MICKEYBOARDS

【アカシアの通る道】(2011　アルゼンチン・スペイン)を見ました。


　　　　　　　　https://m.youtube.com/watch?v=H7v2pQ-uWLc


　　　　南米パラグアイを出発し、木材を大型トラックで運ぶ中年男は、
　　　　上司に頼まれて見知らぬ母子を乗せて
　　　　彼女らをブエノスアイレスまで送り届けることになりました。🚛

　　　　男は常時不機嫌で煙草をスパスパ吸って窓から捨てるし、
　　　　母は赤ん坊を抱っこして大荷物をたくさん持っているのに
　　　　手伝ってあげないし、見ていて腹立たしくなってきます。

　　　　どう見ても男女とも幸せそうには見えず、
　　　　周りの風景はほとんど暗くてなにも起こらないロードムービーです。
　　　　一見つまらない低予算映画のようで、
　　　　引き込まれて行くのです。全く飽きません。

　　　　出演者はほぼ3人。そのうち一人は5ヶ月の赤ん坊
　　　　台詞も控えめで、男女の素性を明かさないので観るものが
　　　　あれこれ想像するしかありません。
　　　　
　　　　　始めは母子を嫌がっていた男は、一緒にいる時間が長くなるにつれて
　　　　　だんだんと情が湧いてきた様子で、赤ん坊の喜怒哀楽に反応したり
　　　　　煙草は外で吸い荷物を持ってあげたり、と変化が見られます。

　　　　　主演女優賞はこの赤ちゃんですね
　　　　　毛量が多いふさふさ(●´∀｀●)
　　　　　赤ちゃんの笑顔や寝顔を見ると誰でも幸せになれるのですね️

　　　　　　会話劇のような映画が多い中で、本作は表情だけで見せていきます。
　　　　　　音楽もなし。
　　　　　　なぜかわからないけれど、忘れられない作品になりました＼(^o^)／

　　　　　　　　良品発掘!
　　　　　　


　　　　　　★2011年カンヌ国際映画祭
　　　　　　　　　　　　　　カメラドール(長編新人監督賞)
　　　　　　　　　　　　　　ACID Award
　　　　　　　　　　　　　　Young Critics Award
　　　　　　　　　　　　　　Grand Golden Rail

　　　　　　　　　　★2011年サンセバスチャン国際映画祭
　　　　　　　　　　　Horizons Award