【塀の中の美容室】を読んだ。
[2020年01月19日(Sun)]
桜井美奈 著 【塀の中の美容室】(2018 双葉文庫)を読みました。
題名通り、女子刑務所の中にある美容室で働く
受刑者と一般客との6つの物語。️
まだ若い受刑者が、さまざまな年齢のお客様の髪を切ったりシャンプーをします。
出所後の社会復帰に向けての技術の訓練のために開かれているこの美容室からは、
塀の中であることを忘れてしまうほどの、明るい雰囲気が伝わってきました。
入り口で携帯電話を預けたり、刑務官が常に監視していたり、
受刑者へのプライベートな質問は禁止などの制約はありますが、
取材や興味や自分の居場所として利用しに来るお客様たちに
必ずスッキリした気分で帰ってもらっていることは素晴らしいです。
「美容師」がなぜ収監されるような事件を起こしたのかが
終わりの方で明らかにされ、
彼女やその家族の未来の幸せを願わずにはいられませんでした。
希望の光が遠くの方に見えるラストに
心が温かくなりました。
とても読みやすく、優しい気持ちにさせてくれます。
私も〖あおぞら美容室〗で髪を切ってもらいたくなりました。
読了後、表紙のイラストが沁みました。
題名通り、女子刑務所の中にある美容室で働く
受刑者と一般客との6つの物語。️
まだ若い受刑者が、さまざまな年齢のお客様の髪を切ったりシャンプーをします。
出所後の社会復帰に向けての技術の訓練のために開かれているこの美容室からは、
塀の中であることを忘れてしまうほどの、明るい雰囲気が伝わってきました。
入り口で携帯電話を預けたり、刑務官が常に監視していたり、
受刑者へのプライベートな質問は禁止などの制約はありますが、
取材や興味や自分の居場所として利用しに来るお客様たちに
必ずスッキリした気分で帰ってもらっていることは素晴らしいです。
「美容師」がなぜ収監されるような事件を起こしたのかが
終わりの方で明らかにされ、
彼女やその家族の未来の幸せを願わずにはいられませんでした。
希望の光が遠くの方に見えるラストに
心が温かくなりました。
とても読みやすく、優しい気持ちにさせてくれます。
私も〖あおぞら美容室〗で髪を切ってもらいたくなりました。
読了後、表紙のイラストが沁みました。