お豆腐到着! [2006年08月24日(Thu)]
![]() 午後2時半頃に宅急便で発泡スチロールに入ったお豆腐が到着したとたん、デイのメンバーさん達が一斉にわっと集まってきて、この写真のような光景が展開されました。女3人寄って、黙々と荷解きをしています。スタッフはハサミを出したりはしましたが、全く入り込む隙なしでした・・。 一番奥に写っているMちゃんには、荷物着いたら手伝ってね〜と一応声をかけていたのですが、こんな風に皆でやってくれるとは思ってもみなかったので、何だかじ〜んとしてしまいました。 ひょうたんカフェは今のところ「デイサービス」という形態で障害者支援をしており、授産施設や作業所のように「仕事の場」という位置付けはしていません。 ゆくゆくは豆腐事業を就労の場に展開していきたいという思いはありますが、今のところはデイのメンバーさんに対して殊更に「豆腐の仕事」をアピールしすぎないように気をつけているつもりでした。 でも思いがけないこの光景に出会い、自分のこざかしい配慮が馬鹿馬鹿しく思えてきましたね。 彼女達は私の浅はかな配慮などゆうに超越しているし、実は私が朝から豆腐のことで頭が一杯なのも、何も聞かなくても多分わかっていたのでしょう・・。 一番手前で背中を見せてるMちゃんは、ダウン症で心臓障害一級なんです。いつ心臓が止まってもおかしくないとお医者様には言われているそうです。この8月の暑さで体調をくずし、まだ本調子ではないのに本人が行くと言って聞かないので・・ということで今日もはるばる緑区からヘルパーさんとやってきました。通うだけでも体力的には精一杯だと思うのですが、競い合うようにして梱包を解いていますね・・その生きる気迫が怖いくらいです。 社会の中で必要とされ、周囲に認められて生きることが人としての最大の幸せであることは、障害があってもなくても同じ。(→これ、ひょうたんカフェの設立の理念のひとつです) 彼女たちは自分の人生の幸せに向かってひたむきに進んでいく力を持っている。私は彼女たちについていけばいいんだ、彼女たちの声に耳を澄ませればおのずと進むべき道が開けてくる・・。そう思えたことで、肩の力が抜けました。 |