【Bitter Money 】を観た。
[2019年11月26日(Tue)]
【苦銭/苦い銭】(2016 フランス・香港)を見ました。
https://m.youtube.com/watch?v=mSXj5d7f41w
監督:Wang Bing 王兵(ワン・ビン)
撮影:前田佳孝、リュウ・シャンホイ、シャン・シャオホイ、ソン・ヤン、ワン・ビン
小敏(シャオミン): 16歳、雲南省巧家県出身、女性
小孫(シャオスン):18歳、雲南省巧家県出身、男性
元珍(ユェンチェン):24歳、雲南省巧家県出身、女性
蘭蘭(ランラン):19歳、安徽省出身、女性
厚琴(ホウチン):19歳、安徽省出身、女性
凌凌(リンリン):25歳、安徽省出身、女性
二子(アルヅ):32歳、安徽省出身、男性
方兵(ファン・ビン):29歳、安徽省出身、男性
老葉(ラオイエ):45歳、安徽省出身、男性
黄磊(ホアン・レイ):45歳、安徽省出身、男性
監督のことば☞
雲南の故郷を離れて、出稼ぎ労働者が多く働く中国東海岸の街へと向かう、3人の若者の姿を追う場面から始まります。
カメラはそれぞれの人物に近づき、彼らの過酷な労働の日々にあらわれる感情や、
賃金を受け取ったときの失望を捉えます。
中国社会では、現代ほど「金」が重要な時代は、これまでにありませんでした。
今、誰もが裕福になりたいと願っています。
しかし現実から見れば、それは誰もが空想の中に生きていると言うしかありません。
目にする限り、人生とは不毛です。
幻想と失望に満たされた時代にあって、従順な人生を送るために、
私たちはしばしば自分の気持ちさえ欺いているのです。
“流れゆくこと”は、今日の普通の中国人の重要なテーマです。
私は、彼らの物語を語るために、カメラのショットや捉える人物をずらしながら、
ある被写体から別の被写体へ、焦点を揺らすようにひとつに絞らずに撮影しました。
ドキュメンタリー映画にして
第73回ベネチア映画祭で脚本賞&ヒューマンライツ賞を受賞しました
現代の中国の経済が彼らの過酷な仕事によって作られていることを
あらためて知りました。
本作はナレーションも音楽もなく、
延々とカメラを向けられているのですが、
どうやったらあんなに近くで撮れるんだろう、と不思議です。
監督は『カメラの存在を消す』と言っているそうです。
163分の長編ですが私は退屈しませんでした。
日本でMade in China の衣服はよく売られています。
どこで、どのように作られていたのか、
これからはタグを見るたびに
この作品に出てきた工場や街並みを思い出すでしょう。
未来も希望もないけれど、たくましく生きていこうとする
中国の出稼ぎ労働者たちのパワーで
暗いテーマのはずが暗くはなかったです。
みーーんなスマホを使っているので
なんだか笑いました(≧▽≦)
https://m.youtube.com/watch?v=mSXj5d7f41w
監督:Wang Bing 王兵(ワン・ビン)
撮影:前田佳孝、リュウ・シャンホイ、シャン・シャオホイ、ソン・ヤン、ワン・ビン
小敏(シャオミン): 16歳、雲南省巧家県出身、女性
小孫(シャオスン):18歳、雲南省巧家県出身、男性
元珍(ユェンチェン):24歳、雲南省巧家県出身、女性
蘭蘭(ランラン):19歳、安徽省出身、女性
厚琴(ホウチン):19歳、安徽省出身、女性
凌凌(リンリン):25歳、安徽省出身、女性
二子(アルヅ):32歳、安徽省出身、男性
方兵(ファン・ビン):29歳、安徽省出身、男性
老葉(ラオイエ):45歳、安徽省出身、男性
黄磊(ホアン・レイ):45歳、安徽省出身、男性
監督のことば☞
雲南の故郷を離れて、出稼ぎ労働者が多く働く中国東海岸の街へと向かう、3人の若者の姿を追う場面から始まります。
カメラはそれぞれの人物に近づき、彼らの過酷な労働の日々にあらわれる感情や、
賃金を受け取ったときの失望を捉えます。
中国社会では、現代ほど「金」が重要な時代は、これまでにありませんでした。
今、誰もが裕福になりたいと願っています。
しかし現実から見れば、それは誰もが空想の中に生きていると言うしかありません。
目にする限り、人生とは不毛です。
幻想と失望に満たされた時代にあって、従順な人生を送るために、
私たちはしばしば自分の気持ちさえ欺いているのです。
“流れゆくこと”は、今日の普通の中国人の重要なテーマです。
私は、彼らの物語を語るために、カメラのショットや捉える人物をずらしながら、
ある被写体から別の被写体へ、焦点を揺らすようにひとつに絞らずに撮影しました。
ドキュメンタリー映画にして
第73回ベネチア映画祭で脚本賞&ヒューマンライツ賞を受賞しました
現代の中国の経済が彼らの過酷な仕事によって作られていることを
あらためて知りました。
本作はナレーションも音楽もなく、
延々とカメラを向けられているのですが、
どうやったらあんなに近くで撮れるんだろう、と不思議です。
監督は『カメラの存在を消す』と言っているそうです。
163分の長編ですが私は退屈しませんでした。
日本でMade in China の衣服はよく売られています。
どこで、どのように作られていたのか、
これからはタグを見るたびに
この作品に出てきた工場や街並みを思い出すでしょう。
未来も希望もないけれど、たくましく生きていこうとする
中国の出稼ぎ労働者たちのパワーで
暗いテーマのはずが暗くはなかったです。
みーーんなスマホを使っているので
なんだか笑いました(≧▽≦)