蔵王とうふ作り研修記 [2007年08月22日(Wed)]
お盆休みを利用して、代表の橋本が蔵王に豆腐づくり研修に行って参りました!
![]() ここでは1日に1,000〜2,000丁のもめん豆腐が製造されていて、職員さんが出勤するのは朝の4時〜5時台!7時位になると所員さん(障害をもつ利用者さんですね)たちも続々と出勤してきて、めいめいに仕事に取り掛かります。 前日に洗っておいた大豆をざるですくって機械にかけ、豆乳をつくるところから始まり、にがり打ち、型いれ、豆腐切り、豆腐あげ、包装・・・というサイクルを昼まで繰り返し行います。 驚いたのは、職員さんが何も言わなくても所員さん達が仕事を進めていくこと。後片付けを含め、所員さん達だけで進めている工程がかなりありました。おおまかに担当は決まっているようなのですが、臨機応変にあれこれと動かれている姿にびっくり。 「10年もやっているから。」と職員さんはさらりと仰っていましたが、下請け作業などを10年以上続けている授産施設はざらにあっても、こんな風にいきいきと障害者が働く現場は一体どのくらいあるでしょうか? 目の前に豆腐づくりという確固とした仕事があって、職員さんや仲間の働く姿、完成した商品が毎日出荷されていく様子を目の当りにすることで、誰から何も言われなくても働くことの意味が自然に理解されていくのでしょう。 はらから会の武田会長が著書「豆腐づくりは夢づくり」(きょうされん発行、ひょうたんカフェでも好評販売中 ![]() 本当に山奥にある作業所で驚きましたが、夜は星がとんでもなく綺麗で、グループホームの奥さんに連れて行っていただいた温泉も素晴らしかったです ![]() こんな大自然の中で自閉症はじめ障害のある方々が朝早くから豆腐をつくって毎日全国に送りだしている・・。そしてそれを支える職員の方たち。 これはもう豆腐が美味しくてあたりまえですねえ。私自身すずしろのもめん豆腐の大ファンなんですが、なんでこんなに美味しいのかが理屈ではなくわかった気がします。 研修の2日目から4日目は「えいむ亘理」でよせ豆腐、ざる豆腐などを作る実習をさせていただきました。工房を立ち上げたときに作るのと同じ製法を教えていただいたのですが、う〜ん、奥深いですね。豆乳をまわしてとめるコツがなかなか掴めなくて苦労しました。(見てると簡単そうなんですが、実際やると難しいのです ![]() はらから会の森さん(最近NHKTVにも出演されたのでご存知の方も多いですね)仰るに、豆腐の固まり具合で誰がにがりを打ったのかわかるんだそうです。やはり豆腐も人なんですね・・。 ![]() どこまでも緑の田んぼが広がる夏の東北の風景も本当に美しくて、帰る頃には名残惜しいような・・。 親身にご指導くださったえいむ亘理の遠藤さんはじめ、お世話になったはらから会の皆様、本当にありがとうございました。 さてさて、来年春に予定している豆腐工房立ち上げまでにやらなければならないことがたくさん! 今回の研修で得たパワーをもとに、気合を入れなおして名古屋で頑張ります。 |