MICKEYBOARDS

【家族の庭】(2010　英)を見ました。

　　　【ハッピー・ゴー・ラッキー】【秘密と嘘】など秀作を残した
　　　巨匠マイク・リー監督による人間ドラマです。


　　　　　https://m.youtube.com/watch?v=GyF40bi8_Bs


　　　　ロンドンに住む中年夫婦:トムとジェリー。　　🐀　🐈
　　　　夫は地質学者､妻はカウンセラー､
　　　　弁護士の一人息子は実家に時々顔を出して、
　　　　借りている畑を耕し🥕食事をしていく、典型的な勝ち組ファミリーです。


　　　　そこに集うのは、
　　　　喫煙をやめられず食べ過ぎ飲み過ぎで孤独を抱えている
　　　　トムとジェリー夫妻とは正反対の人々。

　　　　なんの変哲もない日々が淡々と過ぎ季節が巡り
　　　　ほぼ会話のみで進んで行きます。

　　　　見る人によっていろんな見方があります。
　　　　痛々しい人たちをコメディチックに見ることもできるし、
　　　　素晴らしい家族を作った夫妻を『友人たちを可哀想、と見下げているイヤな奴ら』と見ることもできます。
　　　　シニカルで辛辣な描写に気持ちがざわざわします。

　　　　マイク・リーは意地悪な女を描くのが好きですね。

　　　　「人々の喜怒哀楽を優しくみつめて」
　　　　「穏やかにして愛情溢れる触れあい」
　　　　「ここに集まると、喜びは倍に悲しみは半分になる」の
　　　　　　　　キャッチコピーはどれも当てはまりませんね。。。


　　　　
　　　　　あれこれと考えさせられながら、何も解決しないでラストを迎えます。

　　　　これぞマイク・リー監督。


　　　　　　2020年、ねずみ年の初映画がトムとジェリーだったから
　　　　　　　　　幸先良いかも。。。