【目の見えない白鳥さんとアートを見に行く】を読んだ。
[2021年10月28日(Thu)]
川内有緒 著 【目の見えない白鳥さんとアートを見に行く】
(2021 集英社インターナショナル)を読みました。
https://www.shueisha-int.co.jp/mienaiart
白鳥健二さん、51歳、全盲。
年に何十回も美術館に通う❬美術鑑賞家❭
このタイトルに惹かれますね。
目の見えないひとがアートを見る
どのように?触ったり、音声ガイドを聴く?
同行者が詳しく細かく解説するのを聴きながら見るのです。
見方はひとそれぞれで、草原に見えたり湖に見えたりすることが
面白いです。
アートは自由に見ていいのだと再認識しました。

著者は絵について白鳥さんに説明しているうちに、
新たなことに気づいていきます。
氏は一般的な解説を求めているのではなく
(それなら音声ガイドや点字資料で充分)
作品全体の雰囲気を体験するために
晴眼者と足を運び楽しんでいるのです。
【バウルの歌を探して】で川内有緒と出逢い、
私にとって長年探し続けていた謎を究明できた
衝撃的な一冊だったので、
著者の新作には期待が大きかったです。
️
️
ノンフィクション作家:高野秀行氏も絶賛していた本作を読める日が
待ち遠しくてたまりませんでした。
著者は白鳥さんや仲間を囲んで障害についてストレートに語り合い、
氏の人生、アート鑑賞をする意味を見いだし、自身が抱いていた偏見に
考えさせられます。
最も印象的だったのは、
「もしも手術で目が見えるようになるとしたら、
受けたい?」の質問に、
『子ども時代に戻って見えるようになるのならいいけど、
今の年齢で急に見えるようになってもねぇ。。
もう慣れているから、このままがいいよ(^◇^)』と答えた
白鳥さん。
白鳥さんは美術館が大好きなのです。
人間の深さを感じられた335頁でした。
掲載されているアート作品
ピエール・ボナール、 パブロ・ピカソ、クリスチャン・ボルタンスキー、
大竹伸朗の絵画、興福寺の仏像、障害がある人の作品、
風間サチコの木版画、マリーナ・アブラモヴィッチの《夢の家》など。
(2021 集英社インターナショナル)を読みました。
https://www.shueisha-int.co.jp/mienaiart
白鳥健二さん、51歳、全盲。
年に何十回も美術館に通う❬美術鑑賞家❭
このタイトルに惹かれますね。
目の見えないひとがアートを見る

どのように?触ったり、音声ガイドを聴く?
同行者が詳しく細かく解説するのを聴きながら見るのです。
見方はひとそれぞれで、草原に見えたり湖に見えたりすることが
面白いです。
アートは自由に見ていいのだと再認識しました。

著者は絵について白鳥さんに説明しているうちに、
新たなことに気づいていきます。
氏は一般的な解説を求めているのではなく
(それなら音声ガイドや点字資料で充分)
作品全体の雰囲気を体験するために
晴眼者と足を運び楽しんでいるのです。
【バウルの歌を探して】で川内有緒と出逢い、
私にとって長年探し続けていた謎を究明できた
衝撃的な一冊だったので、
著者の新作には期待が大きかったです。


ノンフィクション作家:高野秀行氏も絶賛していた本作を読める日が
待ち遠しくてたまりませんでした。
著者は白鳥さんや仲間を囲んで障害についてストレートに語り合い、
氏の人生、アート鑑賞をする意味を見いだし、自身が抱いていた偏見に
考えさせられます。
最も印象的だったのは、
「もしも手術で目が見えるようになるとしたら、
受けたい?」の質問に、
『子ども時代に戻って見えるようになるのならいいけど、
今の年齢で急に見えるようになってもねぇ。。
もう慣れているから、このままがいいよ(^◇^)』と答えた
白鳥さん。
白鳥さんは美術館が大好きなのです。
人間の深さを感じられた335頁でした。
掲載されているアート作品
ピエール・ボナール、 パブロ・ピカソ、クリスチャン・ボルタンスキー、
大竹伸朗の絵画、興福寺の仏像、障害がある人の作品、
風間サチコの木版画、マリーナ・アブラモヴィッチの《夢の家》など。