での実践記録です。
中学生たちは学校の近くに消えた集落があることを知り、なぜ住民は去ってしまったのか。実際に集落の跡を訪ねて確かめ、かつて住んでいた人たちを訪ねて話を聞きます。そして町誌等の文献を読みながら考察を加えていきました。
地元勝山市内から隣接町村、そして他県へと調査の範囲は広がっていきます。

本の構成は次のようになっています。
第1章 中野俣の人とくらし―福井県勝山市(中野俣集落のくらし 中野俣が消えた理由 ほか)
第2章 横倉の人とくらし―福井県勝山市(横倉の栄えた頃 村がなくなった原因 ほか)
第3章 西谷村の人とくらし―福井県大野郡(西谷村の集落 くらし ほか)
第4章 日本各地の消えた村(徳山村の人とくらし(岐阜県揖斐郡) 脇ヶ畑村の人とくらし(滋賀県犬上郡) ほか)
第5章 私たちが考える消えた村(村が消える原因 村はのこすべきか ほか)

 最終章で中学生たちは村が消える原因を考察します。
 調査箇所は山村の豪雪地帯で、高度成長期に過疎が進んだ場所あることは容易に想像がつきます。共通する、豪雪、仕事、子どもの教育、…… このような理由で人々は村を去ったことをまとめています。また、村が消える原因をまとめるばかりでなく、村はのこすべきかを最後に問いかけます。
この本は一関市立大東図書館で借りることができます。

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2015年03月11日

「農業共済新聞 県内小中学校書写コンクール 入賞作品展示会」

「一関も仕事も全く関係ないです」シリーズ第2弾!

 時系列的にはこちらが早いのですが、本業の忙しさ度合いの関係で順番が逆になりました(2か月も前)。今回は1月11日にテレビ岩手1階のギャラリーを会場に展示された
「農業共済新聞県内小中学校書写コンクール 入賞作品展示会」を見学したレポートです。

 昨年に続いてこのコンクールに娘が出品したのですが、今回盛岡で展示していただけることになったという連絡をいただきました。なんと「佳作」!佳作の作品を見にわざわざ盛岡まで行くのも時間と労力とお金の無駄な気もしましたが、テレビ岩手のニュースで展示会が紹介された時チラッと娘の作品がテレビに映った(映ってしまった?)こともあり、「んじゃ行くか」ということに。

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今気づきましたが衣装がオズの魔法使いの時と一緒です。一張羅?

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4年生のお題は「大空」。写真は岩手県知事賞の作品(娘ではありません)

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こちらは岩手県議会議長賞(娘ではありません)。うまいっ!

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佳作!(娘です) やはり比較すると佳作は佳作ですね。でも頑張りました。親バカ!

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テレビ岩手のマスコット「わんだくん」と記念撮影。わんだくんの特技が「4の字固め」だって知ってましたか?

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テレビ岩手を後にしました。
来年も来られるといいね。


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2015年03月02日

町内会は義務ですか?

こんにちは。せんまやサテライトの佐藤です。

先日の狩野の記事に続いて私も最近読んだ本の紹介をします。

買ったはいいものの、積みっぱなしになっている本たちを、このブログで紹介することを目標に少しずつ消化できればと思います…。

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※ここでの「自治会」と「町内会」は同じものを指しています。

著者は、普段は仕事や育児をこなしながら、自身のブログで漫画評論や育児論等を綴り、本も出版しているブロガーの紙屋高雪氏。
団地の町内会長が突然亡くなって、次期会長に誰も手を挙げない中「みんなで協力し合って細々とでも続けていきたいので、形だけでも…」と頼まれ、つい引き受けてしまいます。
が、協力を約束したはずの人達はその直後引っ越して団地からいなくなってしまい、いきなりはしごをはずされた状態でスタートする著者の町内会長ライフ。

校区(自治会連合会のようなもの)の会合や行事に引っ張りだこになりながらも、他の自治会の活動も参考にして、住民アンケートを取って地域課題を解決、町内会活動を住民に知ってもらうために毎月広報を配布、携帯番号をオープンにして24時間365日相談を受け付ける等、奮闘します。

それでも会長として(または町内会として)参加ができない校区の要請には、他の町内会長や役員から嫌味を言われながらも断ってきたのですが、ある日校区の会合で“つるしあげ”にあってしまい、ポッキリ心が折れてしまいます。

「もう自治会長をやめよう」と決心するも、後継の会長に応募はなく、とうとう自治会休会についての班長会議が開かれます。

しかし、そこで「団地で夏祭りや餅つきに取り組んできたことで、かろうじてコミュニティーが成り立ち、あいさつできる関係があるのでは。このまま自治会をなくしてしまうのはもったいない」という声が上がり、「その範囲でならボランティアでやってもいい」という機運が高まりました。

そして、「休会した自治会にかわる暫定的な組織をつくりましょう」と会費なし・義務なし・手当なし”の「ミニマム町内会」ができたのでした。

この「ミニマム町内会」の具体的な中身等は実際に本を読んでいただきたいと思います。また、本の終盤部分では「自治会は今後どうしたいい?」ということについて著者の考えが述べられています。
この部分については賛否両論あるかと思いますが、著者が語る自治会の役割「親睦をふかめ、そのことがコミュニティーとしての意識を少しでも深めることができるものであれば、それこそが行政や企業にはできない、町内会として本当にやる意義のあるものではないでしょうか」という部分には、今のところ自分も同じように思います。

係になれば事前の会議や準備、当日は朝の準備から夜の反省会までということも多い自治会行事ですが、やってみれば楽しいし、今まで話したことなかった地元の人と外で会ったときに笑って挨拶できるようになったり、こういう積み重ねが地域で生きていく中でいろいろと役に立っていくんだろうなと感じています。
あとは参加しやすい仕組みをどうするかなんでしょうね。

そういうことを考える1つの参考としてこの本は役立つのではと思います。
舞台が都市部の団地町内会なので、一関市とは事情が違う部分もありますが、自治会に関する全国調査等を引用して、役員会の開催回数や会長手当の年額等のデータも掲載されているので、「他ではこんな風にやってるんだ」と読むだけでもおもしろいので、既に自治会で活動されている方や「自治会ってなに?」という方どなたにもおすすめです。

紙谷高雪氏のブログ「紙谷研究所」
URL:http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/
ブログ内の本書についての記事「本を出します 『“町内会”は義務ですか?』」
(本書の「はじめに」の部分が試し読み出来ます)
URL:http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20141015/1413298801

一関市内で本書が借りられる図書館(2015/3/2現在)
・花泉図書館
・千厩図書館
・川崎図書館

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2015年02月23日

菊池幸見著「走れ!健次郎」(祥伝社)

 東京国際マラソン、びわ湖毎日マラソンなど2月、3月は国際級のマラソン大会が毎週のように開催されています。そんなマラソンの季節に合わせたわけではないのですが、マラソン大会を題材にした小説をご紹介します。

 作者の名前は 菊池幸見さん 聞いたことある名前。
そうか地元IBC岩手放送の人気アナが本を出したのか。しかも盛岡を舞台にしたマラソン小説を。これは読んでみるかと、帯書きを見ると。


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このレースはどこかおかしい、何かが違う――
先頭集団が5キロのチェックポイントを通過したとき、地方局アナウンサー桜井剛は奇妙なことに気がついた。 盛岡初の国際マラソン大会。
スタートから男がずっと走っているのだ、沿道を。しかもトップについて! たった一人、誰の声援も受けず、なぜ彼は走り続けるのか? 実況が成功すれば、キー局への移籍も夢ではない桜井は男の存在を無視するが……。
快調にレースを引っ張るマラソン界のエース、大会を後援する大手スポーツメーカー社員、アナウンサーの妻、多くの人たちの想いが、謎のランナーに絡まっていく。 熾烈なレースの行方は? そして男のゴールとは?
やがてその走りは、観る人の心を変えていった――。爽快マラソン小説誕生!

マラソン大会の実況をテレビで見ていると、テレビカメラを意識して沿道を走るにわかランナーを時々見かけます。この物語ではトップランナーと競うように42.195kmを走り切ります。まさかと思いますがこれが物語なのです。

著者はIBC岩手放送の菊池幸見アナウンサー。岩手県人なら誰もが知る、岩手弁を駆使し面白い話をする有名アナ。この方は多彩な芸を身に着けているようで、これまでにも「泳げ、唐獅子牡丹」「翔けろ、唐獅子牡丹」を書いていることを知りました。


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全260ページの内、優に200ページはマラソン大会のスタートからゴールまでの様子を登場人物と絡めて描いています。

中継を担当する事になった地方局みちのく放送のアナウンサー、実行委員会に出世をかけて出向してきたスポーツ企業の社員、出場している選手など、大会に関わる様々な人々の人生、心理が描かれています。

大会前までの部分では物語に入って行けるか微妙でした、レースが始まってからはどんどん引き込まれ、休日午後の一気読み。
滝沢ニュータウン、小岩井農場など盛岡はもちろん、滝沢、雫石の地名がコースの中に出てきます。そして、この物語には悪い人は誰一人出てきません。だからなのか読んでいて気持ちが安らぐ1冊です。
この本、一関、川崎、千厩、室根、藤沢の各図書館で借りることができます。

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第34回舞川地区自治公民館大会

 今回は2月22日に一関文化伝承館で開催された第34回舞川地区自治公民館大会に参加してきました。

舞川地区自治公民館大会では毎年テーマを決め、講師を招いての基調講演と、地元の団体や行政区などの実践活動発表を行っているのですが、今年度は4月1日からの公民館の市民センター化を控え、テーマを「市民センター化に伴う協働のまちづくり」とし、@行政職員による市民センター化についての説明、A舞川地域課題対策協議会(以下課題協)から地域協働体設立へ向けた進捗状況等の説明、B北上市二子地区の先進地事例紹介、C全体討議という内容で開催されました。

 私は最前列に位置取り、ばっちり撮影ポイントを確保したのですが、デジカメで3枚ほど撮影した時「バッテリー容量がありません」の表示が。やってもーた・・・
 
 舞川地区では6月の地域協働体設立を目指し、規約の整備を行っているという報告があり、市からの4月から公民館が市民センターになる事への説明に対しては、「なぜ市民センターにする必要があるのか」「サービス低下に繋がるのでは?」といった質問も出されていました。

 先進地事例として紹介された北上市二子地区は規模的に舞川と同じくらいだそうで、二子さといもで有名なところです。発表を行った二子地区交流センターの及川センター長はこの日の質疑応答・意見交換を受けて、「北上市の場合も行政の説明が不十分だと感じる部分はあった。今日も舞川の皆さんの中に制度が変わる事への不安や心配な気持ちがあることが伝わって来た。しかし、地域の事は地域の人がやるのが一番だし、100%完全に準備が出来てからやろうと言ったって、やる気がなければいつまでたっても進まない。まずは走り出して、走りながら考え、不都合な部分が出たらそこで調整・修正をして行けば良いのではないか。舞川地区の地域協働体が設立し、一関で真っ先に指定管理に手を上げる事を期待しています。」と助言されていました。

 現在市内各地域で地域協働体設立へ向けた動きが加速している印象を受けます。地域づくりに限らず何事も制度や仕組みが変わる時には不安がつきまとうもの。それを払拭するにはきちんと変化に向き合って何がどう変わるのかを知る事、変化を受け入れ上手に対応していく事が必要なのではないでしょうか。そして何より「まずやってみよう」という一歩を踏み出す姿勢が大事という及川さんの話が印象に残りました。

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撮影できた3枚のうちの1枚。他の2枚は正面と逆サイドから会場を撮影したものでした。180人の参加があったとのこと。凄い!

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東山和紙活用作品展

・2月10日(火)〜2月22日(日)の期間、東山地域交流センター(東山公民館)で、東山和紙活用作品展を開催されていたので、少しのぞいてみました。
この作品展は3年連続で開催され、会場スペースには小学生以下の部・中学生の部・高校・一般の部に分かれており、ほのぼのとした作品ばかりでした。

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玄関からすぐ入ると、だるまがお出迎え。(目玉が大きい!カメラ目線!)

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自分がテーブルにつまづいたら確実に、コロコロ転がってしまうダルマ。

だるまの後の部分に、なにやら描かれている様子。

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ウサギがいる?ヒトデ(星)がいる?鏡餅がある?に見えてしまいました。

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素朴な雪だるまに癒される。

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すてきな和紙のランプ。「綺麗!」(どうやってつくるんだろうとまじまじと眺めてしまう)

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この中に、いつもニコニコしながらセンターへやってくる釉遊くらぶのIさんの作品もあるそう。(いまだにどれだろうと探しています)

この作品展では、和紙をつかって、たくさんの活用法があることに驚きました。最終日が、2月22日(日)ですので皆さんもぜひ足を運んでいただければと思います。


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2015年02月17日

プログラミング

動きのあるホームページ。

プログラミングを勉強すれば、動きのあるホームページになるとの話を聴いて、プログラミングの知識を習得中。

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HTML
CSS
JavaScript
CSS3
Canvas
jQuery
Ruby
PHP
CSSで学ぶ色の理論
Animate.css

上記の言語を学んでみて思ったのは次のようなこと。

たのしい
わかりやすい
思ったより簡単

でも、いざ自分で書くとなると大変そう…。

どの言語にも共通する「ルール」のようなものがあって
それを半角英数字と記号だけで記入していくシンプルさがとても心地よい。
なんというか、方眼紙のマス目に決められた数字を入れていくような感覚。

もっと早く挫折するかなぁと思っていたけど、やってみると次に進むのが楽しい。
近々、ホームページのHTMLとCSSを編集していく予定なので、お楽しみに!

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2015年02月12日

初笑い!新春「寄席」



初笑い!新春「寄席」



 2月11日に一関文化センターで開催された『初笑い!新春「寄席」』に、娘と義理の父(奥様の実父)と私という3世代の3人で行ってきました。

 出演は笑点でおなじみ三遊亭好楽、かつてオールナイトニッポンのパーソナリティを務めた笑福亭鶴光、衣川出身の桂枝太郎。その他前座二人と漫才のWモアモアが登場。それぞれ大小の笑いを誘い、会場を盛り上げました。(最近ホールで座るとどうも寝てしまう私は前座の二人目あたりで娘に起こされましたが・・・)

 笑いのツボは人それぞれなので何とも言えませんが、やっぱり鶴光、好楽のベテラン二人は「上手いなー」と思わせてくれました。漫才のWモアモアとか名前を聞いても全く顔が浮かばない方がほとんどだと思いますが、結成45年という芸は円熟の領域。むしろ普段ネタを見る機会がない分自分的には全部が新ネタで笑えました。少なくとも前日にR−1で優勝した「じゅんいちダビッドソン」より面白かったと個人的には思います。と言いつつR−1も決勝は3人とも結構笑えましたけどね。

 14時の開演で終わったのは16時40分近く。結構なボリュームでした。終了後はロビーで販売されていた木久蔵ラーメンと、笑点メンバーが描かれているパッケージの雷おこしを購入。他にはタオルや箸、人形焼など関連グッズも売られていましたよ。

 その後、奥様が長男を連れて迎えに来て合流。義父の誕生祝(誕生日1月でしたが・・・)と長男の期末テストに向けてのテンションアップを図り4号線の格之進さんで焼肉。御馳走するつもりが逆に義父に御馳走になってしまいました。81歳になったそうですが、また寄席にご一緒させていただけるよう、元気でいてほしいと思います(むしろ自分の心配をしろという話も・・・)。

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噂に聞く木久蔵ラーメン。3人前1050円は○ったくり?の気配がプンプンしていますが話のタネに購入。後日実食します。


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