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2006年04月17日

共に生きる(HIV/AIDS)

「HIV≠AIDS≠死」

HIVに感染してもAIDSの状態になるまで
何もしなくても数年〜十数年かかるわけで
HIVに感染した=AIDSというわけではない。

さらに、
AIDSの状態になる前に
HIVに感染していることがわかれば
服薬によって、
AIDSにならないようにすることができる。
つまりは、数年〜十数年どころではなく、
天寿をまっとうするまで
AIDSにならないようにできるのだ。

しかも、服薬を開始するのは、
体を守る免疫の働き具合と、
体の中のHIVの量を見て
お医者さんが判断するので、
HIVに感染していることがわかっても
「今は服薬せずに、様子を見ましょ」って場合もある。
(免疫の働きがよく、血液中のHIVが多くない場合)

そして、もし、AIDSを発症したとしても
一つ一つの症状については治療できるので
AIDS=死でもない。

それでも、今の日本でも
AIDSがもとで
亡くなっている人がいるのも事実。
なぜなら、
症状からHIVに感染しているかどうかは
判断できない
から
AIDSだということに気付かず
適切な治療がなされないまま
様々な合併症を引き起こしてしまう

っていうケースがあるから。

「HIVに感染しているかも?」と
誰かが思いつかない限り
適切な治療ができないのだ。

また、HIV感染を知っていながら
適切な治療をせず(先延ばしにして)
合併症を引き起こしてしまうケースも。

現在の医療では
体内のHIVを完全に取り除くことはできないけれど
適切な治療をすれば、
命に関わるわけではない。

高額な治療費がかかるといっても、
様々な社会保障制度を利用すれば
個人負担は0〜数万円程度で済む。
※健康保険、障害者年金、自治体による医療費補助、
生活保護など利用できるツールはたくさんある。

HIVに感染していると、セックスもできないし、
ましてや子どもなんて持てないって思う人もいるけど
HIVに感染していてもSaferSexすればいいわけだし、
自分の子どもをつくることも可能。
(ゲイの俺は、もともと子どもつくれないんだけどー)

HIVと共に生きる。
みんなで共に生きる。
そんな時代になりつつあるのだ。
posted by ふとし at 15:29| Comment(0) | HIVの超基本

2006年04月10日

HIV抗体検査

HIVに感染しているかどうかは
見た目や症状からは判断できない。


「HIV≠AIDS」でちょっとふれたけど
HIVに感染してからAIDS関連症候群があらわれるまでには
数年〜十数年かかるので、その間は無自覚・無症状だし、
AIDSの諸症状というのは、体力が低下しているときに起こりやすい症状なので
症状からはAIDSと判断できないのだ。

というわけで、HIVに感染しているかどうかを知るには
感染が心配な行為があってから3ヵ月後
「HIV抗体検査」という血液検査を受けるのが手っ取り早い。

検査は全国の保健所無料・匿名で行っている他、
病院など医療機関でも受けられるところもあるし(有料・名前が必要)、
東京都南新宿検査・相談室のような検査の専門機関もある。
API-Net(エイズ予防情報ネット)のHP
全国の検査情報(検査できるところや相談先)が載っているので活用しよう。
また、ネットを利用した検査(送付された検査キットを送り返し、結果をネット上で確認)なんかもあるけど
これだと検査結果を一人きりで知らされることになる。
一人きりというと、良さそうに感じるけれど、
「陽性」や「要確認」という判定ができたときに
正しい情報を伝えてくれる専門家や、
相談できるカウンセラーもいないわけで、
パニックになりやすいので注意が必要。

【HIV抗体検査のしくみ】
HIVに感染すると、人間の体はHIVと闘うために
抗体というものをつくる。
この抗体があるかどうかを調べるのがHIV抗体検査。

HIVに感染した場合、
HIVが体の中に入ってから、抗体ができるまでの期間に
個人差があるので、
感染の不安がある行為があった日から12週間経過してから
検査を受けないと、正確な結果がでない。
逆にいうと、抗体検査では
検査を受けた日から12週間前の状態がわかる。

また、抗体検査というのは、
HIVの抗体を発見するための検査なのだけれども、
体の中にHIVの抗体と似たようなものがあると、
これを見つけて「HIVの抗体かも?」って結果が出ることがある。
検査結果で「要確認」とか「要再検査」なんて出るのは
こういう理由。
その日のうちに結果がわかる検査(即日検査・迅速検査)では
検査の感度をあげるため、
この「HIVの抗体かも?」というのが出やすくなっている。

ちなみに検査結果が「陰性」と出た場合は
「HIVの抗体」も「HIVの抗体かも?」ってやつも
どちらも見つからなかったということなんで
生まれてから検査の日の12週間前までは、
確実にHIVに感染してなかった
ことになる。


posted by ふとし at 11:20| Comment(0) | HIVの超基本

2006年04月01日

HIVの感染経路

HIVの感染経路は
血液感染
母子感染
性行為感染

の3つに分類される。

血液感染とは
輸血や臓器移植、針刺し事故、注射針の使い回しなどにより
HIVを含んだ血液が直接血管に入る行為によって感染すること。

母子感染とは
出産や授乳を通してHIVに感染している母から子に感染すること。

性行為感染とは
文字通り性行為による感染のこと。

HIVに感染する条件が

感染力のあるHIVを含んだ体液粘膜
直接」かつ「十分な量・時間」接触すること。

なので、感染力のあるHIVを含む体液が粘膜に接触する性行為で感染の可能性がでてくる。

では、感染力のあるHIVが含まれる体液とは?

具体的には、HIVに感染している人の体液のうち
1血液
2精液
3カウパー腺液(いわゆる「先走り」「我慢汁」)
4膣分泌液
5母乳
以上1〜5が当てはまる。
逆にいえば、HIVに感染している人でも
これ以外の体液には、感染力のあるHIVは含まれない
つまり唾液や汗から感染することはない

一方、粘膜とは、体の中で皮膚で覆われていないところだから。
口の中
肛門(直腸)
ペニスの先(尿道口)

などが当てはまる。

以上をふまえて感染力のあるHIVを含む体液粘膜に接触する性行為を具体的に考えると

相手の性器を舐める行為
フェラチオなら精液カウパー腺液口の中の粘膜に接触。
クンニリングスなら膣分泌液口の中の粘膜に接触。

挿入する行為
膣性交なら膣分泌液ペニスの先(尿道口)に接触。
肛門性交なら血液ペニスの先(尿道口)に接触。

挿入される行為
膣性交なら精液カウパー腺液に接触。
肛門性交なら精液カウパー腺液肛門に接触。

つまり「舐める」「入れる」「入れられる」行為で感染の可能性がでてくる。
posted by ふとし at 19:09| Comment(0) | HIVの超基本