9月25日「人そだて地域そだて」
FMあすも 毎週水曜日の11時35分からは、一関市の地域づくりについてお話する「人そだて地域そだて」のコーナーです。
先日の会議で、脳卒中いわゆる「あたり」による死亡率が、男女共に岩手県が全国ワースト1だという衝撃的な事実を知りました。さらに、岩手県内の中でも一関市の死亡率が1番高いそうです。原因は定かではありませんが、見逃せない数値ですね。このような情報は、企業や工業団地、地域コミュニティ等にも情報発信がされていると思います。区長さんや自治会長さんにも資料や案内が届き、地域に広めてくださいという案内がされていると思いますが、区長・自治会長さんに情報が集中していますので整理が難しい。「一関の脳卒中の発症率が高い」という重要な事実を地域に発信しなければならないのに、資料が埋もれてしまっているかもしれません。私達が情報発信する時に、一極集中で情報発信する人を指名するのではなく、様々なアプローチが必要だと思いました。
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先週、大東町の摺沢地区で行った自治会リーダー研修会で、1時間ほど「住民自治と協働」というテーマでお話しをさせてもらいました。やはり「住民自治を高めていく」「住民が地域を支える・つくる」という意識が大事ですが、「興味関心をひくためには情報発信が必要」という意見が自治会長さんから出ていました。さまざまな自治会で自治会報や連絡をつくり各家庭に配布していますが、催しを開催・終了したという行事の連絡だけで、地域の実情を伝えられているものとなりえていないものがありました。地域に「高齢者が多い」「人が少ない」ということは肌で感じられても、目に見える数値で見ないと危機感や実感はもちにくいかなと思います。
河合パーソナリティーのお家には、小学生の子どもがいなくても小学校便りが届きました。小学校便りには、小学校で行われたことなどの情報が載っており、読んでいて「いいなあ」と思いました。子どもがいないお家でも、地域に子どもが何人いるかを知り、子どもを地域の宝として見守ったり可愛がったり、時には叱ってあげることも地域で子どもを支えるということだと思います。高齢者を支えるのも同じですね。日常的なコミュニケーションが根底にあり、日頃の活動に発展していく。地域の人同士の繋がりは、情報を共有する中で生まれてくるものだと思いますし、地域の情報を知らないと地域を把握ができません。共有できる場をつくり、情報を知らない人に教えるということも大切ですね。
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