脳損傷リハビリ講習会を開催 [2011年11月20日(Sun)]
![]() 「いわて脳損傷リハビリテーション講習会」を11月19日(土)午後1時から建設会館(盛岡市松尾町)で開催し「高次脳機能障がい者が地域で自分らしく生活するために」をテーマに講演とシンポジウムを行いました。 今回の講習会は総合司会の高山瞳副代表の開会で始まり、最初に主催者を代表して実行委員長の高橋明 (財)いわてリハビリテーションセンター理事長から「この講習会も今回で15回目を数えるが、会を重ねるごとに高次脳機能障がい者支援の取り組みや活動もステップアップしてきている。今後も出席者のみなさんのご理解とご支援をお願いする。」との挨拶があり、引き続き、この講習会を最初から支援(助成)してきた(社)日本損害保険協会の杉田純一業務企画部長から講習会の成功と今後の活動に期待するとのご挨拶がありました。 ![]() 最初に、基調講演を岐阜医療科学大学 保健科学部看護学科の阿部順子教授から「地域生活の自立を支援する生活版ジョブコーチ」というテーマで行っていただきました。 ![]() 阿部先生は、「交通事故などで脳に外傷を負うことによって、その後遺症を抱える「高次脳機能障がい者」の生活実態や在宅ケアニーズ調査から、これまで在宅の支援にほとんど手が付けられてこなかった。また、その多くは家族のケアに頼ることが多く見られた。」と話しています。 こうした中、先生は、高次脳機能障がいによる色々な障がい特性に対し、それぞれの生活の場面で自立に向けた支援ができないだろうかと考え、日本損害保険協会からの研究費助成を受けて、自立に向けた支援として「生活版ジョブコーチ」派遣試行事業を昨年度から開始しているとのことです。 今回の講演では、この派遣事業の実際を、全国では初めての公開ということで、DVDにより事例を紹介していただきました。 この派遣試行事業には、全国で10か所がモデルとして取り組んだということですが、講演後のシンポジウムには試行に参加した北海道札幌市にあるコロポックルと愛知県豊橋市の笑太鼓の指導員と家族代表にご出席をいただき、ご報告をいただきました。 阿部先生のご講演の様子を、地元の新聞「岩手日報」(11月20日朝刊)では、次のように報道しています。 ![]() (岩手日報11月20日朝刊抜粋) シンポジウムでは、みやま会地域活動支援センター滝沢の日景通センター長からは、盛岡広域でのMy夢を中心とした相談支援活動の様子などを報告していただきました。 NPO法人コロポックルさっぽろの斎藤嘉須美主任生活指導員からは、高次脳機能障がい者に対する生活版ジョブコーチの事例を報告していただき、特に、行動が定着するまでの過程として、洗濯機の操作がスムーズにできるようになる、洗濯物の干し方やたたみ方が要領よくできるようになった。などのお話に非常に感動しました。 NPO法人 高次脳機能障害者支援「笑い太鼓」の星川広江家族会代表からは、家族の思いを熱く語っていただき、特にも、高次脳機能障がい者を支援する8施設を運営していること、そして、日中活動の場と住まいの場(グループホーム)を整備し、「親亡き後」を考えた取り組みには、会場の皆さんも非常に驚き、感心しておりました。 コーディネーターは、イーハトーヴ顧問の菊地が務めましたが、星川さんの「わしら〜家族はよ、色々と考えてよ、そりゃいろいろと準備や建物を造るけど、後の運営は、一切、専門の先生方にゃよ、任せて、家族は一切口出ししにゃけんよぅ〜しとぉるよ。」という言葉が今も耳の奥に残っています。 最後に「私たちは、これまでは通所型のサービスに傾注してきましたが、当事者の生活に寄り添う、それぞれの生活場面での支援を考える必要がある。そのためには、訪問系のサービスも考えていく必要があると思う。今日、阿部先生等からお話のあった「生活版ジョブコーチ」の取り組みを、今日をスタートにみんなで考えていこう!。」というまとめをさせていただき、シンポジウムを閉じました。 遠路ご出席をいただいた講師先生とシンポジストの皆さん、お疲れ様でした。また、ありがとうございました。 また、ご聴講いただきました皆さん、ありがとうございました。 |










